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本項は『ザ・フューチャー・デイブレイク』のネタバレとなります。未見の方は注意⚠️

概要

CV:小西克幸

映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』に登場する冥黒王であり、本作のラスボス。

その姿は暁の錬金術師のおとぎ話に登場する「三つ目の悪魔」そのもの。肋骨のように見える胸部が特徴的な上半身は無数のマルガムの素体の腕でできている。

デイブレイク世界の時間軸でグリオンにより暗黒の扉を開かれたことで現世に降臨。そのままグリオンに吸収された…。

かと思いきや、グリオンが自身の創造した人形(ホムンクルス)であることを逆手に取って身体を乗っ取ることに成功。グリオンが自身の悲願たる「エルドラド」を早急に実現させず、約20年の間世界征服にかまけていたのも彼がグリオンの思考を操っていたからと思われる。

抜け出す機会を虎視眈々と狙っていたところ、未来の宝太郎/仮面ライダーガッチャードデイブレイク一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード九堂りんね/仮面ライダーマジェードにより、グリオン/仮面ライダードラドが撃破されたことでグリオンの体を核にして再臨(この時、グリオンの体から奇怪な音を立てながら全身の関節を直していた)。

「倒したと思ったか?所詮は我が創りしつまらん人形ォオ!」

十数メートルほどもある巨体と巨大な爪、三つの目から放つビーム、錬金術で生成した無数の棘で3人を圧倒するものの、3人の想いとケミーデイブレイクケミーの力で仮面ライダーミラクルガッチャード仮面ライダーガッチャードシャイニングデイブレイクが誕生。

ギガントライナーで距離を詰められ、棘で一時的に足止めに成功するが、仮面ライダーファイヤーガッチャードの能力を駆使した2人のガッチャードとゴルドダッシュに乗ったマジェードの牽引、そこに2つのスマホーンを介して送られたケミーとデイブレイク世界の人々の想いが重なり合った応援が原動力となったことで、再起動したギガントライナーが妨害を振り切り進撃を許してしまう。

最後の悪あがきと言わんばかりに総攻撃を浴びせ続けギガントライナーを大破させるものの、ミラクルガッチャードとシャイニングデイブレイク、マジェードの必殺技を立て続けに喰らい爆散。

それでも完全消滅させるには至っておらず、なおも

仮面ライダーなどいない世界でやり直してやる!

と捨て台詞を吐き、望むままに蹂躙を果たすべく過去の時間へ逃亡した。

―――が、冥黒王の野望を阻止するべくタイムロードの力で到来した未来の宝太郎…否、暁の錬金術師その仲間たちによりあっけなく阻止され、消滅させられることになった

余談

CVを担当した小西氏はガッチャードライバー等のシステムボイス、スマホーンメカニッカニ等のケミーのCVを担当している。本作にはスマホーンが登場しているが、片や「冥黒の王」として生命を脅かす孤独な存在、片や人々とケミーの想いを繋ぐ存在という対照的な描写となっている。

その名もズバリ「冥黒王」としてクレジットされているが、この姿が本編の時間軸に登場する事になる三人冥黒王の本来の姿なのかは不明。『錬金術の大いなる道』では、悪魔が捕らえた三人の子供の姿が挿絵として描かれていること、本編にてグリオンが三人の冥黒王を「人外に成り下がった」と酷評していたことと合わせると…?

令和ライダー単独長編劇場版で初の怪人のラスボスである。単独長編劇場版で怪人がラスボスを務めるのは『トゥルー・エンディング』のゲムデウスX以来の7年ぶりである。

なお、前作に続き2年連続のラスボス巨大化に加え、前年の冬映画も合わせると3作連続のラスボス巨大化となる。

スーツはジェルマンの改造と思われる。最終話でジェルマンが復活していることから、スーツが戻された可能性が高い。

関連タグ

ザ・フューチャー・デイブレイク

エラスモテリウムオルフェノク巨大邪神14オロチキングダークガラ怪物態:夏劇場版における巨大なライダー怪人でラスボス繋がり。

冥黒王:本編における冥黒王。

???同時期に公開されたヒーロー映画の錬金術関連のラスボス繋がり。終盤で巨大な姿になることも共通する。また、中の人はガッチャードでは宝太郎たちの仲間を演じている。

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