データ
初出 | 第4世代 |
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効果 | ポケモンに持たせると、登場した最初のターン終了後にもうどく状態になる |
英語名 | Toxic Orb |
入手方法 | ハッコウシティのデリバードポーチで購入 |
BPで入手(第四世代~第七世代) | |
リーグ再戦で優勝してボールガイからもらう(第八世代)、マックスレイドバトルのフシギダネ、フシギソウを倒すか捕まえて50%の確率で入手(2020年2月27日~3月2日) |
概要
第4世代から存在する道具。
持たせたポケモンがもうどく状態になるアイテム。
もうどくになると、毎ターン受けるダメージが最大hpの「1/16、2/16、3/16、4/16……」のようにどんどん増えていくため、とても使えたものではない誰得なアイテムであり、トリックやすりかえによって相手に押し付ける戦法に活用できるアイテムである。
ただ、そのような回りくどい戦法をするなら、ほとんどのポケモンが覚えられる「どくどく」を放った方が良いのは言うまでも無い。
第8世代では「どくどく」を覚えるポケモンが減ったので、どうしても相手を猛毒にしたい場合、採用の価値はあるのかもしれない。
……実はこのアイテムの真価はそこではない。
自身がもうどく状態になるという事は、状態異常に関する特性を能動的に発動できるという事でもある。
主に、毒状態になっているとHPが回復する特性「ポイズンヒール」の能動的な発動に用いられる。つまり対戦でのグライオンのアイテムは十中八九コレである。
他にも、状態異常になると攻撃力が上がる「こんじょう」の発動でも用いられる。
その場合、やけど状態になる「かえんだま」の方がデメリットが軽いようにも見えるが、火傷によるダメージは1/8で固定なのに対して猛毒によるダメージは1/16から始まり、その後も1/8、3/16……と増加する関係で2ターン目まではどくどくだまによるダメージの方がが少なく、3ターン目でようやく並ぶため、4ターン以上生き残れないような低耐久のポケモンにはどくどくだまが優先される。
また、専用特性どくぼうそうを持つザングースもこちらが採用される。
……もっとも、第7世代で火傷ダメージが1/16に弱体化したことで、現在はほぼ「かえんだま」の下位互換に甘んじることとななった。根性持ちのポケモンに採用されるケースは火傷状態にならないブースター、はやあし所有の関係でかえんだまを持たせると即型バレしてしまうリングマくらいとなってしまっている。
なお、効果発動が場に出て最初のターンが終わった時なので、若干ラグがある事に注意。
このため、特性を活かす為に確実にもうどく状態になるべく最初のターンで「まもる」や「みがわり」を使用する手も有効。
特性を発動させて用済みになったどくどくだまの処理として「なげつける」と組み合わせるのも良いだろう。
「なげつける」型で言うと、発動する前に相手の「どくどく」を受ければこのアイテムを持っていることを悟られずに済む。
このほか『ORAS』のスーパーひみつきちでは、Lv.100のハピナスを自滅させる手段として採用される(ハピナス道場)。
ただし対戦面ではポイズンヒールを持つグライオンやキノガッサが未登場なため活用し辛くなった。一応今作は「どくどく」がわざマシンやレコードで存在しないため上記のように相手に押し付ける戦法が有用になったかもしれない。
BDSPでは上記2匹が登場するため回復用にも使えるようになった。
SVではテラスタルによりキノガッサが弱点を克服出来る様になった為、再び地位が向上。市販のため入手も安易。
更には猛毒になる効果を逆手に取りシャリタツに持たせヘイラッシャの性質とカラミンゴの特性を活かすコンボも開発された。