ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
センシティブな作品

凱力大将ブランケン

がいりきたいしょうぶらんけん

凱力大将ブランケンとは、『魔法戦隊マジレンジャー』序盤における地底冥府インフェルシアの最高幹部である。

「弱き者は屍となり、より強い者、より残忍な者だけが生き残る、それがインフェルシアの掟だ!」

CV:江川央生/スーツアクター:岡元次郎

データ

身長:263センチメートル(巨大時:50.3メートル)

体重:143キログラム(巨大時:27.3トン)

得意能力:ヘルファング地獄斬り、ドラゴンネックロック地獄投げ

概要

インフェルシアの最高司令官である初代最高幹部。

怪力の持ち主で剛力無双の強さを誇る闘将。妖幻密使バンキュリアを従え、冥獣帝ン・マに対して絶対の忠誠を誓っている。

元々は一ハイゾビルでしかなかったが、体の半分以上を機械に改造し、数々の死線を乗り越え戦い抜いて勝利した事で現在の地位を手に入れた。インフェルシアの精神を具現化したとも言える叩き上げの軍人であり、ガチのただの戦闘員からの成り上がりキャラである。

当然ながらその戦闘力も非常に高く、ハイゾビル3000人以上にも相当するとされる恐るべき怪力で以て、ン・マの牙から作られた底皇剣ヘルファングを軽々と振り回す。

性格は短気で荒々しく、怒りが頂点に達すると全身から蒸気を噴出する。弱者は徹底的に叩きのめされるというインフェルシアの掟の下、失敗した者・敗北した者に対しては、容赦なく制裁を加える。しかし、こうした非情な姿勢もまた上記の経歴に起因しており、「他でもない自分自身がその掟の下で、数え切れない程の死線を乗り越えて成長してきた」という絶対的な自信に裏打ちされた行動でもある。全身に渡る傷や改造の跡もその壮絶な人生を物語っており、叩き上げの将軍でもあるが故に、非情な独裁者でありながらも、バンキュリアを初めとして部下達からの支持は非常に厚い。

上記の強大な力故に魔導騎士ウルザードの魔法がないと地上に出る事は出来ないが、当のウルザードとの関係は互いに取っ組み合う程に「険悪」の一語に尽き、彼の事をマジトピアのスパイではないか」と疑った事さえある程(実際に、これはある意味では正しかったのだが)。

ただし、ウルザードが彼の後継のメーミィの事は、一方的に言わせるだけで全く相手をしていなかった事を考えると、決して蔑ろにする事はなく真っ向から何度も衝突していた時点で、ウルザードも彼の事はその実力も含めて、ある種認めていた事が伺える。

彼の性格を考えれば容易に想像はつくが、やはり本来なら最前線で指揮を執るのを好む性質だった様であり、ウルザードの助力無しでは地上に出られないせいで常に怒りを溜めており、地上界侵略を著しく阻止するマジレンジャーを「魔法使いのガキ共」と憎んでいる。

活躍

Stage6でウルザードの魔法によって巨大な姿で地上界へ出現すると、マジキングに魔法合体できないマジレンジャーを驚異的なパワーで追い詰める。

しかし、爆発的で膨大な魔法力を発揮したマジフェニックスによってインフェルシアに強制送還され、今度はウルザードの魔法でも地上に出現出来なくなってしまう。

その後は、中々地上へ出られず怒りが溜まっており、蟲毒房三冥獣に冥府門を開ける鍵を見つけ出させようとした結果、冥獣スケルトンが遂に冥府門の鍵であるリンを発見する。冥府門が出現した際には、まだ開ききっていない門を強引にこじ開けて、再び地上に出現する荒業を披露した。

その後は冥獣ガーゴイルとの連携と「ヘルファング地獄斬り」で、マジキングを合体解除にまで追い込んだ上でガーゴイルと共に地上界を蹂躙し、魁がリンを助け出すまでの時間稼ぎとしてガーゴイルを倒して挑んできたマジドラゴンをも破り、さらにマジマジンに分かれたマジレンジャー4人を圧倒する。しかし、リンを助けた魁がバリキオンを連れて帰還し、最期はマジキングの「魔法家族斬り」を喰らい「この俺が…凱力大将ブランケンが……!」という台詞と共に爆散した。

敗北後、残ったヘルファングはウルザードが引き継ぐ事になり、この剣から更に強力なウルサーベルに鍛錬される事となった。

余談

モチーフはフランケンシュタインの怪物。人体の継ぎ接ぎをメカに置き換えている。

何気にスーパー戦隊シリーズにおいて、巨大戦で必殺剣を使用した怪人はこのブランケンがシリーズ初である。

また、過去作品おいて戦闘員をモチーフにしてそこから経歴をスタートした怪人は多いが、彼はその中でも通常怪人どころではなく、最高幹部にまで上り詰めた非常に珍しいケースでもある。

実際に、作中では成り上がりに相応しい圧倒的な実力でマジレンジャー達を追い詰めており、その強烈なインパクトもあって、ぶっちゃけその後に登場した彼の後継であるメーミィはおろか、終盤から登場した冥府十神達の一部よりも、彼の方が強かったのではないかとファンから言われる事も多い。

声を演じた江川氏は昨年の『特捜戦隊デカレンジャー』にてクリスト星人ファーリー役で出演していた。3年後の『炎神戦隊ゴーオンジャー』ではバスオンの声を担当する事となる。

関連タグ

魔法戦隊マジレンジャー 地底冥府インフェルシア

冥府伍長ハイゾビル フランケンシュタインの怪物 叩き上げ 体育会系

邪悪竜リンリンシー:こちらは戦闘から一般怪人に成り上がる翌年2年後の例。

ドーラフランケ:『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場したフランケン繋がりの戦隊怪人

ヨゴシュタイン西洋妖怪フランケン:同じくフランケン繋がりの後輩達。

メサイア(ゴーバスターズ)7年後に登場する、同じく人間界に出たくても出れずフラストレーション溜まりまくりの敵の首領。

Mツヨインダベー:こちらも戦闘員から幹部に昇格した怪人達……だが、強さのムラが激しい。

ドッガ:『仮面ライダーキバ』に登場するフランケン繋がりの味方怪人

グローザム:翌年の『ウルトラマンメビウス』に登場する中の人&パワーファイター繋がりの宇宙人