CV:伊藤舞子
概要
『カモメ第一小学校』3年1組に在籍している心優しき少年。1996年生まれ天秤座の八歳。父勇と母愛の三人家族。小学校へ入学する前、父の就職先が決まり両親と共に北海道から宇宙開発公団があるGアイランドシティへ越してきた。
歓喜時に「うわっはあ!」と父親譲りの口癖を言うが、華との別れ際では北海道弁を話している(CDドラマ Number.0参照)。好きなものは牛丼。勇の影響から超甘党である。
パッと身は何の変哲も無いごく普通の少年だが、『ゾンダーロボ EI-02』の核を破壊せんとするガオガイガーを目撃直後、生機融合から人間へと戻す浄解を発動させ、紆余曲折を経てGGG特別隊員に任命される。
その際、髪が逆立ち全身から緑色の光を発ち。妖精のような姿となる。それ以外にもGSライドの駆動効率を上昇させ、暴走したガイの怒りを沈めて正気に戻し、念動力や思念波などを発揮、様々な奇跡をGGGにもたらしていく。其はゾンダリアンにとっては脅威そのものであり、ピッツァとペンチノンからは『カインの遺産』であるギャレオン破壊を唱えるポロネズと異なり攻撃の第一目標にされていた。
両親とは血縁関係が無く、赤ん坊の頃北海道に『ギャレオン』に介され託された過去を持つが、その不思議な力については本人も『神様からの贈り物』だと考え、自身も知らぬその素性は物語を通じて謎の一つとされていた。
だが、大規模なゾンダーメタルプラント製造を展開する東京大決戦で図らずともパスダーから「カインの造りし破壊マシン」と呼ばれて困惑し、少しずつ力の意味を考えるようになり、同じ能力を持つ戒道幾巳と、『機界最強七原種』のひとり『腸原種』からその素性が明かされた。
彼は『三重連太陽系 緑の星』の指導者カインの息子ラティオで、故郷が『機界31原種』により『機界昇華』された際、ギャレオンと共に星を脱出し、『Gストーン』も自分の能力を基にして生まれた無限情報サーキットだとも知らされる。それでも「僕は地球人の天海護だ」と気丈に否定。この頃から普段通りに生活しつつも、親しい人々との現在の関係が壊れる事を危惧し繊細な素振りが多くなって来ていたが、両親や華はそれらを受け入れ、自身もまた成長し、ギャレオン内部に内蔵されたカインの意思により最後の封印が解かれ、勇者達と苦心の末に『Zマスタープログラム』を浄解する。
機界新種との戦いの後、他の星に潜伏しているであろう新種の脅威に晒されている人々の力にならんとギャレオンと共に宇宙に旅立つ(但し、これは方便であり、真相は続編及びノベライズで明確に語られる)が、この戦闘でガオガイガーを守ろう結界を張ったものの一度命を失った。
物語の要であり、全てのストーリーを通じてメインキャラクターとして活躍する。
なお通常時には全く動かすことが出来ないニューロノイドも浄解モードになった時のみデュアルインパルスを発する事が出来るようになり、はじめて操縦が可能となる(これに関しては幾巳も護と同様に浄解モードになった時のみである)。
覇界王~ガオガイガー対ベターマン~
中学生前後にはGGG宇宙センターへ表向きは留学の形で『ニューロノイド』の運用試験をし続けながら、プロローグ【number.00】時は14歳。この頃にベターマン・ラミアと邂逅、【number.01】以降は嘗ての凱と同じ年齢の20歳になり成人したことで、飲酒するようになるも、覇界王との決戦前に凱と共にペース配分を決めずに飲み続けた結果、二人共泥酔状態に陥り嫁達に禁酒令を言い渡された。
※イラストの中央にいるのがGGG機動部隊隊長となった20歳の護。そして護の側にいるのが同じく20歳となり同部隊メインオペレーターの華と副隊長となった戒道である。
前者では少年GGG隊の隊員として、後者はガッツィ・グローバル・ガード機動部隊隊長となる。凱たちを迎えに行く為『プロジェクトZ』への協力、その再会を決意。華との関係は10年経っても良好だが、成人になったことで「緑の星の人間である自分が、地球の女の人との間に子供ができるのか」等、嘗てエヴォリュダーとなった凱と似たような悩みを抱くようになる。一応は声変わりはしており、勇をパパ→お父さん→父さんと敬称が変化。ラミアからは『光持つ者』と呼ばれる。国際犯罪組織『バイオネット』から救い出したアルエット・ポミエからは「坊や」呼びされ、嘗ての凱同様のダメージを10数年後に『ブーメラン発言』で返される形となる。
また凱号及びガオガイゴーを共に操縦する相棒である戒道とは【number.00】ではオーストラリアでの出来事を話してもらえるほど距離が縮まり、【number.01】以降は育ての親が深い愛情を込めてつけてくれたファーストネームでお互いを呼びあう関係に変わっている。
劇中でも指摘されていたが、2017年の時点で機動部隊隊長としては凱よりも任期期間が長くなっているものの、共に過ごした時間はJと幾巳よりも短い。
関連タグ
トリトン…最初にキャラデザイナーがイメージソースしたモデル。
ナツカワ・ハルキ…同じくヒーローものの主役で実質主人公の一人。彼もまた作中で20代なのに「小僧」呼ばわりされた事がある(その時本人は意識を失っていたが)。
ここより先「覇界王」終盤でのネタバレ
終章の時点で華ちゃんが護の子供を妊娠した事が発覚、全てが解決した後に産まれ『翼』と名付けられる。凱・命夫婦との合同結婚式の時には既に誕生しており、結婚式の時には牛山次男・あやめ夫婦に面倒を見てもらっていた。
関連項目(ネタバレ)
天海翼:護と華ちゃんの間に産まれた子供で浄解能力の有無及び性別に関しては米たに監督の指示で敢えてぼかしている。
黄金剣士ドラン:黄金勇者ゴルドランの主役ロボで勇者シリーズにおける子持ち勇者の先輩(こちらは4人の子持ちで奥さんの尻に敷かれている)。