概要
特撮作品「仮面ライダー」シリーズの平成ライダー作品の一つ・「仮面ライダー剣」における怪人「アンデッド」の一部のこと。
カテゴリーAの特徴として「同スートのカテゴリーKと近しい種の始祖」であるという点が挙げられる。
例:ダイヤのA(ノコギリクワガタ)とダイヤのK(ギラファノコギリクワガタ)。
アンデッドはトランプのカテゴリー(数字)とスート(マーク)に分けられており、その内「エース」に当てはまるアンデッドにタグとして使われている。
ただし、ナンバリングでは下級アンデッドに位置するものの、ブレイド達ラウズカードを利用して戦う仮面ライダー達の力の原動力になっているだけあって、その戦闘能力は他の下級アンデッドどころか一部の上級アンデッドとも一線を画する程の実力や特殊能力を持つとされている。
事実、カテゴリーAの一体であるスパイダーアンデッドは他の下級アンデッドとは異なって、完全に封印されない状態を維持したまま暗躍し、自らの能力を反映させたライダーシステムであるレンゲルを製作させ、更にはそれを手にした人間達も操り人形にする等、高い戦闘能力や狡猾な知略を張り巡らせており、2体の善良な上級アンデッドの犠牲により、ようやく完全な封印に成功した程である。
また、マンティスアンデッドもその固有能力(カリスベイル)により「伝説のアンデッド・カリス」と呼ばれる程の実力者で、その戦闘力は上級アンデッドであるイーグルアンデッドからも好敵手と認められる。
更に劇場版でもカテゴリーAに属するビートルアンデッドとスパイダーアンデッドの2体が上級アンデッドを含めたアンデッドの大群を指揮している点からも、上級アンデッドと同様に他のアンデッドを使役する能力も持っていると思われる。
ラウズカードの能力は全員同じ「CHANGE」であり、この能力を使用することで作中の登場人物は仮面ライダーへと変身できる(厳密に言うと仮面ライダーカリスは除く)。
Aのアンデッド一覧
スート・スペード:ビートルアンデッド
ヘラクレスオオカブトムシの祖たる不死生物。
非常な剛力の持ち主で「オールオーバー」と呼ばれる破壊剣は、敵を一刀の元に両断する。
また左手の盾は100tもの衝撃に耐えうる防御力を備え、如何なる攻撃も受け付けない。
特殊な能力こそ備えていないものの、他の上級アンデッドを含むカテゴリーのアンデッド達を従える事が出来る点からも、アンデッドとして相当な実力者である事が窺える。
本編中には登場しなかったが、劇場版にてコーカサスビートルアンデッドの色変えとして登場。
スート・ダイヤ:スタッグビートルアンデッド
クワガタムシの祖たる不死生物。作中では唯一姿を見せなかったカテゴリーA。
仮面ライダー剣においてクリーチャーデザインを担当した韮沢靖氏は、仮面ライダー剣のアンデッドワークス『UNDEAD GREEN BLOOD』p.78のギラファアンデッドのページにて、「私的には、Aカテゴリーの方が黒くて角が同じ者と考えています」と言及しており、作中に登場したならば、ビートルアンデッドと同じくカテゴリーKの色変えであった可能性が高い。
スート・ハート:マンティスアンデッド
カマキリの祖たる不死生物。
「カリス・ベイル」と呼ばれる特殊な装甲を身に纏う能力を備えている事から「カリス」と呼ばれ、「伝説のアンデッド」の異名を持つ程の実力者とされている。
本編中では既にジョーカーに封印されており、その姿をジョーカーに使われていたため、本編中でのアンデッドとしての登場シーンは極めて少ない。
しかし、ジョーカーがこのアンデッドの能力をメインに使用している点からも、その実力が非常に優れていた事が窺える。
スート・クラブ:スパイダーアンデッド
蜘蛛の祖たる不死生物。
口から強粘性の糸を吐き、消化酵素を含む牙で獲物を捕食する。普段は樹上に巣を張って自身と適合資質のある人間を窺っているが、時には金色の子蜘蛛を空中に散らして情報の収集にいそしむ。
鉤爪付きワイヤーを自在に操り、その精度はライダー達の使うラウズカードさえ簡単に捕獲するほどである。
劇中、封印されていながらレンゲルの変身者である睦月を苦しめ続けた。
5枚目のA
ケルベロス
天王路によって全てのアンデッドの細胞を組み合わせて生み出された人造アンデッド。
本来存在するはずのなかったアンデッドだからか、スートは存在しない(ワイルドベスタと同じマーク)。
他のアンデッドを封印吸収する能力を持ち、封印されてなお天王路の野望に利用された。
また、劇場版のライダーもケルベロスのカードを用い変身している。
関連タグ
カテゴリーA→カテゴリー2