俺の名前は犬飼鷹四郎。京極組に所属する腕っぷし自慢の極道だ
公式サイトでの解説
元は裏社会の地上げ屋を護衛する半グレだったが
久我虎徹の人間性に惚れ込み 京極組加入を直談判。
スレッジハンマーを得物としており、爆発力と気合いは組内でもNo.1。
忠誠心が高く、一度惚れ込んだ男のためなら命を捨てられる男。
概要
「おらぁ! 粉々に砕けとけぇ!!」
ヒューマンバグ大学の「京極組の武闘派・久我虎徹」に登場する京極組の新人。5月18日生まれ。
元は半グレだったが、護衛対象であった郷田の始末を遂行してきた久我虎徹との対峙を経て、京極組に入った。
スレッジハンマーを振り回して敵対者を完全破壊する事から「スレッジハンマーの犬飼」の異名を取る。
極道から半グレに成り下がる者は多々存在するが、半グレや不良から極道の人間に成り上がった者は2023年2月12日現在犬飼と鉄刀兄弟と鷹橋修也の4名である。
ちなみに佐古や野島よりも組の経歴は浅いが、久我と同期扱いとなっている。そのため佐古は、犬飼の兄貴と呼ぶ(佐古が全人類の舎弟であることを考慮する必要があるが)。誕生日は5月18日(舎弟である野島と天羽組の小峠と一日違い)。
人物
容姿
癖のある黒髪に後ろ髪を纏めた様な髪型をしており、褐色肌をしている。体格もかなりのものであり、金剛仁王像と例えられた。
身長は185cmと、京極組で身長の判っている者の中では最も長身である。
性格
敵対者に対しては獲物であるスレッジハンマーで叩き潰す、カチコミをする際にはスレッジハンマーでドアを破壊する、戦闘においては苛烈かつ危険人物。
一方で「バカ正直」という言葉が似合う人物でもあり、砂鉄を詰めた特注のサンドナックルを嵌めた久我の一撃を「やたら拳が固い」と勘違いしていた(久我もこれに呆れたのか思わず説明した程)。
久我の仲間になって以降は京極組の良識派として下衆な輩を容赦なく軟体生物にしたり良識派の上司である西園寺に挨拶をしたりと礼儀作法に疎いところはあるが、友好的な関係を築いている。
登場当初は半グレとして出てきたものの、半グレとは思えない潔く筋の通った人物として描かれており、後に久我の漢気に惚れ込んで京極組の門を叩き任侠者として生きていくようになってからは悪を許さない正義漢として描かれるようになった。
本来は非常に仲間想いであり、獅子王組との戦闘で重傷を負った久我と高砂を目の当たりにして、怒髪天を衝く怒りを見せている。
能力
規格外パワー
スレッジハンマーを豪快に振り回せる怪力の持ち主で、パワーに関しては裏社会でもトップクラス。その様はもはやイノシシであり、そこから繰り出す一撃はドアを容易に破壊でき、人間がモロに喰らえばただでは済まない。事実、久我も持ち前の動体視力で直撃を免れたものの肋骨が二本も折れた事から、その凄まじい威力が窺い知れる。単純な膂力そのものは大人数名がかりでも中々持ち上がらない大理石のテーブルや業務用ゴミ箱を持ち上げ突進できるレベルであり、その腕力から放たれるパンチもかなり強力である。当然、蹴りの威力も凄まじく、一発で相手の胸骨をへし折った上で吹っ飛ばして見せるほど。
185cmという京極組屈指のガタイの良さ、毒の周りがかなり遅い体重という巨大な図体に反してスピードも久我が驚く程の速さであり、ハンマーを構えて敵対者との距離を一気に詰めていける為、回避できる手段がない。
頭脳面
軌道が読まれやすいというハンマーの短所も理解しており、一撃目を外したと見せかけて身体を一回転する事により、全身をバネにした強力なニ撃目を即座に与える芸当も見せた。他にも離れた相手にはハンマーをぶん投げて当てて見せるなど、トリッキーな技も使いこなす。
防御
また、京極組屈指の打たれ強さを持ち、サンドナックルを装着した久我の鉄拳を顔面で受けても鼻血が出る程度で済んでいたり、羅威刃との抗争では爆撃をモロに受けて重度の爆傷を負いながらも羅威刃構成員を次々と倒すなど、タフネスも年上の兄貴分らに劣らず相当なもの。筋肉も相当分厚く(不意打ちは流石に対処できないが)力を込めれば猛者が放つ刀身の分厚い鉈による斬撃すら止めて見せるほど。
総じてパワーとタフネスを中心にした戦闘能力は超一級品であり、京極組のカチコミには欠かせない戦力となった。凄まじいスピードと動きのキレで戦う久我とは正反対である。
スレッジハンマー以外にも拳銃も武器にしている。意外な事に大型免許を持っている。
活躍
久我が地上げ屋の郷田を暗殺するため郷田の別荘(旧邸)に赴いた際に門番をしていた。久我をして「速い」と言わしめるスピードで襲いかかり、彼の肋骨を折るが、久我のサンドナックルによる反撃を顔面に食らう。久我の実力と決意の強さを認めた上で、門番をしていたのは元々組織の命令で自分の本意ではないと語り、久我に道を譲った。
「誰かは知らんがお前も工事したらぁっ!!」
「どうせ下につくならば、あんな男がいいのだろうな」
- 1月22日付の動画(状況整理)
この出逢いがきっかけで久我の男気に惚れ込んだらしく、後日、久我の前に現れると土下座して京極組入りを志願した事が語られた(公式ツイッターでも、久我虎徹を支え周辺の敵の脅威となるとコメントした事から、彼が仲間入りすることは予め決められていた)。
その顛末が描かれており、最初は久我を兄貴と呼んだものの、当の久我から「五分の兄弟(対等の関係)でいい」と言われてからは「兄弟」と呼んでいる。
京極組の幹部である西園寺の愛娘の由美子に婦女暴行を働いた半グレグループ「蛇牙」とそれを率いる元構成員の春日へのカチコミを自ら志願。獲物であるスレッジハンマーでドアをブチ破って、半グレ達を蹴散らした。その後は由美子に乱暴した実行犯二人に生き地獄を味あわせる為に連行をした。
極道になってからまだ日が浅いためか敬語は使い慣れていない様子で、その点は西園寺から苦言を呈されている。あくまでも言葉遣いを注意された程度であり、カタギを食い物にする人物ではないのか、当時は外道構成員だった相良のように雷を落とされてはいない。
「冷てぇな兄弟 出入りなら俺にも声をかけてくれよ」
「よ…よろしく頼む…でございます!」
「こんかあ! ゲスが!」
外国人の経営するぼったくりバーの設立に関わっている、中規模の半グレ組織ジャンゴを粛清する為に久我、野島と合流。
こちらもスレッジハンマーでドアをブチ破り、半グレ達を弾き飛ばした。ジャンゴを率いている樫本が久我を知っている事を訝しんでいるものの、既に樫本は久我に粛清された為、どのような因縁なのか知る事はなかった。
「ハンマーで死ぬのは痛えぞぉぉ!!」
「しかし、コイツはなんでお前の事を知ってたんだ?」
- 4月6日付の動画(状況整理)
1番舎弟こと野島翔と共に前半の解説役を担当。天羽組が薬物売買に手を出したと勘違いしていることが発覚。京極組の兄貴達を紹介したのだが六車と国生の紹介の際、凄まじい実力を持つ犬飼ですら「俺が紹介するのも烏滸がましい」と言っていた。
- 2022年4月29日付の動画(久我虎徹)
黒焉街に悪さをしている不良集団『恐竜キッズ』の粛清に久我と共に動いていく。その拠点に久我と共に乗り込み、『恐竜キッズ』のリーダーである泉の部下からパンチをもらうも、全く意に介す事なく凄まじい威力のストレートを逆にお見舞いしていた。最終的には久我が泉を粛清する形でケジメを取った。
粛清に乗り込む際、行き場を失くしたせいで素行不良な行動に走る泉らを「昔の自分みたいで気が進まねえな」と零している事から、犬飼自身も不遇な少年時代を過ごしていた事が示唆された。また、久我が泉を相手に優位に立った上で『組織のために手を汚し責任を取る』事の重みを伝えていた際は、「下の行動は上が責任を取るもの」と道理を弁えた発言を取っており、ただの猪突猛進キャラ出ない事が明らかとなった。
- 8月27日付の動画(久我虎徹)
羅威刃との抗争が激しくなる中、裏切り者の北村の手引きで京極組第2事務所で西園寺と共に爆破され大怪我を負い間髪入れず羅威刃がカチコミをかけてくる。キレた犬飼は最前線で雑魚と裏切り者を殴り殺すが設楽紀明と城ヶ崎賢志まで参戦してくる。犬飼は設楽に爆進していくが設楽の投げナイフで滅多刺しにされて敗北、後に一命を取り留めたが、医者が生存に驚くほどの瀕死の状態だったらしい。後日、犬飼の見舞いに来ていた久我にいつでも動けると戦闘する意を示していたが、無論動けなかった。
- 12月27日の動画(久我虎徹)
秋田への「地獄のような京極組温泉旅行」に行くためバスが必要だったのだが京極組メンバーが竜巻のような連中なのでドライバーとバスガイドを呼べるわけがなく大型免許を持っていた犬飼がマイクロバスのドライバーをやることになった。
旅行中は故人への膳がどういうことか分からず久我に聞いていた。
- 2023年1月15日の動画(佐古大和、失禁の花沢)
久我と共に獅子王組の内部抗争にて眉済派に出向。花沢に左遷されたのかと勘違いされた。
- 1月20日の動画(久我虎徹)
久我と共に獅子王組の内部抗争に眉済派の客員として参加したがすぐに黒澤派の罠にかかり密室で大ピンチに陥る。何人か雑魚を粉砕したあと久我と共にソファに隠れ、久我が発見した大人3人でも持ち上げられないほど重い大理石テーブルを盾代わりにして弾幕の中に突撃。見事に状況を打破して見せた。一方、凄まじい弾幕を浴びせられピンチになっていた際、京極組の皆で温泉旅行に行った事を思い出しながら憂いたところを久我に突っ込まれた。
「そういや温泉旅行楽しかったな」
久我「現実逃避やめろ」
- 2月1日付の動画(久我虎徹)
久我と共に京極組事務所に車を飛ばしていたが獅子王組黒澤派が誇るバケモノである赤ドスの犬亥が舎弟が運転するトラックで車を吹き飛ばしてくる。スレッジハンマーで車から脱出し犬亥の舎弟を2人とも始末するが久我は犬亥の赤ドスに塗られた毒(筋弛緩剤の類)により戦闘不能になり犬亥にトドメの斬撃を貰い死にかける事態にまで状況が悪化する。犬飼はすぐ久我を庇いおぶりながら闇医者に急行した。
- 2023年2月11日付の動画(久我虎徹)
持ち前のタフネスもあってか、久我よりも早く復活し、息巻く彼をローズヒップティーで落ち着かせた。後に高砂の様子がおかしい事を佐古から電話で聞いた久我がいても立ってもいられない気持ちになった彼を制し、代わりに自らが救援に向かう。
駆け付けた頃には黒澤派の最強戦力の一人である鮎川鉄次と交戦し今正に殺されかけている高砂の姿であり、その場に乱入した。スレッジハンマーによる強烈な一撃で鮎川をガードごと激しく吹き飛ばす。しかし、高砂が一刻を争う重傷だったため、高砂をおぶりながら闇医者に急行したお陰で命を繋ぎとめる事に成功した。
- 2023年2月18日付の動画(久我虎徹)
黒澤派への報復を行うため幹部層を探し回っていたところその幹部である鮎川鉄次が舎弟の光山その他大勢を連れて偶然鉢合わせる。敵の弾幕を業務用ゴミ箱を盾にして防いでいる中、鮎川と光山が久我と高砂を舐め腐った暴言を吐いてきたことでブチギレ、業務用ゴミ箱を盾代わりにして突進しモブ2名を撃破する。モブ1名を武器や盾代わりに振り回して大暴れする。更には光山のバックアタックにもモブを叩きつけて対処し、鮎川の袈裟斬りも筋肉で防いだ上で重傷レベルのヤクザキックを叩き込んで吹き飛ばした。光山に背中へドスを深々と突き刺されるも、堪え切ってハンマーで光山の顔面を粉砕して斃す。鮎川が本気になり、加勢が来たことで今回は撤退を選択し病院に逃げ切り、久我と入れ替わる形で入院する羽目になった。
最終的には撤退を選んだものの、今回犬飼が鮎川達相手に実質勝利した件は多くの視聴者の喜びと驚きを呼ぶこととなり公式が犬飼の強さについて言及することとなった。
- 2023年4月28日付の動画(久我虎徹)
久我と共に戦線復帰し、犬亥のリベンジに燃える彼をフォローしていく。
久我と一緒に犬亥の足取りを追うために黒沢派の下っ端を締めていく中で黒沢派の9年目の中堅である近本が派閥の不満を漏らしている事を知って接触、抵抗されるもあっさり制する。そして犬亥を見つけ出し、リベンジに燃えている久我とのサシの勝負を邪魔させないために護衛2名を相手取る。不意打ちで犬亥の弛緩剤入りの刀で斬撃を喰らうも、久我が勝利した後には体重があるのもあってか痺れが来る前に勝利していた。
久我に比べれば脳筋染みた考えが目立っていたが、先の京羅戦争で学んだ経験を活かして作戦を遂行していく場面も見られた。
そして彼は大仕事を終えて京極組へと帰還し、京炎戦争へと参戦するのであった。
活躍(獅子王戦争から帰還後)
戒炎を打倒するため、近隣の極道組織である『原西組』と提携に動いている若頭・大園銀次の護衛に付く事になった。そんな中、京極組の縁の下の力持ちを担う大園を狙うために戒炎の幹部である榊原周の綿密なリサーチと10日間に及ぶ執念の監視の末に大園の行動パターンを把握されてしまう。
『原西組』の拠点で一人になった大園を奇襲されて虫の息となった彼を殺めかけたところに乱入する。凄まじいパワーで押すも、榊原の特攻で抜け出され、大園は致命傷を受けてしまう。強烈な蹴りで榊原の肋骨数本をへし折り退散しようとするところでハンマーを投げつける事で更なるダメージを与えたものの、結局撤退を許してしまう。
榊原との戦闘は実質勝利したものの、ヤミ医者に連れて行こうとした大園は自身の腕の中で事切れてしまい、慟哭した。
- 2023年8月14日の動画(久我虎徹)
海瀬の葬式に参加した犬飼だったが葬儀中戒炎傘下の半グレが大量にカチコミを仕掛けてくる。ブチギレた犬飼は次々と半グレを制圧する。地獄絵図となる葬儀場で五十嵐と六車は撤退、近藤と二階堂は舎弟の防衛、守若と黒羽根は怪我で戦えない中久我と共に後からカチコんで来た幹部の麻生成凪や緋田功哲郎と交戦。犬飼は緋田と、久我は麻生とタイマンに発展した。
京極組 若きエース&若き豪傑 VS 戒炎 堅牢無比の戦士&戦場の申し子 止まらない絶望。
犬飼はパワーとタフネスで応戦するも、緋田の戦術と金的攻撃であっという間に追い込まれてしまう。そこに久我が援護でナイフ投げを行い立て直させる。
再び緋田と向き合う犬飼だが、無限に近い緋田の前に苦戦を強いられていた。そこに半グレが投げた手榴弾が目の前を転がり、犬飼はダメージを受けてしまう。すると緋田は久我に狙いを定める。
麻生と緋田は襲撃前に狙う相手を定めており、一条・守若・六車をターゲットにしていたが、更に久我も含まれていた。久我は上層部と下層部を繋ぐハブの役割を果たしているだけでなく、我妻さえ戦闘能力は上昇傾向にあるから厄介と踏んでいたのだった。久我は迫る緋田の攻撃を咄嗟に防ぐも、麻生からの斬撃を背中に受けてしまう。その一瞬の隙に久我は緋田からの袈裟切りをもらってしまう。その姿を見た犬飼は爆破寸前の手榴弾を麻生らに投げつけて下がらせ、久我を抱えて引き離すが、犬飼は背中に爆傷を追ってしまう。久我の意識は既に朦朧としており、残っているのは自分だけと絶望的になってしまう。
そこで乱入してきたのは、五十嵐の避難を完了させた六車であり、京極組に希望の光が見えてくる。しかし、その希望はあざ笑うかのようにかき消すような人物が現れてしまう。
京極組打倒のために戒炎と手を組んだ羅威刃の副将である秋元詩郎だった。
- 8月21日の動画(久我虎徹)
動ける戦闘員が3対2という数的不利かつ大怪我を負った犬飼は麻生と交戦、気力だけで立ち上がりバリュー無さそうと侮る麻生に攻撃を尽く回避され逆に麻生のカウンターで切り刻まれる。満身創痍のはずが気力で立ち上がる犬飼を見て麻生は不満を零しながら右腕を切り裂いてきたことでハンマーを握る握力を奪われてしまう。トドメを刺されそうなところ六車の蹴りで麻生のカランビットを回避しその衝撃で海瀬の棺まで吹き飛ぶ。
ここで犬飼は海瀬の金砕棒を持って立ち上がりカウンター不可な程の爆速で距離を詰めて振り回し距離をとることに成功、このあたりで仙石と高砂が帰還し麻生が撤退を選択したことで九死に一生を得たがあまりの惨状で同じく重体の守若に謝罪した。
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冨樫宗司…京極組と同じく武闘派ヤクザである天羽組に所属する。犬飼と同じくハンマーを得意武器としている狂人。なお、冨樫はハンマーで「薄く」するのに対し、犬飼はスレッジハンマーで「軟体生物」にさせるという違い(?)があるが。
海瀬将悟…同組織に所属している良識派の武闘派狂人兄貴。両者ともに軟体生物というワードを発しながら殲滅するという共通点があり、打たれ強い点も共通している。
野島翔…同組織に所属している良識派であり、久我の舎弟。特殊な乗り物の免許を保有している点や重い武器を使用していることが共通しているが、犬飼と久我は同期扱いということになっており、久我に対して敬語を使う野島とは異なり犬飼はタメで久我と話す。ちなみに誕生日は1日違いである。
東雲竜政…敵組織である羅威刃の新トップ。凄まじい体格と打たれ強さを持ち、重い武器を使用していることや仲間想いな点が共通している。