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ソノザの編集履歴

2022-11-20 11:26:24 バージョン

ソノザ

そのざ

特撮番組『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の登場人物。

うざい虫だ」

「人はなぜ笑う?なぜ泣く?なぜ怒る?」

「やらせろ、俺に……消えな!」

「だぁめぇだぁ! 胸が、ザワザワしない! キャラが立ってないし、展開に無理がある!」


演:タカハシシンノスケ

スーツアクター:清家利一


概要

脳人の一員である男性。ソノイソノニ同様に普段単独行動だが、ソノイ同様にヒトツ鬼が実体化してから登場している場合が多い。


遊牧民を思わせる茶色い衣服とブーツを身に着けており、やや長めの黒髪を後ろに纏めた気怠げな表情の人物。柄の部分が長槍の形状をした傘を常に所持している。


公式によると人間の感情に興味を抱いているが、感情の使い方を理解していないのか、場違いなシーンで笑ったり泣いたりと、場の雰囲気と感情表現に齟齬がある模様。

ただし、ドン2話にて自分を桃井タロウと間違えた鬼頭はるかを見て、記事冒頭の罵倒や嘲り等を見せるシーンがあり、ネガティヴな感情に限ればある程度は理解している風にも見える。

一方で、どう表現すればよいかわからない感情を抱いたりすると、身振り手振りでアピールしたり、興奮すると傍から見ればエキセントリックな行動をとるという可愛げを含んだ茶目っ気を見せる一面もある。


また、同話ではドンモモタロウアルターに翻弄された挙げ句、頭に連続ヒップアタックをかまされて間抜けな声を出したり、彼なりに感情的になる等と多少コミカルな一面も見せた(公式のyoutube動画にて確認できる)他、ドン11話で初めて桃井陣と相対した時は、珍しく困惑の色を露にした。


ドン29話にてソノニがニンジャークソードを手にした事で暴走したのを受け、初恋ヒーローのページをバラして刀身を覆うという訳の分からない方法で封印する技(素手で触れなければ安全と言う発想なのだろうか)を披露しており、以降はニンジャークソードを得物として振るっている。


人物像

言動が何処か辿々しく能動的な発言は控えめ。また「自分以外は“敵”“味方”か」の二元論で考えている節がある。

それもあって味方には従順で、時に味方の発言を鸚鵡返しする奇癖を見せるが、敵の場合は徹底して容赦なく、悪役のテンプレに沿った無慈悲な振る舞いを見せる。

更にドン4話では3人で超力鬼を見つけるや、笑顔を浮かべて消去しようとすると、世間一般の倫理観に欠けている風にも見える。


また、上記の「感情への好奇心」を満たす為、見ず知らずの人に唐突に「~~はこう言う物か?」と強引に聞き出し、要領を得ない返答をされると八つ当たりをする、(自分なりの解釈で)感情の発露を知ると、自慢するように見せびらかす等、狭量さを散見させる。

もっとも、感情の調査に関しては(現時点での知識の浅さもあるが)、分かり易いアクションの繰り返しに終始している感が否めず、一応ソノザの要求に応えようとしたつよしのくすぐりを無言で睨む様から、感情の根源的な性質・由来への無理解が目立っている

ドン14話にて『タロウの弱点を突いて倒した』事実を負い目にするソノイに「それも戦略だ」と断言、ソノニと共に粛々と目的を果たしただけの様子からも、あくまで「感情への興味」止まりで「人間への理解・愛情」は持ち併せていない様子が見て取れる。


尚、己の欲望に負けてヒトツ鬼を実体化させる人間を、一方的に消去するソノイは禁欲主義者、己の欲望に負けた人間や暴れまわるヒトツ鬼を「可愛い」と見なすソノニは快楽主義者の様なスタンスだが、ソノザは欲望に負けた人間に対する言及は今のところない。

はるかへのドライな関係や、超力鬼を淡々と消去しようとする様子等から察するに「脳人以外への関心がそもそもない=ターゲットの消去さえできれば良く、場合によってはそれを「遊びの一環」として捉えている可能性をも秘める仕事人間かも知れない。

人間の喜怒哀楽(=脳人よりも豊かで俗っぽい情緒やウィット)に惹かれながら異種族への興味・模倣止まりになっているのも、「脳人以外はどうでもいい」という単一的価値観に由来していると思われる。


そんな彼だが、ドン19話で感情を知るためにカツアゲして手に入れた初恋ヒーローを読んだ事で、今までになかった「胸がザワザワする」程の感覚を覚え魅了される。

ドン21話で作者であるはるかの居所を突き止め、誘拐すると、漫画の感想を激しいジェスチャーを交えながら伝え、初恋ヒーローの続きを描くように強要した(ご丁寧に画材を用意して漫画が描ける環境を提供するくらいの知識はある模様)。

はるかの方はソノザが脳人である事は知っているのに対して、彼ははるかがオニシスターである事を知らない。正体を知られれば問答無用で襲われる危険性から、はるかは敢えて要求に乗り漫画の続きを描くも、彼の納得がいく(「胸がザワザワする」感覚を覚える)内容ではなく、まるで担当編集者の様に小うるさくダメ出しされまくった。その後ソノザは漫画の描き直しを強要するが、途中ではるかが侍鬼の出現を受けて招集された際には、初恋ヒーローを読む事に夢中になって全く気づかなかった。この「漫画に没頭してはるかの招集に気づかない」というシチュエーションは続くドン22話でも発生しており、はるか=オニシスターと知らないことから電磁鬼との戦闘で出くわした彼女には躊躇なく攻撃していた。戦闘後、彼女からその意図返しを込めて、マンガの中で自分をモデルにしたキャラがコテンパンにやられる場面を描かれるが、それが自分をモデルにしている事には気づきながらも、はるか=オニシスターと気づく事はなかった。

ドン33話ではソノイによってドンブラザーズと脳人が集められた際にはるか=オニシスターだと気づいていたらしいことが判明し、スランプ気味なはるかにアドバイスを送っているあたり、オンとオフの切り替えが可能なほどの理性は有しているようである。


ソノイやソノニと違い、あまり話の主軸に絡んだりドンブラザーズ側の特定のメンバーと交流する機会がなかった事から、総じて静かな狂気と歪みを秘めた、悪い意味で幼稚な人物と評されていたが、ドン21話で意外な接点からはるかと絡みだした事や、それに伴って今まであまり見せてこなかったコミカル且つ愛嬌ある言動に視聴者からの好意的な意見が急増している。


また仲間意識の強い一面も明らかになっており、復活して一時的に性格が桃井タロウ似になったソノイには不平や心配を示し、彼が元に戻った際にはソノニとともに満面の笑顔を浮かべて抱き合い喜ぶといった本物の感情を見せている。またその一件ではるかがオニシスターであることをドン33話にて遂に知るに至るも、戦闘中は「甘えるな!戦いは戦いだ!」と容赦を見せないのは変わらないものの、平時でははるかのスランプに励ましの言葉をかけるといった労いをみせている。


怪人態

アナザーカゲスター

ブレスレット型アイテム『脳人ブレス』で変身した姿。イメージカラーは明るめの茶色で銀色の武骨な装甲に包まれている。頭部には短い3本の角と渦巻きのような意匠がある。

武器は普段持つ傘が変化した十字の刃を持つ槍「太文字三刃槍カゲスピア」と灰茶の脳人シールドを胴体に所持している。


カゲスピアの長いリーチを活かした攻撃を得意とする他、ソノイを上回る力で相手を追い詰めるパワーファイター。

また、ドン30話から手にした者を凶暴化させる妖刀ムラサメ/ニンジャークソード上記の訳のわからない方法で封印・制御し、得物として使いこなしている。


デザインモデルは闘士と思われる。


活躍

ドン2話「おおもも、こもも

今エピソードで初登場。「ドンモモタロウを探せ」と桃井陣から命じれたはるかからそれと勘違いされ、「あなたに忠誠を誓います!」と言い寄られた事で「うざい虫」と一蹴した。


ドン37話「イとニとザとシ

新作を描いたはるかの漫画原稿に目を通した後、「展開に無理がある」、「ストーリーの縦軸がなってない」と駄目出し。後日、ソノイに連れられて特捜鬼となったおやじの屋台でおでんを味わうが、タロウが突っ掛かって来た事で伝言ゲームの茶番を演じる事に。

そこへ監察官のソノシが現れ、オカリナでアノーニを嗾けた事で彼と共に本拠地へ帰還するが、はるかとの関係を糾弾された挙句、3人で跪かされる等のパワハラを受け、ドンブラザーズとの決闘を強要される。

ソノシの排除の相談をドンブラザーズに持ち掛けるべく、どんぶらを訪れた後、何故か生還していた大野稔から星獣鬼を捕獲。決闘にかこつけてソノシに憑依させて追い詰めるも、ソノイは止めを刺さなかった。ヒトツ鬼の撃破後、捨て台詞と共にソノシが去っていくのを見届けた後でソノイを詰るが、当人からは同じ脳人を殺めたくない自身の心情を打ち明けられる格好となった。


余談

  • 名前の由来は「その三」から。由来に反して初登場は2話(逆にソノニは3話)。
  • 怪人態のモチーフは『ザ・カゲスター』だと思われ、武器名もそれにちなんでいる。
    • また、色や槍(=ポールウェポン)を使用するパワーファイターの様子から『超神ビビューン』のズシーンもモチーフの1つとする意見もある。

関連タグ

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

脳人


笑えばいいと思うよ


ナーガ・レイ:同じく感情に強い興味を持つが、その使い方に誤りが目立つキャラクター。こちらはシルバーヒーローである。


デーボス軍:目的の為に人間の感情を集める敵組織。うち1名は後に戦隊メンバーとなる漫画家の作品を愛読している点がソノザとはるかの関係に類似している。


ヨドンナ:前々作の笑い所が分からない敵枠。この共通点をして公式サイトは彼を「令和2人目のヨド〇ナ」なるパワーワードで表した。


カイ(仮面ライダー電王):感情と表情が一致しない特撮ヴィランのでーせんぱい 。演者は後の2016年に別の特撮主人公を演じた、ある意味で異星人仲間(タカハシ氏は過去に「異星人と熱帯夜」のMVに出演している)。

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