天使禁猟区
てんしきんりょうく
「天使禁猟区」とは、花とゆめに連載されていたファンタジー・少女漫画作品である。
概要
少女漫画雑誌『花とゆめ』(白泉社)にて1994年から2000年まで連載されていた、
漫画単行本は全20巻、文庫版は全10巻まで発売された。また、ドラマCD、OVA化もされた。
主人公とヒロインとの禁断の愛を主題にしているが、異世界における天使や悪魔達の攻防、心理を重厚に描き、ダークファンタジー作品としても昇華されている。
海外でも評価は高く、世界中で売り上げを伸ばした。英語でのタイトルは『Angel Sanctuary』。
2015年時点で累計発行部数は1000万部を記録している。
2022年4月に新シリーズ『天使禁猟区 -東京クロノス-』が「花ゆめAi」で連載を開始した。
あらすじ
16歳の男子高校生・無道刹那は、実の妹・無道紗羅に許されぬ愛を抱いていた。
あるとき、地獄(ゲヘナ)から来たという邪鬼(イヴル)の九雷たちに、自分はかつて天使と堕天使が争った天地大戦に破れた女堕天使・アレクシエルの生まれ変わりだと立ち告げられて、混乱する。
一方、パソコンゲームの「天使禁猟区」に熱中する学生が次々と怪死していく。それにはアレクシエルの双子の弟、天使・ロシエルが深く関わっていた。
登場人物
※天使と悪魔の設定はこの作品のオリジナルである。また、人物の生死(生まれ変わり)や性別については、複雑に絡み合っており物語中では曖昧な所がある。