説明
湘南色とは国鉄が考案したツートン塗装であり、静岡のみかんとお茶から来ている...と、公式でも述べられているが後付けの設定であり、もともとはアメリカのグレート・ノーザン鉄道のオレンジ色と深緑色の塗装がモデルである。
オレンジ色は黄かん色、緑色は緑2号というのが正式名称で、今までに何度か細かな色合いが調整されている。
湘南色の電車
80系、113系、115系、153系、165系、185系OM3編成
湘南色帯の電車
ステンレス車体
211系などのステンレス車体の場合、
オレンジはやや黄色みの強い「黄かん色2号」、グリーンも彩度の高い「緑15号」とされた。
また、JR東日本に所属するE217系(東海道線転属車)・E231系(近郊タイプ)・E233系(3000番台)および205系(600番台)ではグリーンは緑15号とも違う独自の色となっている。
この緑色はステンレス車向けの色調とも、JR東日本のコーポレートカラーとも考えられている。
従来の湘南色と色調が若干異なるため、「新湘南色」、「近郊色(JR東日本版)」とも呼ばれることがある。
211系世代車両における湘南色を採用した車両:211系、213系(5000番台)
JR東日本版湘南色を纏う車両:E217系、E231系(近郊型)、E233系3000番台、205系600番台
鋼製車体
鋼製車体のものはおもにJR東海で見ることができ、帯の色は黄かん色+緑2号である。
車体の地色はクリーム10号(アイボリーホワイト)で、このタイプの塗装は「東海色」と呼ばれた。
103系、119系、123系、キハ40系、キハ11(0番台)
主な路線
東海道本線(東京および大阪近郊)、山陽本線(一部。地域色前)、赤穂線、伯備線、湖西線、草津線、福知山線(地域色採用以前)、東北本線(宇都宮線、湘南新宿ライン)、高崎線、上越線、両毛線
関連タグ
龍崎薫(色の配置が似ている)