概要
大物Youtuberことsyamu_gameが小説家になろうで執筆していた小説。通称「ゾッ帝」。「ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い~」と、「ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命と真実の扉~」の2作が公開されている。
執筆開始したのは一度目のYoutuber引退後である2015年で、ペンネームは「裕P」「浜川裕平」を名乗っていた。
オリジナルの作品は、アカウントが削除済みであり閲覧できない。未完結のまま終了となった。
ゾット帝国を熱心に扱う者たちは、「俺オナ民」「ゾッ帝民」と呼ばれる。pixivやニコニコ静画では、少数ながらキャラクターのファンアートが投稿されている。
内容
ストーリーは王道の異世界ファンタジーものである。しかし、syamuの文章力が壊滅的であるため非常に読みにくく、代名詞を使わず固有名詞を連発するシーンもあり無駄に長ったらしい文章になってしまっている。
特に、主人公がジャンボシャボン玉(人間一人が収まる大きさのシャボン玉)の内部でもがくシーンや、主人公の目前で大型肉食恐竜型ハンターと小型獣型ハンターが死闘を繰り広げるシーン、および大男がトランクからポンプアップショットガンを取り出して点検するシーンは、筆者の文才の無さ(?)を象徴する文章として掲示板サイトでは語り草となっている。
また、一人称や役職がコロコロと変わったり、主人公カイトが「正義感が強い」という設定ながら盗品を武器にしていたり(冒険を通じて正義感あふれる姿に成長していく想定かもしれないが)、ツッコミどころ満載となっている。
その他
syamuは本作の執筆と並行し、Twitterで同じく小説家になろうで活動している女性にしつこく絡む出会い厨行為(所謂精スプ)をしており、執筆活動は出会いのための手段にすぎなかったのでは?という声がある。事実、絡んだ相手が男性(ネカマ)だと分かった途端に掌を返して突き放した実例がある。その出会いも上手くいかず、複数の女性に気味悪がられてブロックされ、その度に「ブロックされる理由が見当たらない」などとツイートし、自分に非があることを理解していなかった。
このような実情が明るみに出てからは再びアンチによって叩かれた。
その後、小説家になろうで活動していることが家族に伝わり、インターネットの使用を制限されてしまい執筆活動は中断した。Youtuberとして復活した際には続編を書く意欲を見せたことがあったが、結局実現しないまま作品は削除、のち二度目の引退を迎えた。
もっとも、小説家になろうは十人十色なユーザーが利用するため、完成度の劣悪な作品自体は山ほどある。ゾット帝国の悪目立ちは、syamu自らが宣伝を行ったこと、奇妙な人物像や破天荒な失敗などがYoutubeで露呈していたことで、藪をつついて蛇を出す結果になったのである。
関連項目
これが~ユージの歩く道!:2010年頃にピアプロで執筆していた小説。前作にあたる。