「相変わらずグダグダだな、ソノロク…処刑する」(ドン最終話)
演:村上幸平
概要
詳しくは処刑人を参照。
余談
- 名前の由来は「その8」で間違いない。ソノナ共々、これまでの脳人と違って数字の読みに訓の方が使われている。「ソノシチ」「ソノハチ」では語調が悪いからだろうか。
- 演者の村上氏は井上敏樹が脚本を担当していた『仮面ライダー555』にて草加雅人/仮面ライダーカイザを演じていた他、スーパー戦隊シリーズでは『動物戦隊ジュウオウジャー』にてバド/ジュウオウバード以来の出演となる。
- ソノナを演じた本橋由香氏と同じく、戦隊OBが事実上のラスボスに起用された格好になった。もっとも「村上氏のゲスト出演」自体は驚かれたものの「イエローレーサーが『悪堕ち』してしまった」方に話題が持っていかれた節もあり、ファンから口々に冗談交じりで「いつもの草加雅人」「ソノヤも『嫌な奴』だが、村上さんの顔を見たら『妙な安心感』すらある」などと彼にとっては少々不憫なリアクションになってしまったが…
- またYouTubeでの公式チャンネルでジュウオウジャーの配信が最終回を迎えた後にドンブラザーズの出演が発表され、ドンブラザーズ最終話の前日にその『仮面ライダー555』の配信が開始される、という余りにもドンピシャなタイミングとなっていた。
- 1年の最終回1ヵ月以内であれば、余程の事が無い限りは新キャラは出たりしないのだが、まさかのド終盤での新キャラに驚いたファンも居る。
- 村上幸平氏は『仮面ライダー555』での縁をきっかけに脚本家の井上敏樹氏と非常に親睦が深いことで知られていた。ただし本作においては井上氏からあらかじめ「身内の(出演の)推薦はしない」と聞いており、あくまで一視聴者としてのスタンスで応援していたとのこと。
- …ところがある夜、当の井上氏が酒の席で「ドンブラザーズは良いものになった。だが、村上のいないドンブラなんて…」とどこか寂しげに飲んでいたのを目にした松浦Pが村上氏にオファーを決意したという。井上氏、否、井上大先生の人間性を感じさせるエピソードである。
- 前述のソノロクの怪人態を奪ったことで、結果的に村上幸平氏が演じるキャラがシャンゼリオン裏モチーフの鎧を着ることとなり、井上敏樹の有名な過去作品の概念を全乗せしたラスボスとなった。もっとも、話題性ではなくその怪演による存在感ゆえのキャスティングとは当時の東映HPにある通りである。
- また、こちらも皮肉な因果か、村上氏がかつて演じていた草加雅人はソノヤとは真逆に自分が変身していたヒーローの力を敵対者に奪われた上で抹殺されるというソノロクのような末路を辿っていた。
関連タグ
リブラ・ゾディアーツ:2号ライダーを演じた俳優が担当する敵組織の幹部。こちらは仮面ライダーに登場する敵幹部である。
バド:同役者が過去作の戦隊で演じた好青年。異世界と人間世界との数奇な関係に翻弄された者であり、「自然はすべて繋がっている」として「繋がり」を重んじる主人公戦士に己のほぼすべてのエネルギーを与えた者でありつつも、対になる要素も持ち合わせる。
超光戦士シャンゼリオン:ソノロク怪人態の裏モチーフとされるヒーロースーツ。
異世界からの敵が人間のエネルギーを奪わなければ生存できないが、人間社会に打ち負かされたり恋したりと、同じ脚本家つながりらしく同作を思わせる、あるいは対になる要素が多い。
ジョージ・狩崎/仮面ライダージュウガ:同期作品における裏ボス繋がり。
ギフ/仮面ライダージュウガ/仮面ライダーバイス、ゴーダッツ(???):ニチアサ同期作品におけるラスボス。