ニシノフラワー
にしのふらわー
誘導
概要
馬主は西山正行。栗東松田正弘厩舎。
母デユプリシトが妊娠した状態で輸入された持込馬。
※馬齢は数え表記
1991年7月7日、札幌競馬場ダート1000m新馬戦でデビュー。4番人気、逃げ切って初戦を勝利で飾る。
札幌3歳ステークス、アドラーブル、ディスコホール、サンエイサンキュー、イイデザオウと初顔合わせ。
ニシノフラワーは4番人気で先行し抜け出して1着。2着ディスコホールに3馬身半差。
デイリー杯3歳ステークスは1番人気に推され、先行し抜け出して1着。2着ユートジェーンに3馬身半差。
この年から3歳牝馬チャンピオン決定戦となった阪神3歳牝馬ステークスに出走。1番人気、1着。3番人気のサンエイサンキューは2着、2番人気のシンコウラブリイは3着。
JRA賞最優秀3歳牝馬受賞。
1992年はチューリップ賞から始動。単勝1.2倍の1番人気だったがアドラーブルに3馬身半差をつけられる2着。
桜花賞は単勝2.3倍の1番人気。先行抜け出しで1着。2着アドラーブルに3馬身半差。
優駿牝馬でも単勝3.0倍の1番人気だったが7着。優勝は4番人気のアドラーブル。
秋はローズステークスから始動。1番人気、4着。
エリザベス女王杯では6番人気の評価だったが中団から伸びて3着。優勝は17番人気のタケノベルベット。
スプリンターズステークスではダイタクヘリオスに次いで2番人気。後方待機から伸びて1着。2着はヤマニンゼファー。
JRA賞最優秀4歳牝馬、最優秀スプリンター受賞。
1992年12月20日 中山競馬場
1993年はマイラーズカップから始動。ヤマニンゼファーを抑えて1番人気、レースでも2着ヤマニンゼファーに3馬身半差の1着。
国際競走となった安田記念には外国馬2頭が参戦する中で1番人気。先行し伸びず10着。2番人気のヤマニンゼファーが連覇。
宝塚記念はメジロマックイーン、メジロパーマーに次いで3番人気、先行して8着。
秋はスワンステークスから始動。重馬場。1番人気はシンコウラブリイ、2番人気ニシノフラワー(斤量はニシノフラワーが1kg重い)。同じ様な位置取りからシンコウラブリイが0.1秒先着。ニシノフラワーは3着。
マイルチャンピオンシップは不良馬場。1番人気シンコウラブリイ、2番人気ニシノフラワー。レースはシンコウラブリイがGⅠ初制覇。道悪巧者が掲示板を占めた。ニシノフラワーは13着。
連覇をかけたスプリンターズステークスではヤマニンゼファーが1番人気、サクラバクシンオーが2番人気、ニシノフラワーは3番人気。レースは先行し抜け出したサクラバクシンオーがGⅠ初制覇。ヤマニンゼファーは3階級制覇ならず2着。ニシノフラワーは中団から伸びて3着。
JRA賞最優秀5歳以上牝馬はシンコウラブリイ、最優秀スプリンターはヤマニンゼファーが受賞。
1994年から繁殖入り。
2020年2月5日、31歳で老衰により永眠。 馬主西山茂行のブログ ニシノフラワー旅立ちました、
繁殖成績
生年月日 | 名前 | 性別 | 毛色 | 父 | 競走成績 |
1996年3月12日 | ニシノセイリュウ | 牡 | 栗毛 | ブライアンズタイム | 13戦3勝 |
1997年 | 牡 | サンデーサイレンス | |||
1998年4月4日 | ニシノシシオウ | 牡 | 栗毛 | ラムタラ | 26戦4勝 |
1999年4月17日 | ニシノライメイ | 牡 | 鹿毛 | ダンシングブレーヴ | 8戦2勝 |
2000年3月17日 | ニシノハーロック | 牡 | 栗毛 | タイキシャトル | 111戦9勝 |
2001年3月21日 | ニシノデュー | 牡 | 青鹿毛 | ブライアンズタイム | 50戦6勝 |
2002年4月23日 | ニシノカエデマル | 牡 | 鹿毛 | パントレセレブル | 23戦3勝 |
2003年4月17日 | ニシノミライ | 牝 | 鹿毛 | セイウンスカイ | 6戦0勝 |
2004年5月30日 | ニシノマナムスメ | 牝 | 青鹿毛 | アグネスタキオン | 22戦4勝 |
2006年 | 牡 | Singspiel | |||
2007年4月14日 | ニシノオフェンス | 牡 | 栗毛 | アグネスタキオン | 15戦0勝 |
2008年 | ロックオブジブラルタル | ||||
2009年 | タニノギムレット | ||||
2010年 | ダイワメジャー | ||||
2011年 | シンボリクリスエス |
ニシノミライの孫、ニシノデイジーは重賞を2勝している。