ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

マリオカートアーケードグランプリDXの編集履歴

2024-09-17 11:56:21 バージョン

マリオカートアーケードグランプリDX

まりおかーとあーけーどぐらんぷりでらっくす

2013年に稼働した、マリオカートの業務用第3作。

概要

2005年末より稼働しているマリオカートシリーズのアーケード版、「マリオカートアーケードグランプリ」の第3作。バンダイナムコゲームス開発。前作である『2』は『1』の内容を拡充したアップデート版という側面があったが、今作ではフルモデルチェンジをしている。また、『1』開発当時から時代が経過した事で、マリオカート7で初登場した空中・水中戦といったシステムも追加された。

稼働は2013年7月25日より始まり、複数回に渡るアップデートで様々なキャラクター、カート、コース、新しいシステムの追加やゲームバランスの調整が行われている。2014年7月30日からのアップデートにより、前作には存在しなかった家庭用版ではおなじみの要素であるドリフト後のミニターボ、通称「ドリフトブースト」が追加され、マリオカート8デラックスの発売よりも早く3段階目のミニターボが取り入れられた。2023年7月4日にも最新の大型アップデートが行われている、非常に息の長いアーケードゲームである。さらに2024年4月1日には公式サイトのデザインが現代向けに全面リニューアルされた。

本作も前作に引き続き、セーブデータの保有ができるが、媒体がバンダイナムコのアーケードゲーム共通の「バンダイナムコパスポート」(バナパスポートカード)というICカードに変更され、旧作のマリオカード(磁気カード)からのデータ引き継ぎには対応していない。

また、2017年7月14日には姉妹作品として「マリオカートアーケードグランプリVR」が稼働した。本作に登場した一部のコースやキャラクターやカートがそちらでも登場している。


モード

一人プレイ用モード

グランプリ

旧作から引き続き存在するモード。旧作とは違い、全てのコースで使用アイテムを選択できる。

また、難易度は初期段階では50ccと100ccが解禁されており、150ccおよびミラーコース(150cc)は特定の条件を満たさない限りは使えない。

1クレジットにつき1コースプレイし、1カップにつき50ccでは2コース、100cc以上では4コース走り、全コースで3位以上であれば制覇、全コースで1位であれば完全制覇となる。各カップを制覇すると対応するカップで決められたクリア賞品をゲットできる。後述の通り、50ccでは高難易度のカップを選択不可能なため、入門編的な立ち位置が家庭版や前作より強化されている。

後にバンダイナムコパスポートを使って100cc以上を走るとタイムが計測されるようになり、ゴールした時の走行タイムの早さを競うランキング機能が追加された。2023年以降はこのタイム計測を用いたイベントも開催されている。


全国対戦

全国のプレイヤーデータから作られた分身のカート達と対戦を行う。

プレイヤーは初プレイ時にアバター(ファミリースキー等のナムコゲームで使用されるものがベース)を男女各20種類から選択する。

登録した筐体のある店舗の地域設定により、プレイヤーの所属地域が決定する。

地域はすべてで50存在し、原則として都道府県で区切られるが、人口の多い東京都は3地域、神奈川県は2地域に分けられる。

攻略順は、地方の区切りでは固定されているが、地方内の攻略可能な都道府県は自由に選べる。

攻略する地方の順番は以下のとおりである。

九州→中国→四国→近畿→北陸→東海・甲信→関東→東北→北海道


各地域を選択し、最大4人でレースを行う。1位でゴールした場合は当該地域を攻略したことになるが、2位以下の場合は当該地域のメーターが溜まるまで再挑戦する必要がある。

50の地域をすべて制覇すると最高速の能力が2段階アップする特別なカートをゲットする事ができる。クリア後は九州地方まで戻り、さらに新しい特別なカートをゲットするためのやり込み要素が待ち構えている。

また、攻略度とは別に、累計のプレイ成績に応じてプレイヤーの段位が上昇していく。降格することはない。当初は20段が最高段位だったが、2017年のアップデートから21段以上が追加された。



マルチプレイ用モード

みんなで対戦

最大4人で遊べるおなじみの対戦モード。使用するカートやアイテムを選択して1位を目指す。

プレイヤーが3人以下の場合、空いている枠にはCOMが補充される。

なお、2023年のアップデートからは参加者のうち1人でもバンダイナムコパスポートを使っていないプレイヤーがいると、使えるカートとアイテムが固定された専用のルールで対戦する事になる。


ふたりで協力

プレイヤー2人でチームを組み、COMチームと戦う2人プレイ専用のモード。

プレイヤーのチームはアイテムボックスから合体カートをゲットする事ができ、使うと味方のプレイヤーと合体して一定時間大砲が付いた特別なカートで走る事ができる。合体カートを使った人側が大砲を操作し、時間内は砲弾のミドリこうらでCOMを攻撃し放題になる。

レースが終了すると、チームでの総合得点で最終的なチーム順位が決まり、その結果に応じてタッグメダルが貰える。メダルを一定数集めると合体カートが強化され、大砲から発射するアイテムがより強いものになっていく。

なお、モード選択で対戦と協力で意見が半々になった場合は対戦モードが優先される。


コース

登場カップコース名ラップ数
キノピオカップピーチキャッスル2
キングダムウェイ2
マリオカップスプラッシュサーキット4※
トロピカルコースト3
太鼓の達人カップぼんおどりストリート5
おまつりサーキット3
パックマンカップパックマンスタジアム2
ナムコサーキット2
ドンキーコングカップバナナンラビリンス2
DKジャングル2
クッパJr.カップエアリアルロード2※
スカイアリーナ2※
クッパカップクッパファクトリー2※
クッパキャッスル2

※150cc以上では周回数が1周多くなるコース。


パックマンカップ、ドンキーコングカップ、クッパJr.カップ、クッパカップはグランプリでは100cc以上から走れる。


キャラクター

本作で新たに『太鼓の達人』シリーズからどんちゃんが参戦。

稼働開始時点での登場キャラクターはマリオシリーズとナムコ作品から合わせて12人。その後の大規模アップデートによりロゼッタやメタルマリオなど新規のキャラクターが順次追加されていき、現在は総勢19キャラクターが参戦している。


能力は最高速、加速、ハンドリングの3要素が変化し、バランス型はすべての性能能力値が3となるが、3要素のいずれかに特化したタイプは別の1要素ないし2要素が低く設定されている。詳しくは公式サイトの各キャラクターを参照。


キャラクター能力備考
マリオバランスタイプ
ルイージバランスタイプ
パックマン(『Pac-Man』)バランスタイプ今作ではパックワールド準拠の姿になっている。
ピーチかそくタイプ
ヨッシーかそくタイプ
キノピオハンドリングタイプ
どんちゃん(『太鼓の達人』)ハンドリングタイプ『太鼓の達人』から新規参戦。
クッパさいこうそくタイプ
ドンキーコングさいこうそくタイプ
ワリオさいこうそくタイプ元隠しキャラクター(後述)。
ワルイージかそくタイプ元隠しキャラクター(後述)。前作ではバランスタイプに分類されていたが、性能が変更された。
クッパJr.ハンドリングタイプ元隠しキャラクター(後述)。
ロゼッタさいこうそくタイプ
メタルマリオさいこうそくタイプ他のさいこうそくタイプ以上に重い重量を誇る。その代わり最高速が少し遅い。ドリフト時のジャンプ時間が短いという特性があり、ドリフトブーストを早く溜めやすい。
ベビィマリオ※スーパーハンドリングタイプ
ベビィピーチ※スーパーハンドリングタイプベビィマリオとの同時追加。
デイジーバランスタイプ
キングテレサ※スーパーハンドリングタイプ期間限定イベントから登場したキャラクター。現在は初めから使える。
ジュゲムハンドリングタイプノーマルカートが専用の雲のカートになる。

※大規模アップデートで追加された新規のキャラクターや能力タイプ。


ワリオ、ワルイージ、クッパJr.は稼働当初は隠しキャラクターで条件を満たさないと使う事ができなかったが、アップデートによりワリオが初めから選べるようになり、さらに後のアップデートでクッパJr.とワルイージも最初から使えるようになった。

現在は後述のファイアマリオが新たに隠しキャラクターとして扱われている。


カート

各キャラクターごとにノーマルカートと専用カートの2択から選んでいた旧作と違い、選んだキャラクター問わず多種多様なカートを選べるようになった。

最初はノーマルカートのみ選択可能で、バンダイナムコパスポートを使ってゲームを進めていく事でスペシャルカートと呼ばれる様々なカートが選べるようになる。

スペシャルカートは各キャラクターの性能から最高速、加速、ハンドリングから基本的にいずれか1つの能力を1段階、または2つの能力を1段階ずつプラスする特徴を持つ。全国制覇でゲットできる特別なカートは最高速を2段階上昇させる。

多くのスペシャルカートにはカラーバリエーションがあり、より長くゲームを進めているとゲットして使う事ができる。


カート備考
ノーマルカート全カートで唯一、ドリフト中にシールドが発生しない。
エッグライダー前作にも登場したヨッシー専用だったカート。
パープルストライク前作でワルイージ専用だったカート。
カントリーウィナー前作でドンキーコング専用だったカート。
マッシュラン前作でキノピオ専用だったカート。
ソルバルルーン前作でパックマン専用だったカート。
バキュームスター
ブルトラックマリオカートアーケードグランプリVRではワリオ専用機として登場。
レイニードリーム
ドリルマスター
スイーツパーティー前作でミズパックマン専用だったカート。
ライトニングチャンプバンダイナムコパスポートの登録特典ですぐにゲットする事ができる。
ドンドコドライブ
ロードガレオンマリオカートアーケードグランプリVRではクッパ専用機として登場。
ギャラクシーコメット
ダイノバギー
メタルスパーク
ロードジェッター空中スピードが上昇する空中特化の性能を持つ。
マリンダイバー水中で操作しやすくなる水中特化の性能を持つ。
エックスレーサー空中特化カート。
※マッハペガサス全国制覇1周目で手に入る空中特化カート。
※ゲソダイバー全国制覇2周目で手に入る水中特化カート。
※ターボドルフィン水中特化カート。
※ハンタービー空中特化カート。
※ハンバーカー空中特化カート。ハンタービーとは少し性能が異なる。
ウルトラスピーダー空中特化と水中特化の両方を持つ。
ウルトラチェイサー空中特化・水中特化カート。
ウルトラボイジャー空中特化・水中特化カート。ウルトラチェイサーとは少し性能が異なる。
※ウルトラレオン全国制覇3周目で手に入る空中・水中特化カート。

※大規模アップデートで新たに追加されたカート。


スペシャルコード

筐体のカメラにかざしてスキャンさせると、特別なきせかえバリエーションのキャラクターや限定のスペシャルカート、決められたカートやアイテムのセットなどを入手できるQRコード。キャラクター選択の右端に読み込むためのアイコンがあり、そこでコードを読み込む。一部のスペシャルコードは公式サイトに掲載されている。

きせかえバリエーション

きせかえバリエーションのキャラクターはレース前にセットしたアイテムとは別に専用のアイテムを使う事が可能。なお、対応キャラクターは一部のみになっており、最後にタヌキマリオが追加されて以降はきせかえの追加は行われていない。

バリエーション対応キャラクター専用アイテム
アイスルイージルイージアイスボール
ファイアマリオマリオダブルファイアボール
あおキノピオキノピオキノコグミ
イチゴどんちゃんどんちゃんイチゴケーキ
勇者どんちゃんどんシールド
あかヨッシーヨッシータマゴバズーカ
ほねクッパクッパほねハンマー
くろヨッシーヨッシーごろごろタマゴ
ゴールドマリオメタルマリオマリオコインプラス
タヌキマリオマリオ巨大茶がま

スペシャルコード限定のカート

カート特徴
ターボドルフィン従来のカートにはない、加速とハンドリングの能力を1段階ずつ補う特徴を持つ。
ハンタービー
ハンバーカーてれびげーむマガジンで開催されたカートデザインコンテストで最優秀賞に輝いたカート。コンテスト後のアップデートで実装。

ファイアマリオ、タヌキマリオ、ハンバーカー(通常カラーのみ)はグランプリのカップクリア賞品からゲットする事も可能。



関連動画



外部リンク

マリオカートアーケードグランプリDX 公式サイト

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました