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スパイダーウーマンの編集履歴

2023-04-22 21:53:59 バージョン

スパイダーウーマン

すぱいだーうーまん

"Spider-Woman"、直訳で「蜘蛛女」。ここではMARVELコミックのスーパーヒロイン、および彼女を主人公とした作品について述べる。

概要

MARVELコミックのキャラクター。

1977年に初登場した「スパイダーマン」の女性版で、クモの能力を持つスーパーヒロイン。


主人公としては、デビュー翌年から全50巻が刊行されたシリーズや、それまで襲名した4人とマダム・ウェブが競演した1999年刊行のシリーズなどが知られている。


キャラクター

別アースも含めるとかなりの人数がいるが、最も有名なのは初代で、後述するアニメ版でも彼女が登場。ちなみにその大半は、ピーター・パーカーのような「特殊なクモに噛まれた」以外の理由で能力を得ている。


初代

SCRAWL - Spider Woman

本名:ジェシカ・ドリュー(Jessica Miriam Drew)。『Marvel Spotlight #32』で初登場。

コスチュームは、クモの巣を模したムササビのような翼が特徴的。


オリジンは2005年のストーリーで再設定された。

  • 当初

イギリス人の遺伝学者である父・ジョナサンと母・ミリアム(Merriam)に連れられ、幼少期を東欧のワンダゴア山で過ごす。しかし現地で採れるウランの影響で病気になってしまったため、父が開発したクモ由来の血清を投与され、共同研究者である後の「ハイ・エボリューショナリー」ことエドガー・ウィンダムが作ったカプセルで治療を受けた。


  • 新バージョン

両親はヒドラの資金提供を受けており、母・ミリアム(Miriam)の胎内でクモの遺伝情報を含む光線を浴びてしまった。


両親の失踪後はワンダゴア山で育てられ、後にタスクマスターの指導の許、ヒドラのエージェント「アラクネ」として活動を開始。初登場作品ではS.H.I.E.L.D.と戦っている。

その後ヒドラの洗脳が解け、クライムファイターに転向。バウンティハンターや私立探偵にもなっている。アベンジャーズX-MEN、S.H.I.E.L.D.にメンバーとして参加したこともあり、他にもA-フォース、ヒーローズ・フォー・ハイアー、S.W.O.R.D.、ハント・スクァッド、レディ・リベレイターズにも参加している。


なお、【アース1610】では「ブラック・ウィドウ」と名乗っている。


二代目

1984年デビュー。本名:ジュリア・カーペンター(Julia Eugenia Carpenter)。

旧姓は「コーンウォール(Cornwall)」。ロサンゼルス出身のアメリカ人。


シングルマザーとして生活に困っていた時に、大学時代の友人でミュータント関連の専門家に勧誘され、とある実験に被験者として参加。クモの遺伝子を含む注射によって能力を得た。

だが実際は、政府主導の超人チームを作る計画の一環であった。娘を育てるために一時は工作員としての活動を受け入れたものの、ジェシカやX-MENと出会ったことで翻意。逃亡し、賞金首にもなったものの、トニー・スタークが政府に交渉し、許されている。


その後、裁判で娘の親権が移っていた元夫がとある事件で死亡したため、故郷の西海岸を拠点とする「ウエストコースト・アベンジャーズ」の本拠地で娘とともに暮らし始める。

引退しようとした矢先に後述する四代目のシャーロットに能力を奪われ衰弱する事件があったが、マックス・クィンシー / シュラウドという男性ヴィジランテの協力で復活、「アラクネ」と名義を変えた。


しかしそのタイミングは『シビルウォー』の最中。彼女は登録賛成派に回ったが、裏ではシュラウドの説得で反対派に寝返っており、それが発覚したため逮捕。娘と引き離されることを不憫に思ったキャロル・ダンバース / Ms.マーベルの嘆願もあり、2人でカナダに移住、チーム「オメガフライト」のメンバーとなった。


その解散後、超人登録法も廃案になったことで帰国したが、しばらくしてクレイヴン・ザ・ハンターの復活を目論む集団に生贄目的で拉致されてしまう。その場にいた、同じく監禁されて瀕死のマダム・ウェブことカサンドラ・ウェッブから命と引き換えに能力を譲り受け、二代目を襲名。

コスチュームは少し前から自身のサイドキックだったアンニャ・コラゾンという少女に譲られ、「スパイダーガール」として活動している。


三代目

1998年デビュー。本名:マティー・フランクリン(Martha "Mattie" Franklin)。

父子家庭で育ったが、その父親が魔術に関わっていることを知り、代わりに儀式を受けたことで超人的なパワーや飛行能力を会得。元から憧れていたスパイダーマンの不在時に「スパイダーマン」を勝手に名乗っており、彼の帰還後から「スパイダーウーマン」を名乗った。


二代目のジュリアと同じく四代目のシャーロットに能力を奪われるが、これを撃退。さらに打倒し、奪われた能力を取り戻した際に、同時にクモの能力を得た。


ピーター・パーカーと因縁のあるJ・ジョナ・ジェイムソンの姪でもあったが、最期は彼の後妻のマーサとともに死亡している。


四代目

1999年デビュー。本名:シャーロット・ウィッター(Charlotte Witter)。

カサンドラ・ウェッブの孫娘だが、これまでの3人とは違いヴィラン。ドクター・オクトパスに見いだされて改造を受け、当時「スパイダーウーマン」を名乗っていたジェシカ、ジュリア、マティーの能力を奪ってスパイダーマンを打倒する計画だったが、カサンドラの助力で結集した3人に敗北した。


スパイダーグウェン

2014年の『スパイダーバース』で初登場した、ピーターの代わりにクモに噛まれたグウェン・ステイシー

元の世界【アース65】では「スパイダーウーマン」として活動している。


その他

名前は異なるが「女性版スパイダーマン」として名高いキャラは

などなど。また、シンビオートの宿主としても数名いる。


余談

数々のMARVELキャラクターを世に送り出したスタン・リーによると、かつてライバルのDCコミックから「ワンダーマン」が「ワンダーウーマン」に似ているとして訴えられそうになったため彼をデビューエピソードで死亡させ、さらに「パワーマン」を出した数年後に「パワーガール」を出された、という苦い経験を踏まえて、他社から「女性版スパイダーマン」が出る前に自分たちで出してしまおう、という裏事情があったとのこと。


そして案の定、昆虫と会話する能力を持った女性を主人公にした『Web Woman』というアニメをまた別の会社が企画していることを知り、急いでジェシカ・ドリューを登場させたらしい。


他メディア

単独アニメシリーズ

全16話。1979~80年にABCで放送。

日本では2005年にCSチャンネルで放映されたことがあるが、おそらく原語版のみであり、国内向けのディズニープラスにも含まれていない。


主人公はジェシカ・ドリュー。ただしオリジンや能力は変更されており、脇を固めるキャラクターも基本的にはオリジナル。

第1,7話でピーター・パーカーがゲスト出演しており、その声優は1967年版と同じだったりする。


エピソードリスト

No.原題
1Pyramids of Terror9Shuttle to Disaster
2Realm of Darkness10Dracula's Revenge
3The Amazon Adventure11The Spider-Woman and the Fly
4The Ghost Vikings12Invasion of the Black Hole
5The Kingpin Strikes Again13The Great Magini
6The Lost Continent14A Crime in Time
7The Kongo Spider15Return of the Spider-Queen
8Games of Doom16The Deadly Dream

オープニングシークエンス


スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

2023年6月公開予定のアニメ映画。

予告編等にジェシカ・ドリューらしき女性の姿が確認できるが、バイクで移動するなど、その特徴からは断定できない。


関連タグ

アメコミ / MARVEL

スーパーヒロイン / クモ女


スパイダーマン

スパイダーガール / スパイダーグウェン / シルク(スパイダーマン) / サクラスパイダー

スクリーム(MARVEL) / アゴニー


S.H.I.E.L.D. / アベンジャーズ / X-MEN

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