概要
高速道路の類型の一つ。
一般的には高速自動車国道(一般的な高速道路)より等級がやや低く設定されている。
高速自動車国道との違いがいくつかあり、
- 標識による指定が無ければ法定最高速度は一般道路と同じ60km/hである。(高速自動車国道は法定速度100km/h、大型貨物自動車など一部の車種は80km/h)
- 標識で指定されていなければ最低速度規制が無い(高速自動車国道の本線は50km/h未満で走ると法令違反になる)。そのため最低速度が無ければ小型特殊自動車も通行できる(高速自動車国道は小型特殊自動車が通れない)。
- 規格的には一般道路と大差ない(路肩が狭い、合流車線が短い、カーブがキツい等)路線も一部ある。
などがあげられる。
通行規制
自動車専用道路では以下の車両と歩行者は通行禁止となっている。
- 歩行者
- 自転車などの軽車両
- 排気量50cc以下の原動機付自転車
- 排気量125cc以下の小型自動二輪車
- 自動二輪車の二人乗り(20歳未満又は自二輪免許3年未満の運転者)
- ミニカー(マイクロカー)
また最低速度規制がある場合は「小型特殊自動車」や「故障車をロープで牽引している車」も通行禁止となる。(主に高速自動車国道の一部を構成する自動車専用道路に多い)
主な自動車専用道路
高速自動車国道に該当する路線を除く。
NEXCO管理
- 深川留萌自動車道のうち深川JCT〜深川西IC間:道央自動車道と接続
- 三陸自動車道のうち仙台港北IC〜利府中IC間
- 仙台北部道路:東北自動車道および三陸自動車道に接続
- 仙台東部道路(常磐自動車道の一部)
- 東北中央自動車道の一部区間
- 東水戸道路(北関東自動車道の一部)
- 東京湾アクアライン:館山自動車道と接続
- 首都圏中央連絡自動車道(通称圏央道)
- 第三京浜道路
- 横浜横須賀道路
- 小田原厚木道路のうち厚木IC〜平塚IC間:東名高速道路と接続
- 西湘バイパス
- 新湘南バイパス
- 京葉道路:東関東自動車道と接続
- 千葉東金道路
- 東富士五湖道路:中央自動車道富士吉田線と接続
- 東海環状自動車道
- 名港トリトン(伊勢湾岸自動車道の一部)
- 京滋バイパス:名神高速道路と接続
- 第二京阪道路:新名神高速道路および近畿自動車道と接続
- 京都縦貫自動車道
- 広島岩国道路(山陽自動車道の一部)
- 那覇空港自動車道のうち西原JCT〜南風原北IC間:沖縄自動車道に接続
本州四国連絡高速道路
- 神戸淡路鳴門自動車道
- 瀬戸中央自動車道
- 西瀬戸自動車道(通称しまなみ海道):ただし歩行者や自転車、原付などの専用道路も併設されている。
都市高速道路
その他有料道路
- 三陸自動車道のうち利府中IC〜鳴瀬奥松島IC間
- あぶくま高原道路:東北自動車道と接続
- 日光宇都宮道路:東北自動車道と接続
- 常陸那珂有料道路:東水戸道路と接続
- 箱根新道:元・有料道路。
- 修善寺道路(伊豆縦貫自動車道の一部)
- 福岡前原有料道路(西九州自動車道の一部)
無料の自動車専用道路
- 深川留萌自動車道(深川JCT〜深川西IC間を除く)
- 日本海東北自動車道のうち象潟IC〜本荘IC間
- 月山道路のうち月山IC〜湯殿山IC間(山形自動車道の一部)
- 東北中央自動車道の一部区間
- 三陸自動車道のうち鳴瀬奥松島IC〜八戸是川IC間
- 保土ヶ谷バイパス:東名高速道路および横浜新道と接続
- 新潟西バイパス:北陸自動車道と接続
- 伊豆縦貫自動車道(修善寺道路の区間を除く):東名高速道路および新東名高速道路と接続
- 名阪国道:西名阪自動車道および東名阪自動車道と接続
- 那覇空港自動車道(西原JCT〜南風原北IC間を除く)
自動車専用道路のような一般道路
以下の道路は自動車専用道路ではないものの、自動車専用道路とほぼ同等かそれに近い規制がある。
有料
- 日立有料道路:常磐自動車道の日立中央ICと接続
- 横浜新道:今井IC〜戸塚終点間は原付も通行可能。
- 小田原厚木道路のうち平塚IC〜小田原西IC間
- 関門トンネル:51cc以上の小型自二輪は通行可能(原付は自転車等と同様、歩行者専用側で降りて通る事となる)。
無料
- みやぎ県北高速幹線道路
- 宇都宮北道路:東北自動車道および日光宇都宮道路と接続
- 鬼怒テクノ通り:北関東自動車道と接続
- 東京高速道路(KK線):事実上、首都高速道路と一体化しているが無料。
- 八王子バイパス:元・有料道路。軽車両は車道の通行が禁止されているが、自転車は併設の歩道を走行可能。