※この記事の一部内容で『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ』及び『ポケットモンスター Let's Go! イーブイ』の殿堂入り後のネタバレを取り扱っています。
そのため、閲覧する場合は、上記のことを踏まえて自己責任でお願いします。
誘導分岐
- 『ポケモンシリーズ』に登場する初代ライバルの海外での名前。海外での最初のポケモンが『Red Version』と『Blue Version』だったため名前が異なっている。→ グリーン(ポケモン)
- 穴久保版『ポケットモンスター』に登場する青年。
- 『ポケットモンスターSPECIAL』の登場人物。→ ブルー(ポケスペ)
- モンスターのほう→ ブルー(ポケモン)
概要
初登場は『ピカチュウ』のリメイク版『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』。
(ただし、下記の「彼女が登場するまでの歴史」も併せて参照。)
ハナダの洞窟でミュウツーを捕獲後に、ミュウツーのいた場所へ再び訪れる事により対戦が可能。
(『金・銀・クリスタル』および『HGSS』でのグリーンが常盤やグリーンバッジ等自身の名前と関係性のある場所であるトキワシティと関わっている様に、彼女も縹色にブルーバッジと自身の名前と関係性のあるハナダシティにあるハナダのどうくつで出会える。)
彼女もミュウツーを捕獲しにハナダのどうくつに訪れ、主人公が既に捕まえてしまったことを伝えると勝負を挑んでくる。
勝利するとミュウツナイトX、ミュウツナイトYが貰える。ついでに主人公をミュウツーごと自身のポケモンにならないかと誘い投げつけてきたモンスターボール5個も手に入る。
その後再び殿堂入りすればハナダシティにて再戦可能。対戦前と対戦後再び主人公をゲットする為モンスターボールを投げてくるが今度は回収できない。
なお、記事初頭でも記述したが、グリーンの海外名がBlue(ブルー)であるため、彼女の海外名はGreen(グリーン)となっている。
容姿
黒い瞳と長い茶髪を持つ。
長めなサイドの髪に耳は隠され、前髪はゆるく切り揃えられており、頭頂部には3本のアホ毛が立っている。
衣装は、青(水色)を基調としたインナーの上からスカート両脇に浅くスリットが入った黒いミニのノースリーブワンピースを着ている。
また手首には白いリストバンドを着用し、黒いペタンコな靴を履いている。
使用ポケモン
御三家の一角と相性補完の炎草に加えて、ピカチュウとマスコット枠を争ったピッピの進化系、通信進化、レアなノーマル枠と二人とどこか対照的なパーティ構成をしている。
彼女が登場するまでの歴史
彼女がピカブイに登場するまでには、実は22年間という長い時の中で様々な紆余曲折がある。
第1世代(RGBP)
この時点ではゲーム内には登場しておらず、
- 初代の攻略本「ポケットモンスター 任天堂公式ガイドブック」および「ポケットモンスター 赤・緑・青全対応 改訂版 任天堂公式ガイドブック」
- ペーパークラフトの解説漫画「ポケモンクラフトDX 攻略ブック」
において、ブルー自身や初代のリメイク作品である『ファイアレッド・リーフグリーン』の女主人公の前身のようなキャラクターの姿を確認できる。
実は上記キャラは、第1世代からポケモンに登場するキャラデザを担当している杉森建氏が、「最初にもらえる3体に合わせて三つ巴になるようにもう一人いたらこうだろう」という考えでデザインした表紙限定キャラである。(※参考ツイート)
※女主人公がいない初代ポケットモンスターでは、最初にもらえる3体のポケモン(御三家)のうち2体は主人公とライバルによって選ばれ、選ばれなかった1体が残ることになるため。
この表紙限定キャラクターは主人公とライバルと三つ巴の状態で立つ後ろ姿が描かれており、ゼニガメを連れている
(ちなみに主人公はフシギダネを、ライバルはヒトカゲを連れている)。→参考リンク
ペーパークラフトの解説漫画では正面が見え、漫画内でのセリフもある。
第3世代(FRLG)
第3世代でもブルー自身の登場はないが、初代のリメイクである『FRLG』に女主人公を登場させる際に杉森氏が上記の攻略本版ブルーを少し意識して彼女を作成した。(参考tweet)
そのため、ノースリーブとスカートという組み合わせや、髪型や髪色に攻略本版ブルーの面影が見られる。
ちなみに、こちらは後に「リーフ」という公式名称が付いた。
他媒体における彼女
アニメ版において
ポケモン生誕25周年記念の公式アニメ『ポケモンエボリューションズ』では、カントー地方を舞台とする第8話「ザ・ディスカバリー」で登場。前述の『LPLE』におけるハナダのどうくつのイベントがブルーの視点で描写された。CVは三森すずこ。
オーキド博士の下でポケモン図鑑を完成させるためにポケモンを集めていたこと、そして「ミュウツーが捕まっていれば図鑑完成だった」旨の発言から伝説の三鳥も含めた149匹まではきっちり埋めてあるらしいことが新たに判明。
そりゃあ無理矢理にでも手に入れたくなるわな………。
ただしこの話ではグリーンの手持ちがフシギバナ、レッドの手持ちがリザードンと『LPLE』本編とは明らかに矛盾する描写が見られるため、ゲーム本編とは直接つながらないパラレルな世界の話らしいことが推察される。
声を担当した三森は、これ以前に、『ポケモンマスターズ』にてミヅキを演じている。
ポケットモンスターSPECIAL
第1世代をもとにした第1章のメイン人物の一人として登場する。
主人公のレッドやライバルのグリーンが該当するゲーム内のキャラクターをもとにデザインされているが、彼女は上記の攻略本イラスト版のデザインをもとに作成されている。
物語中に、前述の『FRLG』の衣装へと変更された。
詳細はこちら→ブルー(ポケスペ)
誤解と呼び名についての注意
彼女は、上記したように「ゲーム本編には長らく登場していなかったが、先行して初代の攻略本や解説漫画で登場していた」という複雑な経緯があるキャラクターである。
また杉森氏の発言を見る限り、ゲーム制作中にもとから女主人公の案がありそれが没になったというより、後から”もしもう一人いるとしたら”と考案されたようだ。
長らく「初代没♀主」、「初代♀主」、「初代リーフ」などと呼ばれ、扱われていたが、間違った情報を織り交ぜたままで呼び続けるより、もっと適切な通称やあだ名で読んであげるべきでは?という意見が出ていた。
今後彼女について没キャラとして扱っている際には二次設定である理解と、呼びについては「ブルー」を始め適切なもので呼んであげて欲しい。