湘南色

しょうなんしょく

黄かん色と濃い緑色(ダークグリーン)のツートーンカラーの愛称である。

湘南色とは国鉄が考案したツートン塗装であり、静岡のみかんとお茶から来ている...と、公式でも述べられているが後付けの設定であり、もともとはアメリカのグレート・ノーザン鉄道のオレンジ色と深緑色の塗装がモデルである。

オレンジ色は黄かん色、緑色は緑2号というのが正式名称で、今までに何度か細かな色合いが調整されている。

211系などのステンレス車体の場合、

オレンジはやや黄色みの強い「黄かん色2号」、グリーンも彩度の高い「緑15号」とされた。

また、JR東日本に所属するE217系(東海道線転属車)・E231系(近郊タイプ)・E233系(3000番台)および205系(600番台)ではグリーンは緑15号とも違う独自の色となっている。

この緑色はステンレス車向けの色調とも、JR東日本のコーポレートカラーとも考えられている。

従来の湘南色と色調が若干異なるため、「新湘南色」、「近郊色(JR東日本版)」とも呼ばれることがある。

211系世代車両における湘南色を採用した車両:211系、213系(5000番台)

JR東日本版湘南色を纏う車両:E217系、E231系(近郊型)、E233系3000番台、205系600番台

鋼製車体のものはおもにJR東海で見ることができ、帯の色は黄かん色+緑2号である。

車体の地色はクリーム10号(アイボリーホワイト)で、このタイプの塗装は「東海色」と呼ばれた。

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