プロフィール
本名 | エリオット・クレイグ |
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所属 | トールズ士官学院《Ⅶ組》→帝都の音楽院→音楽家 |
肩書 | 生徒(閃I・II)→音楽家(閃III以降) |
年齢 | 16-17歳(閃I・II)→18-19歳(閃III・IV) |
出身地 | エレボニア帝国 |
武器 | 魔導杖 |
CV | 白石涼子 |
概要
出自
帝都ヘイムダル生まれ。父はエレボニア帝国軍第四機甲師団を率いる猛将として知られる「紅毛のクレイグ」ことオーラフ・クレイグ中将。幼少時より父の職場である第四機甲師団に多く連れられていたため、第四機甲師団所属の軍人らとも交流があった。
豪傑として知られる父親とは対照的に、紅茶色の髪を持つ優しげな風貌の少年。中性的な容姿で、近所のお姉さん達や後の後輩である新Ⅶ組からも『可愛い』、『童顔』と称されているが、本人は気にしている。
しかし、楽器の演奏に関しては父譲りの妥協を許さないため、かなり豹変する。
母はエリオットが幼少時に亡くなっており、姉のフィオナが母代わりとなるが母・姉がともに帝都音楽院出身のピアニストだった影響でエリオット自身もバイオリンやピアノを好み、自らも帝都音楽院に通うことを望んでいた。
しかし、音楽院進学は父・オーラフの猛反対を受けたために断念、吹奏楽部があることでトールズ士官学院への入学を決める。
音楽家志望だっただけあり、オペラ歌手のヴィータ・クロチルダのファンでもある。
閃の軌跡
トールズ入学後は特科クラス《Ⅶ組》に配され、部活は希望通り吹奏楽部に所属し、ヴァイオリンを担当する。リィン、ガイウスとは入学時のオリエンテーリングで最初に行動した関係で同級生の中では特に仲が良い。
当初こそ、父を恨みもしたがトールズでリィン達と出会ったことを今では感謝しており、それを仲間に伝えている。
規格外な者が多いⅦ組の中では一番庶民的な志向であり普段は我を強く通す事も少ないが、学院祭でⅦ組メンバーに音楽を教えることとなった時は人が変わったようなスパルタぶりや有無を言わさない圧力を見せ、他のⅦ組メンバー全員を絶句させる。また、クロウもエリオットに劣らぬ企画を言い出しており、全員がさらに驚愕する目にも遭った。
閃の軌跡Ⅱ
前作終盤に内戦が勃発。貴族連合軍がトールズ士官学院を占拠したため、Ⅶ組も散開を余儀なくされ、エリオットはマキアスやフィーと共にケルディック近郊の農場に潜伏していた。
その後ガレリア要塞での戦闘で父・オーラフとの連携にも成功、この時に父・オーラフより「士官学院に入って後悔しなかったのか」と聞かれるが、「後悔なんてないよ。こうしてリィンたちに出会えたんだからね」と返し、そのことから父・オーラフより士官学院卒業後の音楽への道へ進むことを許される。
中盤に姉・フィオナが貴族連合軍に誘拐・人質として双龍橋基地に監禁されたときはリィンたちとともに乗り込み、司令以下貴族連合軍部隊を無力化して救出に成功。この連合軍部隊は同級生ユーシスの実家であるアルバレア公爵家が持つクロイツェン領邦軍の者たちで、図らずもユーシスの父・ヘルムート・アルバレア公爵の蛮行の一つだった。
絆イベントでは、同様にアルバレア公爵の蛮行で傷ついたケルディックの人々に少しでも心の傷を癒してほしいエリオットは姉と共に小規模な演奏会を披露、傷ついたケルディックの人々に癒やしと活力を与え、『音楽の力』をより強く信じるようになる。
最終戦闘にてクロウが致命傷を負い、皆でその臨終に立ち会うが、リィンに次いでクロウと親しくしていたエリオットはもっとも慟哭していた。
閃の軌跡Ⅲ
内戦終結の功でエリオットは飛び級でトールズ士官学院を卒業するが、卒業前に父より許された帝都音楽院への入学試験に合格し、帝都音楽院へ入学。そして帝都音楽院を短期間(1年)で卒業し、念願のプロ音楽家デビューを果たす。
ちなみに「空を見上げて」を演奏していた。
プロの音楽家として帝国各地での巡業を敢行しており、サザーラントでの演習では第Ⅱ分校を援護した。
最終戦闘となる《黒キ聖杯》では、マキアスやユーシスと共に《鉄血の子供たち》の4人…ルーファス・レクター・クレア、そして同級生だったミリアムと戦うことになってしまう。
閃の軌跡Ⅳ
《黒キ聖杯》での戦いは結局敵勢力の前に力及ばず敗れ、ミリアムの討ち死に、そしてリィンの鬼化と敵勢力の手中に捕縛されるという結末で、敗走後は同級生エマの故郷・エリンの里に退避するが、さすがに立ち直りがたい状況だった。
そんなエリオットたち初代Ⅶ組の様を見て、後輩である《新Ⅶ組》・ユウナが激高、そして一喝されてエリオットたち初代Ⅶ組は目を覚まされる。
新Ⅶ組が力を取り戻すことや離脱したアッシュとミュゼとの合流を行うべく別動をとるため、エリオットたちは帝都へ情報収集に向かい、情報収集終了後里に帰還し、新Ⅶ組の再集結のあとリィンが捕らえられている「黒の工房」本拠地へ突入。そしてリィンの救出に成功した。
中盤ではドレックノール要塞に捕らえられているアルフィン殿下とティータ救出のため突入、これを迎え撃ったのは父・オーラフと教官だったナイトハルトで、この戦いののち、二人より何としても大戦前に間に合えよと告げられる。
セントアークでのバラッド侯爵への接触では姉やアルティナと共に即席のユニット【黒兎と紅毛協奏楽団】の演奏で潜入工作を行い、クロスベル自治州では陽動のため、アルカンシェルで練習公演の監督を務めるが、この監督時のエリオットは「閃Ⅰ」での学院祭を髣髴する鬼ぶりを見せるなど、方々で演奏家という職業を最大限に発揮している。
絆イベントでは、音楽院時代の友人が成功した自分へのコンプレックスで呪いに呑まれ、従軍音楽家として人々を戦争に駆り立てる演奏をしている事に気づく。これもある意味『音楽の力』ではあると認め、しかもその演奏していたのは亡き母が作曲した曲であった。二人の目を覚ますため、エリオットは現地に向かって二人と街の人々の呪いを解く演奏を成功させた。
最終決戦後は、オリヴァルト皇子とシェラザード妃の結婚式に出席、アルティナの歌に合わせて演奏を披露したのであった。
創の軌跡
大戦終結後も演奏家活動を行うが、そのさ中に聖アストライア女学院より臨時音楽教官のオファーを受けて、アストライアの教壇に立った。この折にリィンの妹・エリゼとの交友を得るほか、リィンルートでの帝都調査においても共闘している。
バトルスタイル
学院で必須となる武術では、エプスタイン財団の技術を取り入れたラインフォルト社の「汎用魔導杖」を選択し、以後登場作品において得物となる。この魔導杖は形状が変わってバイオリンにも変化する逸品でもある。
EP・魔法攻撃力・防御力が高いアーツ・魔法攻撃キャラクターの典型で、同じⅦ組のエマに次ぐ魔法攻撃力を誇る。その反面、HP・物理攻撃力・防御力が低く、中でも物理防御力はⅦ組キャラクター中でもっとも低い。オーブメントの固定属性は空×2、水×1と、アーツを中心に戦う場合は空・水の硬直軽減のクォーツを装備すると有利に戦える。
クラフトは「エコーズビート」での補助、「ホーリーソング」での回復と揃っており、攻撃では「ブルーララバイ」で睡眠効果・「ノクターンベル」での悪夢誘発と、自らの音楽スタンスが出ているとも言え、戦闘メンバーに入れておけば基本的に安定する。ただし、クラフトはすべて崩しを誘発できないのが弱点。
Sクラフトは『閃Ⅰ』『閃Ⅱ』での「セブンラプソディ」は全体攻撃で、威力はまずまずだが、これを使うよりは通常クラフトにCPを回したいところである。その後習得する「レメディオラトリオ」は全員戦闘不能・完全回復と劣勢時の切り札として利用すると絶大な効果を発揮する。
『閃Ⅲ』以後は「レメディファンタジア」で、前作の「レメディオラトリオ」の強化版とも言え、使う状況は劣勢時の形勢逆転の切り札として利用することになる。
関連項目
閃の軌跡 創の軌跡 Ⅶ組 リィン・シュバルツァー クロウ・アームブラスト
マカロン(甘ブリ)…中の人繋がりで同じく音楽を生業とするキャラクター。