ファイナルファンタジーシリーズに登場する魔法のうち、威力が強大なものの一つ。
初出はファイナルファンタジー3(ただし、隕石を降らせる攻撃方法それ自体は、同シリーズのより過去作であるファイナルファンタジー2の時点で皇帝が使っている)。
メテオ(Meteor)の名が意味するとおり敵に隕石を降り注がせダメージを与える魔法。
ファイナルファンタジー7では世界を滅ぼす魔法として登場する。
作品ごとの概略
- ファイナルファンタジー3で初登場。
- ファイナルファンタジー4では伝説の黒魔法として登場。
- ファイナルファンタジー5でも登場。
- ファイナルファンタジー6でも登場。
- これまでとエフェクトが全く異なり「隕石を降らせる」のではなく「自分たちのいる場所と宇宙空間をつなげてそこに流れている隕石を敵にぶつける」(味方には無害)という内容に変わっている。
- 高威力・全体攻撃・無属性・必中で発動が遅い弱点も無く、これまでのメテオと比べて非常に高性能。ただ、さらに高性能なアルテマが注目されがちでいささか影が薄いのが泣き所。とはいえ、本作のメテオはセリスの「魔封剣」でも吸収されない(アルテマは吸収される)ため、本作唯一の「発動したら防ぐ手段が一切無い」攻撃魔法でもある。
- オーディンの魔石で1倍、ジハードの魔石でなんと10倍という脅威のスピードで習得可能。色々と面倒なアルテマの習得に比べると「オーディン」の魔石は多少楽に入手でき、消費MPもアルテマに比べると低く済むため、早めに魔石を入手して魔法を習得しておけばアルテマまでのつなぎやザコの一掃目的で活用できる。
- ちなみにセリスのレベルを物凄く上げる(取得レベル98)事で習得出来るが、それまでに魔石で習得していることのほうが多い。
- また、本作では魔法以外に特技にもメテオがある(俗に「特技版メテオ」などと呼ばれている)。魔法版とはエフェクトが異なり、威力は魔法版よりも高いがミスすることもあり、魔法回避率の高い装備を着けていると結構な確率で避けられる。
- 頭記のように背景に穴を開けて隕石を召喚するエフェクトであるため、背景と一体化しているモンスター相手に使用するとモンスターも背景ごと歪曲して穴が開く。
- ファイナルファンタジー7では前述の通り世界を滅ぼす魔法でありイベント的存在である。
- ファイナルファンタジー8でも登場。今作は「ジャンクションシステム」により、魔法をステータス補強用に装備させることが出来、メテオも高ランク魔法として高い補正値を有する。
- ファイナルファンタジータクティクスでも時魔道士が取得可能な魔法として登場。
- ファイナルファンタジー9では、ビビの黒魔法として使用可能。ベヒモスやオズマなど一部の強敵も使用する。
- ただ魔法の仕様がかなり特殊で、「Lv÷2+気力値」の計算式に命中率を依存しており、レベルが低いウチはまったくというほど当たらない。気力値の成長ボーナスを積んでようやく99%強となるが、威力も「1〜(使用者のLv+使用者の魔力-1)までの乱数×使用者固有の数値」とバラツキがひどく安定せず、歴代メテオでも屈指の使いづらさとなってしまった。
- しかし敵が唱えるとほぼ100%命中する。これはひどい。
- 特に隠しボスのオズマの場合、開幕先制メテオの全体9999ダメージで何もできず即全滅ということすらあり得る。しかも内部上の最大ダメージは14300なので、9999ダメージの確率は単純計算で約30%という始末。これを使われるか否かで攻略の可否が決まると言っていいほどの不安材料である。
- 「ファイナルファンタジー10」では敵専用の技として登場。
- ラストダンジョンに出てくるキングベヒーモスが死に際に使用してくる。物理扱いになっているのでプロテスでないとダメージを軽減できない。対策をしないと全滅は避けられない。誰か1人を逃がす、防御でダメージを減らす。カウンターでトドメを刺してメテオそのものを撃たせないように立ち回ることが重要。
- インターナショナル版及びHDリマスター版では「捕獲」がセットされた武器でトドメを刺すことでも阻止できる。但し最大数である10匹捕まえた後は防げなってしまう。
- 「ファイナルファンタジー:アンリミテッド」では黒き風の召喚獣としてトンベリ似のメテオマスターが登場。
- 召喚されると空へと飛びあがっていき、大量の隕石を降らせてあたり一面を火の海へと変える。
- 「マリオバスケ 3on3」ではクロマのスペシャルショット。シロマのホーリー、クッパのボンバーダンクに続いてエフェクトが派手。
以後ほとんどのファイナルファンタジー作品で登場している。
関連イラスト
イラストとしてはメテオの印象の強い4や7のものが多い。