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概要

正式タイトルは『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』。

平成ライダー第6作『仮面ライダー響鬼』の劇場版

脚本は井上敏樹、監督は坂本太郎が担当。主な舞台は戦国時代であり、「仮面ライダーシリーズ初の時代劇」と言われる。

ただし、当時は使われていなかった英語の台詞も登場し、脚本の井上は「スーパー時代劇」と称した(作中の論理でいえば、古文書を読んだ明日夢の想像なので、英語も登場し、キャラクターも現代パートの知人らと同じ姿になっている)。

現代も登場するが、テレビ版とは繋がりのないパラレル設定である。

タイトルから分かるように、黒澤明の映画『七人の侍』がストーリーのベースにある。

登場する7人の鬼戦士のうち、本作オリジナルの5人は日本各地を出身地とする「ご当地ライダー」であり、モチーフには各地を本拠とするプロ野球チームのマスコットが取り入れられている(歌舞鬼以外)。

敵のモチーフには、『響鬼』と同じ東映の和風ヒーロー作品『変身忍者嵐』が取り入れられている。

テレビシリーズのレギュラー陣が、戦国パートで別人物を演じており、現代パートとまた違ったふるまいを見せるのも見所である。

またザンキ役の松田賢二は、ザンキとは何の縁もないトウキを演じている。

ゲスト俳優としては、トウキ以外のご当地ライダー4人を、『仮面ライダー555』にも出演した松尾敏伸(カブキ)、俳優の山中聡(キラメキ)、元グレートチキンパワーズの北原雅樹(ニシキ)、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』にも出演した湯江健幸(ハバタキ)が演じた。山中は後に『仮面ライダーディケイド』で芦河ショウイチ / 仮面ライダーアギトを演じた。

その他、ヒビキ役の細川茂樹の友人である小泉孝太郎がヒビキ(戦国時代)の弟子の猛士を、お笑い芸人の塚地武雅が首切り役人を演じた。塚地はこれ以降も劇場版『ドライブ』で出演するなど、ライダー関連の番組に多数出演している。

しかし、『龍騎』『555』『剣』の劇場版で行なわれていた「前作(本作から言えば『剣』)出演俳優のゲスト出演」はなかった。

三十之巻では劇中でヒビキが本作を喧伝する台詞がある。

また公開前にはテレビ本編直後にショートドラマ「ご当地ライダー 激闘ファイル」が放送された。

現代パートに装甲響鬼がテレビに先駆けて先行登場するが、その成り立ちはテレビ版と全く異なる。

同時上映は『魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁』。

あらすじ

ヒビキの弟子となった安達明日夢は、彼と共に魔化魍「オロチ」を退治しに行くが、圧倒的なオロチの攻撃により、ヒビキは戦闘不能になってしまう。

ヒビキの治療中、「たちばな」の書庫で打開策を探していた明日夢は、一冊の本を見つける。それは、猛士の創設を記した記録であった。

時は戦国。未だ鬼が人に怖れられ、忌み嫌われていた時代。

オロチに支配されていたとある村の少年・明日夢は、幼馴染のひとえが次の生贄に選ばれたことを機に、オロチを退治してくれる鬼を探す旅に出る。

果たして出会った鬼・カブキは、もっと鬼を集めて立ち向かうべきといい、各地に散った戦友の鬼たちに会いに行く。

その中には明日夢の兄・猛士の師であり、彼を殺した鬼・ヒビキもいた――

キャラクター

戦国パート

いずれも、現代のヒビキ達とは別人。カッコ内は、現代パートにおける同じ容姿の人物。

余談

当作品は特別限定版が発売中止になっている。

編集者:のぐ
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