概要
ドン29話にてソノイの装着する特殊スーツ「バロンクロス」(自立稼働状態)がドンモモタロウから奪った力の結晶。メット内に赤い液体として溜まり、ソノイの棺の中に満たされた。
これを取られたタロウは変身が出来なくなるが、ドンムラサメの本体であるニンジャークソードがドン家由来であった為か、そこからエネルギーを吸い取る形で変身能力を取り戻している。
この項目名は元はファンの間で使われていた通称であったが、のちに東映公式サイトでも触れられており、現時点では公式設定になったというわけではないが、半公式の呼び名という扱い。
由来は諸説あるが、岡本太郎式特撮活劇「TAROMAN」に登場するヒーロー・タローマンのタローホーンに溜まっている謎のジュース「太郎汁」ではないかと言われている。
これに漬けられたことでソノイは復活したものの、目の色や髪や服の一部が赤くなり、詩的な言動こそ相変わらずだが、神輿に乗って現れ、ハイテンションな高笑いを上げる桃井タロウじみたわけのわからない存在と化してしまった。このエピソードの詳細はけっとうソノ2を参照。
- なお、変化後の性格はタロウと言ってもドンモモタロウ変身時や初期のタロウに近い。現在のタロウは仲間との交流を経て若干丸くなってきているので、ある意味タロウ本人より質の悪いことになっているような…。
この事から察するにタロウ汁は摂取すると死者すら蘇生し(脳人限定?)、更にパワーアップまでするエネルギーを得られるが、対象の人格をタロウ風に変えかねない恐ろしい劇薬(?)である事が窺える。
ドン33話では(ネタバレ注意)
ゼンカイザーブラックがギアトリンガーを使用することでオーラから同様の液体を生成できることが判明。
お供達と脳人が大食い勝負に夢中になっている隙に抽出を行い、瀕死の桃井タロウに漏斗を使って飲ませることで、彼の復活とパワーアップを促した。
なお、タロウ汁と違ってエネルギーの収集対象が複数に分散されたためか、抽出した対象の弱体化や接種した対象の性格の変化などの副作用は特には見られない。
抽出された液体の色は以下に記載(偶然にも前作メンバーの色と一致する)。
ドン34話では(ネタバレ注意)
屋台におでんを食べに来たソノイが、先客として居合わせたタロウが薬味として勧めたからしをそのまま口にして涙を流したことで、目や髪の色(+服の色まで)は元の色に戻り、性格も元のクールなテンションのソノイに戻る事ができた。
その様子を見て、思わずソノニとソノザは抱き合って喜んでいた。
似たような例
- 千翼
- 富江
- 謎の液体を注入された赤ん坊が徐々に富江化するという現象が作中で起こっている。
- ベリアル因子/デビルスプリンター
- ウルトラマンベリアルの力を内包した物質。ちなみに、朝倉リクから抽出されたベリアル因子は液体として表現されており、これらの物質を使うことでアイテムの生成や生物の凶暴化、遺伝子改造した怪獣の生成などが可能。
- 首領パッチエキス
- 思考が首領パッチと同じになるエキス。
- ミキシマックス
- キャラクターの個性を別のキャラクターに融合させる事(本体が融合するわけではない)で外見や能力に提供者の個性が表れるように。
- 鬼舞辻無惨
- 彼の血を与えられた人間は同族の鬼と化してしまい、大半が無惨のような悪辣な性格になってしまう。
関連タグ
エグゼイドフルボトル/ライドウォッチ/ウルトラタイガアクセサリー/レンジャーキー:各ヒーローの変身能力を司る力が具現化したもの。これらアイテムの生成により持ち主が変身不可能となっている(ライドウォッチを除いて持ち主に返却されている)。