初登場:『【75万人記念!】カレコレ屋に新メンバー登場!?【漫画】【アニメ】』(2022年5月21日UP)
cv:城内由茄子
概要
『混血のカレコレ』の登場人物にして、もう一人のヒロイン。
チャンネル登録者数75万突破記念に、新たに主要キャラクターとして登場した。
時系列としては、ストーリー編2章と3章の間に起こったサブストーリー編(ヒビキ編)の後だと思われる。
性別は女、年齢は17歳である。一人称は「私」。誕生日は10月1日。
紫色の長髪で、オッドアイ。右目は紫色だが、左目は青色になっており、さらに左目の周りには痣のような傷ができており、普段は髪で隠している。
現在はオーナーのリサイクルショップでアルバイトをしており、厳密には違うのだが、現在はカレコレ屋4人目のメンバーのような扱いを受けている。
性格・人物像
性格は卑屈なトラブルメーカー。口癖は「ざまあみろです」。
俗に言うコミュ障であり、ヒサメやシディのように顔や性格の良さそうな人物に対して自分の負の面が晒されてしまうと考えているため、余計に喋れなくタイプとなる。
対してカゲチヨのようなタイプは「嫌われても大丈夫そう」だと思っているので普通に話すことができるようだが。
そうしたコンプレックスで取り乱してもなお、自分に優しくしてくれたシディにフラグを立てた模様である。
頻繁にリサイクルショップの商品を無断で持ち出しては私欲のために使用して、カレコレ屋や周囲の人間を巻き込んでは困らせ、反省する様子もなく(したとしてもすぐに同様の騒動を引き起こすため)かなり変質的かつ異常な性格の持ち主である。
毒虫が好き。
経緯
何故か若くして職や家が無くホームレスだったようで、「オーナーが働いているリサイクルショップに就職する為のサポートをして欲しい」とカレコレ屋に依頼する形で知り合った。
しかし、オーナーがリサイクルショップでは求人を募集していないということを事前に調べていなかったので、一時は依頼失敗かと思われた。しかしシディやオーナーが色々と考えた末にリサイクルショップのアルバイトとして認められ、働くことになった。
また雇用に伴い、カゲチヨ達と同じ併設アパートに入居している。
謎
前髪をあげる事を怖がったり、経歴を思いっきり伏せたりしている。(リサイクルショップで働けるようになった時は「これであの人の悲願も…」と心の中で呟いていた。またオーナーは、ヨーメイと2人きりで話をする際にカレコレ屋に席を外させている)。
普段左目を見せない理由は、前述の通り、痣のような傷があり、そのコンプレックスのせいで自分を醜いと思い込んでいる。
過去編
2023年1月29日より、順次公開のストーリー編。(全2話)
新衣装の矛盾点があるが、ストーリー編3章から数日しか経っていない4章にて既にシディがヨーメイの正体を知っている事から、原作では最後に当たる3章の前日談だと思われる。
※ここから、先は本筋に関わる重大なネタバレを含みます。未視聴の方は閲覧注意。
ヨーメイ「シディさんは私が依頼したら、どこまでやってくれるんですか?」
シディ「・・・・・・・」
ヨーメイ「なんでもは無理ですよね。じゃあ仮定を変えましょう。ソレはシディさんが正しいと思っている事です。ですが、カゲチヨとヒサメさんは反対している。どうしますか?」
シディ「・・・そ、それは・・・」
ヨーメイ「今から始める話は、そういう話です」
- 前編
冒頭から、いつの間にかカレコレ屋でシディを拘束していたヨーメイは、自分が敵勢力のスパイであった真相と、そんな自分の過去を話し始めた。
彼女は元々ヒサメと同じセカンドロットの混血児であった。ただ天才と言っていい彼女と違ったのは、能力を引き出せない失敗作であった点。
生き残るためにトッププレデターの実験に協力するも、結果は振るわず、正規品昇格試験の一環でフィーアに殺されかける(この時に左目の周りの傷ができた)が、ある一本の連絡が入り、ヨーメイはある組織に買収される。
だが、それは更なる地獄の始まりであった。
その組織は、銀の骨を持つ異宙人を殺して、その骨を大企業に高く売っていた。
組織はヨーメイを正規品と騙されて買っていたようで激高し、処分代わりとして、先日買っていた義眼の実験体にする事を決める。
その後、組織はヨーメイに義眼を埋め込み、彼女は羊頭の女として生まれ変わる(その手術の際に、日常回で暗躍している白髪の女も関与していた)。
羊頭の女としてのヨーメイは、組織に敵の情報を知らせる役割として活動していた。
ヨーメイはこのような日常を繰り返していく中で、「人間共は狂っている....。私利私欲のためにどこまでも弱者には増長し、強者には生き残る為に媚び諂う。こんな生物居ちゃ駄目だ...。廃棄するべきは私じゃないだろ。コイツらこそ廃棄するべき失敗作だ!!」と、人類に対する憎悪を募らせていった。
そんな折現れた響丸と呼ばれる和の吸血鬼が組織を全滅させる形でヨーメイを救い、彼はその後ギバーへヨーメイを引き渡すのであった。
時は現代に戻る。ヨーメイはシディの前で、羊頭の女としての皮を被り、正体を明かす。
シディは、「同情はするが、人間を皆殺しするなど極端すぎる。ヨーメイは酷い人間に多く会っていたかもしれないが、良い人だって沢山いるぞ。」と言うが、「人間は異宙に転生する前から、マウスなどに電極を刺して実験してきた。シディさんの言う人は、そんな犠牲に目を向けないで最新の技術に夢中になる...!!私を実験動物扱いしてきた奴らよりも、私に義眼を埋め込んできた奴らよりも、お前らの方がよっぽど憎い・・・!!そんな無神経さが私は許せない!!」とヨーメイは答えるのだった。
- 後編
シディはギバーや有情解放戦線の事を知らない為、彼女の思想に賛同できないが、「ヨーメイが俺に力を貸す理由があるんだろ?」と聞き、ヨーメイは自分の目で見てきたギバーの事について話す。
当初ヨーメイはギバーの事を信用しておらず、怪しい宗教団体のように異宙人を洗脳しているようにしか思っていなかった。
ある日、異宙人を捕まえる狩人が彼女達の村に現れ、女性と子供は家族から引き離されてしまう。
そんな行動をする彼らの前にギバーが「何度期待しても何度でも裏切る。人間は本当に醜い生き物だ。」と言い、意味不明な発言を聞き入れない狩人はギバーの制止を振り切ろうとするが、そこに響丸が現れ狩人の腕を切り落とす。
また別の場所では家族を引き離された異宙人の父親が、憎しみのあまり狩人を滅多刺しにしている光景を見るが、何故かギバーが銃でその狩人を撃ち殺す。
ギバーは異宙人に「殺すのに苦しませる必要がありません。人間は正しさの為に自分の心を制御できない生き物です。だから、悪いのは彼ではない。悪いのは人間という生き物の本能なのです」という真理を解いていく。
その発言を聞いたヨーメイは、少しずつギバーに対し心を開くのであった。
その夜、ヨーメイは「どんなに綺麗な言葉でも貴方達がやっている行為は虐殺行為です。」とギバーに言うが、彼女は「でも、ボクが指をくわえて見ていればもっと多くの命が奪われる。」と答えた。「話し合いで解決すればいいじゃないですか」とヨーメイの質問に、ギバーは「それが無理であることは歴史が証明しているわ」と答え、彼女にナイフを渡し、「ここでボクを殺して止めても良い」と言う。
ヨーメイはギバーを殺そうとする意思はなく、そんな彼女を見たギバーは「人間は許せないけど、殺そうと思えない。でも行動を起こさないと何も変わらないわ」と言い、優しい心を持つ彼女にこそ人間を滅ぼしてほしいと懇願する。
覚悟が決まっている彼女の言葉を聞いたヨーメイはこのような経緯で有情解放戦線に入るのであった。
ただ有情解放戦線には宿敵とも言えるトッププレデターとは戦力差で大きく離されており、味方を増やす為にシディを仲間にして欲しいとお願いされる。
ギバー曰く、シディは「自分が住む世界は人間世界ではない」と目で訴えており、ヨーメイと気が合うかららしい。
時は現代に戻る。
シディは「俺にどうして欲しい」と聞くが、ヨーメイは「わからないんです...最初は人間なんて皆嫌いだった。でもリサイクルショップで働いていくうちに悪くないと思える人も増えていって...でも何度考えても人間なんていない方が良い...それに命を助けてもらったギバー様を裏切れない...」と葛藤しており、「助けてほしい」と懇願する。
しかしシディは「助けない」と答え、「ヨーメイは俺が正しいと思う方向に連れていって欲しいだろ。それは俺の正義だ...ギバーの正義に従った時と同じだ。大切なのはヨーメイが決める事だと思う。だから俺はヨーメイが、その答えを出すその時まで、一緒に居よう」と助言する。
また今回の出来事に関しては他の2人には伝えず、シディも「異宙人と人間の関係について答えが出ていない」とヨーメイに明かした。
『これはカレコレ屋の太陽と一緒に誓いを立てた物語。そしてー彼を堕とすに至る物語の序章』
能力
バフォメットと獏のDNAを持ち、全体的に能力はサポート向きである。
技
- 遠視
埋め込まれた義眼によって遠視が使える。作中では13㎞先が見えていた。
- 結界
カゲチヨのウイルスを無効化、争闘結界を3人のみ無効化、瘴気も無効化させている。
- 瞬間移動
自分、自分以外の人を瞬間移動させることができる(作中では3人を瞬間移動している)。
1日に1回、1人だけ昏睡状態に陥らせる事ができる能力を持つ。ゼクス、シディ、ホルスなどに使用。
名称自体はストーリー編4章で登場した単語であるが、ヨーメイはこの単語を知っていたのかは現時点では不明。
その他、相手に対して起きたかのような夢を見せることができる。
形態
ヨーメイの変身形態。
作中では通常より先に登場しており、正体発覚前はエコーボイスで喋っている。
どのような力による変化であるかは現時点では不明であるが、ストーリー編4章以降の描写を見る限り、能力を最大限発揮する際の変身だと推測されている。
余談
ヨーメイとしての余談
ヨーメイの名称は混血児の名前の法則から、バフォメットの「羊」or「未」(容姿が酷似)と、獏の「夢」(夢食いの生き物)or 「暝」(シディとの対比)が由来だと思われる。
またストーリー編4章9話までは本記事を始め、ヨーメイ初登場辺りに登場した異宙人であるバロメッツと勘違いされていた。
彼女のDNAが明らかになる前は、主要人物のカゲチヨ、ヒサメ、シディそれぞれの最後の文字を組み合わせや、『彼此のコレカラ』の作詞作曲を担当したmeiyo氏のアナグラム説も浮上していた。
またファミマプリントで発売されたブロマイドで描かれた彼女の花は、キキョウ(桔梗)。桔梗の花言葉は変わらぬ愛、清楚という意味であるが、桔梗は明智光秀の家紋の花であったため、裏切りのイメージを持ち、そして前年のシディのキーホルダーに描かれたダリアはこの花言葉を持っているようだが...??
声優としての余談
ヨーメイの声を担当する城内由茄子氏は、『太鼓の達人アニメば〜じょん!』の和田どんの声も担当している。またカレコレ声優の中では、現時点では唯一『推しの子』に出演していない。(宮瀬氏と栗坂氏は第10話のゲスト、露崎氏は2期に登場する船戸竜馬役で出演している)
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