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プロトランサーの編集履歴

2022-08-21 06:58:33 バージョン

プロトランサー

ぷろとらんさー

『Fate/Prototype』(旧Fate・原作版Fate)におけるサーヴァント・ランサーの通称。

たまらねぇ。たまらねぇなあ、オイ!

腹の足しにもならねぇ騎士道の最後の華! 騎士の中の騎士が、テメェのような優男だったとはな!


プロフィール

真名クー・フーリン〔プロトタイプ〕
クラスランサー
性別男性
身長184cm
体重71kg
サーヴァント階位第四位
出典ケルト神話
地域欧州
属性秩序・中庸・天
好きなもの猟犬、いい女
嫌いなもの不運をもたらす女
設定担当桜井光奈須きのこ
ILLUST中原
CV中井和哉

概要

Fate/Prototype』におけるランサーサーヴァント

マスターは玲瓏館美沙夜。サーヴァント階位は第四位。

公式での愛称は「プロトランサー」または「プロト」。

だが、ファンからは「Prototypeの兄貴」と意味で、プニキという些か危なっかしい愛称と若ニキという愛称が浸透している。

他にもクー・フーリンの幼名であるセタンタと呼ぶ方もいるが、こちらは浸透していない(そもそもセタンタとは原典でいうと6~7歳までの名であり、あちらより若いとはいえ20歳近くのこのランサーを幼名で呼ぶのは無理があるので当然である)。

後にアーケードで正式実装する⇒セタンタ(Fate)


美沙夜の指示でマスター候補である綾香を殺害しようとするが、そこでセイバーの召喚に遭遇し、撤退。その後もセイバーと幾度となく刃を交える。

中盤の終わり頃、美沙夜が愛歌から受けた呪いによって堕天し屍人と化す。彼女の死の呪いを解除し、殺害する事を条件としてサンクレイドにセイバーを奪われた綾香に協力することとなる。


人物

荒っぽいが筋は通す若者然とした性格。

正義も悪党も「どちらが上か」などと口にしないが、根は正義よりで、ぼやきながらも美沙夜の皮肉を軽く受け流す度量も持つ。

オフの時は着崩したスーツ姿で、アイリッシュパブを思わせる店でタバコを燻らせている。

美沙夜からは何かと小言を言われ、こき使われている。だが彼女の立振る舞いが恩師であるスカサハを、顔立ちや仕草は生前に争ったメイヴを思い起こさせ、口にこそ出さないもののマスターに相応しい女として忠誠を誓っている。


「歳は二十歳ぐらいで、世の理不尽、善悪の等価値さなどを飲み込める『stay night』のランサーほど大人ではない。そういった意味でいうと衛宮士郎に似通っている」と評されており、士郎のキャラクター造形にも影響を与えている。


師スカサハに対する感情、想いについては、「あちら」のランサーよりも心の内を幾分か大きく占めている。若さ故か、時期故は不明。


まさしく世の理不尽、善悪の等価値さを認めることが出来ずにいるのか――。

人類史の修復に挑むマスターの存在を、彼は好ましく思うだろうし、力を貸すのにもやぶさかではないだろう。

ただし、注意すること。同一の真名を有する「あちら」のランサーも同じ反応とは限らない!


戦士として成熟した「あちら」と比べると、若さゆえか斜に構えて気取ったような態度が目につく。

あくまで自分は積極的ではないと、相手からの詮索を防ぐために心的距離感を開けているが、根は熱くなりやすく、またマスターを煽って自分がそれに乗っかれるよう仕向けるなど、割と自分本位で調子が良いところがある。

要するに“まだまだ青臭さが抜けず落ち着きが無い”のである。


真名

ケルト、アルスター伝説における無双の大英雄クー・フーリン

太陽神ルーの血を受けた『光の御子』であり、異名はクランの猟犬。同じ真名で召喚されるランサーとは同一人物のようではあるが――肉体も精神も、若干「あちら」よりも年若い。


能力

「クランの猛犬」の名に違わぬ槍の使い手で、初戦は急造品の槍を使わされたことで敗退したが、マスター差もあり本来はセイバーに匹敵する実力者。


ルーン魔術も「あちら」同様使いこなす。ルーン魔術の他に、ドルイドの知恵が源流である黒魔術にも造詣が深い。動物使いでもあり、面倒見が良いため美沙夜が飼育している犬の使い魔たちとの相性も抜群。


同じ真名で召喚されるランサーに比べて重装な鎧を装備。それでも敏捷パラメーターは「あちら」を上回るA+。体の性能差ではなく、年若いが故の前のめりな精神性が幾らかの差を導くものとも考えられる。

また、幸運はワンランク高いのに、奈須氏曰く『Prototype』の展開上、『stay night』のランサーより不幸度は上になるとの事。この人でなし!


ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
玲瓏館美沙夜ACA+BDB
藤丸立香ACA+BDB

保有スキル

ルーン魔術(B)スカサハから与えられた北欧の魔術刻印、ルーンの所持。ルーンを使い分けることにより、強力かつ多様な効果を使いこなす。攻撃以外で主に使用するのは対魔力スキル相当の効果、千里眼スキル相当の効果、パラメーターを上昇させる効果、等。これらはすべて一時的なものであり、同時複数の使用はできない。
矢避けの加護(B)飛び道具に対する防御スキル。ランサーのそれは先天的なもの。攻撃が投擲タイプであるなら、使い手を視界に捉えた状態であれば余程のレベルでないかぎりランサーに対しては通じない。
獣殺し(B+)魔獣や野生生物に対する特効。魔獣の性質をよく知るクー・フーリンは、獣の殺し方を知っている。
対魔力(C)ランサーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。
神性(B)神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。

宝具

穿ちの朱槍(ゲイ・ボルク)

  • ランク:B/B+
  • 種別:対人/対軍宝具
  • レンジ:2~4/5~40
  • 最大補足:1人/50人

Gae Bolg


「そんじゃ、上げていこうか!」

「穿て、抉れ、ブチ抜け!『穿ちの朱槍(ゲイ・ボルク)』!!」


詳細は該当記事を参照。


外部作品での活躍

カプセルさーばんと

プロト勢も参戦し、主人公である沙条綾香を筆頭に旧セイバー旧アーチャーそして旧ライダーですら出たのに、なぜか旧ランサーだけいなかった。

幸運Dでもやっぱり悲惨である。


Fate/GrandOrder

そんな待遇に同情されたのか、今作では2015年8月31日に『Prototype』サーヴァントで1番早く実装された。


ランクは「あちら」と同じ☆3(R)。

「あちら」と比較するとステータスはほぼ真逆で、こちらの場合はHP10,000を僅かに超える耐久型に分類される。

カードは《Quick:2/Arts:1/Buster:2》と、ランサークラスそのものの配分。

スキルはキャスター状態と「あちら」の中間で、初期スキルに「ルーン魔術(B)」、霊基再臨で「矢避けの加護(B)」、そして固有スキルとして「獣殺し<A>」を習得する。

生存力に全振りしたかのような「あちら」に対し、クリティカル威力UPでの間接的な火力強化、〔猛獣〕特攻という攻撃的な特性が乗っかており、生存力と攻撃性をある程度両立している。


宝具の種別はQuick。効果は【敵単体に超強力な攻撃&防御ダウン&中確率で即死】。

性能は「あちら」と同等。オーバーチャージ(NP200%以上or宝具チェイン二連目以降)で、さらに倍率を上げるられる点も同じである。2021年8月5日にて宝具強化され、Quickカード性能をアップ+防御力無視が追加され、「あちら」の宝具と性能が差別化された。


欠点は「あちら」より打たれ弱い点と、「獣殺し」の使いどころ。

この「獣殺し」、ゲームの仕様のせいでザコ敵でも明確に「猛獣獣属性」と判別できるか微妙なので、イマイチ使いどころに困ってしまう。

特に対サーヴァント戦ではタマモキャットジャガーマン新宿のアヴェンジャーのみで、ケモノ耳持ちの玉藻の前アタランテは何故か対象外と余計に謎であり、効果を発揮し辛い。

しかし昨今、分かりやすく「猛獣属性」とわかるキメラ等のレア素材をドロップする強敵が増えており、相対的に使い勝手は徐々に上がってきている。


2016年10月5日に実装された「サーヴァント強化クエスト第5弾」にて、ピックアップ対象に抜擢。「獣殺し」の強化が実装され、【自身に3ターン〔猛獣〕特攻付与&スター集中率UP】となった。

この強化で「ルーン魔術」をより効果的に使用でき、特攻対象がなくとも腐らないスキルに化けた。もちろん、特攻対象がいるとより鋭さが増し、たとえ相手がキメラだろうと容赦なく葬り去れるようになる。


また、1.5章であるEpic_of_Remnant以降、猛獣エネミーにオオカミ系、ヒュドラ系、シャンタク、ヤガが新たに追加された。

第2章に当たるCosmos_in_the_Lostbeltがスタートしてからはサーヴァントにもアタランテ・オルタイヴァン雷帝赤兎馬と猛獣特性持ちが次々に登場しており、少しずつではあるが「特攻対象が狭い」という印象は薄れつつあるようだ。


「あちら」と「こちら」を戦術次第で使い分けて行くことで、より安定して勝利を目指せるようになろう。


Fate/EXTELLA

本人は未登場だが、あちらのランサー用の有料DLC衣装「ヤングランサー」として登場している。


余談

FGOで生前の知人からのコメントが無かったり、若干しか年齢が変わらないにも関わらず声優が違うことや、宝具のルビが違ったり、マテリアルなどでもどこか歯切れの悪い説明をされているなど、『stay night』のランサーと同一存在かそうじゃないかは現状どちらとも言えない(別世界の「同一人物」とも普通にとれる)。

  • FGOでプニキの掘り下げや露出が異常に少ないのも、ここら辺の設定をどうするかで困ってるためと思われる。

アーサー王ペルセウスギルガメッシュが明らかに別人のプロト時空出身のサーヴァントなので、FGO開始前は間違いなく別人だったと思われるが、FGO開始してからはセタンタの容姿にプニキの要素が入れられるなど同一存在の傾向にはなっている。



年齢は20歳くらいという設定であるが、この年齢は原典で言えばクーリーの牛争い真っ只中の年齢である。


「あちら」と違い鎧を着ている。ケルトの戦士は裸で戦うというのが有名であるが、それは下級戦士のみの話で身分の高い戦士は鎧を着る。また装飾品をかなり好みブレスレットや指輪、マント、ブローチ等で着飾るのが通例。


「旧Fate」のクー・フーリンの顔デザインはオールバックに前髪たらしで、プロトタイプだがデザインは「旧Fate」とは違う。というより、staynightのクー・フーリンのデザインが「旧Fate」のイメージのままとのこと。

関連イラスト

獣を狩る獣『光の』

旧槍Fate/ Prototype  犬クー・フーリン

無題旧ランサー


関連タグ

Fateシリーズ 旧Fate/Fate/Prototype

サーヴァント ランサー(Fate)

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