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茅場晶彦の編集履歴

2020-09-07 14:39:27 バージョン

茅場晶彦

かやばあきひこ

『ソードアート・オンライン』の登場人物。

CV:山寺宏一

人物

量子物理学者、天才的ゲームデザイナーとして知られ、桐ヶ谷和人にとっては憧れの人物だった。マスコミを嫌っており、メディアへの露出は少ない。


学生時代から天才としての頭角を表しており、既に数億の資産を築いていた一方、自身の目的の為なら手段を選ばない危うさを垣間見せていた。また、本作に登場するVR技術のほぼ全てが彼の理論を元に組み上げられている。

天才科学者と言う外面からは想像もできないが、内面では幼少時から夢見ていた「異世界」へと旅立つことを狂的に渇望しており、元々VR技術もそのために生み出されたもの。


夢見た空に舞う鋼鉄の城「アインクラッド」とナーヴギア完成後、1万人のプレイヤーを道連れにSAOデスゲーム化を宣言。

ゲームマスターとしてゲームを監視する一方、一般プレイヤーを装い団長としてSAO最強のギルド《血盟騎士団》を育て上げ、進行役として攻略を先導しSAOプレイヤー達を導いてきた。

初めて確認されたユニークスキル《神聖剣》の使い手であり、その有り得ないほどに高い防御力から他とは一線を画した強さを誇り、彼のアバター「聖騎士ヒースクリフ」は最強の名を欲しいままにしていた。

しかし、75層突破後にキリトにその防御力の正体(システム的不死)、そしてプレイヤーとしての彼の正体を看破される。その報酬として本来の予定を前倒しにして、SAOクリアを賭けたキリトとの激闘の末、プレイヤーとしては勝利を収めるもキリトとアスナの絆が巻き起こしたゲームシステムを超越した奇跡により相打ちに近い形で敗れた。

その際肉体的には死亡したが、脳のスキャニングを実行、その精神はネットの海を漂い生も死も超越した存在となりALOでのキリトの窮地を救い、同時に「世界の種子」VRワールド制作プログラム「ザ・シード」を託しネットの海に消えていった。


作品紹介に書かれている「―――これはゲームであっても遊びではない」という言葉は、元々彼がマスコミからのインタビューで語っていたものである。


自分の理想の世界の為に1万人を巻き込み4000人を殺す事となった惨事の張本人だが、やろうと思えばいくらでも不正な手段をとれる立場でありながら、基本的に卑怯な手段はとらなかった。

  • デスゲームの犯行声明を出した後、囚われたプレイヤーたちの肉体をどう対処すべきか現実世界に通知し、医療バックアップ体制が整うまで猶予も与えた。しかし、これを信じなかったプレイヤーの周囲の人物がナーヴギアを強引に外した結果、少なくない数の犠牲者が出ている。
  • SAOで起こる現象には可能な限りリアリティーを追求し、かつ理不尽な事態に陥らないよう設定した。強敵モンスター攻略も、情報が揃っていてレベルも十分ならば普通にクリアできるようにしていた。
  • キリトとの決戦では他の攻略組プレイヤー全員を管理者権限で麻痺させたが、これは邪魔が入らない状況下でキリトと純然たる一騎撃ちを望んだため。その後システムの限界を超えた彼に討たれても、潔く負けを認め、自分が倒れる寸前にHPを全損したアスナ共々生還させた。

そのため、帰還後のキリトは茅場に対し複雑な感情を抱いており、最終的に「やったことについては今でも許すわけにはいかないが、憎みまではしない」という形にアスナ共々落ち着いている模様。


作中ではデスゲーム宣告のローブを羽織ったアバター、血盟騎士団団長ヒースクリフのアバター、そしてリアルでの白衣を纏った姿の三つの姿を持つが、pixivではこのタグはリアルでの姿、ヒースクリフ双方に使われているようだ。


与えた影響

SAO事件、そして茅場の存在は、VR技術を危険視する思想、逆に新たな可能性を後の世に示すなど、数多くの影響を与えた。しかし、そのほとんどが新たな事件の火種になっている



人間関係

家族構成は不明。

独身のまま生涯を終えたが、大学時代から後輩である神代凛子と交際しており、茅場も彼女のことを「浮世離れしていた自分を現実に繋ぎ止めてくれた大切な人」と最後まで想い続け、自分の死後に彼女に累が及ばないようにダミーの小型爆弾を彼女の体に取り付けることで「凛子は自分の命を盾に自分に脅され、犯行に加担した」という偽装工作を行うことで彼女の身を守ろうとした。アリシゼーション編においてはオーシャン・タートル爆破の危機に際しロボットのニエモンに自己の意識をインストールして凛子とキリトたちの窮地に駆けつけ、上述の自分の秘めてきた凛子への想いを打ち明けると同時に爆弾を解除して皆の危機を救うと再び姿を消した。

同じく後輩に須郷伸之比嘉健がおり、比嘉からは尊敬されていたようだが、須郷からはその才能と凛子との交際を妬まれており、後に「フェアリィ・ダンス編」における事件を引き起こすことになる。

恩師である重村徹大とは「アーガス」の外部取締役とゲーム開発者というビジネスパートナーの関係であると同時に、の命を奪った加害者と遺族でもある。重村の場合は茅場への憎悪よりも自分自身への怒りから、「オーディナル・スケール編」における事件を引き起こすことになる。


関連イラスト

ゲームクリアおめでとう...ようこそアインクラッドへ。


関連タグ

ソードアート・オンライン 茅凛

マッドサイエンティスト 全ての元凶 黒幕

蛮野天十郎,檀黎斗...肉体の死後もデータ化して活動していた技術者系の黒幕仲間。特に後者はデスゲームを引き起こしたという共通点がある。(ただしこちらはゲームをエンターテインメントの一つとして考えており、一応コンティニュー可能にしていた可能性があり、他にも救済措置は用意されていた可能性が考えられるが、自身の死後バグスター達に改悪されてしまった。)

神崎士郎...デスゲームと己の世界を作り上げ肉体をなくしても活動していた科学者系黒幕かつラストバトルではチート持ちにも関わらず黒い剣士に負けてしまったつながり


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