曖昧さ回避
- “Department of Damage Control”、ダメージコントロール(損害統制局)の略称。本項で解説
- 化合物の1つ、C23H23N2O2Iの略称。
概要
超人ヒーローたちによる被災地の後始末や整備、残されたヴィランの武装やビークルといったテクノロジーの回収・管理を行う会社。
初登場は1988年の"Marvel Age Annual #4"。
翌年の "Marvel Comics Presents #19" から本格的な活動が確認され、"Damage Control" と題した短期シリーズが、1989年から1990年にかけて4巻、1991年にも4巻刊行されている。
その後2006年のアントマンを主役としたシリーズ "The Irredeemable Ant-Man" や、2017年の怪獣タイプのキャラクターを中心とした "Monsters Unleashed" に登場している。
当初の出資者はトニー・スターク / アイアンマンと、ウィルソン・フィスク / キングピン。
メンバー
- アン・マリー・ホーグ(Anne Marie Hoag)
組織の創設者で事実上のオーナー。
実写版では『ホームカミング』に登場。タイン・デイリーが演じ、日本語吹替は西宏子が担当。
- ウォルター・デクラン(Walter Declun)
「シビルウォー」当時のCEO。より大きな被害を出して利益を得るべく、自爆再生するヴィランのニトロを強化したことが事件の発端となった。
- クレイアリー捜査官
映画『ノー・ウェイ・ホーム』から登場。
当作での吹替は友情出演の一環で、オリエンタルラジオの藤森慎吾が務めている。
- サディ・ディーヴァー
ドラマ『ミズ・マーベル』から登場。
実写(MCU)版
こちらではトニー・スタークがアメリカ政府と設立した半官半民、日本でいう第三セクター。
S.H.I.E.L.D.が世間的には崩壊した後のアベンジャーズらヒーローたちに関わる行政組織として、S.W.O.R.D.とともに主にフェイズ4から活動が描かれる。
軍隊やFBI並みに武器の所持や捜査権限もあるようで、作中では(味方のはずのヒーロー側からみても)度々横柄な態度が目立つ。
アイアンマン
終盤、トニーの部屋のモニターにそれらしき名前とマークが確認でき、このころから構想自体はあったと考えられる。
スパイダーマン:ホームカミング
『アベンジャーズ』終盤のニューヨーク決戦後、民間の業者を排除する形でがれきの処理を開始。
エイドリアン・トゥームスがトニーに恨みを抱き、ヴァルチャーになる遠因を作ってしまう。
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
『ファー・フロム・ホーム』におけるロンドン襲撃およびミステリオ殺害の事件を受けて、その罪でピーター・パーカー / スパイダーマンとMJ、ネッド、メイおばさんら関係者を取り調べる。
また凶器となったドローンがスターク社製であったことから、トニー亡き後に会社の責任者だったハッピー・ホーガンも連行。
このうち殺人容疑に関してはやり手の弁護士の介入もあり、ピーターらは釈放される。
しかし冤罪であっても影響は大きく、ピーターがドクター・ストレンジの元を訪れ、別世界のヴィランたちを呼び寄せる原因となってしまう。
その後彼によってヴィランたちが結託し暴れた現場に駆け付けるも、ピーターを犯人と勘違いし、さらに精神的に追い詰めてしまった。
ミズ・マーベル
第1話のポストクレジットから登場。
新たな超人が現れたという情報をもとに、カマラ・カーンの周辺を調べ始める。
なおこれに際してモスクに土足で踏み込むという、民族・宗教問題が大きく描かれている本作では特に暴挙と言えることをやらかしている。
また上記の押収したものと似たドローンをカマラの追跡に利用している。
シー・ハルク:ザ・アトーニー
予告編で登場したアボミネーションがいると思われる建物が『ミズ・マーベル』で主要施設と紹介されており、新しく制定されたという「超人法」の運用にも関わってくる模様。