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概要
徳間大映による記念すべきガメラの復活を象徴した曲であり、国内外も含めて非常にファンが多い。
「ガメラ」というイメージを基に作曲しただけでなく、SFドラマの『NIGHT HEAD』が歌詞に影響を与えたとしている。
キャッチーなリズムと「久遠の神話が蘇る」をはじめとする数々のフレーズは当時の視聴者たちの心を揺さぶり、幼稚園生や小学生などが元気よく歌うという光景も見られたらしい。
湯浅憲明は本作に『ガメラマーチ』の挿入を依頼したが叶わなかった。しかし、映画自体が高い評価を受けただけでなく、何よりも子供たちにも人気が出たことで、湯浅たち旧陣営や上層部も留飲を下げたのか、『2』以降はガメラのアイディアに関して対立が起こるどころか、金子修介や樋口真嗣ですら躊躇したとされる「ウルティメイト・プラズマ」の使用にもとくにクレームが入ることもないなど、制作環境が前作と比較して比較的スムーズになったとされる。
- 平成ガメラ3部作の制作時に、ガメラのキャラクターやストーリーなどを巡って金子・伊藤和典側と旧制作陣や上層部との間に激しい摩擦があったのは事実であり、これが『小さき勇者たち』の「子供達にガメラを帰す」という制作方針に多大な影響を与えたとされている。
- しかし、皮肉にも、本シリーズを苦しめてきたブランクなどの諸事情によって形成された客層のニーズと合致せず、『小さき勇者たち』の興行的失敗によって再びシリーズは沈下し、『GAMERA-Rebirth-』まで17年もの空白期間が生じることとなった。
シリーズの有名な曲の例
- ガメラマーチ(大映児童合唱団)
- ぼくらのガメラ(大映児童合唱団)
- ガメラの歌(ひばり児童合唱団)
- そら(ウルフルズ)
- もういちど教えてほしい(ユリアーナ・シャノー)
- Eternal Love(mink)
- 夏暁(WANIMA)
- ガメラのテーマ(大谷幸)
- ギャオス逃げ去る(大谷幸)
- 大泉洋のトラウマ
関連動画
余談
- 『妖怪大戦争ガーディアンズ』のスピンオフ小説である『平安百鬼譚』でも、『ガメラマーチ』や『ゲゲゲの鬼太郎の歌』と共に便宜的に歌詞が導入されている(参照)。
- サンプラザ中野は『ウルトラマンティガ』の『Brave Love, TIGA』も歌っているが、『ウルトラマンティガ』は『ガメラ大怪獣空中決戦』の脚本である「小中ガメラ」の設定を受け継いでおり、同じく「小中ガメラ」を再構築した『小さき勇者たち』の英語名も『Gamera the Brave』であるなど、間接的に因果性が見られる。
- 上記の様に、上層部や旧シリーズ側と金子・伊藤側の対立があっただけでなく、金子と樋口の間にも内ゲバがあったことも有名であり、庵野秀明がわざわざ『GAMERA 1999』という専用のドキュメンタリーを制作しており、『水曜どうでしょう』のとある回でもそのことに軽く触れられている(該当記事を参照)。
参考資料
- 平成ガメラパーフェクション
- ガメラ創世記-映画監督・湯浅憲明
外部リンク
関連タグ
ちゃぶ台:爆風スランプの楽曲。こちらも一応ガメラが題材。すごく短い上に知る人ぞ知る幻の曲となっている。内容は「隣の爺さんがちゃぶ台背負ってガメラごっこをして、飛びそこなって死んじゃった」という笑えないもの。なお、爆風スランプは『ゴジラの愛』という曲も書いている。