防大38期
ぼうだいさんじゅうはっき
防大38期は「宇宙戦艦ヤマト」に登場する新人クルーたちの総称。中でも特に同期総代を務めた土門竜介以下彼と仲の良い京塚みやこ、坂本茂、徳川太助、板東平次、キャロライン雷電の6人を指すことが多い。
概要
防大38期はアニメ「宇宙戦艦ヤマト2205」において、改装ののち復帰したヤマト、新造された戦闘空母ヒュウガ、補給母艦アスカからなる「第65護衛隊」に配備されることとなった新人クルーの総称。名前の通り宇宙防衛大学校(防大)の38期生からなる。古代進以下ヤマトクルーの大半は防大出身者なので、彼らの後輩ということになる。
中でも、38期の総代を務め、劇中で中心的な立ち位置となった土門竜介をはじめ、彼と仲のいい(また在学時は同じ班に所属していたと考えられる)京塚みやこ、坂本茂、徳川太助、板東平次、キャロライン雷電の6名を指すことも多い。
- 作中の年齢から推察される各キャラクターの防大卒業は以下の通り
- ※38期の面々を参考に18歳で卒業と仮定。年齢は2205版設定に準拠する。
何期生か | 卒業年 | メンバー |
38期 | 2205 | 土門竜介、京塚みやこ、坂本茂、徳川太助、板東平次、キャロライン雷電 |
29期 | 2196 | 古代進、島大介、平田一※1 |
22期 | 2187 | 新見薫 |
20期 | 2185 | 古代守、真田志郎 |
14期 | 2181 | 榎本勇※2 |
4期 | 2171 | 山崎奨※2 |
1期 | 2168 | 山南修、安田俊太郎、尾崎徹太郎 |
※1:年齢的には古代と島の二つ上だが、同期という設定から暫定的に記載。
※2:在籍していた描写は「2205」の時点ではない。
※3:沖田十三や徳川彦左衛門、土方竜、芹沢虎鉄は年齢的に在籍してないと考えられる(在籍していても前身の教育機関だと考えられる)ため、今回は除外。
メンバー
「土門班」(仮)
38期の面々でも土門を中心に特に仲の良い面々。彼らの飾っている写真に教官らしき人物と共に写っていることから、防大在籍時になんらかのグループに属していたと考えられる。そのため、成績トップだった土門の名を用いて、仮に「土門班」呼ぶことにする。
所属する面々についてはそれぞれの個別記事参照。
- 黒髪の青年(左)
- 集合写真の左端、土門のすぐ隣に写っていた青年。「2205」では写真に登場するのみで、どういった人物か不明であるが、髪型やその整った顔立ち、立っているのが土門の一番近い位置であることから考えられる彼の正体は...
- なお、配属先がアスカであるキャロラインも同期たちにわざわざ顔を見せに来ていたことから、黒髪の彼は第65護衛隊には乗り組んでいないと考えられる。彼の正体と目される人物の背景から考えるに、軍を離れざるを得ない状態に陥っている可能性もある。
- 教官と思わしき人物(右)
- 1人だけ学生服でなく緑色の軍服を着ていることから、「土門班」の指導教官だったと思われる人物。
- どっかで見たことがある顔をしていることから、その人物の縁者でないかと考察するファンも多い。なお、顔に大きい傷があるのが特徴だが、これがガミラスとの戦いでできたものか、ガトランティスとの戦いでできたものかは不明。一部ファンは、「土門たちは『兄』の忘れ形見だから特に目をかけている」と考察している。
- 余談ながら、旧アニメ版ではそんなに出番がなかった「彼」であるが、松本零士が主体となっているゲーム版ではそれなりに活躍の場を与えられており、そこでは参謀が着る緑色の軍服に袖を通している。写真に写っている姿を見てゲーム版の「彼」の姿が思い浮かんだファンも決して少なくないはず。
その他のメンバー
- 栗哲夫
- 劇中において最大級のやらかしをしちゃった機関科のメンバー。まあ、彼に速度を間違えて伝えた太助も太助なのだが...
- 灰色髪の青年と茶髪の青年
- 念願のヤマト配属が決まった太助に「父親がヤマト配属だったから花形部署に配属された」と難癖つけてきた2人。片方は坂東と取っ組み合いの喧嘩になった。その後の配属先は不明。
- ポニーテールの女の子
- 先述の2人と坂東が取っ組み合いの喧嘩をしていた際に、みやこと話していた子。登場はこの一瞬だけで配属先も不明。
このほかにも、第65護衛隊に配属される際の行進などで写るキャラクターが多数いる。
「2199」の設定資料集では、ちょい出しのモブにもきちんと名前がついている先例が数多く存在するため、彼らの名前や設定が公開される日もそう遠くないと思われる。信じて待とう。