経歴
厩舎開業以前
父は騎手、のち調教師としてメジロマックイーン・ステイゴールド・ディープインパクトなどを管理調教した池江泰郎、叔父はオグリキャップの担当厩務員として知られる池江敏郎、いとこに泰郎厩舎所属の調教助手・池江敏行と、栗東の地で働く競馬一族に生まれる。
武豊とは同級生の幼馴染みであり、ともに騎手を目指す仲だったが、泰寿は中学生時に大きく身長が伸びてしまったため、騎手の夢を諦めざるを得なかった。
東山高等学校・同志社大学を経て、1993年にJRAに就職、栗東・浅見国一厩舎で見習いを積む。
翌1994年に父の池江泰郎厩舎に転籍。ステイゴールドの調教助手などを担当した。
調教師時代
2004年、調教師として栗東トレーニングセンターに厩舎を開業し独立。
2011年に父・泰郎が定年退職により厩舎を畳む際には、トゥザグローリー・バーディバーディ・ダノンバラードなど、管理馬の一部を引き受けた。
2006年、ドリームジャーニーが朝日杯フューチュリティステークスを制し、厩舎初の重賞制覇・GⅠ制覇。ドリームジャーニーは、父ステイゴールド・母父メジロマックイーンともに父の池江泰郎厩舎で現役を送った、池江家に縁の深い血統の持ち主である。
そのドリームジャーニーの全弟・オルフェーヴルの管理も任されると、2011年にクラシック三冠を達成。2005年の三冠馬ディープインパクトを管理した父・泰郎とともに、史上初の親子で三冠馬を管理した調教師となった。
有馬記念では、厩舎として史上最多の4勝を挙げている(2009年ドリームジャーニー、2011・13年オルフェーヴル、2016年サトノダイヤモンド)。
主な管理馬
※基本的にGⅠ・JpnⅠ競走勝ち馬のみ記載
ドリームジャーニー:2006~11(朝日杯FS、宝塚記念、有馬記念)
オルフェーヴル:2010~13(皐月賞、東京優駿、菊花賞、宝塚記念、有馬記念2回)
ラブリーデイ:2012~16(宝塚記念、天皇賞秋)
サトノダイヤモンド:2015~18(菊花賞、有馬記念)
ペルシアンナイト:2016~現役(マイルチャンピオンシップ)