「この私にゲームオーバーという概念は、存在しない・・・」
「さぁ、始めようか。私自身が主人公となって、天下統一を果たす、究極の人生ゲームを・・・」
「幻夢無双のエンディングは!!ただ一つ、人生の栄光!ただそれだけ!!
グレード無双!!変身ッ!!」
演:岩永徹也
概要
『仮面ライダーゲンムズ スマートブレインと1000%のクライシス』で、檀黎斗がヒューマギアを依代として復活した姿で、仮面ライダーゲンム 無双ゲーマーと仮面ライダーゲンム ハイパー不滅ゲーマーに変身する。
天津が檀黎斗を復活させるため、後述するプレジデントプログライズキーを読み込んだヒューマギアがバグスターウイルスになった状態の黎斗に感染・侵食することを前提で意図的に用意した機体である。医学的に言うと、意図的にウィルスに感染させることで抗体を付与させるワクチン接種の原理と同じである。
一度バグスターを得たとはいえ、他作品のキャラクター···ひいては人間が初めて転生したヒューマギアである。
『仮面ライダーゲンムズ スマートブレインと1000%のクライシス』時点では、ヒューマギアネットワークの作動システムとバックアップの有無は不明。
不眠不休で働けるアンドロイドのボディに喜んでいたが、バッテリー充電が必要になり、それに狼狽することもある。
技術面では最低10年は掛かるゲームのリメイクを1ヶ月に短縮させるという神業を成し遂げている。
前作で檀正宗と和解したからか、パパと呼んで敬愛しており、正宗の写真が入った額縁をわざわざ懐に肌見放さず持ち歩いている。
外見
身長186㎝。本編・映画・Vシネマと破られることのなかった迅の184㎝を2cm上回り、仮面ライダーに変身するヒューマギアのみならず、人間を含めた『ゼロワン』に登場する仮面ライダーとして、現時点での最大身長を誇る。
身長差は、イズ・アズとは21㎝、アークランドとは15㎝の差がある。
頭部にヒューマギアモジュールが装着され時々目が青く発光し、右手の甲に識別用コードが刻印されている点を除けば、人間の黎斗とほぼ区別がない。
また、悪意の人工知能・アークのデータをラーニングした影響で、髪型はアナザー・エンディング『ゲンムVSレーザー』と同様にオールバックになり、右頬にはアークのフォントで書かれた「悪」の文字が浮かび上がった。
プレジデントプログライズキー
天津垓が開発したヒューマギアプログライズキーの一種で、幻夢コーポレーションの社長業に関する情報が記録されている。起動する前は機体名の記載がされていなかったが、檀黎斗がヒューマギアとして復活すると同時に「檀黎斗プログライズキー」に変化した。
活躍
ゼインへの対抗策と目されていた黎斗だが、天津の話に耳を貸さず、自分の力を借りたければゲームに勝てと要求。
ゲンムに変身して天津にバトルを挑むが、これに対して天津は再生産したアークドライバーとサウザンドアークプログライズキーを用いて仮面ライダーサウザンドアークに変身、その力の前に一度は敗北を喫する。
しかし、そこは転べば二回転で起き上がる黎斗。サウザンドアークの力の源である悪意を取り込むべくヒューマギアのボディを利用してこれをラーニングし、新たに幻夢無双ガシャットを生み出すと無双ゲーマーに変身。
正宗と和解したためか、クロノスの能力だったポーズ&リ・スタートが使用可能になったことで圧倒的優位を保ったままサウザンドアークを撃破、サウザンインテリオンを掌握すべくその場を立ち去った。
しかし、そんな彼を園田真理と同じ顔をした謎の女性・スマートクイーンが監視していた……。
仮面ライダーアウトサイダーズ
Ep0にてサウザンインテリオンを「幻夢無双コーポレーション」へと改名、次々と会社を買収し会社の資本を幻夢無双ガシャットの力(運)で宝くじを全て当てて稼ぐという荒技をしてのけた。
その時スマートブレインからの刺客であるスマートクイーンより自身の会社を買収した為その技術をスマートブレインに差し出せと要求される。当然拒否して一時逃亡するもボディの充電切れが発生し、父の額縁を胸に抱いて“事切れ”た。
そこへ園田真理に助けられ車のバッテリー充電で補給されて復活。スマートクイーンが変身した仮面ライダーデルタと勝負となる。
特殊能力抜きでの実力勝負では互角に立ち回り必殺技のルシファーズハンマーのポインター部分を命中され、あわやキックを放たれかけるがその寸前に発動した「ポーズ」により一時停止させ、ゲンムクリティカルフィナーレを喰らわせ勝利した。
そこへアークオルフェノクが現れたので再び戦いへとなりかけたが、天津と厘に「共に力を合わせてゼインに立ち向かうべき」だと説得されるも、興味ないと言いどこかへ去っていった。
Ep5にて久々に登場。ツムリが巫女として働く神社に現れ「子宝に恵まれますように」と絵馬に願掛けをしていた。ツムリはヒューマギアの体で活動する今の黎斗には叶えられない願いであることに複雑な面持ちを見せていたが、黎斗の目的は言葉通りの意味ではなく…。
ヒューマギアとしての不労のボディにものを言わせ、本来10年はかかるだろう「プロトマイティアクションX」のリメイクをわずか1か月で完了させると、自らプレイヤーとして挑戦。
その中に隠しアイテムとして配置されていたマキシマムゾンビガシャットとハイパー不滅ガシャットを入手すると現実世界に戻り、ライドプレイヤーになって暴れる悪人の処刑を行っていた仮面ライダーゼインの前に現れて仮面ライダークロニクルを不正に乱用していることに憤り、ハイパー不滅ゲーマーに変身して戦闘を開始。
不滅の耐久力にものを言わせてゼインが召喚したアルティメットリバイスの必殺技二連撃を受け切り、業を煮やしたゼインが「仮面ライダーゲンムを倒す未来」を予測すべくゼロツーのゼインカードを使用した瞬間、ガシャコンバグヴァイザーでカードに記録されていた人工知能ゼアの全データを吸い出すと自身の全データを合わせてアークに送信。そのまま変身解除し、ゼインのパンチでヒューマギアボディを破壊され、残った頭部もゼインに踏み付けられて完全に機能を停止した。
その後、アークとゼアの統合によって誕生した仮面ライダーゼロスリーによってゼインが撃退された後(変身していた侑斗はエボルトに連れて行かれ撤退)、ゼロスリーがツムリからラーニングした創世の力によって……