概要
ホグワーツミステリーに登場するキャラクター。
主人公と同期のスリザリン生の女の子で、魔法薬学が得意。死喰い人の両親を持ち、四世代続くスリザリンの家系の生まれ。
人物
1980年代UKロックファッションを思い起こさせるメッシュの入った茶髪とスミレ色の目が特徴的。チョウジとマニキュア、そしてとらえどころのない匂いがする。ストッキングの膝頭が破れていたり、学校指定の靴ではないであろう黒のコンバットブーツを履いてたりとなかなかパンクな格好。
その性格は高慢かつ生意気で高飛車、事あるごとに主人公に突っかかってくる問題児。物語の序盤に主人公とその親友を悪魔の罠(賢者の石編でハリーたちが囚われたツル植物)を仕掛けた部屋に閉じ込めるというかっ飛ばしぶりで、当初主人公とローワンからはかなり嫌われていた。
しかし根っからの悪人のようには見えず、どこか憎めない。所謂ツンデレ。
嘘をつくときは眼が泳ぐ。
主人公のライバル的なポジションのスリザリン生という事から、女版マルフォイのようなポジションとして見られる事が多い。
ただし、一度は本当に死喰い人に与したこともあるマルフォイと比べるとかなり丸く、学年を上げると主人公とデートするようなイベントも存在し、舞踏会ではハーマイオニーばりの変身を遂げる。
このため、今作のヒロイン的扱いをするプレーヤーも多い。
ちなみにマルフォイとメルーラの親はどちらも死喰い人だが、ルシウスが魔法省に捕まらなかったのに対し、メルーラの両親は捕まってゲームのストーリー開始前にアズカバン送りとなっている。
そのため家では(彼女曰くあまり仲の良いといえない)叔母と暮らしている。
故にスリザリン生にしては珍しくクリスマス休暇をホグワーツで過ごす。
主人公とその友人たちが楽しく集まって席につく中、ひとり寂しく端のほうに座るその姿はまさにクリぼっち。
関係
- ジェイコブのきょうだい(Jacob's sibling)
魔法薬学の時間に鍋に細工をしてスネイプに叱られるように仕向けたり、その後スネイプを装った手紙で罠を仕掛けた部屋に誘いこんだりしたりと犬猿の仲ではあったが、ストーリーが進むにつれしだいに関係がおだやかなものに変わっていく。選択肢によっては、舞踏会へ連れだって行ったり、デートをすることもある。
- ローワン・カナ(Rowan Khanna)
入学式直後、自分を最強だと認めるよう突っかかったことや前述の悪魔の罠の件で主人公以上に仲が悪く、メルーラが危機に瀕したときは見捨てようとさえした。
- ベン・コッパー(Ben Copper)
マグル生まれであることから蔑んでおり、序盤から「穢れた血」などと貶して散々いじめていた。
しかしストーリーが進むにつれベンの性格が変わるのもあり、仲の悪さは相変わらずも大分力関係は対等になっていく。
- ペニー・ヘイウッド(Penny Haywood)
半純血であることから蔑んでいるものの、その魔法薬の調合の腕前は認めているのかペニーが優れた魔法薬を精製したときはそれを盗んで(主人公らによって暴かれたものの)功績を自分のものにしようとした。
みんなに好かれ人気者のペニーに対し、親が死喰い人で友人の少ない問題児のメルーラというかなり対照的な関係。
- バーナビー・リー(Barnaby Lee)
やや天然ぎみでアホの子なのを良いことに利用されていた。後に主人公の仲間になりメルーラからは離れる。
- イスメルダ・マーク(Ismelda Murk)
メルーラ以上に闇の魔術に傾倒しており崇拝的なヴォルデモート信奉者であるため、闇の帝王にそこまで肯定的でないメルーラは若干引いている。
- チューリップ・カラス(Tulip Karasu)
二年時には呪われた部屋を探すために行動をともにし、友人と呼べる関係だったが決裂。チューリップに対しボガードが取った姿はチューリップを裏切り者と糾弾するメルーラであり、相当メルーラとのことを気に病んでいる様子。
- パトリシア・レークピック(Patricia Rakepick)
五年時に闇の魔術に対する防衛術教授として着任してきた呪い破りで、メルーラの師匠となる存在。メルーラは彼女をとても慕っていた。
名前の意味
彼女の名前、「Merula」はラテン語でクロウタドリを表し、名前の通り彼女も歌が上手く、彼女の母親も学生時代入っていたというカエルの合唱団に入りたい意思を見せている。
家名である「snyde」はデンマーク語でcheatつまり「ずる」を意味し、音が同じ英語、「snide」は偽の、卑劣な、嫌みななどの非常に彼女のキャラクター性にあった意味を持つ。