お前たち、覚悟はいいね?首をはねろ!
概要
名前 | Riddle Rosehearts |
---|---|
学年 | 2年E組26番 |
誕生日 | 8月24日(乙女座) |
年齢 | 17歳 |
身長 | 160cm |
利き手 | 右 |
出身 | 薔薇の王国 |
部活 | 馬術部 |
得意科目 | 実践魔法 |
趣味 | ハリネズミの世話 |
嫌いなこと | ルール違反 |
好きな食べ物 | 苺タルト |
嫌いな食べ物 | ジャンクフード |
特技 | クロスワードの早解き |
個人のロゴは薔薇の花。
人物
厳格な性格で、自身の所属する寮のルールを破ったものには【首をはねろ!(オフ・ウィズ・ユアヘッド)】という容赦ない罰を下す為恐れられているが、印象に反して表情は豊か。
常に冷静であるが、激昂すると顔を真っ赤にして怒る。
厳しい人物ではあるものの、寮を良くしようと思って行動しているので根っからの悪い人間ではなく、普段の態度は穏やかなもの(実際、彼が寮長に就任してから寮から退学者は一人も出てないという)。
授業にも真面目に取り組む為成績は優秀で学年1位。最新の論文にも目を通し全教科満点も取れる。記憶力も良く、ハートの女王の法律を全て暗記している(一般常識として他の人も100は覚えていると思っている)。授業では心の底から勉強を楽しんでいる姿が見られ、定期的に発生する学園長の特別授業では、露骨に嫌な顔をしたり態度が変わる生徒も多いなかで余裕綽々とした表情で受け答えをしている。トレイン先生を信頼している。しかしルチウスには「煩い」と文句を言っている(授業中に鳴かれるのが嫌なだけかもしれないが)。
入学して1週間と経たず、”決闘”によって寮長の座に着いた実績の持ち主(尚、先代の寮長は規則にはかなりユルかったらしい)。良くも悪くも自分の信じる『正しさ』に対して真っ直ぐな人物と言える。
真面目だがノートをとる際インクの色を間違えたり、錬金術の授業で適量を大匙でドバドバ入れたり(ラギー談)、誰かさんの冗談を間に受けて実践したりと、たまにおっちょこちょいなところも見せる。
また、エースの手品を魔法と勘違いし素直に感心していたり、寮内で世話をしているハリネズミ達や馬術部の愛馬・ヴォーパルに人間語で話しかけたりと、純粋かつ心優しい一面もある。
料理は不得意であり、前述の通り”適量”というのが上手く掴めない。
とあるストーリーでは風邪を引いたトレイの為にスープを作ったが、教えてもらった先輩のデタラメなレシピをそのまま実践してしまった(食べた本人は「美味かった」と完食したらしいが……ご愁傷様です)。他にもトレイの過去の冗談を真に受けてしまったこともある。
好物はタルトだったりするが、トレイ曰く然程舌は肥えていないらしい。
真面目故かケイトと違い流行りには疎く、流行りのスマホケースの話を聞いた時、その事には知らなくても損はしないと言い切ってはいたが、後で調べてみようと思い直す少々見栄っ張りな一面が見られた。
フロイドからは「小さくて食べる部分がなさそう」「怒ると真っ赤になる」という2点から「金魚ちゃん」と呼ばれ、からかわれている。
そのため苦手意識があり、近づかないようにしている描写が見受けられる(同じクラスのジェイドに対しても同様に苦手意識を抱いている)。
普段こそ穏やかだが、煽り耐性が低く頭に血が昇り易い。
怒ると顔を真っ赤にして「うぎいいぃぃ!!」と唸り(金魚ちゃん呼ばわりはそれが要因かもしれない)、リドルが怒ることをイデアは『ウギる』と表現している。
因みにルークからは「薔薇の君(ロア・ドゥ・ローズ)」と呼ばれている。
同じ寮に所属しているトレイとは幼馴染。
またライバル校であるロイヤルソードアカデミーには同じく幼馴染のチェーニャが在籍している。
大きめの運動着は入学当初直ぐ背が伸びるだろうと思って買ったものだが…お察し下さい。
筋肉は無く体力測定では殆どの種目は平均以下だが、馬術部では高い技術力を誇っている。飛行術は魔力で飛ぶ技術なので得意。
身長が低いことを気にしているようで、馬鹿にされるならまだしも指摘されるのも許さないほど(ゴーストマリッジでは特にその様子が強く描かれていた)。
曰く「一般的に男性の身長は18歳まで伸びるからあと1年ある」とのこと。
容姿
ワインレッドのショートヘアに、スレートグレーの大きいつり目。
ハートを思わせるアホ毛が着いており、感情表現の際に伸びたりしている。
二年生の中では一番小柄で中性的。
また、公式ガイド・設定資料集の表情設定画では「目元濃い目の美少年です。」とあり、容姿は整っていることが伺える。
本編・イベントでの動向
本編
プロローグで初登場。
入学式で暴れ出したグリムをアズールと協力して捕え、魔法封じの首輪を嵌めた。
本編・第1章
メインキャラとして主人公と本格的に接触。
「何でもない日」のパーティのケーキの盗み食いをしたエースを始めとしてルール違反をする寮生を厳しく取り締まる。
主人公の事も「大した魔法も使えない親から生まれてロクな教育も受けられなかったんだろう」「不憫」と嘲り、言い分も聞かずデュースとグリムにも情け容赦もなしに首を刎ねてしまう暴君としての振る舞いは段々エスカレートしていき……。
本編・第2章
マジフト大会を目前に怪我人が相次ぐ事件にトレイが自分を庇って巻き込まれたのを切っ掛けに、学園長に頼まれて捜査をする主人公に協力した。
この時には真面目なのは変わらないが多少は丸くなっており、主人公とグリムやエーデュースとの関係も良好。
本編・第3章
出番こそ無かったものの、軽率にアズールと契約してその報いを受けてしまった後輩達を叱り、反省文を書かせたという。
本編・第4章
序盤で登場。ウィンターホリデーで実家に帰省する。
本編・第5章
文化祭の総合実行委員に任命されているおり、忙しない様子。ちなみに流行には疎く、最近人気の俳優などの情報に詳しくないことが判明している。文化祭当日では見回り中に主人公とグリムと出会い一緒に見て回る。その時に主人公からツノ太郎という角が生えた生徒と親しくしているという話を聞く。なんでもこの学園には角が生えている生徒なんて一人しかいないらしいが……。
その後、見回りでロイヤルソードアカデミーにいちゃもんをつけているNRC生徒の首を刎ねて撃退。そしてその時にチェーニャとも再会。ホリデーでは会うことは出来なかったらしく、久しぶりに会う幼馴染に親しげに話していた(正式な手順で入っているのもあるだろう)。その際にチェーニャに体を消すユニーク魔法で人を驚かさないように注意していた。
ちなみにVDCに出場している後輩二人に伝言で「無様を晒したら首を刎ねてしまうよ」とぶっとい釘を刺していたが、鑑賞した時には「素晴らしいステージだった」と称賛していた。
ハッピービーンズデー
農民チームに所属。
デュースと合流したところ敵チームのアズールと鉢合わせてしまうが、アズールからはリドルに「借りがある」と言って見逃される。
借りとはハッピービーンズデーに関係する事のようで……。
ゴースト・マリッジ
花嫁ゴーストイライザからイデアを奪還する花婿役の第三陣として参戦。
理由は「クロッケー大会で2位だった者は、その翌日女王に紅茶を淹れなければならない」(=2位はケイトであり、本日中に紅茶を淹れてもらわねばならなかった)というハートの女王の法律を守る為である(このままだとケイトがルール違反になるところで、エースが言うには「これでも大分マシになってる方」らしい)。
因みにこの話のリドルは終始身長の事を学園長やフロイド、果てにはゴースト達にまで指摘され(からかわれ)ていた。
学園に入る為に各々プロポーズを宣い、門番を説得出来そうなところで身長の事を言われたためにブチ切れて首を刎ねてしまい、衛兵のゴースト達に追われる羽目になった(学友や先輩からも式場の外が騒がしくなった原因を察せられている)。
結果的に彼等を引き付ける役目を請け負い、寮長として、薔薇の庭の王としての実力を遺憾なく発揮して多勢のゴースト達を蹴散らしてみせた。
本編でエースがリドルの事を「か弱いハリネズミかと思ったらヤマアラシだったよ」と言っていたが、魔力や魔法勝負に身長は関係ないのである。
パーソナルストーリーで実は出陣前に庭の薔薇を剪定していたところマレウスと会っていた事が判明している。
星に願いを
トレイと授業を受けることで解放されるストーリーに登場。
願い事は『次の定期テストの総合成績でハーツラビュルの平均点が他寮を圧倒しますように』。
自分自身の成績は言うまでもなく良いため、ある意味利他的な願いである。
しかし願掛けだけで済ますような甘い性格ではないため、『現実的なプラン』としてハーツラビュルの成績下位者に勉強会を開くつもりでいるらしい(しかもリドル自作の小テストで満点を取るまで寮から1歩も出られないという特別製)。
トレイ「寮生達の為にもリドルの願いが叶えばいいが…」
スケアリー・モンスターズ!
マジカメモンスターが薬草を無断で摘み取る行為に激怒し、首を刎ねようとしてトレイやエースに止められていた。
なお、怒った理由の一つは「ハートの女王の法律「水曜日に庭の花を摘んではいけない」というのにも引っかかっていたから」らしい。
この時エースから「一般人はハートの女王の法律は知らないでしょ!」とツッコまれたが、当人は「グレートセブンの一人なのだから全てとは言わなくても百は覚えている!」と主張(ちなみにデュースは「僕はまだ百も覚えていない…」と呟いていた)。
一応相手はゲストということで対応を良くしていたものの、マジカメモンスターのいい加減な態度に激怒していた(普段から怒りっぽいとはいえ、彼でなくても怒るのは無理もない。しかしその反応もマジカメモンスターからは面白がられていた。正に火に油)。
マジカメモンスター撃退作戦では”墓守のスケルトン”の被害者役としてデュースに土に埋められる。デュースは演技とはいえ頭(カシラ)である寮長に無礼な事をしたと恐縮していたが本人は「もっとやってくれても良かった」と意外とノリノリ。
最終日のパレードではスケアリー・ドレスを着て参加。
エペルのストーリーによると、家庭はイベント事に消極的であり、近所の子供がお菓子をもらっているのを見ているだけでリドルは参加できずにいたため、羨ましく思っていたらしい。
そのことを知ったエペルは「今は学園だから母親の目を気にせずに楽しめますよ」と励ました。
NRCマスターシェフ~肉の至福~
キーキャラとして登場。今回のイベントはあまりストーリー性はない。学園の選択科目である料理を学ぶということで料理でも一番を狙い参加。また将来、自分でお金を稼ぐためという理由もあるらしい。前述のとおり料理はあまり上手ではなく、彼自身の記憶力でレシピを完璧に覚えたが、彼の性分でもある几帳面さによってサイズや分量などの細かいことが気になってしまう。例えば、みじん切りのサイズを正確に測ろうと定規を出したり、キャベツの葉それぞれを均等の大きさ・重さ・形で揃えようとしてしまっていた。レシピを厳守したおかげで何時かのスープのような悲劇は回避できた。
パーソナルストーリーでは見た目は揃わなかったが味付けには問題のないロールキャベツを作成。だが、味を見たのがマレウスであり、味付けが至って普通と評された(マレウス自身は料理の味にさほど拘らない。ただしリドルがかつて料理を教わった先輩の料理は……)。
バルガスCAMP~スプリング・ハプニング~
馬術部という事で運動部合同合宿に参加。
どうしても他人を見下してし主張を押し付けてしまう悪癖があるセベクには(まるで自分を見ている様にも)手を焼いていたが、彼の崖を登れる程の運動神経に魔法石についての知識などの能力の高さには感心していた。
普段から規則正しい生活を送っている為、野営には不慣れで焚火の見張りをしている時でも寝落ちしかけていた。
2日目に後輩二人と先輩とバルガス先生が突如行方不明になるという事態が起きた時、生徒全員で焚火の傍で固まって夜を明かそうとしていたが、火が消えた途端、彼もまた忽然と姿を消してしまう。
坑道でのセベクの大声に驚いてグリムと一緒になって「ぴゃっ!?」と間の抜けた声を上げたワンシーンも。
番外編
- ニューイヤーキャンペーン2021
1日目のストーリーのハーツラビュル編に登場。
年越しの瞬間にはもう就寝していたという。真面目な彼らしいがエース達からは驚かれ、不服そうにしていた。
主人公への挨拶に来ていたこの後では、寮で新年初のクロッケー大会が開催されるらしい。
ユニーク魔法
魔法名 | 【首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)】 |
---|---|
効果 | この魔法がかかった対象者はハート型の首輪をつけられ、外れるまで魔法が使えなくなってしまう |
相手の魔法を封じ込める強力な魔法で、リドルの意志なくして首輪は外せないという、アズールに目を付けられる程のレベル。
しかし反面、相手の隙を突けないと上手く発動しなかったり、相手の防衛魔法が上回っていたりする場合は弾かれたりする欠点がある。また格上の相手の魔力は封じ切る事ができない。
コミカライズ版では、“判決を聞かせてあげよう”、“評決はあとだ”、“覚悟はいいかい?”という呪文の詠唱が追加されている。
ネーミングの由来はケイト曰く、「魔法士にとって魔法を封じられることは首を失うのと同じくらいイタいから」らしい。
余談
- 元ネタ
リドルは英語で謎解きという意味を持っており、ローズハートもローズ+ハートでハートの女王に関連するネーミングである。
ハートの女王を彷彿とさせるような上品かつ高圧的な口調で話す。「お分かりだね?」「いい度胸がおありだね」と言葉の始めに「お」が付く丁寧な喋り方も、ハートの女王と同じ。
- 初期設定リドル
公式の設定資料集にて、初期のリドルは今とは正反対のキャラクターだった事が明かされた。
甘やかされて育ち、勉強嫌いで我儘、約束やルールを直ぐに破る。しかし魔法が強い為誰も逆らえない……と、まさに今のリドルとは全くの逆であった。
原作者がその設定で書いたシナリオに納得せず直したところ、今のリドルになったらしい。
ラフだが画が残っていた事とその対極さがギャップを生んでいる事から、初期の彼の二次創作も多少はあるようだ。
関連イラスト
関連タグ
以下、ネタバレ注意!!
どいつもこいつもいい度胸がおありだね……みんなまとめて首をはねてやる!!!
怒りのあまり魔法を使いすぎてしまいオーバーブロットしてしまったリドル。
右目からは赤い炎が出ている。
背後にはドレスを着ていて手が薔薇の木、顔が黒いハート型で王冠を被った怪物が控えている。
更にネタバレ注意
ボクは、ずっと真っ赤な苺のタルトが食べてみたかった
医者の家系に生まれた彼は母親(CV:石井未紗)から毎日厳しく躾られていた。
勉強の時間は勿論、一日の摂取カロリーも制限され、誕生日の日でさえ好きなケーキを食べさせてもらうことはなかった。
そんなある日、母親のいない自学時間中に窓の外にトレイとチェーニャが現れる。
その日からリドルにとって自学時間は部屋を抜け出し2人と遊ぶ楽しい時間となっていた。
ある日ケーキを食べたことがないというリドルにケーキを食べさせてあげるために2人は彼を実家がケーキ屋であるトレイの家に連れていく。
宝石のようなタルトに心惹かれ、リドルは初めてのケーキに舌鼓を打っていた。
_________時間を忘れて。
ケーキを味わっている間に自学時間が終わり、母親に無断で外出していたことがバレてしまう。
母親は当然怒り、自学時間を無くして彼を徹底的にルールで縛った。
彼が規則に厳しかったのは、ルール違反を見逃せば規則に縛られて生きてきた自分を否定することになってしまうからであった。
ルールに従わなければ自由な時間まで奪われてしまう。
普段は寮長として冷静なリドルは、実際は母親のルールに雁字搦めに縛られ自分の意思が持てなかった幼い子供のままだったのである。
教えて、ママ
どんなルールに従えばこの苦しさは消えるの?
オーバーブロット後は多少ルールには寛容になっており、少しずつ寮生達に歩み寄る姿勢を見せている。寮の気質というべきか彼を中心に寮全体の統率は取れており、以降のメインストーリーやスケアリーモンスターズ!ではそのチームワークの良さを遺憾なく発揮している。
第4章にてウィンターホリデーで帰省することになった際、やはりまだ母親には苦手意識を持っているが、話してみようとするなど成長が見られている。
またホーム画面セリフで「将来をどうするかはまだ決めていないけれど、魔法医術士への憧れはずっとある」と語るリドルが見れる。苦手意識はあるものの、尊敬の念はあるようだ。
なお、同じくホーム画面台詞で「ハートの女王は夫婦仲が良かった」という事を羨ましがっている。
……リドルの父親の話題は現時点では出ていないが、その会話から夫婦仲は良くない可能性が高い。一応両親も医者という言葉があるため、父親も医者だと思われる。
ちなみにハロウィーンのパーソナルストーリーなどから察するに、あまり母親はイベントには興味がないらしい。年越しの瞬間にはすでに眠っていたのも(リドル自身の考えもあるかもしれないが)、場合によると母親が夜更かしを禁止した可能性もある。