シディ
しでぃ
初登場:『【プロローグ】もし地球が異世界転生したらどうなるのか【漫画動画】【アニメ】』(2019年9月15日UP)
「だったら、俺はカレコレ屋の守護神だ」
概要
『混血のカレコレ』の主人公の一人。
フルネームは後に登場したキャラとの血縁関係があるなら「シディ・ロベリア」の可能性が高い。
プロフィール
本名 | シディ |
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二つ名 | 陽狼(読み方は『ようろう』) |
家族 | 母 |
誕生日 | 8月16日 |
年齢 | 20歳 |
身長 | 185cm(獣耳なし) |
体重 | 89kg |
血液型 | o型 |
cv | 宮瀬尚也(初代:初回~『シディとヒサが入れ替わったら…【アニメ】【漫画】』)、露崎亘(2代目:『給湯室で…』以降) / 栗坂南美(幼少期) |
キャラクター人気投票(2020年度) | 5位(1053票) |
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キャラクター人気投票(2021年度) | 5位(何票かは不明) |
キャラクター人気投票(2023年度) | 5位(4860票) |
容姿
衣装
- 旧衣装(初投稿〜ストーリー編3章までのエピソード及び、コミカライズ版)
アラビアの男性の衣装をイメージしたものとなっている。
- 新衣装(ストーリー編3章以降のエピソード)
3人の中では、一番明確にストーリー編と日常回のデザインが異なっている。
ストーリー編での衣装は、旧衣装を踏襲した物となっている。
日常回での衣装は、カラーリングは今までの物を意識しつつ、デザインは現代風のメンズファッションとなっている。
容姿
作中トップクラスのイケメンであり、何人もの女性に告白されるが、自身は恋愛感情がない為、何の事かさっぱり分かっていない(最近では本人も少なからず恋愛事情を理解してきたのか、好意を持たない相手からの告白はしっかり断っている)。
人物像
カレコレ屋の中では一番優しく、基本的に実直かつ温厚で相手が小悪党のような人間であっても更正の余地があれば真っ当な生活をするよう諭していく。
ただし、私腹を肥やすために弱者を平気で傷付けたりするような外道には一転して容赦がなくなり、二度と悪さができないよう徹底的に痛め付ける場合もある。
しかしそれは、アヌビスに「地球上では最強といっても過言ではない。良い奴だからその力を無為に振るう事はないが、根底には自分が他者よりも強いという意識が常にある。お前は良く正論を言うが、それを言うには力が必要だ。」と、今までの行動はエゴイストでしかないと言われている。
また大自然の中で育ってきた事で人間社会には少なからずとも煩わしさを感じており、それが時にアヌビスやギバーに目をつけられる要因となっている。(『【漫画】刑務所に入るとどうなるのか』や『【アニメ】頭が良いフリした勘違い男が女子を口説く…→まさかの事態で腰を抜かすダサい結果に【漫画動画】【スカッと】』など、地球人と異宙人の共存について描かれる回は特に強調されている)
ただ人の気持ちが分からなくとも、その気持ちを分かろうとする思いは諦めておらず、カレコレ屋は自分にとって家族だと思っている。
前述の通り、作中トップクラスのイケメンであるが、ゴブリンによって育てられた為、一般的な人間社会を学ぶ機会に乏しかったせいか(後述)、そのビジュアルとは対照的に頭はかなり悪い。(劇中の描写を見る感じ、初期では三角形の面積の求め方が難解、最近では台形の面積の公式がなぜそうなるのかわからないと言っていたのだが、思考能力、記憶力ともに他の登場人物と比べて特別劣っているわけではないのは多々描写されている)
残念なイケメンかと思いきや、弱きを助け強きをくじく思想が世間知らずな知能と絶妙に噛み合った結果、社会のルールに囚われない正義感を貫く様がかえって彼のイケメン度を上げるというミラクルを引き起こしている。
一方で料理のスキルはかなり高く、カゲチヨやヒサメにいつも振る舞っている(ヒサメは料理が苦手である為、基本的に彼が作った料理を食べている)。
普段、カゲチヨやヒサメが学校に通っている時間帯はカレコレ屋だけではなく、いくつかアルバイトを掛け持ちでやっている。
公式X(旧Twitter)のみで公開された本編で言及されていない設定
- 好きな料理は薄味なものであり、逆に苦手な食べ物はゼリー系の食べ物(プリンなど)である。ゼリーに関しては「あんなものを食べるなんてどうかしてる」という程のレベルらしい。(リンク)
- 三輪車に乗る理由は、「タイヤが二つの普通の自転車よりもタイヤが三つの方が速いに決まっている」と考えているからである模様。(リンク)
- シディが使用しているスマホは、ご老人向けのスマホである。(リンク)
- 好きな映画は、自然のドキュメンタリー系。因みに3DCGの『ライオンキング』をみた際は、「動物が喋ってる!」って大騒ぎだった模様。(リンク)
- ヒサメの電撃以外の落雷が苦手。過去編と関係があるようだが...。なお、サブライターが担当している『落雷が直撃するとどうなるのか【アニメ】【漫画】』『危険なのはどれ?【アニメ】【漫画】』では矛盾した描写が描かれている。(リンク)
- ダメージを受けると、眠くなってしまうようである。(ストーリー編1章におけるアヌビス戦など)(リンク)
過去(ネタバレ注意)
それは10年程の前の話...
大雨が降っていたある日、自身の母親がトッププレデターから逃してくれると言う。
最初は戸惑っていたが、母親が「シディにはこれから家族みたいな大切な仲間が沢山できるから」
と言い残し、その場を去っていく。
母親は、暫くした後トッププレデターに捕まってしまう。
自身もまだ組織に追われていた途中、1匹のゴブリンと出会う。その名は、武者小路ゴブアツ。
ゴブアツは行き先がなかった彼を拾ってくれた。
それから10年程月日が流れ、ゴブアツに加え、真面目な性格のゴブイチ兄さんと食べる事が大好きなゴブフタ兄さん、女性に人気なゴブミツ兄さんと毎日平和な日々を送っていた。
ある日の夜、ゴブフタ兄さんがトッププレデターの車に轢かれそうになった所を助ける。
すると横転していたトラックの中から、怪我をしている運転手らの血を吸う人間と出会う。
血を吸う事を止めるように説得しようとするが、ソイツは攻撃を仕掛けてきた。
自身は夜が弱点であったが、逃げれば自身の家族を傷つけられる可能性があった為、仕方なし戦う事になる。
一撃で仕留める為、化け物の首元を噛みちぎるが、ソイツはすぐに傷口が再生する。
その為、日が登るまで戦う事をやむを得なくなってしまう。
そこから数時間が流れるが、日が登っていない為、段々と追い詰められてしまう。
もう「限界か」と思った瞬間、その化け物は突如涙を流し、暴走している身体を止めようとする。
「自身を傷つけないように相手は戦っているのに、自分はそれでいいのか?」と思い、再び戦意を取り戻す。
そしてようやく日が昇り、能力が回復し化け物を倒す。
その後、眠りから目覚めた化け物は「過去に自身の身体が作り替えられ、仲間も失った」と彼に話し、
その怒りで傷つけた事を謝罪する。
彼は「過去に自身がある実験室で育ち、そこから母親が逃してくれた」ことをその化け物に言う。
化け物は、まだトラックに組織の証拠が残っているかもと思い、そこに向かうが既に燃やされ、運転手は逃走していた。が、ゴブミツ兄さんが持っていたカーナビを頼りに化け物はある研究所に向かうとする。
最初、化け物はそこで別れようとするが、彼らが普通の人間ではない事を理由についていく事を誘う。
彼は着いていくか悩んでいたが、ゴブアツが「家族はどんだけ離れていても、いつでも自分の心の中にいる」と助言してくれ、着いていく事を決心する。
怪我が回復し、彼はゴブリンの家族の元を去っていく...
彼は、まだ化け物の名前を知らなかった為、ソイツに聞くと「俺はカゲチヨだ」と返答し、
彼もまた「俺の名はシディだ」と返し物語はそこで終結する。
ヒサメ編での出来事は、こちらを参照。
能力
混血児の中では、最強クラスの能力を持っており、現時点でフルパワー状態の彼を苦戦させたのは、同等クラスのアヌビスのみである。ストーリー編4章では、とある力の侵食により、次世代のセカンドロッドの強化形態であるリデュースを使える人物が二人掛かりでも、特に苦戦する事もなく倒している。
- ホルス
バリアを貼れたり、高い身体能力と炎を身に纏うことによる肉弾戦が純粋に強い。
ただし夜になるとホルスの力が使えなくなるので力が半減するが、これにはちゃんとした理由が.....
- 狼男
素早さ、五感が非常に優れており、物に残った匂いで持ち主を探し当てたり小声の呟きを聞き取れる。(満月でパワーアップできないらしい)
また、『【絶体絶命】連続〇人事件に巻き込まれるとどうなるのか【漫画】【アニメ】』やストーリー編2章では、ある程度の爆発には耐える事が可能である事が確認できる。
ストーリー編における動向と正体(ネタバレ注意)
日常回
それはシディがある日見た夢。
その夢は、他の混血児や謎の怪物に襲われたり、注射のようなものを刺さないと長く生きていけないような描写、そして自身の母親を殴り出すといった悪夢。
シディ曰く、過去に似たような出来事があったようだが...
あと、似ているがリトルナイトメアとは言ってはいけない。
※ここから先は、ストーリー編3章の重大なネタバレが記載されています。未視聴の方は、十分に閲覧注意。
ストーリー編3章
- 8話『シディの正体』
何故、シディ以外のファーストロットが全滅したのか...?
それは、彼のDNAの1つであるホルスは人型の生物に寄生する生物であり、ホルスの力はデュアルコアプランで得た力ではなく、ホルスがシディに寄生して得た力である事がアヌビスの口から語られた。
その影響で彼がホルスの力を強く引き出すほど、人格がホルスに上書きされるようになり、それがアヌビスがギバーに協力している理由である事が判明した。
- 9話『決着!VSアヌビス』
ホルスに「どうするの?」と聞かれ、シディは「今行かなければ、俺は大切なモノを失う。だがお前の手を取れば、何か困る事が起こるみたいだ」と答える。
だがシディは「1人であったら辞めていただろうな。俺が困った時にはいつだって2人が助けてくれる」と言い、その事を聞いた彼女は彼を認め、シディに主人格と力を譲る事を決めた。
自然の中で、俺は自由だった。
社会の中で、俺は不自由だった。
なにかを選ぶ時、俺達はなにかを捨てなければならない。
ストーリー編4章
前章の戦い以降、徐々にホルスを乗っ取られている事に気がつき、力を使う事に苦悩するようになる。
- 1話『異宙へ』
ヒサメを救う方法の1つとして、アナンケーに願いを叶えて貰おうとするカゲチヨ達に、シディの意識を乗っ取ることで、アナンケーが本当に月にいる事を一同に伝える。
- 2話『裏切り者』
異宙に出発する一同であったが、異宙人をスイッチでコントロールしている船が何者かによって破壊されるなどの事件が起き、カゲチヨは「この中に裏切り者がいる可能性がある」と推測する。
- 3話『母親との再会』
カゲチヨが歯車に必要な器として覚醒した為、彼を回収するトッププレデターと対立する。その過程で自分の母親だと思われるユーガと出会うが、フィーアとアハトを使って自分を襲ってきた事と、嘗て組織から抜け出そうとしていた彼女が彼らといるのかを、ユーガに問い詰める。その時、ヘカトンケイルが突如自分達に襲い掛かってきて、シディ達はヘカトンケイルの腹の中に閉じ込められるのであった。
- 4話『腹の中』
腹の中のガスが並の人間には耐えられない為、ユーガは倒れてしまうが、ヨーメイがバロメッツの結界で一時的に保護できると考えた為、羊頭の女として能力を使う。そこに「羊頭の女=ヨーメイ」である事を知らないカゲチヨが、ヨーメイに襲いかかる。何故なら、ヨーメイが人類滅亡を目論む有情解放戦線の一員であった事を2章の戦いで知っていた為である。シディは話し合いで解決するようにカゲチヨに訴え、一時的ではあるが一悶着するのであった。その後、残りの正規品の混血児も集まってきて、ヘカトンケイルの腹の中から脱出しようと試み、その中でホルスの力を使えば脱出できる可能性があるのではないかと考える。しかし、ホルスの呪いの進行が以前より早く進行している為、力を使う事に迷うシディであったが、「今は自分よりも母親を治療する事を優先しなきゃ...」と思い、能力を使う。
脱出できたと思っていたが、我に帰ると自分の力の暴走によって、ノインを除くメンバーが倒れている事に気が付く。
- 5話『俺は』
トッププレデターの船を近場まで呼ぶ事で、なんとかその場を乗り切るのであった。船の中で、ユーガともう一度話し合いをしようと試みるが、「仕事があるので」と断られてしまう。また、同時にトッププレデターの船も、何者かによって、破壊されてしまう。ヨーメイから「お母さまとは話さなくていいのですか?」と尋ねられるが、シディは「あの頃の母親と変わっていたらどうしようとか、小さかったから記憶が曖昧だし、そもそも自分が混血児だから、母親がいるのか?」と返す。その時、アヌビスが空腹であった事から、ヨーメイはシディの得意分野である料理を作って食事会を開けば、母親と話せる機会が作るのではないかと提案する。
仲間の協力もあり、なんとか食事会を開く事が出来、ユーガからも自分が作った料理が「美味しい」と評価され、成功したかと思っていたが、自分の料理を食べた面々が突然その場に倒れていく。
料理の中に強力な毒が盛られており、その事に動揺するシディ。そして、ある事が確信に変わっていく。
2度船を破壊し、ヘカトンケイルの中で攻撃した事、料理に毒を盛ったのも、自分の意に反して行動するホルスを制御しきれていない自分である事に.....
- 6話『永遠を追う物』 ~ 7話『願いの果てに』
施設にある設備では解毒する事が出来ない一同であったが、その時ボティスが月とは反対方向の場所に解毒できる場所がある事を明かす。ヒサメの容態を優先するカゲチヨと意見が一瞬対立してしまうが、彼が冷静な状態で判断した結果、彼がアナンケーの元へ、シディが解毒できる場所へ行く事になった。
その後、ボティスが言っていた場所で他の皆んなを解毒することに成功する。
そして、母であるユーガと和解し、今の自分を受け入れてくれるが......
※これより先、ストーリー編のさらに重大なネタバレが記載されているます。閲覧注意!※ |
ユーガ「でも大丈夫。もうすぐ全部解決するの。もうすぐ・・・あの方が全部を・・・」
??「やっと隙が生まれた」
その時、ユーガの首が何者かによって切られる。その人物は、レンゲ。レンゲはユーガ達が月に来る前に、アザミからある依頼を頼まれていた。
ユーガを手に掛けたレンゲは、シディが動揺している隙に逃げようとするが、怒りに満ちた彼の前に逃げることなど出来なく、頭を掴まれ、吸血鬼の再生能力が追いつかないレベルで殴り続けられる。その後、目が覚めたヨーメイが異変に気づき、シディに呼びかけると、母が殺された悲しみと憎悪による情緒の不安定が原因でホルスに完全に乗っ取られていた。
- 9話『ヨーメイVSホルス』
異変に気づいたヨーメイを顔が弱いという理由で殺そうとするが、彼女に「何故シディを選んだのか」について聞かれる。そこでホルスは「彼は顔が良いだけ」と答え、「自分が選ばなかったらシディは死んでいた。そして代償として、今日から彼の体は私のもの」と完全にシディを支配した事を明かす。
しかしヨーメイに「顔だけで判別していた貴方にはシディの事を何も理解していない」と返され、更に重混反応を使用された事で、ホルスの人格は一時的にシディに戻る。
ただ人格が戻ったシディの目に映るのは首を切断された母親の遺体であり、絶望するのであった。
- 11話『カゲチヨVSシディ』
ノインからシディの様子が可笑しいと聞いたカゲチヨは、前話で死亡したスズキの遺体をフィーア達に預け、彼に合流する。
しかし、シディの雰囲気(+服)は変化し、何故か有情解放戦線側に居るのであった。
シディに対して「そいつらは危険だ」と言うも何の反応もなく、またアヌビスとドライが別の場所に連れて行かれても彼は微動だにしない。
そして「俺はカレコレ屋を辞める。俺は有情解放戦線と共にいく。だから、ここで別れだ」と告げる。カゲチヨは彼はホルスに乗っ取られたり、ヨーメイ達に騙されていると疑うも、シディはそれが本心であると言う。
こうなった原因は元々カレコレ屋を始めたのは母親(ユーガ)を探す事であり、彼女がレンゲによって殺された今、辞める事は自然だと答え、「カレコレ屋の毎日は大事じゃないのか?色んな人間に会って楽しそうにしてたじゃねえか?」とカゲチヨに言い返される。
それもそのはずであり、今の自分ではホルスの力を制御できず、その力を制御できるヨーメイと離れると二度と元の状態には戻れないと思っている事がシディの本心であった。そして有情解放戦線が見張っている限り彼女の身は安全ではなく、またホルスが今まで出会った人間達に危害を出さない為に嘘をつくしかなかったのであった。
余談
3周年記念で発売されたネームチャームで描かれた彼の花は、オレンジのダリア。
実はオレンジのダリアには花言葉はないが、他色のダリアには「華麗」、「威厳」、「豊かな愛情」、「心機一転」という意味が含まれる。特に「心機一転」には、裏切りという意味もあるらしいが....。
またシディが4章にて敵になる展開に付いて、原作者の比企氏はX(旧Twitter)にて本チャンネル開始時では初期の回に見られた人間の醜さで愛想をつかした事が理由であったが、彼らしくないと理由で変更した事を明かしている。(リンク)
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