「じゃあ次は特別痛い奴だ!!」
CV:高木渉
データ
- 身長:194.0cm
- 体重:123.0kg
- 特色/力:トゲ付きの鎖鉄球、頑丈な甲羅
概要
『仮面ライダー電王』第43話と第44話に登場する敵イマジン。
契約者・大崎の思い描くボリビア民話『アルマジロの歌声(ザ・アルマジロズ・ソング)』に登場するアルマジロのイメージをモデルに具現化した。
ウラタロス、キンタロス、リュウタロスの三人がかりでも足止めにしかならないほどの実力を有する。
ひょうきんな口調に反して相手を攻撃した後、痛かったかどうかわざわざ聞くなど極めてイヤミかつ加虐的な性格で、デンライナー外壁にへばりついてターミナルに侵入し、乗客達を躊躇なく襲った。
カラーリングは到底アルマジロとは思えない青。
特徴
全身をデネビックバスターの攻撃すら効かないほど頑丈な青い装甲で包んでいる。
右手には刃があるため、モモタロスからはザリガニのイマジンだと言われ、「俺はザリガニじゃなくてアルマジロだ!」と返している。平成一期において自分のモチーフに言及する怪人は非常に珍しい。
アルマジロのイメージ通り(というか過去のライダーシリーズのアルマジロ怪人と同様に)、体を丸めての体当たりが得意で、キンタロスを押しのけるほどのパワーを持ち、地中すら移動することが出来る。武器は鎖付鉄球で、建物を発泡スチロールの様に打ち砕くほどの威力。
鈍重そうな外見に見合わずかなり俊敏な動きを持ち、デンライナーの壁面にジャンプしてしがみつけるほど身軽。
契約者の願い
願い事:「ヤクザのシラオカ組と縁を切りたい」
詳細は不明なものの、上記の日付に因縁をつけられ、借金に追われていた模様。
活躍
願いを聞くや否や大崎を直接手の刃で「切って」、契約を無理矢理遂行しようとした…のだが、恐怖のあまり失神した大崎から過去の扉が開いたためそのまま過去に飛んだ(それでもなお切り付けようとしていた)。
飛んだ先ではより多くの人々を傷つけ、電王ライナーフォームが対峙するが、「イマジンを倒せばタロスズは消滅する」事実をカイから突きつけられた良太郎は、消滅のための戦いにタロスズを巻き込めないとデンカメンソードを放棄して単身戦いだす。
当然ながら電王は歯が立たず、アルマジロイマジンは運よく標的とされている桜井を発見。襲おうとしたがゼロノスゼロフォームが駆けつけ電王を庇っていった。
事情を知らぬゼロノスは「デネビックバスターの射撃で追い込み、電王がトドメを刺す」という策を立て電王にデンカメンソードを投げ渡すも、良太郎はなおもタロスズの力を使おうとせず、必殺技を使わずに倒そうとする無茶が祟って戦闘不能に。
良太郎はコハナの機転でデンライナーに運び込まれたものの、アルマジロイマジンはデンライナーに張り付いていた…。
張り付いていたアルマジロイマジンは、「過去で暴れるよりこっちの方が面白そう」という愉快犯にして至極迷惑極まりない動機でキングライナー内のターミナルまで侵入。
ターミナルで潜伏を感知したウラタロスとキンタロスが対峙、途中で駆けつけたリュウタロスをも苦戦させるが、3体が満身創痍となったところを、ぶつかり合いの末和解したモモタロスと良太郎が参戦。
変身されるや否やソードフォームに切りつけられ、ロッドフォームに一方的に押し負け、アックスフォームに鉄球をちぎって投げ返され、ガンフォームの銃撃を喰らいまくり、クライマックスフォームに変身されるというタロスズフルコースを喰らう。
アルマジロ「バカな…なんで急に! 俺の方が強いのに!?」
モモタロス「バーカ。どっちが強いかじゃねぇ。戦いってのはなぁ…ノリのいい方が勝つんだよ!!」
あまりの形勢逆転ぶりに困惑するも、デンガッシャー・ガンモードで撃たれながらモモタロスにキッパリと断言される。
デンガッシャー・ソードモードの「俺達の必殺技」(ボイスターズスラッシュ)で最期を迎えたのだった。
余談
ロッドフォームからガンフォームの戦闘シーンではそれぞれの『Double-Action』をメドレー形式で流すという豪華仕様であった。
イメージ元となった「ザ・アルマジロズ・ソング」はボリビアに伝わる民話。カエルやコオロギ、小鳥の歌声に感銘を受けたアルマジロは、自分も歌えるよう神様(または魔法使い)に願うと、自分の命と引き換えに楽器として歌う事ができるようになった。これがチャランゴと言う楽器の始まりだと言う。
声を演じた高木氏は、今作が平成ライダーシリーズ及び特撮初出演となった。
関連項目
バラマジロ:『超力戦隊オーレンジャー』に登場したアルマジロら繋がりの怪人で、こちらもそれらしからぬ青いカラーリングが特徴。
臨獣パンゴリン拳ムザンコセ:こちらはセンザンコウだが、同じくニチアサ同期において体を丸めて戦う繋がりの戦隊怪人。