注意
この項目ではダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかの人物について説明します。北欧神話に登場する方についてはこちらを参照。
プロフィール
概要
迷宮都市オラリオの最大派閥の一角である【ロキ・ファミリア】の主神。
天界時代は悪辣なトリックスターとして好き放題やらかして名を馳せていたとのこと。
ちなみに口調はなぜかエセ関西弁。
本編より以前は今から28年前にオラリオから離れたプレブリカという田舎村で眷族集めをしていたところ、(全員美女・美少女の)30人くらいに断られたところでフィンに逆スカウトされ眷族となる。その後リヴェリア、ガレスを眷族にし数年の間、世界各地を旅をしていたらしい。
本編・外伝の双方において、物語の開始時点より迷宮都市オラリオ最大派閥の主神として活躍する。
神物像
容姿
糸目で緋色の髪を持ち、他の神々からもロキ無乳と言われるほどに無乳。その為、露出の多い服装を着ているが、全く色気がない。本人はこの事を甚く気にしており、ヘスティアやフレイヤの様な巨乳の女性を敵視している。
性格
ひょうきん者としての振る舞いで真意を悟らせないが、不審な物事や策動、陰謀や暗闘などのキナ臭い話にも目鼻が鋭く利く等、切れ者の一面を備えている。心根では自分の眷族達への愛情が強く、その為自分の眷族達からも信頼されている。もっとも、普段は軽薄な振る舞いが目立ち、眷族達をからかって遊んだりしているので、尊敬は全然されてない。また、綺麗な女性が好きで、アイズを含む派閥の女性団員に度々ちょっかいを掛けては返り討ちにされている。
天界にいた頃は暇つぶしのために神々同士の殺し合いを画策する質の悪い神だったが、地上に降りて自分の『子』となる眷族を多数抱えたことで、それなりの穏健さや責任感を得て性格が変わったとされる神の一柱でもある。むしろ退屈しのぎにろくでもない事を考えたりする事が多い神々の中では、思慮深い方であるともいえる。
このように、基本的に子供想いの善神ではあるが、自分の眷族を傷つけた相手にはその報復としてどこまでも残忍になれる一面も見せる。また、「私情や私怨に捉われやすい」「嫉妬深い」「人の好き嫌いが激しい」「考えが極端になりやすい」という歪んだ一面もあり、時には公私混同も甚だしい振る舞いや行動を見せる事さえある。その為、狭量な言動をする事も多く、腐れ縁のフレイヤからも小物臭いと言われている。ちなみに、彼女のこういった欠点は眷族たちにも多かれ少なかれ見受けられる。
周囲との関係
自身が最初に契約を交わした眷族で、ファミリアの団長を務めている。彼の小人族の再興の悲願に理解を示しており、何があろうと彼を最後まで応援し、邪魔するものがいるならば誰であろうと許さないと断言している。
自分の眷族の中でも一番のお気に入りで、「自分がいる限りは男にやるつもりは無い」とまで豪語している。彼女にも度々セクハラを仕掛けているが、大体はあしらわれるか静かに見せた怒りに呑まれて大人しくなる。
犬猿の仲。上述にある通り自分と違い巨乳の彼女を激しく妬んでおり、出会えば罵詈雑言の取っ組み合いが始まるが、大体は喧嘩の最中で彼女の乳揺れを見て戦意喪失し、その後は悔しさのあまりヤケ酒で二日酔いするのがお決まりのパターンとなっている。一方で、彼女の善良さには一目置いており、彼女の言葉なら素直に信じる一面もある。
天界時代からの腐れ縁で、神々の中でも付き合いが特に長い。その為、彼女のもう一つの姿の事も完璧に把握していた。
作中の活躍
『神会』にて、不仲であるヘスティアの眷族であるベルがLv.2への昇格がアイズの最速記録である『1年』を11ヶ月も更新する『1ヶ月半』という異常過ぎる速度で達成された事を妬ましく思い、神々の前でヘスティアが『神の力(アルカナム)』を使って不正したのではないかと、言い掛かりも含めて追及。その追求騒ぎをわざわざ助け舟を出してまで煙に巻いたフレイヤを見た事で、彼女のベルへの執着心を見抜き、ヘスティアに遠まわしに忠告している。
その後、ダイダロス区画に入口の存在する『人造迷宮クノッソス』へ【ロキ・ファミリア】が探索へ向かう事になるが、そこで待ち構えていた闇派閥の者達によって返り討ちに遭い、自分の子供達が多数死亡する事態に陥ってしまう。その原因を作り、闇派閥と結託していた【イシュタル・ファミリア】への報復も考えていたのだが、その前に【フレイヤ・ファミリア】の介入で【イシュタル・ファミリア】が歓楽街ごと殲滅されてしまった為に、報復は叶わずに終わる。
【イケロス・ファミリア】の暴走を端とする、知性を持ち合わせたモンスターである『異端児(ゼノス)』を巡る事件の際は、ヘスティアから『異端児』の実情を聞かされて信じるが、モンスターによって家族や近親者を失った子ども達の心情もあって、フィン達の行動を止めようとはしなかったが、代わりに後の事は全てフィン達に任せて自分は一切口出しない事を約束している。
そんな中、ベルが自らを犠牲にしてまで異端児達を守る為に行動した事から彼に興味を持つようになった一方、フィンが「小人族の再興」や「勇者」としての名声に固執するあまり、性急し過ぎた考えによるやり方に出ようとしていた事から、ベルや異端児達の今後の行動を見て冷静に「見極める事」を諭しており、結果的に彼が「最高の結果」を目指す本物の英雄の道を目指す切っ掛けを作っている。また、フィン達が『異端児』との結託を決める前に、フィンがこの先どんな選択をしようと、彼の邪魔をしようとしたら絶対に許さないと、ウラノスとヘルメスに伝え、フィンがこの件で、今後彼らから利用されないように手を回しといた。
『都市の破壊者(エニュオ)』との最終決戦『狂乱の戦譚(オルギアス・サガ)』では、ソーマと共に見つけた「神酒」やヘスティアから聞かされた「言葉」をヒントに、その正体が自分の協力者でもあったディオニュソスであると看破する。ディオニュソスと対峙し、「世界をかつての『英雄の時代』へと戻す」と語る彼の言葉が「欺瞞」である事や、本当の目的が「モンスターの群れから逃げながら泣き叫び壊れていく子供達の光景…『狂乱(オルギア)』が見たいだけである」という「真実」も見抜き、「下界の凌辱者」である彼を何としてでも打倒する事を誓い、最終的にフィンやベル達の活躍もあって、その野望を潰す事に成功した。
フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施した際は、自身も魅了され言いなりになってしまっていたらしく、ヘスティアの発動させた秘術によって魅了が解除されると、操られていた屈辱に憤激。動ける【ロキ・ファミリア】の団員達を総動員させる形で【フレイヤ・ファミリア】本拠の北から東に布陣して包囲し、口汚く罵っていた。なお、天界にいた頃より、フレイヤには『魅了』を使わないよう何度も脅していたらしく、それ故に今回の騒動における怒りは強かった模様。一方で、オラリオが傾きかねない抗争を『ギルド』が許す筈がなく、かといって冒険者達もこのまま黙っていれる筈が無いと冷静に理解している為、この状況を解決出来る案は『戦争遊戯(ウォーゲーム)』しかないと判断している。
その後、予想通り『派閥大戦』が実施される事になったが、先に『ギルド』から【ロキ・ファミリア】の参加禁止を言い渡された為、自分たちは参戦できない事態に陥る。この決定には自分もフィン達も納得いかなかったが、ギルドから『派閥大戦』に参加しないことを条件に、『千蒼の氷園』と呼ばれる謎の情報を渡される事になったので、仕方なく諦める。
それでもフレイヤが気に食わないという理由で、毎日のように酒場『豊饒の女主人』に通って、ミアに派閥連合側への参戦を求めるが、ミアがフレイヤと『伴侶(オーズ)』が見つかったら決して邪魔しないという『契約』を結んでいた事と、ミアがフレイヤと初めて会った時の様子を語った後、ミアにとって『フレイヤ』も『シル』も娘の一人と考えていると知ったロキは、ミアを【フレイヤ・ファミリア】の本拠で眠り続けるシル(ヘルン)の元まで連れていき、シルの「わたしを止めて、助けて」という言葉を聞いて、ミア達『豊饒の女主人』が『派閥大戦』への参戦を決意したのを見届ける。
『派閥大戦』終結後は、レフィーヤが亡き友の幻影に囚われるあまり、自分自身を見失いつつあった事をフィン達と共に危惧する。そこでロキは彼女を初心に帰らすため、丁度オラリオに帰港しているレフィーヤの元学び舎である『学区』に、レフィーヤを『募眷族官(リクルーター)』に任命する。ロキのこの作戦は上手くいって、レフィーヤは自分を見つめなおし、心を落ち着かすことは出来た。
関連タグ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 超越存在
アイズ・ヴァレンシュタイン ヘスティア(ダンまち) フレイヤ(ダンまち)
女神異聞録デビルサバイバー…ダンまちの担当絵師のヤスダスズヒト氏の書いたロキが登場してる(ちなみにこちらのロキは男性)。
本条二亜…『メモリア・フレーゼ』のイベントストーリー「剣姫エンゲージ」に登場した『デート・ア・ライブ』のキャラクター。全知零能、貧乳、言動がオヤジくさいなど共通点多し。劇中では全知の力を悪用してアイズのスリーサイズを暴露しかけたため、ロキの気配を感じ取ったアイズにぶっ飛ばされた。当然の結果である。
フィルフィ・アイングラム…中の人及びレーベル繋がり。こちらもフィンと声が同じキャラクターとは長い付き合いである。ただしスタイルはドチビ並みで、ロキとはまるで正反対。
櫛田桔梗…『ようこそ実力至上主義の教室へ』のヒロイン。中の人が同じ、メインヒロインと仲が悪い、ずる賢いなど、こちらも共通点が多い。なお、彼女は物語全体にわたって悪辣な裏工作を繰り返しているため、いわば下界に降りる前のロキに近い存在と言える。