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概要

日本妖怪でも知名度の高いであるが、意外にも『ゲゲゲの鬼太郎』や『妖怪シリーズ』への登場はかなり少ないし、主だった登場は2000年代になってからであった。

また、他の水木しげる作品でも特に主立った描写がされていないなど、知名度の割には扱いが少ない。「妖怪シリーズ」にも2021年になるまで登場していないので、水木しげるがとくに鵺という妖怪にこだわりがなかったのかもしれない(鵺のイラストは描いている)。

5期鬼太郎

CV:野田圭一

5期では本来の鵺伝承に近く、「本来の姿が分からないが特徴的な声を持っている」という面が強調されており、これまでの鵺のイメージと大きく異なる斬新なアプローチがされていた。

何と善玉の伝説の大妖怪の一名として登場しており、妖怪にも人間にも有名な大妖怪だとされている。後世に誤って伝わっていた姿とは異なり、本来の姿は麒麟龍馬の様である。

化け灯籠(雷の力を宿し、陰陽師や式神をも操るかなりの手練れ)の策略で妖怪や人間を人質にとられ、封印されてしまっただけでなく、後世には悪の妖怪として伝わってしまった。

だが、残った力で鬼太郎と目玉おやじを現代の京都に呼び、更に平安時代にタイムスリップさせ、解放後は残った力で京の大火事を鎮圧し、百鬼夜行を取り戻し、鬼太郎目玉おやじを再び現代に戻した。

直接戦ってはいないが大妖怪に相応しい力を持ち、姿に違わぬ徳の高さも持つ。

また、自分の誤ったイメージが拡散されてしまっても、妖怪や人間や生き物達が平和で過ごせるなら汚名を被っても気にせず、騒動の解決後も、他の妖怪や人間が怖がるとよくないと姿を見せずにすぐに去り、影から平和を喜ぶ。そのため、本当の姿は後世には伝わらなさったが、歴史が変わったので、妖怪からも人間からも敬愛される憧れの存在に変わり、鬼太郎目玉おやじ絵馬に姿が残された。

6期鬼太郎

6期では「大逆の四将」と呼ばれる敵方の妖怪(声:辻親八)として登場。

過去の悪行から地獄に封印されていたが年号の改正による影響でぬらりひょんが封印が解き、むじなやトラツグミなどを使役し人々から生気を奪い暴れわまっていた。四将の中でも唯一鬼太郎を圧倒できても鬼道衆の生き残りの少年・石動零との戦いに敗れてしまい、どこか強さが名前負けしていた。

その後は、石動零が鵺の能力を戦闘に活かす場面があり、本家が使わなかった音波攻撃を使用していた。

妖怪シリーズ

『妖怪大戦争ガーディアンズ』には登場しなかったが、そのスピンオフ作品である『平安百鬼譚』に登場。5期と同様に、やはり平安時代の京都に出現している。

偽妖怪獣」として登場し、実質的なラスボスの一角であった。怪獣サイズの巨大な妖怪であり、体の各部をヤトノカミ刑部狸猿神虎人といった強力な存在のパーツで構成されている。安倍晴明吸血妖怪ダイモンなどの強力な存在の影響を受けており、多数の手下と共に現れた。やはり不気味な鳴き声が特徴的である。

しかし、鬼太郎ファミリー(鬼太郎親子など実際の伝承がないキャラクター以外)やぬらりひょん朱の盆をふくむ「鬼太郎シリーズ」でおなじみの妖怪たちの助力によって手下が抑え込まれ、鳴り物入りとして登場した鵺自身も大江山から出現した「玄武ガメラ)」によって簡単に粉砕された。

余談

  • 5期の鵺と同様に、このガメラも「本名は劇中で明かされなかった」「シャイであえて普段は姿を隠している」「謙虚で名声を気にしない」が「高貴で強力な存在」で「いつの間にかいなくなっている」存在として描かれており、平安時代の京都という設定からも、5期鬼太郎の鵺を意識していると思われる。
    • アヴァンガメラリバースガメラの様に卵を残す事例こそあれど、「」や「」と明確に定義されたガメラは今回が初であり、やはり5期の鵺と同様に「これまでのイメージと違う」存在として描かれている。
  • 鵺がガメラに撃破されるのは、劇場版では大魔神妖怪獣に対応したのと呼応した描写になっているが、哀しい悪役であった妖怪獣と異なり、今回の鵺(偽妖怪獣)はもっと悪役寄りであった。
  • 京都を決戦とするのは『ガメラ3』と同じであり、『ガメラマーチ』や『神話(ガメラ)』や『ゲゲゲの鬼太郎の歌』の全てに関連付けられた描写が挿入されている。
  • ガメラ2』や『GAMERA』におけるプラズマ火球火炎噴射を意識した「酸素を取り込んだ火球」で鵺が撃破されている。