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CGの編集履歴

2024-12-10 11:46:24 バージョン

CG

しーじー

コンピュータグラフィックスの略。コンピュータを用いて画像を作成すること、およびその画像である。 CGの種類には2D、3D、CADなど。

概要

CG(コンピュータグラフィックスは主に3DCG3次元コンピュータグラフィックス)と2DCG2次元コンピュータグラフィックス)に大別される。しかし、pixiv内を含めて現在では3DCGの意味で使われる事が多い。


3DCG

3DCGは、2DCGとは根本的に原理が異なり、「コンピューターの中で仮想的に組み立てた立体モデル3Dモデル)を撮影したもの」と言える。


1980年代から技術開発と並行して表現の研究が進んだが、1980年代中頃までは高価なワークステーションで初めて実現可能な表現で、一般人の手が出るものではなかった。1985年に高性能なビデオチップを搭載したAmigaが登場し、在野のクリエイターにも3DCGが広がりはじめる。日本でも1980年代末にはX68000向けのCGアニメ制作ツール「DoGA CGA System」やレンダラー「サイクロンExpress」(後の「3DCGツクール」)、「Shade Pro」といったソフトウェアが登場し、パソコンでも徐々に3DCGアートが手の届くものになった。アーケードゲームでは1988年に稼動開始した『ウイニングラン』を皮切りに3DCGを使ったものが一般化。1994年プレイステーションおよびセガサターンが発売されてから、家庭用ゲーム機でも3D全盛となる。


1995年、映画『トイ・ストーリー』はフル3DCGで作成された初の劇場用長編と銘打って公開され、2000年代以降はアメリカのアニメ映画は3Dアニメが主流となった。また、この頃からゲーム機やパソコンのGPUが爆発的に高性能化。日本では1995年のアニメ『GHOST_IN_THE_SHELL/攻殻機動隊』や1997年の『もののけ姫』などでセルベースの2Dアニメに3DCGを組み合わせる手法が開拓され、以降は実写・アニメを問わずコンピュータによって調整が行われることも珍しくなくなった。


2020年代には、レイトレーシングで生成された実写と見まがうようなグラフィックをリアルタイムで動かすことも可能となった。


このように多くの長所をもつが、2Dの絵と違って制作者の画風などの持ち味は出づらい。2Dに描いたキャラクターに、3Dでモデリングされた背景を組み合わせている例も見受けられる。


2DCG

平たく言えば「コンピューター上で画材を再現して制作した絵」であり、2DCG独特の表現というのは少ない(あっても独特のチープさがつきまとうため、既に廃れて久しい)。言い換えれば、アナログ画材と同様に描き手の持ち味がそのまま出る表現と言える。


MSXPC-8801など初期のパソコン解像度メモリ容量も色数も非常に貧弱であり、ドット絵的な表現がせいぜいであった。ドット絵を超えるレベルのCGが作れるようになったのは、1987年に最初のカラー仕様のMacintosh IIが登場してから。必然的にコンピュータグラフィックスの分野でMacintoshが浸透していった。


本格的な普及は1990年代前半、カラー対応のMacintoshの値段が下がりカラーイメージスキャナカラープリンタなどの周辺機器が充実し始めた頃である。この頃の歴史を生きた企業のソフトウェアはMacintosh発でWindows版の派生に至ったツールが非常に多い。(AdobeCorelがその代表的な例である)


インターネット普及初期の2000年辺りまではコンピューターで描いた/塗った画像全般を指すことが多く、今で言うpixivのような「イラスト投稿サイト」も「CGサイト」と呼ぶのが一般的だった。またその頃の3DCGは一般人には遠い存在で、結果的にはほとんどが2D絵を指していた。


その後、イラストはコンピューターで描くのが普通になってきて、デジタル絵もアナログ絵も区別が付きにくくなってきてからはわざわざCGと断る必要がなくなり、2DCGを指す表現としては使われなくなっていく。ただアナログ絵をメインに活動している作者がデジタル彩色した絵にこのタグを付ける事は少なくない。


関連タグ

コンピュータグラフィックス 2DCG デジタルイラスト デジタルアニメ3DCG ワイヤーフレーム CG素材 モデリング 3Dモデル MMD GMOD

AIイラスト - AI生成の画像もコンピューターで作成した絵であるが、CGとは別枠で捉えられることが多い。


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