演:ミランダ・リチャードソン
概要
『ハリー・ポッター』シリーズに登場する女性。(4巻〜)
カールしたブロンド、メガネをかけた中年女性で、派手な化粧に服装、ワニ革のハンドバックを愛用する。
邦訳では語尾に「ざんす」とつける所謂山の手言葉を使っている。
仕事はジャーナリストで、『デイリー・プロフェット(日刊予言者新聞)』の記者で、モリー・ウィーズリーが愛読する『週刊魔女』にも記事を出している。
また伝記作家でもある他、闇の帝王が生き残った男の子によって退けられた直後に行われた死喰い人の裁判を傍聴して記録を取っていたこともある。
実態
自動速記羽ペンなるものを駆使し、インタビュー相手の発言を曲解・魔改造する悪辣ジャーナリスト。
ほとんど捏造レベルで中傷記事を連発する。
ある意味取材能力には確かなものがあり、動物もどき(アニメーガス)でコガネムシになり気づかれず近づき、相手の身辺を漁る。
通常はミネルバ・マクゴナガルのように動物もどきは魔法省への登録が義務化されているが、彼女はハリーの親やその友人たち同様に非合法の動物もどきである。
更に後述のインタビューにて真実薬(ベリタセラム)という自白剤を使っており、この薬の所持と使用は魔法省が制限を掛けているためにこちらも違法行為である。
いわばマスゴミの擬人化で、作者一級の皮肉・揶揄が含まれているキャラクター。
結末
作中で中傷したハーマイオニー・グレンジャーの逆鱗に本気に触れてしまい、ハーマイオニーに非合法の動物もどきであることがバレてしまい、ビンに拘束された。
その後、彼女に脅迫され、ゼノフィリウス・ラブグッドの「ザ・クィブラー」にハリーの独占記事(闇の帝王の帰還と死喰い人の告発)を書かされた。
その後はどうやら解放されたようで、アルバス・ダンブルドアについての伝記を彼の死後に出版。
この内容は彼とゲラート・グリンデルバルドの若き日の交流、スクイブの妹を殺害した可能性を始めて世に知らしめたものであり、ハリーに大きなショックを与えた。
しかしこの伝記でグリンデルバルドの大おばにして、ゴドリックの谷で過ごしていたダンブルドア家について知る魔法歴史学者バチルダ・バグショットをインタビューした際に、真実薬を使用している。
19年後も相変わらず元気にジャーナリストのようで、ハリーたちダンブルドア軍団とその息子たちがビクトール・クラムが出場するワールドカップに集結した様子を(相変わらず辛口で)記事にしている。
世代
作者公式のファンサイト、ポッターモアにて1951年生まれであることが判明しており、ハリーの両親より9歳ないし8歳年上である。
この生年から考えるとベラトリックス・レストレンジの同期の可能性が高い。
リータの出身寮は不明だが、仮にスリザリンだとすると、ベクトルは違えど強烈な女が同級生同士だったことになる。
19年後よりも後を描いた『呪いの子』ではハーマイオニーが魔法省大臣に就任したため、非合法の動物もどきであることと真実薬の使用について追及されれば罪に問われる立場となったためリータの行動は制限された可能性がある。
校長の伝記
またリータはホグワーツ魔法魔術学校の歴代校長の伝記を書いている。
ディペット又はダンブルドア、もしくは両名は彼女が在学時代の校長である。
近い将来、彼女が非合法の動物もどきであることがバレなければ同じ動物もどきであるミネルバ・マクゴナガルの伝記を書くことになると考えられる。
因みにタイトルはどこかの詐欺師同様に単語の頭文字が同じになるようにしている。
邦訳『直訳』 | 原語 |
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アーマンド・ディペット 偉人か愚人か | Armando Dippet: Master or Moron? |
アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘 | The Life and Lies of Albus Dumbledore |
『セブルス・スネイプ 悪人か聖人か』 | Snape: Scoundrel or Saint? |
とある説
完全な陰謀論なのだが、J・K・ローリングの正体はリータ・スキーターであり、『ハリー・ポッター』シリーズは実在の出来事であるという説がある。
関連タグ
コーネリウス・ファッジ、カスバート・ビンズ…いずれもそれぞれの職業(ファッジ=政治家、ビンズ=教師)に対する作者の皮肉・揶揄を体現したハリポタの登場人物。
蛭川光彦…日本版リータといえるマスゴミの擬人化キャラクター。