ダイオミクジワルド
だいおみくじわるど
データ
身長/48.5m
体重/2290.8t
概要
オミクジワルドの暴走したオミクジパワーが、クダイテストに満ち満ちて誕生した巨大級オミクジ戦闘兵たるダイワルド。
頭部と武器がオミクジワルドと同等の物になり、クダイテストにお面の様なおみくじが張り付いた様な面妖な姿に変わった。
オミクジワルド同様に「ムゲンミクジ」を主力としており、そのパワーを浴びる事で自身の運勢を自在に操り戦闘を有利に進める事が可能。更に最も幸運な“超大吉”を引き当てると、自分への攻撃は悉く当たらなくなり、反撃は必ずクリティカルヒットになるという、歴代戦隊怪人達の中でも無敵且つ凶悪染みたチートクラスの能力の持ち主。
巨大戦前からゼンカイジャーが消耗していた事もあり、ある人物の介入がな無ければ、バカンスワルドと同等かそれ以上に詰んでいた可能性が高い。
※メタ的には、件の人物が超常的な力を披露する相手として設定されたやられ役でもあり、反則無敵レベルの能力を持たされた時点で逆説的に死亡フラグが成立していたとも言えるだろう。
活躍
オミクジワルドが撃破され、排出されたオミクジトジルギアから漏れ出したオミクジパワーをクダイテストが浴びて誕生。町中を巨大なおみくじやくじ掛けが貼り付けられたおみくじだらけの情景に変えた。
ゼンリョクゼンカイオーで戦おうとしたが、オミクジワルドとの戦いで無理をしたマジーヌが疲弊していたのでブルーンに彼女を任せて、ゼンカイオージュラガオーンで応戦。その後、久々のスーパーゼンカイオージュランと巨大化ゼンカイガオーンで迎え撃つ。
しかしダイオミクジワルドはすぐさまムゲンミクジの力を自身に掛けて、巨大な「超大吉」のおみくじを生成。自らの額に貼り付け自身の運勢を操作し、運を底上げしてパワーアップ。
スーパーゼンカイオージュランのゼンカイミサイルを近くの車の足を乗せて、「あらららら~。運良く避けてしまったオミクジ~」と白々しく呟きながら回避し、丸めたおみくじをやり投げの様にぶん投げ、クリティカルヒットの大ダメージを喰らったスーパーゼンカイオージュランを合体解除、更にムゲンミクジから銃弾を連発し3人を追い詰める。
トジテンドパレスから様子を窺うイジルデも勝利目前の状況に心を躍らせていた。
イジルデ「ウヒヒヒッ! 今日こそ…勝てる!!」
しかし、ゲゲに憑依されたステイシーが介入、彼が手をかざすと周囲に満ちたオミクジパワーが手の中に吸い込まれ、ダイオミクジワルドは元のクダイテストに戻ってしまった。
クダイテスト「何だって~〜!?」
介人「世界が元に戻った!?」
イジルデ「どどどど…どういう事だ!?」
何が起きた分からず混乱するクダイテストだが、「やってやるよ!」と何としてもゼンカイオーだけでも倒そうと戦闘を再開するも、力を失った今の状態では相手にならずスーパーゼンカイザーのラリアットで大きく転ばされ挙句、再度合体したゼンカイオージュラガオーンの攻撃で怯んでしまう。
最期は「ジュランソード円月クラッシュ」を喰らった所へ、ゼンカイテンランスを用いたスーパーゼンカイザーの「スーパーゼンカイキック」を立て続けに喰らって貫かれ、「運が悪かったのは、俺か~~!!」と叫んで敗北・爆散した。
尚、オミクジトピアは並行世界を創りだした神だと名乗るゲゲの超常の力によって文字通り粉々に握り潰される形で世界ごと消し去られ、並行世界に解放される事無く消滅。トジルギアは砕かれる事無くまるで抜け殻の様に真っ白に干からびた状態になって転がり落ちた。
余談
- 通常のオミクジワルドにも言える事だが、今回は「ゼンカイジャー最強のワルド」がコンセプト。
- 東映公式サイトによると初期ワルド案は身も蓋も無く「サイキョウワルド」だったが、流石に人々へ悪さをするイメージが作り難く、「運勢操作」と言う能力になった旨が書かれている。
- ゲゲイシーの能力披露の踏み台になってダイワルドとしての力と人格を奪われて抹消された時点で実質完全敗北、素体のクダイテストをゼンカイジャーが片付ける異例中の異例な倒され方となった。
- またさりげなく、ダイワルドに身体の主導権を取られてもクダイテストの元の人格自体は保持されている事実も明らかにされた。