概要
1991年から1997年まで、『週刊少年マガジン』(講談社)にて連載された漫画。単行本全27巻。
題名の「かぜ」「ぶっこみ」は当て字読み。通称は「ぶっ拓」。
バイクだけでなく楽器やエフェクターも丁寧に表現されており、それを取り巻くキャラクターの作りこみも相まって、ヤンキー漫画の中でも高い人気を誇る。
しかし、時折コマに表記される「!?」、「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまった」のような独特の読み仮名、台詞の途中を「“”」でくくる表現、超人のような不良達が多数登場することから、リアルタイムで連載を経験していない世代からはネタ的な意味で広く認知されている。
pixivにおいても、有名なシーンのパロディが多数投稿されている。
2011年3月9日月刊ヤングマガジン4月号より『疾風伝説 特攻の拓 外伝 〜Early Day’s〜』の連載が開始された。
こちらは天羽セロニアス時貞目線でのビフォアストーリー。
関連項目
佐木飛朗斗:原作者。小池一夫の弟子だが、「劇画村塾」ではなく「スタジオ・シップ(現在の小池書院)」の営業出身。
時間だ!コラァ!!:パロディイラストが多いタグ。また、タグ化はされていないようだが「"待"ってたぜェ!!この"瞬間"をよォ!!」という台詞のシーン(「瞬間」は「とき」というルビが振ってある)もパロディが多い。
向井拓海(アイドルマスターシンデレラガールズ):ヤンキーで「拓」つながりなせいで、特攻の拓海というタグも生まれた。
霧島(艦隊これくしょん):史実の戦艦霧島が武闘派であったことから、二次創作ではインテリヤクザ扱いされることが多く、マイクチェックの時間だオラァ!というタグが作られた。
左門くんはサモナー : 違う会社の漫画だが、本作の作風を強く意識したキャラが登場。
弓場拓磨(ワールドトリガー) :同じく違う会社の漫画だが本作っぽい台詞回しをしそうなヤンキー風の「拓」。
登場人物と愛車
七代目爆音小僧(聖蘭高校1年D組)
- 浅川拓 (ヤマハFZR250R→カワサキゼファー400&ヤマハSR400)
- 鮎川真里 (ホンダCB400FOUR)
- 真嶋秋生 (カワサキKH400)
- 姫小路良 (スズキGS400E)
- 今川一成(カズ) (ヤマハFZR400RR)
- ミツオ (ホンダCB400TホークII)
- 滝沢ジュンジ (ホンダCBX400F)
- 進藤貴則(タカノリ) (カワサキKH400)
- 半村晶 (ホンダCB350F)
- 今泉京子
- 桑原美紀
六代目爆音小僧
横浜外道
朧童幽霊(ロードスペクター)
魍魎
夜叉神
獏羅天
鬼雷党
極悪蝶
麓沙亜鵺(ロクサーヌ)
九尾の猫(キャッツ)
美麗
相州聖龍連盟會(AJS)
蠅王(ヴェルゼブブ)
警察関係者
その他
- 鰐淵清美 (610ダットサンブルーバードU&カワサキ500SSマッハIII)
- 早乙女和美
- 高遠陸夫 (ヤマハセローXT225W&ハーレーダビットソンスポーツスター)
- 桜宮郁
- 陣野平蔵 (ホンダモンキーZ50JIII改88ccボアアップ仕様)
- 中村雛子
- 荒木理香