概要
元はアジア原産だが、その仲間は既に絶滅し、現存しているのは北アメリカに棲むアメリカバイソンと東ヨーロッパに棲むヨーロッパバイソンの2種。共に体高2m以上・頭胴長3.5mで、アメリカ大陸・ヨーロッパで最大の現存している陸上動物である。
頭部、頸、肩、前肢の部分に長くて荒い黒褐色の毛が密生する。角は雌雄ともあり、短くて上方に曲る。両種とも乱獲、自然開発などにより急激にその数が減少し、現在厳重に保護されている。
主な種類
現存種
絶滅種
- コーカサスバイソン:1925年絶滅
- カルパティアンバイソン:1852年絶滅
- ムカシバイソン:更新世に生息
- ジャイアントバイソン:更新世に生息
- ステップバイソン:現生のバイソンの先祖と推測される種類
- ハナイズミモリウシ:日本で発見された旧石器時代のバイソン
- ヨーロッパシンリンバイソン
その他
- ヒッグスバイソン:オーロックスと自然交配して生まれたバイソン。ヨーロッパバイソンは子孫だとされる。だが、最近ではヒッグスバイソンの存在そのものを否定する論文などもあるため、本当に存在したか不明である。
バイソンがモチーフの創作物など
漫画・アニメ
ドルトン(ONEPIECE):バイソンに変身できる能力を持つ
ゲーム
T・ホーク(ストリートファイター)…近距離立ち中パンチ「タタンカホーン」の名前はこの動物に由来。
スター・バイソン(ファイヤープロレスリングシリーズ)…モデルはスタン・ハンセン
ビゾンテ、ビサージェント(リッジレーサーシリーズ)…車(スポーツカー)ではあるがビゾンテの後継車種であるビサージェントの説明にもあるように「ビゾンテ」がイタリア語でバイソンであるため(ちなみにビサージェントはビゾンテとイタリア語で銀という「アージェント」が由来である)。
特撮
バッファロー怪人(仮面ライダーBLACK/バトルフィーバーJ)
実在
上記2チームはチームロゴのモチーフにバイソンを使用している。
その他
ディバイソン・カノンフォート・ディスペロウ・キャノンブル(ZOIDS、全部バイソンというよりはバッファローに近い姿をしている)