ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ダーク・キングダム四天王の編集履歴

2023-01-01 00:27:01 バージョン

ダーク・キングダム四天王

だーくきんぐだむしてんのう

「美少女戦士セーラームーン」に登場する、悪の組織ダーク・キングダムの男性幹部四人組。

概要

闇の王国ダーク・キングダムに所属する、妖魔軍を指揮する四人組の司令官。第一期の反セーラーチームであり、人間のエナジーを集めながら「幻の銀水晶」を探している。


セーラームーンシリーズ最初の敵幹部で、イケメン揃いであることや、下記のセーラー戦士との繋がりに関する設定などもあり、ファンの中でも人気が高い。原作漫画版、テレビアニメシリーズ版、実写版、ミュージカル版では性格と設定が大きく異なる。軍服は原作がグレー、テレビアニメは紫だが、『Crystal』では白。


本来の姿は地球の王子プリンス・エンディミオンを慕う四人の騎士で、月の王女プリンセス・セレニティの四人の守護戦士と対を成す存在。しかし、クイン・ベリルに洗脳されてダーク・キングダムの手先にされてしまい、月の王国シルバー・ミレニアムを襲って主人を死に追いやり、未来の世界でもその生まれ変わりと敵対することになる。

原作者の構想上では前世の四守護神と恋愛関係にあり、『Crystal』やミュージカル、ゲーム版などで使われている。テレビアニメでは四守護神との恋愛関係は発生せず、別のカップリングが成立している。

Villain PrideMaster


メディアミックスごとの差異

原作

ベリルに洗脳されてシルバー・ミレニアム襲撃に加担したが、エンディミオンの生まれ変わりを捜すために現代に転生し、前世の記憶を取り戻す前にベリルに洗脳された。宝石で作られた体に移し変えられ、セーラー戦士に倒されてミイラ化した仲間を救おうと幻の銀水晶を求めた。うさぎの覚醒で幻の銀水晶の光を浴び、蘇生して記憶も戻るが、強すぎる光の力に耐えられず石に戻った。最後まで残ったクンツァイトも記憶が戻ったがベリルに傀儡化されてセーラー戦士の攻撃で石に戻る。化身の4つの石は第一部後半でベリルの配下となった衛の手に渡り、最終決戦の直前に衛を庇うようにセーラームーンの剣を受け、四人の幻影がクイン・メタリアの急所を教えて消滅。石は衛に保管され、衛のサイコメトリーの力で時折残留思念の幻影が現れて助言を行う。原作Act13の表紙ではセーラー戦士とペアになっている。

チョコパフェ


テレビアニメびゲーム版

「エンディミオンの配下」という設定は描かれず、シルバー・ミレニアム襲撃に加担して封印された。人間とほぼ同じ容姿だが正体は妖魔で、肌の色と眼球の色は暗く緑色の血が流れている。ただし通常の妖魔と異なり、倒されると光になって消える(これは元人間であるブラック・ムーン一族も同じ)。暗黒を美しいと感じる美的感覚を持つが、ベリルに恐怖で支配されて仲間意識は薄く、ベリルに一方的な命令をされて不満や疑問を抱く描写もある。全員が配下の妖魔軍団を指揮し、『仮面の忍者 赤影』を意識して1クールごとに司令官の四天王は交代する(第3期『S』に登場した「デス・バスターズ」も同じ手法をとった)。PCエンジンのアドベンチャーゲームでは無印から『R』までをつなぐ形で原作の設定を使用し、「元はエンディミオンに仕える人間だったが、洗脳されて妖魔に作り変えらえた」という背景が語られた。ゾンビとして蘇生するが前世の記憶が戻って苦悩し、最後は衛とセーラー戦士に協力してうさぎの銀水晶の力で人間に転生していった。


Crystal

原作で使われなかった「前世では内部太陽系戦士と恋仲だった」という設定が生かされ、Act12まで全員生存している。Act10で前世の記憶が戻りかけたが、クイン・ベリルに再び洗脳され、Act12での最終決戦でムーンを除いたセーラー戦士と戦い、「セーラー・プラネット・アタック」を受けた直後に、セーラー戦士の呼びかけもあって、前世の記憶を取り戻すが、その直後にクイン・メタリアの力によって消滅させられた。消滅後、悲しみに暮れるセーラー戦士たちに「プリンセスが待っている」「お前たちにはまだやるべきことがある」など励ましの声をかけた。各メンバーの名前の由来である鉱物の石言葉をモチーフとした、騎士としての称号も新たに設定されている。


実写ドラマ

エンディミオンの配下だったという前世の設定を掘り下げ、4人の前世の記憶に対する反応の違いが物語の重要な役割を担っていた。終盤でネフライト以外は全員命を落としたが、「Special Act」で復活。セーラー戦士と共にミオとの戦いに挑む衛に加勢し、ミオの妖魔と戦った。前日譚である「Act Zero」では花子、赤井、白井、黒井という四天王にそっくりな十番街の警察官が登場し、作中の彼らの台詞を発言していた。


ミュージカル

舞台によって扱われ方は様々。『外伝・ダークキングダム復活編』では美奈子たち四守護戦士に好意を持つ高校生に姿を変え、恋人としてセーラー戦士に接近する。『永遠伝説』(1996年版のみ)ではクイン・ベリルの騎士として、ゾイサイトとクンツァイトのみが復活。『スターライツ・流星伝説』ではアイドルグループ「ジュエルメタリアーズ」として登場し、セーラー戦士と戦ったが、セーラームーンの攻撃でブレスレットが外れて正気に戻りギャラクシア軍団に戦いを挑むが、最後は衛を庇って力尽き、石となった。『スターライツ・流星伝説』をリメイクした『火球王妃降臨』ではクンツァイト以外のメンバーはオリジナルキャラクターに入れ替わり、役割も変わっている。『-La Reconquista-』ではアイドルグループ「パンデミック4」としてセーラー戦士を誘惑する。


メンバー

※推定年齢は漫画版の設定より、宝石の色はCrystal版より参照。

ジェダイト
ダークキングダム四天王セラムン30周年一週一絵 004
声:小野坂昌也岸尾だいすけ
演:増尾遵二橋進朝見優香ルウト武田莉奈
世界観1(原作):極東支部長で、土人形の兵を操る。一人称は登場せず。「魔の六時のバス」と噂されるバスの運転手に変装して人々をさらい、火野レイも連れ去るが、最後はレイが覚醒したセーラーマーズに倒された。原作のAct13の表紙ではセーラーマーズとペアで描かれている。前世でセーラーマーズに好意を抱いていたらしく、現世でも火野レイをバスで連れ去って「初めて見たときから気に入っていた」と呟いている。レイ主役の番外編『カサブランカ・メモリー』では、過去の感傷を指摘するゾイサイトの言葉でめまいを起こしたレイが、現世の特別な人だった海堂の幻覚と重ねるように、ジェダイトの幻覚も見ている描写がある。
世界観2(テレビアニメ):冷酷な性格だが詰めが甘い。配下の妖魔を人間界に潜伏させて自身も変装して赴き、大衆の欲望を利用してエナジーを集める作戦を指揮した。幻術念力を操り、3話では「ムーン・ティアラ・アクション」を無効化した。クイン・ベリルに従順だが失敗が重なると冷たく叱責され、不満を露わにするようになる。13話では人間への激しい蔑視を見せた。特に女性を「男がいないと何もできない」と蔑み、セーラー戦士に時代錯誤のおじさん呼ばわりされる。第10話ではレイが住む火川神社の神職見習いに変装し、運転手に扮した妖魔に命じて人々をさらわせた。セーラー戦士たちの活躍で失敗が続き配下の妖魔群が全滅した上、自身に思いを寄せていたクイン・ベリル直属の妖魔テティスを見捨てたことから糾弾され、最後のチャンスとしてセーラー戦士打倒に赴く。東京の夜空に「羽田空港にセーラー戦士が来なければ東京中を火の海にする」と立体映像で予告し、羽田空港に現れたセーラー戦士を土人形の警官やジャンボジェットを操って襲った。タキシード仮面との一騎打ちに勝って海中に沈め、勝ち誇っている隙にマーズのお札を背中に貼られてしまい、制御を失ったジャンボジェットに襲われて逃げ帰った。結局セーラー戦士の正体を突き止めるにとどまり、ベリルに「永遠の眠りの刑」を処せられて凍結された。ネフライトには作戦手法を蔑まれ、死後ゾイサイトにも焦りを嘲笑されたが、他の妖魔より飛び抜けた実力を持つ。処刑された13話でも巨大な幻影を作る幻術や電撃を使い、大量の泥人形を作って操るなどの妖力を見せ、マーズのお札で術の制御を失った状態でも「ムーン・ティアラ・アクション」を回避し、転移の術を使用している。転移の術にも多数のバリエーションを持つ。
世界観3(『Crystal』):レイを連れ去った際の台詞が「なぜか惹かれる」と好意をよりはっきり示すものへと変更されている。一人称は「オレ」。土人形の兵を作り出す能力に加えて冷気を自在に操る能力を持つと明言されており、ムーンやマーキュリーの腕を氷漬けにするなど苦戦させたが、炎を操るマーズには冷気攻撃の効果がなく、結果返り討ちにあう。ただし、原作とは違い逃亡したため生存している。前世はプリンス・エンディミオンを守る忍耐と調和の騎士。
世界観4(実写ドラマ):髪型・軍服などがテレビアニメ版のデザインと共通する。生真面目な性格でベリルに忠誠を尽くし、氷の短剣を武器に使う。度重なる失態でベリルの叱責を受けるがテレビアニメ版のように処罰はされず、「愚かだが可愛い」と気に入られていた。前世の記憶を取り戻しても「現在の主はクイン・ベリル様である」と誓い、ベリルに付き添って城の崩壊に巻き込まれ絶命したが、その後幻影として現れて衛の命を救った。「Special Act」ではネフライトに膝かっくんをするなど、本編とは違い明るく幼い性格描写がなされた。
ネフライト
セラムン30周年一週一絵 014ネフライト様となるちゃん
声:森功至鳥海浩輔
演:松本博之清家利一依田秀亮コロShin
世界観1(原作):直情的で快活な性格。北米支部長。一人称は「オレ(Act4)」もしくは「ワタシ(Act5)」。自分の影を使ってD国の秘宝の強奪やエナジーの収集を行っていたが、最後はセーラージュピターが繰り出した「フラワー・ハリケーン」の目くらましと雷撃の連携攻撃によって倒された。原作のAct13の表紙ではセーラージュピターとペアで描かれているが、彼女に倒されたこと以外には特別な描写はなかった。
世界観2(テレビアニメ&ゲーム版):四天王の次席的存在で、クールな一匹狼。フェラーリ・512TRを乗り回す青年実業家三条院正人に変装し、人間界に屋敷を構えて会社を所有する。ベリルに忠誠心を持たず己の目的のために動く野心家であり、19話では処刑寸前の窮地に立たされても横柄な態度を変えなかった。幻術だけではなく格闘にも長け、光の弾丸を飛ばす必殺技「スターライト・アタック」を操る。ジェダイトの代わりにエナジー収集作戦を行うが、「星は何でも知っている」と呟きながら天球儀占星術で1人のターゲットを選び、星座から召喚した妖魔を憑依させて高めたエナジーを吸い尽くす手段を用いた。妖魔を紋章に変えて器物に憑依させ、分身の怨霊を作り出す、軽く触れただけでエナジーを抜き取るなどの高い魔力を持ち、13話予告編ではルナに「ジェダイトを遥かに超える妖気」と評された。本気を出さずにゾイサイト配下の妖魔三人娘を叩きのめして死の恐怖を与えるなど、格闘・剣術の技量も高い。直属妖魔も大柄で強力な妖魔が多く、キャメランのようにセーラー戦士を倒す直前まで追い詰めた者も存在する。幻の銀水晶を密かに探索し、天球儀を改造した「黒水晶」が反応した大阪なるに近付き(実はなるの優しい心に反応していた)、幻の銀水晶の性質を探りながら人間の愛のエナジーの力に興味を示していく。セーラームーンの正体を探るため、セーラームーンの正体に近しいと考えた大阪なるを「実は悪の組織の一員だがなるを愛して改心した」と騙してセーラームーンを呼ばせようと企んだ。月野うさぎをセーラームーンの正体と突き止めるが、ゾイサイトになると黒水晶の交換を強請られ、思わずなるを助けてしまう。なるとチョコレートパフェを食べに行く約束を交わすが、裏切りを悟ったゾイサイトと妖魔三人娘の襲撃に遭い、エナジーを吸い取る妖魔の蔦に貫かれた上で爆弾攻撃からなるを庇う。傷つきながら渾身の力で蔦を引き抜いたなるに驚くが、なるに感謝しながら息絶え、衣服も残らず光になって消えてしまった。彼の最期が描かれたこのエピソード(24話)は視聴者の間でも人気が高く、2020年12月5日に放送された『発表!全美少女戦士セーラームーンアニメ大投票』における「あなたの好きなエピソード」部門で第3位にランクインした。メガドライブ版アクションゲームでは3面のステージボスとして登場する。PCエンジンのアドベンチャーゲームでは、「パスト・ワイズマン」を名乗る謎の存在にベリルや他の四天王と共に再生されたが、なるへの愛情が残っていたためにセーラー戦士たちへの復讐を望まず、再生DDガールズを1人で全滅させて逃亡、追われる立場となり、再会したなるの家で匿われる。無理矢理再生されたショックと様子を見に現れた衛との出会いにより、エンディミオンの配下だった記憶を取り戻し始めた。なるとの出来事を聞いたまことに共感され、まことルートでは互いに既視感を感じて不思議がるが、悪人に徹して海野となるの関係を取り持ったことでまことに「それじゃあんたがかわいそうだよ!」と嘆かれる。前世の関係にこだわらずにうさぎを守ろうとするまことに刺激され、暗黒のエナジーに呪縛された自分たちを静かに眠らせてほしいとうさぎに頼んだ。
世界観3(『Crystal』):原作と違い「フラワー・ハリケーン」によって足止めされたものの、直後の雷撃は直撃を免れ逃亡している。その際に前世の記憶を僅かに思い出しかけ、ジュピターの姿を見て「この眼差し、どこかで(見たことがある)」と呟いている。前世はプリンス・エンディミオンを守る知恵と安らぎの騎士。
世界観4(実写ドラマ):幻の銀水晶捜索担当。赤毛のソフトモヒカンと真っ赤な軍服が特徴。短気で直情的な性格。赤い柄のロングソードを武器に使うが、その戦闘方法は力任せの粗暴なものである。他の四天王に対する嫉妬心が強く、ベリルの寵愛を得ようと猪突猛進する。前世の記憶をほとんど取り戻さないままで、エンディミオンに忠誠心を持つことも遅かった。クンツァイトに操られて「ダークマーキュリー」となった亜美に優しくされ、その恩を一時的に返したことがあった。ベリルに捨て駒にされて命を落としかけ、ベリルの束縛から逃れたが同時に力を失い人間になってしまう。その後は元基との出会いを経て、クラウンで働きながら暮らすことになった。一時はベリルへの復讐を目論んでいたが、元基や素顔のセーラー戦士の姿に触れるうち、恩讐を捨て人間として生きることを誓う。元基からは「ネフ吉」「ネフりん」というあだ名を付けられていたが、本人はその名を嫌っていた。亜美に対しては好きだが素直になれないツンデレな態度を取り、クッキーのお礼のプレゼントを考えていた。四天王で唯一最後まで生き残ったが、地球の再生と同時に元の力を取り戻し、幻影として現れて衛を救った。
世界観5(一部ミュージカル):『-La Reconquista-』では、彼のみ「常に敬語で話す」というその他のメディアと全く異なるキャラクター設定となっている。
ゾイサイト
ぞい!セラムン30周年一週一絵 024
声:難波圭一松風雅也山口由里子三石琴乃
演:遠藤嘉人秋田敏隆留守晃青木要彩夏涼小嶋紗里
世界観1(原作):女性的な仕草で、クンツァイトを兄のように慕う。欧州支部長。一人称は登場せず。「『幻の銀水晶』の研究家・異園教授」に変装してテレビ出演し、視聴者を洗脳して幻の銀水晶を探そうとした。『カサブランカ・メモリー』ではジェダイトの仇討ちを企み、バーのピアニストに変装してレイの前に現れたが、迷いを振り切ったレイに敗れ撤退する。セーラームーンを捕えてトドメを刺そうとするが、セーラーヴィーナスの不意打ちで倒された。本編Act6と『カサブランカ・メモリー』の両方で女装したが、女装中は女言葉を使うもののあくまで変装の一環で、普段の軍服姿では男言葉を使う。原作のAct13の表紙ではセーラーマーキュリーとペアで描かれている。本編ではマーキュリーと特別な描写はなかった。
世界観2(テレビアニメ&ゲーム版&一部ミュージカル&その他):髪の色はオレンジに近い。オネエ言葉を使い一人称も「アタシ」。術を使う時に「ゾイ!」という掛け声を発する。物腰は柔らかいが、高飛車で残忍な性格。22話では典雅な言葉遣いを見せた。花や宝石など美しいものを好み、下品なものを嫌う。空中に浮遊して移動するスピード戦士で、花霞に溶け込む転移術や幻術と奸計に長け、闇討ちを得意とする。ゲイであり、クンツァイトと相思相愛の仲。普段は「クンツァイト様」と呼んで甘えているが、クンツァイトのためなら命を投げ打つことも厭わない。主な任務は銀水晶の探索だが成果に乏しく、ネフライトやクイン・ベリルに指摘された。一方でベリルを少なからず恐れ、ただ忠誠を従うのみであった。黒水晶を奪おうとしてネフライトを死に追いやっただけではなく、七つ集めると「幻の銀水晶」が現れるという「虹水晶」探索の任務を与えられ、虹水晶探知機に改造された黒水晶を操り、人間に転生した「妖魔七人衆」から虹水晶を抜いて元の妖魔に変えていった。衛がタキシード仮面であることを知ったベリルに捕獲を命じられ、衛をスターライトタワーに呼び出し一騎討ちを挑むが、顔を傷付けられて激怒し、命令を無視して衛と居合わせたうさぎを炎で焼き殺そうとした。うさぎのプリンセス覚醒と幻の銀水晶の出現を目撃、銀水晶を奪おうとして失敗し、衛に瀕死の傷を負わせたためにベリルに処刑される。最期はクンツァイトの腕の中で花の幻覚に包まれ、「お慕いしておりました」と言い残して息を引き取った。この初代アニメ版がスウェーデンアメリカなどキリスト教の国々で放送された際には、「ゾイサイトは女性」という設定にされて翻訳されていた。アクションゲームではステージボスとして登場する。スーパーファミコン(アクション版)とメガドライブではテレビアニメ版に登場した「偽セーラームーン」として登場し、倒した後に点滅しながら消える際にゾイサイトの姿が見える(それに従い、メーターの顔アイコンも変化する)。業務用(アクション版)では最初からゾイサイトの姿で戦い、二度目はクンツァイトとタッグを組んで登場する。PCエンジンのアドベンチャーゲームではクンツァイトとの恋愛関係はオミットされた。亜美ルートでは再生の衝撃でエンディミオン配下時代の記憶を取り戻していた設定だが、洗脳に抗えず記憶が消されることを予期したため、亜美の夢を通じてメッセージを残し、「結ばれる運命にあった、8人の男女」「月の世界で見たあなたは美しかった」と、前世での四天王と四守護戦士の恋愛関係を示唆する言葉を残している。『外伝・ダークキングダム復活編』では、基本的なキャラクター設定は原作に準拠しているものの、四天王としての正体を現した際に「クンツァイト様を永遠にお慕いしている」と述べている。アニメイトカセットコレクション版では、「ゾイ斉藤」という名で暗躍、クンツァイトといちゃつきながらセーラー戦士にしりとり対決を挑んだり、恥ずかしい体験話をカミングアウトさせるなどの作戦を展開するも、その度にセーラームーンによってその場の記憶を失っている。
世界観3(『Crystal』):一人称は「ワタシ(Act6)」または「オレ(Act10)」。原作と同じくセーラーヴィーナスの不意打ちを受けたが致命傷には至らずその場は撤退している。テレビアニメと同じく氷柱攻撃を披露した。セーラー戦士との決戦でマーキュリーと恋愛関係にあったことが判明した。前世はプリンス・エンディミオンを守る浄化と癒しの騎士。
世界観4(実写ドラマ):真っ直ぐな銀髪と真っ白な軍服が特徴。プリンセス抹殺を担当。四天王の中でもエンディミオンへの忠誠心が高い。ピアノの名手で、ほとんどのシーンでピアノを弾いている。弾いている曲は大抵が『幻想即興曲』か『月光』。S字型の刃の短剣を武器に扱うほか、テレパシーなどの超能力を持ち、ピアノの音色を使って意識を飛ばしたり、会話ができる。更に催眠術で亜美、レイ、まことを操り、「Special Act」では念動力で敵を同士討ちさせたこともある。原作と同様にセーラーヴィーナスに倒され、タキシード仮面の姿を見て前世の記憶を取り戻すが、力を失って石の姿に戻っていた。物語後半で復活し、前世の悲劇を繰り返さないためにヴィーナスと結託してエンディミオン(衛)とセレニティ(うさぎ)の仲を裂こうとしたが、衛に諭されて思い直す。最期は"銀水晶の妖魔"からうさぎを守って命を落としたが、地球が転生すると幻影として衛を見守るようになる。
世界観5(一部ミュージカル):『-La Reconquista-』では、四天王で唯一ベリルの洗脳を免れ、想いを寄せるマーキュリーに地球の異変を警告したものの、ベリルに察知されて他の四天王に追い詰められた末、ネフライトにトドメを刺されて命を落とした。現世では亜美を誑かすために接近したが、彼女との交流を通じて前世の想いが蘇り、ベリルに囚われた亜美を逃がし、ベリルに裏切り者とされ、前世と同じく他の四天王の手で石の姿へと還された。
クンツァイト
クンツァイト様クンツァイト◆
声:曽我部和恭竹本英史
演:窪寺昭望月祐多笠原竜司浅野豪孝河崎美貴伊石真由真田怜臣安藤千尋
世界観1(原作):中東支部長。一人称は「オレ」。うさぎのプリンセス覚醒時に前世の記憶を取り戻し、仮死状態の衛に対して礼をとる正気も見せた。最期はベリルに反逆しかけて傀儡化され暴走したところをセーラー戦士の4人に「セーラープラネットアタック」で倒された。原作のAct13の表紙ではセーラーヴィーナスとペアで描かれている。前世において地球に降りて来たプリンセス・セレニティを連れ戻しにきたヴィーナスがクンツァイトに好意を抱く描写もある。『コードネームはセーラーV』最終回作中では、前世のヴィーナスとクンツァイトが寄り添うカットも描かれている。
世界観2(テレビアニメ&ゲーム版&一部ミュージカル&その他):水色がかった髪と褐色の肌を持つ。バイであり、美しい女性も好むがゾイサイトと相思相愛の仲。クールな性格だがゾイサイトには甘い。ネフライトを「いつでも消せる」と言い切るなどの自信家。セーラー戦士を「ミーハーな小娘ども」と呼び、行動パターンを見通して何度も追い詰めた。両手から凄まじい衝撃波を出したり、光のカッターを自在に飛ばし、人間を妖魔に変身させるなどの高い魔力を持つ。初登場時にはネフライトに負けたゾイサイトを膝枕して慰め、ヤキモチを焼いたゾイサイトの機嫌を直そうとピンクの薔薇を作ったり、クイン・ベリルの叱責からゾイサイトを庇うなどしている。クイン・ベリルに対しては忠実。ゾイサイトの任務を手伝っていたが、クイン・ベリルの粛清を受けて死に逝くゾイサイトのために花畑の幻影を作った。ゾイサイトの死後は遺品の写真を眺めて落胆したり、ダーク・エンディミオンに任務を邪魔されながら、暗黒のエナジーを注いで妖魔に変えた人間にセーラー戦士の正体を探らせた。北極圏Dポイントに向かったセーラー戦士の前に現れ、多次元混乱世界に飛ばして幻の銀水晶を奪おうとしたが失敗、幻の銀水晶の力でシルバー・ミレニアムの廃墟に飛んで前世の記憶を取り戻したセーラー戦士と戦い、最後はセーラームーンの「ムーン・ヒーリング・エスカレーション」を一喝して無効化するが、セーラームーンにカッターを跳ね返され、ゾイサイトの魂の導きを願いながら倒された。アクション版TVゲームではステージボスとして登場し、スーパーファミコン版では三連続の衝撃波で攻撃し、業務用ではゾイサイトと一緒に攻撃してくる。スーパーファミコンのRPG『Another Story』では原作同様に他の四天王たちと共に幻影としてうさぎたちの前に現れ、オポシティオ戦士の攻撃で意識を失った衛を助ける方法を教える。『Another Story』では、前世のクンツァイトが現在のトルコにある村をヴィーナスとの逢瀬の場として使っていたことが語られ、それを知ったヴィーナス(美奈子)が前世でのクンツァイトとの関係に思いを馳せるシーンがある。扱いは様々だが、人間に化ける際「斉藤訓(さいとう・くん)」という偽名を使うのはお決まり。アニメイトカセットコレクション版では、ゾイサイトといちゃつきながらラジオ番組のDJをやったり、遊園地の売り子に変装するなど三枚目な部分が強調され、「ムーン・ヒーリング・エスカレーション」の洗礼を受けた際には「リフレーッシュ!」と叫んだ。
世界観3(『Crystal』):セーラーヴィーナスとの対決が多い。Act12で他の四天王と共にダーク・キングダムでセーラー戦士たちと戦い、前世の記憶を取り戻すが、ヴィーナスと互いの名前を呼びあった直後に他の四天王と共にクイン・メタリアに消されてしまう。前世はプリンス・エンディミオンを守る純潔と慈愛の騎士。
世界観4(実写ドラマ):長い黒髪をにし、紫がかった黒の軍服が特徴。柄の白い長剣を武器にし、自分の髪を人間の首に巻き付けて人間を妖魔化する力を持つ。「シン」という人間の青年に転生していたが、クイン・ベリルの力で四天王として覚醒する。唯一最初から前世の記憶を完璧に有していた。ベリルへの敬意は感じられず、常に慇懃無礼な態度で応じる。前世ではエンディミオンに剣の指南をした達人で、エンディミオンへの忠誠心がもっとも強かった。しかし、エンディミオンとセレニティの禁断の恋が前世の世界を滅ぼす結果を生んだことで二人を憎むようになり、前世を背負って生まれたこと自体を疎んじている。前世に関わる全てを滅ぼした後で命を絶つつもりでおり、蘇りつつある忠誠心と憎しみとの間で苦悩した末に衛との決闘に破れて散る。地球が再生すると衛の前に幻影として現れ、衛の命を救った。
世界観5(一部ミュージカル):扱いは様々だが、人間に化ける際「斉藤訓(さいとう・くん)」という偽名を使うのはお決まり。『スターライツ・流星伝説』ではスリーライツのイベントの企画者として「ジュエルマネージャーズ」と共に登場する。

関連イラスト

四天王ダークキングダム

四天王センシティブな作品


関連タグ

美少女戦士セーラームーン 美少女戦士セーラームーンCrystal ダークキングダム セーラームーンの敵キャラ 四天王×四守護

ジェダイトジェダテティジェダレイ

ネフライトネフなるネフまこ

ゾイサイトクンゾイゾイ亜美

クンツァイトクンゾイクン美奈

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました