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Andy(アンデラ)の編集履歴

2021-07-31 23:46:07 バージョン

Andy(アンデラ)

もうひとりのあんでぃ

英語圏で使われる名前の一つ。本稿では漫画「アンデッドアンラック」に登場する男性(ネタバレ)についても解説する。

曖昧さ回避

  1. 戸塚慶文の漫画アンデッドアンラックで、1860年代アメリカに登場する重要人物(ネタバレ)。
  2. 英語圏で男女に使われる名前の一つ。英訳版「undeadunluck」では、本表記「Andy」の名前が使用されている。公式英訳担当・David_Evelyn氏によると、原作「Undy」使用法を英語圏でみると「Underpants(Undie / パンツ)」のスペルに酷似しており、翻訳として不具合があると危惧し改名しているとの事。

本稿では1.について解説する。


※以下、漫画『アンデッドアンラック』の重大なネタバレを含みます。本誌派以外の者(コミックでこれからを楽しみにしている人達)は閲覧注意。










































「ア…アンディ?」

「Ah?」


概要

戸塚慶文の漫画アンデッドアンラックに登場する男。


その正体は過去のアンディ・・・であるが正確には彼と同一人物であり別人という不可思議(アンビバレンス)で、ある重要な役割を担う人物でもある。


読者(ファン)からは「過去アンディ」や作中でも呼ばれていた「隊長」などと呼称されている。


容姿

現行のアンディと大きな相違点は、髪降ろしの髪型と顔の左側に大きな傷跡、左の額に刺さったカードを保護する包帯があること(なお包帯は場面により外している)。


アンデラついたーまとめアンデラ  隊長(過去のアンディ)

左が現行に登場するアンディ、右が本稿に登場するAndy


肉体は同一なので、左肩には「DEAD END」の入れ墨と左胸には弾痕のような傷があり、その上には「1865」の数字。


服装は、初登場時が1860年代アメリカ西部なのでカウボーイのような恰好。両脇と両腰にはリボルバーをしまうためのホルスターを付けている。


センシティブな作品

ある時からは、物語序盤のアンディと同じオールバックの髪型、左目の傷跡、上裸姿で登場する。


人物

銃を巧に使いこなし、雇われの傭兵をしている流れ者。


初登場時の1860年代アメリカでは、まだ自分が不死否定者(ひていしゃ:世界の理(ルール)を否定する超能力者)という自覚はなく、傷が常人よりも早く治る体質と思っていた。そして過去の不鮮明な記憶・自身の本名が不明なことから、自分探しも兼ねて世界各地を放浪している。因みに初登場時は英語を話していたが、既に日本への渡航歴があるので日本語も話せる。


性格は周囲と壁をつくる冷淡(ドライ)がありつつ相手を彼なりに気遣う慈しさから、仲間には「隊長」と呼ばれ慕われている。



アンデラ ログ07アンデラ5巻まとめ

そんなの数奇な運命は、ある人物の導きで現れた少女によって大きく動くこととなる。


関連人物


ジョシュ

年齢20
身長170位
体重ヒミツ
趣味鞭集め サンダースをからかう
特技酒飲み勝負
好きなもの酒 隊長

仲間の一人で、freckle(フレクル)がある顔の右側を前髪で隠したポニーテールの女性。「隊長(Andy)」から聞いた日本の(サムライ)に興味があり(イアイを習いてぇ!!)、彼から日本語を教わったため外国語(ジャパニーズ)を流暢に話せる。


サンダース

年齢28
身長210位
体重わからん
趣味斧集め 料理
特技大食い勝負
好きなもの美味い飯 隊長

仲間の一人で、左目に傷のある巨漢。背には大きな二つの斧を背負っている。


レド

年齢15
身長150位
体重知らね
趣味銃集め ナンパ
特技早撃ち勝負
好きなもの金 隊長

仲間の一人で、鼻に一筋の傷がある小柄な少年。



ロンギングの人達

「隊長(Andy)」たちに誘拐された子ども達の救助を依頼した町人たち。酒屋の女性はひまわりの柄があるエプロンを着ている。

因みに「LONGING(ロンギング)」とは、本作で登場するアメリカ西部に位置する町で現実には存在しない(表向きはね)。



カミュ

年齢20
身長168
体重アッシュほどない
趣味物理研究の本集め
特技暗算勝負
好きなもの数字 隊長

新しく加わった仲間の一人で、敬語を話す真面目そうな半目の青年。



アッシュ

年齢20
身長170
体重カミュよりある
趣味筋トレ
特技ケンカ勝負
好きなもの肉料理 隊長

新しく加わった仲間の一人で、「あ~ん('Д')」と粗暴で助平で不真面目そうな青年。




日本語を話す赤帽子の少女

突如、ロンギング近辺に現れた外国語(ジャパニーズ)を話す赤帽子の少女。名はフーコイズモ。「隊長(Andy)」の刺青や体質の事など、彼について色々と知っている。また仲間へ入隊するテスト「一発の弾が入ったリボルバーで自分の頭を撃つ度胸試し」では、(Andyが危険な事を他人にはさせないと信頼していたから)全弾を試し打ちする度胸をみせた。


自分に似た黒髪長髪の男

赤帽子の少女・フーコから聞かされた男。

「隊長(Andy)」と因縁がある人物らしく…。


「不死(Andy)」の誕生

謎の漫画家・安野雲によって出雲風子アンディから作られた「記憶の本」へ導かれて、彼の過去へ飛ばされる。


1860年代アメリカ西部

LONGING(ロンギング)近辺の荒野銃声が響く真っ只中へ気を失った状態で現れた風子。彼女が意識を取り戻して間もなく野党に襲われるが、その場へ駆け付けた男に助けられる。


男は風子(ヒロイン)の知る男性・アンディとよく似る人物だった。だが今まで共に幾度も困難を乗り越えてきたから分かる、彼こそ過去のアンディだと風子は一目で確信した。

今の彼は当時の仲間から「隊長」と呼ばれており、さっそくの出会いに喜ぶ風子だったが、ここで問題発生の事態になる。

この出逢いは安野雲によって導かれた過去の時間軸。お互い初対面なのである。その事実を察した風子は焦る。

自分たちの元へ駆け付けた「隊長(Andy)」の仲間たち・ジョシュ、サンダース、レドも加わって、彼らにとって不審者である風子は怪しい女であり殺されそうな勢いで詰め寄られる。せっかく過去のアンディと会えたのに、このままでは離れ離れになってしまう。そこで咄嗟の機転を発揮して風子は―





左肩にDEADEND(レフトショルダー デッドエンド)

左胸に1865!!(レフトチェスト エイティーンシックスティファイブ)



私の名前は出雲風子…(マイ ネーム イズ フーコイズモ)


私は(アイ)

アナタの未来を知っている!!(ノウ ユア フューチャー!!)




「隊長(Andy)」と彼の仲間たちしか知らないであろう事を話した風子。これにより不審から不信に変わった事で、一先ず窮地を脱した。その後、彼女は「隊長(Andy)」と彼の仲間たちの夕食にお呼ばれされた。


夕食での会話

LONGING(ロンギング)にある酒場誘拐された町人の子ども達を救出した謝礼として、料理お酒をご馳走になる「隊長(Andy)」と彼の仲間たち・ジョシュ、サンダース、レド、そして成り行きで一緒の席につく風子

日本語を話せる「隊長(Andy)」と仲間の女性・ジョシュから、今までの事を食事しながら聞く風子。今は南北戦争(1861年4月~1865年5月)が終わった時期や、過去の記憶がない「隊長(Andy)」は自分探しも兼ねた旅している事などが分かった。

そして「隊長(Andy)」の旅に同行している仲間たちから不信の対応を受ける風子。この時代と身なりや言語が異なる少女(フーコ)が、なぜ「隊長(Andy)」の事を知っているのかの話になる。



Q.風子だったか… お前何故 俺のタトゥーを知ってる


風子の答え(Answer / アンサーは―



A.何故って… 未来じゃ いっつも上裸だったから…


これに「隊長(Andy)」は否(No / ノーと―


そんな訳ないだろう

ウソじゃないもん!!



風子が更に、未来の「隊長(Andy)」は不死でずーっと生きてるから価値観が変わったのではないかと語る。これに対し、不死とは不可解(そんな訳ない)だと笑う仲間たちの反応から、この時代の「隊長(Andy)」はまだ不死否定者(ひていしゃ:世界の理(ルール)を否定する超能力者)である自覚がない事を察する風子。


この不安定な状況では風子の目的「アンディの過去を知る」に不具合がある判断し、強い決意をもって「隊長(Andy)」たちの仲間に入れてほしいと提案を持ち出す風子。



「 今こうやって喋ってても信用してくれないでしょ? 」

「 一緒に命をかけて皆と旅をするよ 信用も得て強くもなれてアンディも知れる 一石三鳥だよ 」



この大胆不敵な言葉を受けて、静かに「隊長(Andy)」は拳銃(リボルバー)を取り出して、装填された銃弾をいじる。



「 弾は一発 」

「 自分の頭を撃て 生きていたなら仲間に入れてやる 」



それは「隊長(Andy)」たちの仲間に加わる入隊テストだった。強張った表情で拳銃(リボルバー)を受け取る風子。そのまま銃口を自分のこめかみに向けて―



ガチャ ガチャ ガチャ ガチャ ガチャ ガチャ



拳銃(リボルバー)に装填される全6発分の引鉄を引く風子。不可解(あんだって)な行動に動揺する「隊長(Andy)」たち一行。仲間の女性・ジョシュから「バッ… イカレてんのか お前!!」と突っ込みを受けるも、これは「隊長(Andy)」を信用しての判断だと説明する



「 私が知ってるアナタ(Andy)は たとえ1/6の賭けだろうが 戦士じゃない人にそんな事しない 」


「 よかった やっぱりアナタはアンディなんだね 」



と、あどけない笑顔で話す風子。彼女の様子と一切の不純がない言葉に「…」と呆気にとられたが固い表情の「隊長(Andy)」と、風子の大胆不敵さに感銘を受けた仲間の女性・ジョシュは入隊賛成と上機嫌になる。



そして―


思いがけない出逢いで仲間となった風子

そして和やかな雰囲気へなりそうになり…


















































突如として「隊長(Andy)」と彼の仲間・ジョシュ、サンダース、レドと風子に無数の銃弾が襲う。それは彼らがいるLONGING(ロンギング)の酒場にある入口へ、いつの間にか立っていた不審者たちが放った、不条理極まる凶弾だった。この者たちは、LONGING(ロンギング)の町人たちから子ども達を誘拐した不良者たちだった。この無法者たちは誘拐を「隊長(Andy)」たちに阻止された後、あろうことか再び町人たちの元へ現れ『二度と町を襲わない代わりに隊長たち傭兵の殺害に協力』といった不合理な提案を持ち掛け、これに将来の不安からか町人たちは承諾していたのだった……。



そうとは知る由もなく「隊長(Andy)」たちは上機嫌に酒盛りをしていたため油断していた事もあって、不良者たちの襲撃は成功してしまう………。

ちょうど店の入口に背を向ける位置で座っていた「隊長(Andy)」は、眉間を含め体中を撃ち抜かれ椅子に座ったままでいる…。彼の仲間たち・ジョシュ、サンダース、レドは、入口に視界が入る位置で座ってたため、各々で「隊長(Andy)」や風子を庇おうとした姿勢で体に無数の穴が空いたまま横たわっていた…。


風子は、仲間の女性・ジョシュが上に覆いかぶさったまま床へ仰向けに倒れていた。銃撃の直前、自分(フーコ)の一番近くにいたジョシュが、風子の盾となるように庇ってくれたのだ。そのおかげで銃弾の嵐のなか、不運にもというか風子だけ無事に済んでいた。



フーコ

ジョ…シュ…さん… 私を守って…



未来の隊長… 元気? 痛そうに…してない?

ハイ…!! 元気ですよとっても…!!


そう… よかった…



風子の上で静かになっていくジョシュ。

やがて眉間も含め体中を撃ち抜かれていた「隊長(Andy)」は、不死により致命傷が再生し復活。



借りるぞサンダース



そして仲間の大男・サンダースが背負っていた2対のを手に取って、そのまま店の外へ出ていった。風子は急ぎ「隊長(Andy)」を追いかけると銃声が聞こえてきた。

そして一人の少女が店の外で目にしたのは―



更に体へ穴が増えて血だらけのまま、真っ赤に染まった斧を両手に持って仁王立ちする男の姿…。彼の足元には数人の人だったモノが転がっていた……


そして風子は痛感する。不死の男・アンディを知るという事がどういう事か………。


それは、沢山の別れを知るという事なのだ





〝成程な 確かに自分が不死だと分かれば 近接の方が理にかなってる〟

〝死なねぇなら 痛みなんざどうでもいい〟



その否定できない悲しい現実に、この不公平な目の前の現実に、風子は涙する。どれだけの事があろうと、もう決めたのだ。



彼女(フーコ)は… それ(不死)を見届けなきゃいけない


その一夜は、彼が〝不死〟を知った日であった―――。





センシティブな作品

全てを知っている男・安野雲も嘗て知ったように、不死に限らず【否定者は苦しんでる世界】を、風子は間近で共に見届けていく事になる。

この悲劇が起きた一夜は既に起こった過去の出来事。その不幸な不死の誕生日(過去の1ページ)へ送り込まれた出雲風子は、彼(Andy)と共に長い旅路を歩んでいく事となる。



「Andy」の存在について

本作アンデッドアンラックのヒロイン・出雲風子が出会った「隊長(Andy)」とは、もう一人の主人公アンディから作られた「記憶の本」に登場する人物。いわば精神世界(アンダーワールド)の住人である。これがアンディと同一人物であり別人という不可思議(アンビバレンス)な状況になっている所以。


後に2人の出逢いを導いた漫画家・安野雲から、この邂逅は〝もし風子(ヒロイン)アンディが、はるか昔から出会っていたらという、もう一つの人生体験〟であって、現行の史実には作用していない事象と解説された。だが2人の「記憶」として、明確な「経験」を伴って【2人は強く互いを想い合う旅をした事実】へ繋げられている。

ちなみに本誌連載時の読者(ファン)による考察で、今回の超展開(いわゆる修行編)は【第1話アンディの言動は、前から風子(ヒロイン)に出会ってたけど黙っていた伏線】と解釈し「あ~んo(≧◇≦)o」な考えを抱いてしまう人がいたようだ。


この他にある人物の回想で、第1話風子(ヒロイン)と出会う前のアンディが登場する。この時の彼も、本稿の「隊長(Andy)」ではない。これは今回のめぐり逢いがある前の時系列である。

この場面は風子(ヒロイン)以外の女性といい感じになりそうな一幕だったが、アンディの本質は不変(かわらず)で安定のアンディと分かる対話だった。


TwitterのAndy

公式Twitterでは本誌連載・関連情報の他、登場人物たちが低頭身(ミニキャラ)になったおまけ漫画(ラフイラスト)などの配信(ツイート)もあり―


↑「隊長(Andy)」が登場する回(おまけマンガ)をみると、作中に合わせてカウボーイ、上裸姿でも登場している。また本編とリンクした科白を言う場面が確認できる。


JC第五巻発売記念の描き下ろしイラストでは、(いわゆるアンダーワールドである)「記憶の本」内外のアンディ2人に挟まれてあ~ん(*´﹏`*)となっている風子(ヒロイン)の構図になっている(あ~ん)。

また書店ポスターには、実写の背景を使用した情緒的(エモーショナル)な製作がされた(あ~ん)。


pixivのAndy

pixivならば、上記の容姿・性格の特徴に当てはまる関連作品へ本記事のAndy(アンデラ)をタグ付けしたり、説明文(キャプション)に関連事項を記述するなど、もう一つの人生「アンディ(アンデラ)」と区別化する工夫をすれば絞り込み検索の助けになる。


関連項目

アンデッドアンラック アンデラ

アンディ(アンデラ) 出雲風子 否定者

過去 西部 修行 安野雲


安藤くんの過去編



タイムトラベル:今回の場合だと疑似的な時間旅行となる。


精神と時の部屋:(いわゆるアンダーワールドである)「記憶の本」内外と同じく、部屋内外で流れる時間が異なる空間で、その使用法が今回の状況と似ている。


アンダーワールド(仮面ライダーウィザード)某特撮作品に登場する精神世界。特別な人間の中に、本人と関わる事象が反映された世界。その世界に主人公たちが入って活躍する展開が、今回の出来事と似ている。

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