「起きなさい、ムラサメ。戦いに行きましょう」
CV:能登麻美子
概要
脳人レイヤーから語り掛ける謎多き存在。
現状、発覚しているのは声だけで、その姿は不明。
ドンムラサメに指示を出して戦わせており、恐らくは脳人かその関係者、それも相応の上位存在と思われる。
また、ムラサメを「私の子」と称しており、その誕生に関りがある模様。
ソノイの発言から考えると本来ドンムラサメは只の自我が無い兵器であり、彼女の介入により自我をインストールされ(彼女の指示ありきだが)自律型として起動、行動を始めた様で「ドンムラサメの人格の生みの親」と言う事で上記の「私の子」と発言する事に比喩的に繋がると思われる。
ドンムラサメの行動はドン20話時点では元老院やソノイ達等の他の脳人からは「脱走」とみなされており、同話ではソノイとも交戦しているがこの時点ではソノイもマザーの存在を把握してはいない(というかマザーの声はドンムラサメの意識にテレパシーよろしく直接語りかけており、ドンムラサメの返答もテレパシー式なので、ドンブラザーズ達も存在を把握できていないと思われる)。
一方、ドン21話では獣人がアノーニを捕食しようとする際にアノーニを助ける様にドンムラサメに指示を出していた事から獣人とは敵対する関係にあると予想出来る。
ムラサメとの関係
上記の通り、母と子のような関係で戦闘時には彼に指示を送ったり、時には労いの言葉も掛ける。
しかし己の存在意義に悩むムラサメが、「自分は何の為に生まれたのか」と尋ねた時には、「無意味な質問です」と答えようとせず、戦いを促すのみだった。ドン29話では「今後はあなたの意思を尊重する」と理解のある様な発言もしていたが、真意の程は不明。
しかし、ドン40話では暴走したムラサメに戦う様に促す毒親の様な一面が続いているかと思えば、獣人から助けられたとは言え、ムラサメが敵である犬塚翼に付いて行こうとした際には「いけません」と普通の母親らしい接し方もしている。
行動
基本的には上記の通りの行動だったが、ドン最終話にて、ソノナとソノヤに反抗する事を決めた際に、マザーに問い掛けた際には「思う通りにしなさい、ムラサメ」と遂に彼の意志を尊重するまで変わった。
余談
- 声を演じる能登氏は今作がスーパー戦隊シリーズだけで無く、特撮自体への初出演。ニチアサ繋がりとしては、プリキュアの劇場版『映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』坂上あゆみ/キュアエコー役で登場した事はある。ただし純然たるTVシリーズへの登場は無く(キャラとしては『HUGっと!プリキュア』第35話や、一部の作品に出ているが、一部は台詞が無い)、今回が事実上のニチアサ初出演となる。
- そもそもマザーなど存在せず、ムラサメ自身の欲望の声だったのではないかと思われていた時期もあったが、同じムラサメとはいえ、現代のムラサメ以外の人物と会話していることから、存在はしていると思われる。
関連タグ
ナグリ・ドツーキ:某ニチアサアニメにて登場した同じ声優の母親キャラ。こちらは(永遠の17歳ではあるものの)血の繋がった母親だったが、マザーに関しては血の繋がった家族であるかは不明である。
ロボット刑事:同じマザーの名を持つ東映特撮。また、脳人主要メンバーのモチーフは東映特撮キャラでありムラサメのモチーフもKがモデルと考えられるため彼女の立ち位置も同じと考えられる。
坂上あゆみ/キュアエコー∶中の人繋がり。また、ドンムラサメの中の人が後にプリキュアを演じる事が決まったため、「マザーがムラサメをプリキュアに成るよう促した」とネタにされた。→キュアムラサメ
かのんママ:放送時期が同じ作品に登場するキャラクターで、中の人繋がり。名前の通り「母親」繋がりでもある。
プロスペラ:やっぱり同時期のアニメ1期の母親キャラ。マザーと中の人が同じであり、巨大ロボを乗りこなす子供がいる。その為、一部ファンの間では「姉弟みたい」といった声が、pixivではコラボイラストが相次いでいる。しかし蓋を開けてみればマザーの方が圧倒的に良心的ではないかという見解が強い(2023年3月時点)。