「あなたと戦っている間、気分が高揚したわよ。いったい何だったのかしら……」
プロフィール
デビュー作品 | ザ・キング・オブ・ファイターズ'96 |
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ファイティングスタイル | マーシャルアーツ+ハイデルン流暗殺術 |
誕生日 | 1月10日 |
年齢 | 18歳 |
出身地 | 不明 |
血液型 | B型 |
身長 | 176cm |
体重 | 66kg |
3サイズ | 84・60・87 |
趣味 | 工場見学 |
好きな食べ物 | 野菜 |
得意スポーツ | 特になし |
大切なもの | 特になし |
嫌いなもの | 血 |
一人称 | わたし |
二人称 | あなた |
言葉遣い | 女性語 |
CV | 弓雅枝→吉田聖子 |
人物
『KOF'96』で初登場をしたシリーズ初のオリジナルヒロイン。怒チームの指揮官であるハイデルンの義娘で、オロチ八傑集の1人であるガイデルの実娘。
基本は無口な軍人娘だが、ラルフ・ジョーンズやクラーク・スティルには笑顔や涙など表情を見せることもある。このことに関しては、ラルフとクラークと付き合っていくうちに、無愛想が多少治ってきている。
『2003』までは軍服っぽい服装だったが、再登場した『XII』からタンクトップになって露出度がアップした。3Dとなった『XIV』では胸が揺れるようになっている。
『XV』ではコスチュームは『XIV』のままだが、ゲームエンジンや技術向上により実現出来なかった腹筋がバキバキ割れるように表現されるようなった。
髪の中にブーメランを隠し持っている、着けているイヤリングが実は爆弾だったりと見かけによらず物騒。
「レオナ」という名前は本名だが、名字の「ハイデルン」は名前自体が元々偽名であるため、「レオナ・ハイデルン」というフルネームは、養父であるハイデルンが実際に付けたコードネームである。
本当の名字は実父ともども不明。
ラルフとクラークと同様、『メタルスラッグ』シリーズにもゲスト出演している。
好きな食べ物が野菜。ベジタリアンなのね。
何故か工場見学が趣味だが、これは「物が出来上がっていく過程が興味深い」及び「おみやげが貰える」からとのことである。なにこれかわいい。
逆に嫌いなものは歯医者と案外子供っぽい一面も。とあるスピンオフゲームでは虫歯があっても行きたがらず、事情を知らないラルフたちを心配させた。(なお、戦っている最中に虫歯が折れて解決した。ちなみに現実では言うまでもなくたとえ虫歯が折れてもミュータンス菌はしっかり潜在しており、むしろ歯が折れようものならその折れた断面たる歯髄にまで菌が侵入し、最悪歯槽膿漏の果てに敗血症を起こして死亡するケースすら考えられるので、よいこのみんなは虫歯になったら怖がらずめんどくさがらずきちんと歯医者さんのお世話になろう)
担当声優は藤堂香澄とバイスとの兼役で弓雅枝が担当していたが、『XIV』を機に吉田聖子に交代した。
上官にタメ口
『'98』以降の対戦前デモでは上官であるハイデルンやクラークと対戦する際に敬礼を行うが、ラルフに対してだけ敬礼せず「あなたでは……勝てない」とまで言ってしまう事があった。
……実は言うとこれは『'98』限定のバグである。本来であれば戦いの覚悟が足りない相手への特殊掛け合いと思われ、ラルフ以外には八神庵、ジョー・ヒガシ、ユリ・サカザキ、麻宮アテナ、椎拳崇、チョイ・ボンゲ、矢吹真吾にも発生する。
もちろんすぐに修正され、『'99』以降の作品ではきちんとラルフに敬礼している。
(ただし『'98』のリメイクである『'98UM』では、通常はレオナがきちんと敬礼してラルフも指で挨拶するようになっているが、お互いが1番手(トレーニングモードも)だと『'98』無印当時を再現してレオナは「あなたでは勝てない」、ラルフは通常(酒をラッパ飲み)になる。)
実際はラルフに元気付けられて笑顔を見せたことがあったり、『'97』エンディングで彼のトレードマークであるバンダナを貰っていたりしている。
しかし暴言のフォローについてはされていない・・・
上記の(暴言を除く)エピソードから、ラルフとは深い関係を推測されることもしばしば。ただしスタッフの公式見解で否定はされているらしいが、非常に人気の高いカップリングではある。とはいっても、アラフォーのおっさんと10代の少女だしね。
チャン・コーハンに敬礼
そして、『'98』にてラルフの代わりに敬礼されていたのがなんとチャン・コーハン。
どうやらゲーム上で二人の掛け合いの設定が何の間違いか入れ替わってしまったのが原因らしい。
しかしこのことが妙に受けて上記のラルフの件とともにネタにされまくったせいか、
後に後付け設定で「純粋なパワーに敬意を示している」という説明が付けられた。
基本的に軍人は戦闘を生業とする以上、力こそが正義である職場なことは間違いないので、その精神はいち軍人として何にも間違っちゃいないのは確かである。
そしてなにしろ作中トップの攻防の数値というインパクトは絶大であり、しかも強キャラと名高いあのダイソンさんに有利を取れるんだからそりゃ敬礼されるのも納得である。
とはいえやはり納得できない人にはどう見ても苦しい言い訳にしか聞こえないが、実はこれに関しては、
『'96』では56kgだったレオナの体重が「筋トレで鍛えた」との理由で『'97』では65kgに激増したことを受け、
「あの人(コーハン)はあんな力を身に付けるまで一体どんな鍛え方をしたのかしら?」
……と謎の感銘を受けてしまい、それがチャンへの尊敬に繋がり敬礼となった、
という微妙にもっともらしい設定もある模様。案外天然なのだろうか?
(ちなみに件の体重激増も実は桁入れ替わりミスだったのでは?という疑惑説があった)
なお、こちらは上の暴言とは違い正式設定として採用されたためか修正を免れ、
その後のシリーズでも再び採用されて度々レオナはチャンに敬礼を行うようになった。
さらに『XIII』ではライデンにも「純粋なパワーは賞賛するわよ」と言ったりしている。
後述する通り、彼女には爆発的な破壊力を持っていないので、ないものねだりじみた羨望めいた感情からパワーへのリスペクトという精神が芽生えたということか。
そして、遂に『XIV』ではチャンの方からも敬礼で返してくれるようになった。順当にチャンが更生へと歩を進めているようでこれにはキムの旦那もにっこりである。
しかし残念なことに、その『XIV』ではチャン達がザナドゥ率いる「悪人チーム」として出場したため、
勝利メッセージでは「また悪にとらわれているのね…… 打ち破れるだけの力を持っているのに……」
と残念がる様子を見せている。ここまで女の子に気遣ってもらえるチャンには案外春が近いのかもしれない。
もっともチャンはある意味朴念仁主人公以上のニブチンなので、このままでは互いに進展などないのも現実なのだが
スマホアプリ『KOFオールスター』でもバトルカード「敬虔な態度」でレオナとチャンが並んで敬礼しているイラストが描かれたり、チャンとのリンク効果として「ミスマッチ」が設定されていたりなど継続してネタにされている。
何にせよ、レオナがチャンに一目置いているのはもはや間違いない事実のようである。
背景
両親を目の前で殺されて記憶を失った後、身寄りがなくハイデルンの養女となっている。
実は、突然変異により本来転生で継承されるはずのオロチ八傑集としての力(実父であるオロチ八傑集のガイデルが受け継ぐはずだったもの)を所持する。それゆえ、幼い頃に突如現れたオロチ四天王ゲーニッツに強制的にオロチの力を目覚めさせられ、自分の手で両親を殺してしまい、この事件が原因で心を閉ざし感情をなくす。
オロチの復活を描いた『'97』において、自らの血の宿命と過去すべてを知った彼女は、自決によってその呪われた生涯を絶とうとする。しかし、それを止めたのは仲間たちであった。いまはもうひとりではなく、「帰る場所」がある――そのことに気づいた彼女の頬には、わずかな笑みが浮かんでいた。
その後は軍人として及び怒チームの一員として順調に任務をこなすこととなる。その表情や言動には、劇的ではないが少しずつ柔らかさが生まれつつあり、前述したオロチの血やそこから生まれる力に関しても、制御しながらそれに頼ることなく、要はうまく付き合う術を身につけた。
が、『2003』においてとある事情でオロチの力が表にでるようになると、エンディングで再び血の暴走状態へと陥ってしまう。その場ではかろうじて仲間たちに止められたものの、かくある事情から『XI』では不参戦となった。シナリオ上直接的な次回作となる『XIII』で、彼女は自らの意思でKOFへの参戦を志願、一度は克服したはずの自らの呪われた過去と宿命に向き合う覚悟を決めたのだった。
ヤミノナカオロチノチニメザメルレオナ
自身の身に流れるオロチの血が覚醒し、狂気の塊と化した姿。髪が赤に変色し、白目になる。理性を失って破壊衝動のままに行動し、目に映る者全てを標的として容赦なく攻撃する。
かつてレオナが幼かった頃、ゲーニッツの手によってこの状態となり、父ガイデルと母を殺害してしまった。
※ あるIOSのゲームにもコラボ
シノマス(閃乱Kagura New Link)にも戦闘キャラとしてコラボした。
なお、『2002』『NEOWAVE』においては自らの意思で「覚醒」することができ(これは彼女が血の力を制御できていた頃の話であり「暴走」ではない)、『XIII』において特に強い技を使うとき髪が赤くなる演出がある。
『2000』からはレオナの勝利メッセージで「力は制御できるけどそれに頼るつもりはない」と言っているが、『2003』のエンディングではオロチの封印解除の影響を受けて暴走し、ラルフとクラークに襲い掛かってしまった為、完全な制御は未だに困難の模様。
KOF14コミカライズでは、メキシコチームの試合中にネスツ残党に洗脳されたアンヘルとの闘いの最中に覚醒してしまうが、仲間の信頼を得て制御することができた。
性能面について
高い機動力と空中技の性能を用い、けん制から飛び込み揺さぶって離脱して~というキャラ。必殺技のいくつかはタメ技であり、対空及び連続技に使える「ムーンスラッシャー」(ハイデルンの必殺技)、隙はあるものの持続が長くある程度の距離から設置的に使える「ボルテックランチャー」、そしてほぼ毎回使い勝手のよい空中からの突進技&ロック技「Vスラッシャー」などが主軸であろうか。特に爆発的な破壊力があったり、相手に何もさせない制圧力があったりはしないので、機動力を生かして継続的に相手の体力を削ってゆく戦術を要求される。ちなみに、シリーズごとに技の構成や使い勝手は僅かに追加される/変わるものの、大幅には変化せず同じ感覚で動かせる。
キャラランク的には、総括して絶望的に弱かったことはないが、最上位であったこともほぼなく、まさしく中堅という感じであろうか。
というのは『XIII』までのお話。『XIV』ではこれまでの全部乗せという評価を受けており、ナコルルが発売当初に暴れた反動を受けマイルドになった結果、最強キャラクターとして有名プレイヤー達から認知されている。ちなみにSNK主催の世界大会では半数近くがレオナをメンバーに入れていた。(もっも優勝したのはレオナを入れなかったプレイヤーである。)
大暴れが過ぎた為かVer.2.00パッチで強すぎた通常技の数々が軒並み弱体化。さらに体力値が900(標準の9割)に下げられ、ゲージ2本で体力の5割弱が吹き飛ぶ『XIV』ではかなり痛い。尤も、強すぎた部分の見直しが中心でレオナの特長は残っており、壊れキャラではなくなったが十分戦えるという意味では良調整とも評されている。
メタルスラッグシリーズ
『XX』(『7』のマイナーチェンジバージョン)から参戦・・・と思いきや実は携帯アプリ版から参戦していた。しかも、ラルフやクラークよりも早く参戦していた。『XX』ではDLCを使用すれば登場できる。(どうせなら『7』から登場させればよかったのに・・・。)
特殊性能はハンドガンの威力が1.5倍、手榴弾(彼女の場合はイヤリング爆弾)保有数が1.2倍というマルコとエリの長所をいいとこ取りしたようなものである。
さらにミスした際所持していた武器を失わないという特徴も持っている。
特殊格闘攻撃も使え、レオナの場合、ムーンスラッシャーを使う(KOFのものとは違う)。強力な近接攻撃で周囲に攻撃判定があり戦車にも攻撃可能で、敵弾をかき消すという斬鉄剣のようなものとなっている。
初心者はもちろん上級者にとっても使いやすいキャラである。
なお、KOFのように暴走状態には一切ならないのであしからず。
メタルスラッグディフェンス
接近戦に完全に特化したキャラクターで単発最高クラスの火力を誇っており、Sランクでステージクリアをするには彼女が必須である。更新前は打たれ弱かったが、更新されてからは一転性能が上がっため強キャラとなっている。
攻撃はナイフとムーンスラッシャー。ムーンスラッシャーはXXと同様敵の攻撃を掻き消してくれる。
小ネタ
実は技の一部が特撮作品のパロディになっている事で有名なキャラクターであり、技名だけでなく、演出も元ネタの特撮作品を強く意識している。
- アイスラッシャー
髪の中に仕込んだブーメランを投げる技。
- 流星キック
垂直急降下蹴り。
似た技を持つ格ゲーキャラは多いが、元ネタはそのまんま『帰ってきたウルトラマン』の流星キックが元ネタ。
- レオキック
レオナキックではない。足を赤く発光させて敵を蹴飛ばす技。
元ネタはそのまんま『ウルトラマンレオ』のレオキックで、赤く発行する演出も原作通りである。
- イヤリング爆弾
イヤリング型爆弾を敵に投げつけて爆破する。
元ネタは『秘密戦隊ゴレンジャー』のモモレンジャーが投げる爆弾モモビーズ。
- リボルスパーク
発光させた腕で敵を貫く技。
元ネタは『仮面ライダーBLACKRX』のリボルクラッシュ(もしくはスパークカッター)。決めポーズを取るところまで全く同じだが、元ネタはリボルケインという棍棒で敵を貫くという違いがある。
なお、『ALLSTAR』ではそのまま過ぎるのが不味いのか。フィニッシュが爆発と同時に後方に宙返りするように変更されている。
関連イラスト
関連タグ
ハイデルン ラルフ・ジョーンズ クラーク・スティル ウィップ 格闘ヒロイン 筋肉娘
pixivでは省略して、レオナタグも使われている。