広義にはUHFを使う無線局全般を指すのだが、一般にはテレビ局の通称で使われることが多い。
テレビのUHF局
アナログ放送では親局の周波数にVHFやUHFを使用していた。UHF局は後者を指す。
何故区別が必要だったかと言うと、初期のテレビやアンテナにVHF局しか対応していないものが多くあったためである。
デジタル放送では全部UHFを使用している。
関東地方や近畿地方においてはVHF局が大半で、UHF局はネットワークに属さない県域テレビ局を指すことが多く、特にこの場合を独立UHF局・独立U局と呼んでいた。デジタル化後は独立放送局・独立局と呼ぶ。
独立U局が県域免許しか持っていないこともあってUHF局は映るエリアが狭いというイメージを持たれやすかったが、しかしUHF局でも複数の県にまたがる放送局もあったし(広域放送もある)、送信所の条件さえ良ければ非常に広い範囲をカバーすることも出来る。
日本におけるUHFテレビ局第1局
60年代に確立した技術であり、地方ではだいたいの場合開局2番目の局がUHFの場合が多い。VHF局の有力局の大半を抑えていたTBS系が少ないのが特徴。
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広島県
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佐賀県
長崎県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
茨城県、鳥取県、徳島県には親局UHFテレビ局は開局せず。
地上デジタル放送に完全移行した現在では全てのテレビ局の全ての送信所でUHFが使われるようになっている。アナログ放送の頃は親局がUHF帯域でも中継局でVHFを使う例があった。