「それで、今度はなんですの…厄日なんてものじゃないですの…不幸という底なし沼にはまったような気分ですの…」
概要
神浜市で民俗学者の父親を探している魔法少女。
世間に魔法少女の存在を周知するために父親をサポートしてきた。
ツンケンとして頑固な一面もあるが、人の良さと一所懸命さが覆い隠している。
同じ里見姓の灯花とは従姉妹だが距離を取っている。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 宝崎市 |
学校 | 宝崎順心学園 |
年齢/学年 | 15歳/中学3年生 |
身長 | 不明 |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | 母親を父親と同じくらい穏やかにしてほしい |
固有魔法 | 不明 |
ソウルジェムの形状/色/位置 | ? |
武器 | 芭蕉扇 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 春花らん |
※年齢・学年は魔法少女ストーリーにて判明。
人物像
行方不明になった父親を探しに、宝崎から神浜にやって来たお嬢様口調の魔法少女。使用人に氷室ラビがいる。父親で民俗学者の里見太助とともに魔法少女について調べていた。なお、両親は数年前に離婚しており、母親とは離れて暮らしている。
牛の角のような癖毛にウェーブのかかったベージュ色の切り揃えた髪とおっとりとしたタレ目が特徴で、わりと苦労人気質な性格。
八雲みかげからは「なゆたん」の愛称で呼ばれている。
里見灯花とは従姉妹に当たるが、過去に学者としての方向性の相違から父及び自身が研究している民俗学を小馬鹿にされて以来、彼女に対しては浅からぬ因縁がある(調べていた対象が対象なだけに、灯花本人は反省している模様)。
また、プロフィール説明文や魔法少女ストーリー第1話でも触れられているが、結構頑固な性格でもある。この点では同じ宝崎出身で家族を探しに神浜にやってきた、そして周囲から頑固だと言われる環いろはと似ている。
外見(特に特徴的な部分)やその性格から大人びて見えるが、実は中学3年生。いろはも同学年だと知って驚いていた。
魔法少女として
牛の角に中華風のドレスを纏う女帝のような姿。武器は芭蕉扇。
魔法少女になった理由は怒りっぽく、父のことを否定ばかりする母親への嫌悪から。教育熱心な母が那由他を厳しく叱責するだけでなく、穏やかな性格の父に辛く当たるのを見ていられず、うんざりしていたときにキュゥべえと出会い「ママをパパと同じくらい穏やかにしてほしい」と願った。
その結果として母親は穏やかな性格へと変貌し、自身の望んだ家庭を手に入れた那由他であるが、魔法によって生まれた家庭環境は徐々に歪んでいく。契約前の那由他には表面しか見えていなかったが、いがみ合っていた両親は「深いところで噛み合っていた」のである。両親にはすれ違いが生じ、最終的に二人は離婚してしまった為、那由他はこのことについて深い罪悪感を抱いている(第2部第4章第5話、および魔法少女ストーリー第3話より)。
ちなみにこの時太助は妻が変わった原因が「魔法少女の願い」によるものだと分かっており、つまり那由他が契約し魔法少女になっていたことも察していたことになる。
ゲーム上の性能
基本データ
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×0 | ×1 | ×2 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★4 | Lv.80 | 23,664 | 7,036 | 7,120 |
コネクト「共同捜査開始ですの!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 与えるダメージUP[Ⅶ]& Accele MPUP[Ⅶ]& HP回復[Ⅲ] |
マギア「文化的躍進の気流」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅴ]& 防御力DOWN & 確率でスキル不可(敵全/3T)& 状態強化解除(敵全) |
ドッペル「滑稽のドッペル」
専用メモリア「」
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | |
装備可能 | |
イラストレーター |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.40 |
「」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | ||
限界突破 |
活躍
メインストーリー第2部『集結の百禍編』
第2章『微笑みと火花』
4話より登場。半年前に失踪した父親を探しに神浜へやってきた。そんな最中にみかげと出会い、彼女や使用人と共に父親探しに出るが、事情を知らないとはいえ不運にもレナからはプロミストブラッドの一員と誤解されて追い回され、さらにはらんかからも自分たちの名を語る神浜の魔法少女として因縁をつけられてしまう。
しかし二葉さなと土岐すなおの加勢でどうにか助かり、みかげと共に調整屋に保護され、そこでかつて父が接触した七海やちよと出会い、そして因縁の相手である灯花と再会する。
第3章『内なる常夜の夜明け』
キモチの気配を感じ取っており、それの情報を提供する代わりにらんかを通して父の行方を大庭樹里に電話で尋ね、過去に太助が二木市の抗争を調停した事を知らされる。
しかし灯花から那由他を神浜に呼んだメールは宝崎市から送られてきた事を伝えられ、父は自分を発見して欲しくないのではと疑問に思う。
第4章『彼方の群青』
伯父である灯花の父の手引きで実母と再会。同じく太助を探す彼女から父に関する調査資料を入手し、手がかりである湯国市へ向かおうとするも、すぐに届いた太助の手紙に書かれていた諦めの一文を見てショックを受け、駆け出してしまう。
第5章『揺れて恋歌に霞む理想』
父の真意を確かめるため、ラビの出身地でもある湯国市に出発する。
第6章『薄氷のレゾンデートル』
湯国市にて父親の手がかりをいくつか見つけ、神浜の里見メディカルセンターで父と対面するはずだったが・・・
第7章『トワイライト・レムナント』
ようやく父と再会できたが、父は兄と新市長に魔法少女の存在を否定すべくすぐ様この場を去ってしまう。
第8章『夢のなごりに芽吹く花』
現状を知らせたい父が那由他の家に戻ってきて、「娘に魔女化が起こらない神浜市で争いに巻き込まれず、平穏に生きて欲しかった」と今まで雲隠れしてきた理由を言われるも、自分の命を捧げてまで魔女と戦い続け、酷い現実に打ちのめされても今こうして生きている事を理由に頬をぶつ。
ラビから午前0時のフォークロアの真相を聞かされるとショックを受け、ドッペルを出して気絶した。
後に父から「魔法少女を広める行為で絶望が生まれる仮設の検証を続けるので、理解したいなら南凪の水族館に来い。来るなら湯国の魔法少女の過去と自分の考えを話す。家に残るなら事の成り行きを見守れ」と誘われ、父について行く。
期間限定イベント
雪原で迷っていたラビを発見し(那由他自身も迷っていたのだが)、彼女から命の恩人と慕われている。しかし後にラビの本心を知って…
第2章の一件を受けて、みたまの仲介で、中立的な立場のアザレア組に用心棒をしてもらう。
主役を務める。父や灯花のような風格を出そうと奔走するが…
学校から帰ってくると玄関前にクリスマスプレゼントが届いていたが、差出人が不明などの不審点が多く、ラビとやるつもりだったパーティーの準備を後回しにして本来の届け先に贈り直すことに。
そしてヨヅルと月出里の調整を受け、クリスマス衣装となるも調整の際にある事を考え…
余談
- 間違えられがちだが、名前の表記は「那由多」ではなく「那由他」である。
- 願いの結果として両親が離縁した経緯や、女帝姿と牛の角に加えて芭蕉扇を武器することから、おそらく彼女の魔法少女としての姿は、西遊記でお馴染みの牛魔王の側室とされる「羅刹女」という登場人物をモチーフとしていると思われる。
関連イラスト
関連タグ
里見灯花:従姉妹
里見メディカルセンター:彼女の叔父が院長を務める病院。
氷室ラビ:神浜市で太助から派遣された使用人。那由他を守るという裏の使命があった。
八雲みかげ:何かにつけてお菓子をねだって(たかって)くる。
那由他・みかげ クリスマスVer.:派生版。