「もっと俺を楽しませてくれ。闇を開放しろ…欲望のままに力を求めろ!」
データ
概要
ダークシャドウに属する、高い戦闘力を持った闇の忍者。表向きはDSカンパニーの部長を名乗っている。
Task.3「覇者の剣」より初登場した。
戦闘頭として現場に赴き、戦闘では合体させる事で長いナギナタにも変化する2本の忍者刀を武器に戦い、暗闇による錯覚効果を利用する忍術を得意としている。
必殺忍法は、鋼鉄化させた無数の折り鶴の吹雪を敵に放つ「千羽鶴・闇吹雪(せんばづる・やみふぶき)」であり、この時だけ冥土の土産に兜の顔面を開き、鬼の様な素顔を晒すのが特徴。
更にそれ以外にも、一瞬にして姿をくらませる「闇の舞」、お札を爆発させる「爆散符」、陣で敵を縛って斬りつける「闇一閃」、光の死角を利用した分身忍法「闇分身」等、多彩な影忍法の使い手である。
真墨との因縁と闇の本性
嘗て、ボウケンブラックこと伊能真墨が幼少時に所属していたトレジャーグループを壊滅させた張本人であり、上記の千羽鶴・闇吹雪によって真墨を除くメンバーを皆殺しにしてしまう。
その時、生き残った真墨の内に潜む闇の力の素質を感じて見逃すのだが、これが彼との因縁の始まりであり、本編にて成長した真墨の前に現れては幾度と無く戦いを繰り広げた。
表向きは頭領である幻のゲッコウに風のシズカと共に忠誠を誓っているが、実際は面従腹背を地で行く野心家で、その最終目標は闇の力によって世界を支配する事にあった。それ故、ダークシャドウに身を置いていたのもその為の手段に過ぎず、ゲッコウに対しても忠誠心は欠片も持ち合わせていない。
そして終盤、Task.44にて自らの野望の為、とうとう魔鳥の封印を解いてダークシャドウを離反。抜け忍の始末に来たシズカも返り討ちにした。
闇の因縁が終わる時(Task.46)
その後、プレシャス「闇の三ツ首竜」を巡り、ボウケンジャーとジャリュウ一族が奪い合いをしていた所を狙い、隙を突いて奪い逃走する。だが、闇の三ツ首竜は自分では無く真墨を選んだ為、以前より感じていた彼の中にある闇の存在を確信。
そして、真墨を自分のパートナーに引きずり込み、闇の三ツ首竜の力で世界を闇の世界に変え、その上で共に支配しようと甘言を呟く。
折しも明石暁との確執から真墨はそれを了承してしまい、闇の三ツ首竜によりその胴体である闇のエネルギーの塊を地球に引き寄せさせる事に成功する。
だが、自分を救おうとする仲間達の姿を見た真墨は、自身の中にある光の力に目覚めた為にそれを拒否した為に彼と一騎討ちとなる。
序盤はヤイバが圧倒していたが、やがて反撃に遭い止めのハンマーダイナマイトを叩き込まれて絶命。闇のエネルギーもアルティメットダイボウケンのアルティメットブラスター最大出力で消滅する。
だが、死の間際に真墨へ「お前の中に確かに闇はある」と言い残しており、その事を痛感していた彼は姿を消してしまう。
余談
モチーフは『忍者戦隊カクレンジャー』に登場した無敵将軍。
声を演じた黒田氏は『特捜戦隊デカレンジャー』にてドラド星人ゴルドムの声を担当して以来、2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。翌年の『仮面ライダー電王』ではオウルイマジンとアルビノレオイマジンの声を演じている。また、5年後の『海賊戦隊ゴーカイジャー』にてチラカシズキーの声を担当した。
関連タグ
類似する他作品のキャラクター・人物
ギガフェニックス:兜を開くことで見られる素顔が洗脳時の頭部と似ている。
サンダール:同じく悪の組織に属する忍者で、表向きでは忠誠を誓い、裏では支配することを目論んでいた野心家。
VAVA:兜の形が似ている。
服部半蔵:忍者要素及び中の人繋がり(ただし得物は4までは鎖鎌で、5からはヤイバのように忍者刀を使用している)。