機体データ
形式番号 | GN-0000DVR/S |
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所属/製作 | フォース・ビルドダイバーズ |
頭頂高 | 18.3m |
重量 | 72.4t |
動力 | スカイドライヴ二機 |
固定武装 | スカイブレイサー×2、スカイレガース×2、頭部バルカン砲×2 |
携行武装 | ビームライフル、バスターソード、ロングライフル、ビームサーベル×2 |
パイロットダイバー | リク |
概要
シバ・ツカサ操るガンダムアストレイノーネイムとのGBD戦で相打ち同然に大破したガンダムダブルオーダイバーエース。その魂を受け継ぐ物としてビルドダイバーズのメンバーが一丸となって製作したガンプラである。
ダブルオーガンダムに他作品のガンダム系列の要素を加えるというコンセプトでカスタムビルドが行われており、本編で描写されているように特にデスティニーガンダムの意匠や武装、機能が組み込まれている。
そのほか、クリアグリーンのパーツや黄色のフレームパーツのある胸部の意匠はガンダムX、バックパックの中央部の形状はガンダムAGE-3を連想させ、デスティニーかゴッドガンダムを参考にした腕の装備、GNドライヴと光の翼、∀ガンダムのものを参考にしたビームライフルの銃身先端部、とそこに取り付けたガンダムMk-Ⅱのエネルギーcapなどの存在が劇中のリクのスケッチ(担当した海老川氏本人による直筆。Twitter参照)から確認できる。
機体の耐久度や機能面はシャフリヤールからのデータ提供や、サラからダブルオーダイバーの伝わる想いもあったが、初心に帰る気持ちと自戒の念も含めて胸部装甲のクリスタル内部は普段は見えないが傷付いた部分がそのままの形で残されている。その他にもリクが現実世界で得意としているサッカー技術も取り入れており、ミッション『ロータス・チャレンジ』に於いて遺憾無く発揮される。光の翼機能に関しては、第一次有志連合戦においてダブルオーダイバーエースから出現した謎の翼が元となっている。
そして2年後、更なる翼を持つ。
武装
ビームライフル
ガンダムMk-ⅡのEパックと∀ガンダムの半開放型マズルの要素を取り入れたビームライフル。
発射するビームは圧縮GN粒子のピンクではなくC.E.世界の標準的荷電粒子砲である緑色に設定されている。不使用時はリアスカートにマウントされる。
ビームサーベル
腰部フロントアーマーの外縁部にビームサーベルのグリップが格納されている。
抜刀時には装甲の一部もグリップに付随する。
ダブルオーダイバーのものよりも収束率が高められており、切断力が向上している。
バスターソード
デスティニーの「MMI-714アロンダイト」を改造した折り畳み式の大型ビームソード。
非使用時は右舷ドライヴユニット後方にマウントされる。
ロングライフル
デスティニーの「M2000GX高エネルギー長射程ビーム砲」を改造した折り畳み式の大型ビーム砲。
左舷ドライヴユニットのスイングレールに懸架されている。
改造元と異なり、グリップを把持せずとも射撃可能なため対応の幅が広い。
なお、バスターソードとロングライフルは配置を変更可能な他、ミッションによってはどちらかをオミットして片方を2丁装備することも可能。
頭部バルカン砲
側頭部に備えられた機関砲。
弾体のエフェクトが黄色とピンクの両方が確認できるため、実体弾とビームの撃ち分けが可能と思われる。
スカイブレイサー/スカイレガース
腕部と脚部に装着されている濃紺色の装甲。三角形のビームエフェクトを展開することでシールドとして使用可能。
どちらにも展開ギミックがあり、腕部のスカイブレイサーはゴッドガンダムのゴッドフィンガー発動時のようにマニピュレーターを覆うガントレットとして機能する他、先端部のフィンガーパーツからはビームクローの出力も可能。
脚部のスカイレガースは足先を覆うようにスライドダウンさせることでキックの威力増強や敵機の射撃ビームを蹴り返す用途に使われる。また、単純なビームガンとしても使用可能。
プチカプルを蹴り飛ばす連携技「ムゲンシュート」は本機の攻撃手段の中でも破格の威力を誇る恐るべき技。「ボールは友達!」
後述のトランザムインフィニティ発動時にはこの部分だけ色調変化が異なり、真紅に発光する。
スカイドライヴユニット
ダブルオーのツインドライヴとデスティニーのヴォワチュールリュミエール・ウイングを融合させた装備。
太陽炉に直結したウイングユニットから高濃度圧縮粒子の翼を展開して推進力を得る、本機独自のGNバーニアシステム。
光の翼には攻性と防性を有したGNビームシールドの特性を活かして、あたかもV2ガンダムの様に翼をビーム刃として使ったり、翼を前面に展開して盾にすることも可能。その強度はガンプラ5機分のエネルギーを持ったスーパーショックガンダムのビームにも(一撃だけだが)なんとか耐えられるほど。なお、このビームを食らったジムⅢビームマスターとガルバルディリベイクは一瞬でHPが0になり消滅している。
バックパックからのドライヴアーム接続で可動させることはできるものの、ダブルオーダイバーのドライヴユニットから更に大型化しているため、当初は肩まわりの可動を大きく阻害してしまう欠点があった。
その後、龍虎祭でのタイガーウルフとの決戦に際し改修され、ガンダムアストレイのようにバックパックを腰背部までスイングダウンさせて可動域の確保と同時に重心を下げる格闘形態「ラッシュポジション」への変形が可能になった。
トランザムインフィニティ
トランザムと前述の光の翼を合わせた本機独自のトランザムシステム。
増大した高濃度圧縮GN粒子の放出開放量をウイングユニットで更に加速させることで通常のトランザム以上の爆発的な性能強化を可能とする。
駆動音も従来のGNドライブ搭載機のトランザムシステムと異なり、鳥の鳴き声に似た音が響く。
ハイヤーザンスカイフェイズ
本機の必殺技に設定されている機能。ガンダムジーエンアルトロンとの戦闘中に発現した。
トランザムインフィニティ発動中に高濃度圧縮粒子を機体内部に蓄積し循環速度を限界状態にまで高めることで機体の発光色が純度の高い青色の輝きへと変化する。
この状態でスカイドライヴユニットから放出した粒子を武装に纏わせることで変容・強化がなされ、バスターソードは長大な日本刀型ビームサーベル「ハイパースカイザンバー」に、ロングライフルは巨大な弓矢「ハイパースカイシューティング」へと変貌する。
驚異的な破壊力を発揮するが、完全に使いこなすには機体の完成度が足りておらずフィードバックダメージが発生する。
バクにより変異したレイドボス戦ではガンダムAGEⅡマグナムを母体に金色に輝くEXカリバーへと変換させてトドメの一撃を繰り出した。
HWS
サラを救出するための変則フラッグ戦にて追加された外付けのヘビーウエポンシステム。大多数の敵機に対応するために大火力の兵装を複数搭載している。
この装備のコンセプトは「最大火力の先手」であるため、敵軍とのエンゲージ直後に全兵装を撃ち尽くしてパージするのが基本的な運用方法となる。
ランサーミサイル
背部の大型ランチャーに装填された槍型のミサイル。
大型目標への攻撃に使用する際は遅延信管に設定し、対象に深く突き刺さった後に炸裂して内部から爆砕する。
複数目標への攻撃には近接信管に設定し、着弾前に内蔵した子弾をばら撒くクラスター弾頭として使用される。
大型ミサイルポッド
ランサーミサイルの側面に接続された3連装ミサイルポッド。
炸裂範囲が広く、1発の弾頭でも編隊行動中の機体ならば複数機を飲み込むほどの爆発を起こせる。
マルチミサイルランチャー
スカイブレイサーとスカイレガースに装着された中型の多目的ミサイルランチャー。
立体物
通常版とハイヤーザンスカイフェイズ仕様がHGBDシリーズにラインナップ。後にHWS仕様も発売予定。
武装は一通りそろっており、胸部の傷も再現されている。
HTSP版は成形色が蛍光カラーになっており、エフェクトパーツとクリアオレンジのベースが付属。
最終決戦仕様のHWS仕様はトランザムインフィニティカラーで登場。通常カラーのHWSはAGEⅡマグナムの追加武装と共に「HWS&SVカスタムウエポンセット」として発売されている。
ゲーム作品への登場
『EXVS』シリーズの内、『EXVS2』よりダブルオーダイバーエースが参戦し、長らく作品内で追加が無かったが、『EXVS2OB』にて満を持して参戦。元々ダブルオー+デスティニーとゲーム内で最高コストの2機の組み合わせでもあるので当然コストは3000。性能的にもダブルオー+デスティニーになっており、射撃戦メインのHWSやスカイドライブユニットの光の翼を利用した高速移動、格闘戦はビームサーベル、バスターソード、ラッシュポジションやムゲンシュート、ハイヤーザンスカイフェイズと、劇中の要素を可能な限り詰め込まれている。
また、武装や技でジェガンブラストマスター、モモカプルも登場。
余談
使用者がミカミ・リク、前機体がダイバーであったことから、スカイの名前の由来は「陸・海・空」では?という意見も。
尚、リクに憧れを持ったダイバー、ガリュウがこの機体を参考に、ガンダムデスティニースカイを制作。
関連タグ
ガンダムダブルオーダイバー→ガンダムダブルオーダイバーエース→ガンダムダブルオースカイ→ガンダムダブルオースカイメビウス
トライバーニングガンダム:元の機体をベースにメンバーが一丸になって改修した箇所を含め、似た経緯を持つガンプラ。