この世界は弱肉強食。
食える時に食わなきゃ、生き残れねえッスよ?
CV:市川蒼
概要
名前 | Ruggie Bucchi |
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学年 | 2年B組2番 |
誕生日 | 4月18日(牡羊座) |
年齢 | 17歳 |
身長 | 171cm |
利き手 | 右 |
出身 | 夕焼けの草原 |
部活 | マジカルシフト部 |
得意科目 | 動物言語学 |
趣味 | アルバイト |
嫌いなこと | 損 |
好きな食べ物 | ドーナツ |
嫌いな食べ物 | 腐ったもの |
特技 | 釣り |
個人のロゴはハイエナ。
人物
日頃より夜食作りやボタン付け等レオナの世話を焼いている。その為、副寮長と勘違いするユーザーもいるが「サバナクローに副寮長はいない」というレオナの発言もあり、彼自身は副寮長ではない。
しかし入学式への参加など寮長の補佐をしている描写もあり、周囲からはサバナクローの実質ナンバー2と認知されている。
レオナに忠実なのはお遣いすればお釣りなどといった報酬を貰えるかららしく、ちゃっかりしていて要領が良い。
本人曰く「持ちつ持たれつ」(また百獣の王に仕えたハイエナの逸話にも倣っている)。
貧しい環境で育ったため、食い意地が張っている。
料理は祖母から教わっており、ありもので適当にできる腕前。
雑草も調理方法によっては食えないこともないとのことで、5章では学園に咲いているタンポポを取って食べようとしていたことが発覚(なおタンポポは実際に食べることが可能である)。
金目の物にも目が無く、錬金術の授業をさせると黄金や宝石の錬成にテンションを上げるリアクションが見られる(プレイヤーが育成させるのとは関係無いところでは、欲が出て失敗しがちなんだとか)。
レオナが無防備に置いている財布もこっそり狙っているらしい。
物の価格を値切ることを得意としており、購買部などで買い物をする際に値切り交渉をすることもある。
また将来の就職などに役に立ちそうな勉学には意欲があり、動物言語学は得意だが、対照的に就職に利益がないという理由で魔法史は苦手らしい。
運動は得意で本人も自負する程。その抜群な運動神経でバトルではアクロバティックな動きを見せている他、リズミックのマジフトではモブの箒にぶら下がって魔法を放っているシーンもある。障害物の多いスラムの裏道を走り回っていた事もあり、身のこなしの速さは其処に起因しているのかもしれない。
マジフトでは手先の器用さもあって、何時の間にかディスクを奪っていたり意外なとこにパスを出す動きの読めない選手として活躍しており、実況で『ディスク泥棒(シーフ)』と呼ばれたという(ちなみに、普段と試合の時とでは全然雰囲気が違うらしい)。
ホリデーに入る前は必ず大食堂と購買部の賞味期限が切れそうな食べ物を貰い、故郷の家族や仲間に分け与える優しさも持っている(当人によるとスラムでは魔法を使えるやつは珍しいらしい)。地元の子供達相手にも面倒見は良いようだ。
家族の話題では祖母の話を挙げていることが多く、おばあちゃん子な一面も。
なお後述の誕生日のインタビューによると、母親が死亡しており父親は消息不明なので祖母が唯一の家族らしい。
趣味に挙げる程アルバイト遍歴がある様子。学園内でもオンボロ寮のゴースト達にマンドラゴラを売ったりしている。
砕けた敬語で喋り語尾に「ッス」と付け、ハイエナのように「シシシッ」と笑う。
ちなみに部屋にはイボイノシシの貯金箱が置いてあるが、なんでも元は金持ちの家で捨てられた品であり、買い取り価格がつかなかった末彼の持ち物となったらしい。
お金を入れると嬉しそうな声をあげたり陽気に歌う機能がついていることから、「お金が貯まるのを一緒に喜んでくれているよう」という理由で今は愛着を抱いており、同シリーズのミーアキャットの分も欲しいとのこと(ただし自分で買うつもりはなさそうだ)。
ちなみにこの二つは夕焼けの草原では人気のモチーフらしい。
彼の着ている大きめの制服は、レオナのお古をもらったものらしい(実験着もかなりサイズオーバーしているのでもらい物の可能性がある)。
フロイドからは「コバンザメちゃん」、ルークから「ムシュー・タンポポ」と呼ばれている。
ちなみにルークからの名づけの由来は、前述のように春先に自生しているタンポポを取り食べていたという理由から(それを知ったエーデュースやレオナは驚いていた)。
たまにオクタヴィネル寮のモストロ・ラウンジでもアルバイトしており、意外にもアズールと仲が良い(但しお互い本来なら人間性はあまり好きじゃないようで、二人曰く「「利害の一致」」)。
損をする事を嫌い見返りを要求する部分は一致しているが、あちらは同時に他人に借りを作りたがらないのでそういう相違はある。
容姿
ビスケットブラウンの癖毛にブルーグレーの垂れ目、ハイエナの耳と尾を持つ。戦闘時の立ち方等が、ハイエナらしく猫背。
サバナクローの寮生の中では小柄。
自分自身も背を伸ばす事に憧れはあるが、食費が嵩みそうという理由から妥協している。
本編・イベントでの動向
本編
第1章
植物園で初登場した他、1章のラストでも登場。
「何でもない日」のパーティで盛り上がるハーツラビュル寮に軽く悪態を吐きつつ、レオナと不穏な空気を漂わせた打ち合わせをしていた。
第2章
グリムとデラックスメンチカツサンドパンを取り合っていたが、グリムから”すんなりと譲られる”。
実は大会前に有望選手達が立て続けに不審な怪我を負う事件を起こしていた実行犯。
犯人だとバレてリドルとケイトに問い詰められそうになっても、隙を見て二人のマジカルペンを掏って逃げる度胸の強さも見せつけた。
大会当日はアズールから貰った魔法の強化薬を使ってユニーク魔法を発動し、ディアソムニア寮、そしてマレウスを襲うが……。
「さぁ、一般人に向けて魔法撃てるッスかぁ?妖精族の王子様であるマレウス様は、使いたくても使えないッスよねぇ!」
第3章
主人公に脅されたレオナと共にアズールの奸計の攻略に力を貸し、モストロ・ラウンジの金庫の鍵を掏った。
脅された割にノリノリで契約書を砂にしたレオナに「このどさくさで自分の契約書も始末できると思ったのでは?」と内心思っていたらしく、「砂にされる前に、どんな契約内容だったのか見とけばよかったッス」と笑っていた。
第4章
ウィンターホリデーで実家に帰省。
前述のとおり賞味期限が近い食べ物をゴースト達から貰っており、かなりの大荷物を持って帰った。
第5章
大会の賞金目当てでオーディションへ応募する。
ルークからは「軽やかなステップと弾ける笑顔。雄々しさと愛らしさが同居している」と称賛された一方、ヴィルからは「身のこなしは悪くないけど歌もダンスも全体的に雑さが目立つ」と一蹴されてしまう。
ちなみに当人が直接というわけではないが、この話でレオナ・主人公・グリム・エーデュースにタンポポも食べることを知られた(本人は気にしないだろうが)。
総合文化祭当日は運動部という事で設営をしていた。
体験学習の一環という事で真面目に取り組んではいたが、かつて大きな行事を前に大規模な事故を起こそうとした本人からの「トラブル起きないようにしっかり監督よろしくおねがいするッス」は完全に棚に上げた発言であり、運営委員長からもツッコまれていた。
第6章
植物園でレオナを探していたところ、謎の非政府組織「S.T.Y.X」の荒事専門チーム「カローン」
の襲撃に遭遇。ガラスでできた天井が割れて破片が飛んできたところをレオナに魔法障壁で助けてもらう。
「カローン」から嫌な臭いを感じ取り、レオナに共闘を持ちかけたが、彼があっさり降参してしまい、大いに驚く。「カローン」の装備に防魔シートが使われていることをレオナから聞き、彼から大人しくしているよう指示される。
防魔シートとは魔法執行官の制服にも使われる魔法を弾く素材であり、そのことを口走ったことでかつて魔法執行官のお世話になったことが「すこーしだけ」あったことが判明した。
その後、連行されていくレオナからサバナクローを託された。
ハッピービーンズデー
怪物チーム所属だが、敵チームであるレオナを脱落させないよう『学食のスペシャルランチ1週間分』との交換条件でスパイをしていた。
しかし同じ怪物チームであるアズールとジャックに見つかりレオナは脱落、ラギーもアズールに協力させられる羽目になった…が、その後、勝負を持ち掛けるジャックのしつこさにキレたフロイドの攻撃からアズールを庇い、脱落(尚、ワザとである)。
フェアリーガラ
メインキャラの一人。妖精の祭に紛れ込むこととなったレオナから手癖の悪さを買われ共に参加することとなる。
ファッションショーに参加する他のメインキャラとは異なり、主人公・グリムと共に妖精の女王のティアラについた魔法石をレプリカとすり替えるという役目を任される。
なお服装は豪華かつ真っ白ということから苦手意識を抱いている(当人曰く「服一着に大金をかける神経がわからない」「せっかちなのでボタンが多い服はあまり好きではない」との事)。
パーソナルストーリーでは、妖精のファッションショーに紛れ込む為の高価な衣装が自分の物になる(=後で高く売れる)と思いこんでカリムプロデュースの宝石やアクセサリーをありったけコーディネートしたが、クルーウェルから「もちろん衣装は後で返却する」と知らされるとあからさまにガッカリし、余計な所持品無しの身軽な格好に即鞍替えした。
ゴースト・マリッジ
花嫁ゴーストに悉く敗れたレオナ達高身長組や第2陣に続く応援を要請されるも「メリットが無い」と断る。
ついでに「レオナさんなら自力で助かる」とサラッと言ってのけた。
星に願いを
トレイと授業を受けることで解放されるストーリーに登場。
願い事は「給料いいとこに就職できますように」。
曰く「『これが欲しい』『あれが食べたい』というヤツらは今が良ければ満足って考えなんじゃないっスか?」との事で、他メンバーと比べると将来を見据えた現実的な願いと言える。
オルトのパーソナルストーリーでも登場。
オルトの兄の為を想っている願い事を聞いて「自分の欲のために行動するべきではないのか?」という忠告をしている。
その際レオナとラギーの本当の願いらしきものを溢していた。
スケアリー・モンスターズ!
イベントの前日にはハロウィーン実行委員会のメイク係に選ばれている。
イベント中にはレオナと共に買い出しに出たら客に狼男と間違われ、カリムの写真撮影に巻き込まれたり(当初サービスは主義じゃないと言ったが)、どんどんと来る要求に逃げられず結局レオナの差し入れを食べそびれてしまったりと中々災難な目に遭っている。
マジカメモンスターに寮生が怒り暴れそうになった時はユニーク魔法で食い止めていたが、それはせっかく名門校に入学できて将来の就職先がいろいろとあるのに問題を起こしたらその進路が減るという保身的な理由からであり、バレないようにしてほしいという問題発言をしていた(もちろん止めに来たバルガスに怒られた)。
マジカメモンスター撃退作戦ではジャックの指令の元レオナと共にユニーク魔法を駆使(危害は加えていないのでセーフ)し、彼等を恐怖に陥れる精神状態を作りあげた。
最終日のパレードにはスケアリー・ドレスを着て参加。
バルガスCAMP~スプリング・ハプニング~
メインキャラクターにして、本イベントガチャのSSR。
マジフト部として運動部合同合宿に参加。
学園長から「(部活で使用する備品で)何でも褒美を用意する」という褒賞が出る事と、キャンプをクリア出来なかった部はその場で廃部というとんでもない条件を聞いてやる気を出す。
褒美はマジフトのディスクを磨く全自動の機械を貰う事にするつもりである。
服はレオナがウェアを買うのに便乗して買って貰った物で、後で古着屋で売ろうと考えているらしい。
この合宿では魔法は疎かスマホの使用すら禁止されていたのだが、貧しい暮らしをしていたのが功を成して、特技の釣りは勿論テントの張り方から火の起こし方まであらゆるサバイバル術を完璧にこなしてみせた。
2日目にエース、レオナ、デュースの3人、そしてバルガス先生が謎の黒い影のバケモノに襲われて行方不明になるという事態が発生。
寮長にして司令官であるレオナが居ない中、生き残る事に長けたラギーが自然と残った生徒達を纏める役目を担った。
それでも黒い影のバケモノに大半を攫われ、自分とフロイドとセベク、ジャックが残ってしまうが、バケモノと戦う事を決意。
実は課題のドサクサに紛れてネコババしていた魔法石を持っていたお陰でバケモノ退治に成功する。
この手癖の悪さはこの事件の後でも活躍に繋がっている(本人の望まぬ形ではあるが)。
マスターシェフ
- 辛味のふるさと
生徒の中からランダムに選出される審査員の一人として登場。
食い意地の張っている彼らしく、かなり嬉しそうに食べている(実際、食費が浮くので審査員に選ばれた事をかなり喜んでいたのが後述のパソストにて発覚している)。そのためか点数もかなり甘く黒焦げでも完食している。
カリムのパソストにも登場しており、皿からはみ出る程のビリヤニにテンションを上げていた……が、スパイスも大量に入れていた所為でかなり辛くなっていたので一口目で汗だく状態に。それでも食料を無駄にしないよう、持って帰ってでも食べる気で居た(その後、シェフのフォローで辛味を和らげたり別の料理にするリメイクをしてくれたので事なきを得ている)。(腐っていなきゃセーフなのか)怪しげな料理も完食してみせたのもそういう気質だからだろうか……。
ちなみにトレイのパソストにも登場している。そちらでは(味の保証は万全な)ピザもお裾分けしてもらっている。
- 卵の神髄
料理を作るために参加。当人によるとこの授業はバイト代に比べると労力などが見合って無く余った食材をもらえるからなんとか割に合うらしい。今までも何度も参加しているがどれもバイトが見つからなかったからという理由だそうだ。今までも残った材料をもらい受けているため、パソストでは食材をなるべく使い切り大量のキッシュを作るという形で余った食材を持ち帰ろうと企む。なお、審査員のトレイはその目的を察していたがゴーストシェフからは気づかれていなかった。
番外編
- ニューイヤーキャンペーン2021
ニューイヤーストーリー2日目のサバナクロー編に登場。
ホリデー中はバイトをしていて、財布の紐が緩みやすいこの時期はかなり儲けていたようだ。
- 誕生日
ヴィルに次ぎ、バースデーキャンペーンのキャラクターとなったラギー。
ストーリーは普通のカードと少し異なり、『誕生日の人へインタビュー特集』というインタビュー形式のものとなっている。
誕生日はごちそうが食べられると喜んでいる。
実家で祝っていた頃は、食事目当てに近所の悪ガキがよく訪ねてきたらしい。
ちなみにドーナツが好物なのは、その日の食事にも困る生活の貧しさゆえ誕生日ケーキが買えなかった頃、祖母に作ってもらった思い出があるため(今ではケーキも買えるが、それでも誕生日になるとドーナツを食べたくなるとのこと)。
母親は自分を産んですぐ死亡、父親は出稼ぎに出て以来音信不通らしく祖母と二人暮らしであることも明かされた。そのため祖母が大好きな様子。
前述のとおり好きな食べ物はドーナツだが「腐ってなければ骨付き肉の骨でもいける」と発言。
豪語でも冗談でもなく、顎が強いハイエナの特性上、本当に太い骨もかみ砕けるため。
その話を聞いて驚いたらしき主人公に「信じられないなら目の前で見せるからおごってほしい」とちゃっかり食事の約束を取り付けようとしていた。
レオナのことは人を使うのが上手いと評している。
不要になったものを度々彼から受け取っており、使えるものは貰い、そうでなければ他生徒に「譲ったり」しているとのこと(なおこの際「売った」と言いかけているが、聞かなかったことにしてあげよう)。
またもともとスラム出身ということもあり、この学校に来るまではまともな勉強をしてなかったために、NRC入学当初は勉強のやり方もわからないという有様だった。
そのため成績も最底辺だったが、レオナから労働の対価として勉強のコツを教わっているため現在は中の下まで上がったらしい(本人曰く「驚くほどの伸び」)。
休日では実家に顔を出す他、専らバイトをしているらしい。
泊まり込みで三食宿付きのバイト先を探すためレストランやスキー場などの客商売に励むことが多く、旅行客の対応が多いため結果として軽い挨拶と値段交渉なら10ヶ国語ほどマスターしたとのこと。
有名な魔法士に会えるケースもあり、将来のための人脈づくりにもなっていると喜んでいた。
ちなみに誕生日プレゼントは必ず知り合いに渡しているが、理由は自分の誕生日にプレゼントをもらうため。
曰く「この学園の生徒は金持ちが多いから何倍にもなって返ってくる」とのこと(ただしジェイドからもらった高級タオルには、肌触りが良すぎて価値観がおかしくなりそうと呻いていた)。
実際、後にとある後輩にも誕生日プレゼントを渡してはお返しを催促しているあたり抜け目がない。
また年を取ることについては「誕生日が来るのは当たり前じゃない」という視点から歓迎している(彼の育ちを考えると至極当然な理由と言える)。
投稿された誕生日イラストはドーナツを頬張っているのが多く、グルーヴィーイラストでも大量のドーナツをご馳走してもらっている。
食い意地が張っている彼にはこれが最大のご褒美ということか。
ユニーク魔法
魔法名 | 【愚者の行進(ラフ・ウィズ・ミー)】 |
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効果 | 相手に自分と同じ動きをさせることができる |
戦闘向きというよりは、相手を罠にかけるような知略的な魔法。
手を差し出す真似をすれば相手が持っている物を無理矢理渡させたり(本編でグリムがパンを譲ったように見えたのもこの所為)、階段など危険な場所でコケる真似をすれば怪我をさせることもできる。
頭の回転が速く器用なラギーだからこそ使いこなせるのだろう。
余談
元ネタはライオンキングに登場するハイエナトリオ。
要領の良い面はシェンジ、欲にがっつく面はバンザイ、砕けた振る舞いはエドを彷彿とさせる。