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あうなる

あうなる

あうなるとは、高麗野あうんと矢田寺成美のカップリングの総称である。
目次[非表示]
  • 1 概要
  • 2 注意事項
  • 3 仏教・神道
  • 4 地蔵・狛犬&獅子
  • 5 元ネタ
  • 6 高麗野あうん・矢田寺成美
  • 7 発祥の国と伝わった時代
  • 8 石質
  • 9 付喪神?
  • 10 種族的関連性
  • 11 宗教的関連性
  • 12 スフィクスとの関連性
  • 13 共通点・相違点
  • 14 あうんと成美の制作者
  • 15 人間との好友度
  • 16 桜と紫陽花の花言葉と、二人の関係性
  • 17 月との繋がり
  • 18 ドレミー・スイートとの関係
  • 19 稀神サグメとの関係
  • 20 ドレサグとあうなる
  • 21 蓮メリとあうなる(ドレサグも含む)
  • 22 旧作との繋がり
  • 23 重複する種族
  • 24 二人と冥界との繋がり
  • 25 お互いの知名度・認識
  • 26 3面ボスと4面ボスの関連性
  • 27 髪型の意味
  • 28 高麗野あうんの手/矢田寺成美はあうんを呼び寄せやすい存在
  • 29 二人の強さ
  • 30 霊夢たちとのやり取り・関連性
  • 31 豊聡耳神子と二人の関係性
  • 32 外の世界から来た可能性・幻想郷にいつからいたのか
  • 33 二人の勘の強さ・背中の違和感と異変の繋がりを見抜いていた!
  • 34 今後考えられる交流(主に二次創作(原作含む))
  • 35 石と関連しそうな人物と交流を持つ可能性
  • 36 不仲説
  • 37 「畢竟成佛」に秘められた思い、あうんは成美を守る為にいる
  • 38 成美に書かれた文字とあうんとの関連性(花映塚と天空璋の関係)
  • 39 あうんと成美の覚醒
  • 40 霊夢と魔理沙の亡き後の二人
  • 41 あうん地蔵とあうなるの二人
  • 42 あうん&成美と石の諺
  • 43 公式での進展
  • 44 関連イラスト
  • 45 関連小説
  • 46 関連リンク
  • 47 関連タグ
  • 48 関連記事
  • 概要

     高麗野あうん矢田寺成美の石像同士のカップリングである。二人共狛犬(獅子)と地蔵という石像という共通点がある。しかし、矢田寺成美は魔法の森に住んでいるのに対し、高麗野あうんは博麗神社守矢神社命蓮寺など信仰の集まる場所に現れるため、お互いの接点はない。
     さらに、高麗野あうんはステージは春であるが、衣装が沖縄のかりゆしウェアのようなデザインになっていることから、シーサーにも見える。
     それに対し、矢田寺成美は灰色のレインコートに雪が積もった笠をかぶっている。そのため、二人は正反対の印象を受ける。
     この記事の「あうなる」だが、他にも「なるあう」、「あう成」、「成あう」、「一対の神獣に守護される魔法の笠地蔵」、「森で垂迹した魔法地蔵に心酔する守護神獣」などのタグなども考えられる。






















    注意事項

     この記事は、高麗野あうんと矢田寺成美の公式設定と同時に、二次創作のカップリングや共通点、さらには、編集者の主観的考察・予想が含まれております。
     疑問に思う点や辻褄が合わない点等沢山あるかもしれませんが、優しい心で見てあげてください。「マジやばくね」と思うくらい、とても御粗松な記事ですが・・・それでも大丈夫という方は、「ようこそ!あうなるパークへ!!!!」






















    仏教・神道

    仏教
     仏教と聞くと、お葬式をイメージする人、旅をする僧侶を想像する人、お寺で修行を積む人など、様々なイメージを持つ人も多いだろう。最近では、仏教=幽霊というような、心霊番組でも取り上げられやすい。しかし、実際の仏教というのは、神や幽霊といった「我(が)」があるものを否定しており、人は9歳から出家して悟りを得るために旅をする。修行を積んで悟りを得て仏になるという人もいるかもしれないが、実際の僧侶の話では、人間は悟りを得ることができず、死んだ後にやっと仏になれると考えている人が多いようだ。
     仏教にはいろいろな専門用語もあるが、その中で一般的に使われる「玄関」や「無意識」なども、この仏教からできたと言われている。
     仏教の開祖は「ゴーダマ・シッダールタ」、後に釈尊と呼ばれるようにあるが、彼は元々裕福な家に住んでいたものの、病気になる者、年老いた者、死んだ者などを目にしては心に傷を負っていた。その後、悟りを得るために出家する人たちを見て、9歳から出家を試みる。
     その後、71年間で何千人という多くの弟子を導き、仏教の話を説いたと言われるが、その間はとても楽なものではなかった。
     たくさんの先生や人々から支えられながらも、命を狙われた時もあり、それでも釈尊の不思議な力で乗り越えていったと言われる。その中でも、予知能力などが優れていたと言われており、釈尊が見つめていた先の崖が崩れ落ちたり、食事に毒が入っているのも見抜いたとされている。
     この出来事から、このような伝説が生まれている。

    「釈尊は母親の右脇から生まれた。」
    「生まれてすぐに立ち上がり、七歩歩いた後右手を上げ、「天上天下唯我独尊」と話した」
    などなど

     そして、彼の最期はきのこスープを食べたあと一週間ほど、嘔吐や下痢に悩まされ、そのままサーラの木の下に、頭を北に向けた状態で横たわり、弟子に
    「私の命はまもなく地上を去るが、私の遺した教えは、何千年も伝えられて世の人々の心の糧となるであろう。
    弟子達よ、私の最後の言葉をよく覚えておくが良い。
    私の命は、あの満月の様なものだ。月に雲がかかってよく見えないように思えても、その実、月はやはり、雲の向こうで煌々と輝いているのだ。
    そのように、命というものは、永遠に輝いているのだ。永遠に終わるときが無いのだ。
    私が地上を去った後も、あなた方は、四十五年間、私が説いてきた教えを、心の糧として生きていけ。
    私の教えを心の糧として誰に照らしてもらうでもなく、自分自身で心に灯をともして自分自身の行く先を照らしてゆけ。
    自分の心に法灯をともして、しっかりと生きていけ。
    私が、長年、説いてきた教えは、自分を造る教えであり、自分を造りつつ、他人を救っていく教えである。
    諸々の事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成させよ」
    と弟子に話、そのまま亡くなった。享年80歳。
     その後、仏教は全世界に伝えられ、今もなお信仰されている。

    神道
     神道は博麗神社や守矢神社などが主に有名であるが、最も有名なのは八百万の神である。日本を作った、この世界を作った神々が存在しており、その神を信仰するものだが、神社によって祀っている神様が違う。
     その中でも、天照大神を深く信仰している。この天照大神の子孫が天皇家とされているが、その後天皇が人間宣言をしたことにより、この話は薄くなった。だが、それでもその話は信じられており、天皇はその他の宗教にはつけない。
     もともと天照大神は太陽の神様とされている。しかし、ギリシャ神話などにもアポロンやラーなどの太陽の神が登場しており、一説によると神が姿を変えているという噂もあるが、この話は可能性が低そうである。
     さらに、陰陽道という違う宗教もあるが、この陰陽道の考えを採用している神道もあり、あまり区別されないことが多い。
     日本では大晦日という仏教の行事よりも、神道の初詣の方がとても印象が強く、大晦日も初詣も同じ宗教と勘違いしている人もいるようだ。
     神社では賽銭箱にお金を入れ、鐘を鳴らした後に一歩下がり、二回礼をしたあと、手を二回叩いて拝み、神様にお願い事をするというのが一般的である。このお金を入れたり鐘を鳴らすのは神様を音で呼ぶためだと言われている。そのため、札ではあまり意味がないらしい。


    地蔵・狛犬&獅子

    地蔵
     地蔵というのは仏教菩薩の一種で、サンスクリット語では「クシティカルバ(Kṣitigarbha)」と呼ばれる。クシティは大地という意味で、カルバは胎内子宮という意味であり、直訳して地蔵という意味になる。そのため、子供の守り神として祀られている。さらには、「持地、妙憧、無辺心」という訳もされている。菩薩の居場所は空居天である兜率天とされているが、地蔵菩薩は地居天である忉利天に在って釈迦仏の付属を受け、釈迦の入滅後、5億7600万年後か56億7000万年後に弥勒菩薩が出現するまでの間、現世に仏が不在となってしまう為、その間は六道すべての世界(地獄道餓鬼道畜生道修羅道人道天道)に現れて衆生を救う菩薩であるとされる
     また、その地蔵が付喪神化すると、四季映姫・ヤマザナドゥのように閻魔になるとも伝えられている。これは、地蔵の化身とされており、同一視されることがあるためである。

    狛犬・獅子
     狛犬・獅子はインドから伝わるライオンの姿をした神獣であり、元々は仏教の仏像を守護するためにいたとされる。口を開けている「阿行」が獅子であり、口を閉じている「吽行」が狛犬とされている。ここから阿吽呼吸という言葉も生まれており、人生の始まりから終わりまでを表していると言われている。
     仏教においては、「人生が始まり悟りを求め、涅槃に至るまで」と言われている。
     ちなみに、イギリスの 社会福祉政策のスローガンは、ゆりかごから墓場までである。これも阿吽という言葉が当てはまるのではないだろうか。
     さらに、狛犬にはがあるのではないかという議論もあったが、特にないと言われている。
     古代インドでは、仏の両側にライオンが描かれていたことから始まったので、がある時点で雄であることが分かる。
     しかし、あくまでインドではライオンが描かれていただけであり、今現在では狛犬と獅子という全く違う生物になってしまっているため、性別が雄と決まったわけではない。
     江戸時代ではいろいろな解釈がされており、雄の狛犬や雌の狛犬が作られるようになったが、実際のところは決まっていない。
     また、現在は中国の「唐獅子」と、朝鮮北朝鮮韓国)の「高麗犬」の形にされており、当時の日本が、中国と朝鮮が日本の天皇を守り、東アジアを支配して優越感を得ようとしたのではないかとも考えられている。
     ちなみに、沖縄シーサーでは、口を開けている方が雌であり、口を閉じている方が雄とされているようである。これは神社やお寺の守り神というよりかは、家の守り神ともされている。


    元ネタ

    笠地蔵
     とある村はずれに貧乏な暮らしをしている老夫婦がいた。その夫婦は笠を作っては売っており、生計を立てていたが、あまり売れず生活に苦しんでいた。
     大晦日の日、雪が降る朝からおじいさんは傘を街に売りにいった。おばあさんはそんなおじいさんを暖かく見送った。そしておじいさんは街に笠を売りに行くが、案の定全く売れず、そのまま帰ってしまった。
     少し落ち込みながら「正月も迎えられない」と家に向かっていた。そんな道中、六体の地蔵が立っていた。地蔵には雪がかぶさっており、とても寒そうであった。
    「これは寒いでしょう、私はこんなことしかできませんが、笠をかぶってせめて雪だけでも避けてください。」と笠を被せた。しかし、手元には四つしか笠はなく、五体目には自分の笠をかけ、最後の六体目には自分の手ぬぐいを被せ、地蔵をおがんだ。
     家に帰り、笠が売れなかったが道中の地蔵が寒そうだったのでかけてきたことをおばあさんに伝えると、おばあさんはとても嬉しそうに喜んだ。
     翌日の朝、ドアを開けてみるとそこには大量の金貨や食料が置いてあった。誰のものかわからなかったが、そこには何かを引きずった後だけが残っていた。たどってみると、そこには地蔵がいた。二人は地蔵が笠をかぶせてくれたという恩返しに来てくれたのだと信じ、二人は地蔵を拝んだ。
     ちなみにこの話に出てくる地蔵とは仏教に出てくる地蔵菩薩ではなく、鹿児島県のトシドンや秋田県のなまはげなどに近い「歳神」と呼ばれる存在らしい。つまり、仏教の地蔵ではない。この話の舞台となる場所は東北地方青森県秋田県山形県岩手県宮城県福島県 詳しい場所までは特定されていないが、福島の可能性が高いと言われている。)。
     ちなみに地域によっては話が異なっている。ある地域では笠ではなくふんどし)を被せたという話や、内職で作った綛玉を、道ですれ違った行商人に、笠と交換してもらい、それを被せるという話も存在する。
     また、地蔵側も地蔵の代わりに七福神がやってくる話や、地蔵がおじいさんとおばあさんを極楽浄土に送り届けるという話もある。

    狼を倒した狛犬・獅子
     石川県金沢市にある「伝燈寺」という寺に狛犬と獅子がいた。この狛犬と獅子は昔、行基が、夕日寺上日寺のために二体の観音像を堀り、そのあまりで掘られたといわれている。その狛犬は昔、村の人たちを苦しめていた猪たちを噛み殺したという言い伝えが残っていた。しかし、夕日寺が廃れた後、この伝燈寺に移された。
     しかし、この伝燈寺の和尚はその狛犬伝説を単なる言い伝えとしか信じておらず、あまり気に求めていなかった。
     そんなある日の夜、外は吹雪で視界も悪いなか、ドアを叩く音が聞こえる。ドアを開けてみるとそこには小さな子供を抱き抱えた老人がいた。老人が言うには、孫の一人が狼によって食い殺された。その子も怪我を負っており、その血の匂いで追いつかれてしまう、そうなればこの子は食い殺されてしまうので、助けて欲しいとのこと。実は、この村では冬になると麓から狼が降りてきて村の人間や家畜を襲い、たくさんの犠牲者を出していた。それは和尚の耳にも入っていた。
     しかし、なぜわざわざこの伝燈寺まで来たかというと、老人が言うにはあの狛犬伝説を聞いてきたという。和尚は単なる言い伝えにしか考えていなかったことを信じてやってきた老人と子供を最初は呆れて見ていたが、徐々に二人に関心を持ち、子供を泊め、老人は家に返した。
     そして時間が経つと、なぜか外が騒がしい。見てみるとそこには夥しい数の狼の群れがいた。そして、先頭の狼の合図で一斉に狼たちは寺を襲った。和尚も子供もこれまでと思いお経と唱えた。そして子供が「狛犬様!助けてください!」と叫ぶ。するとその声とお経に反応したのか、狛犬と獅子に被さっていた雪は一気に落ち、いきなり動き出した。そして、周りにいる夥しい数の狼たちを次々と噛み殺していった。
     翌朝、和尚が恐る恐る外を見ると、そこには狼たちの死骸がごろごろと転がっていた。村の人たちも様子を見に来て唖然とし、そこに子供が老人の音に走ってきた。
     そして、和尚が狛犬と獅子を見ると、足元には泥がついており、口元には真っ赤な血がついていた。そして、和尚も老人も子供も村の人間も皆、「狛犬様が助けてくれた」と信じたという。
     この狛犬は今も石川県金沢市牧町三河神社に祀られているという。
     ちなみに、話によっては木像の狛犬が出てくるが、この三河神社の狛犬は石像である。


    高麗野あうん・矢田寺成美

    あうーーーん

     イラスト:宿雪

    名前高麗野あうん
    種族狛犬獅子
    二つ名神仏に心酔する守護神獣
    能力神仏を見つけ出す程度の能力
    テーマ曲一対の神獣
    出没場所博麗神社守矢神社命蓮寺等信仰の集まりやすい場所
    登場作品東方天空璋(3面BOSS・エンディング)
     高麗野あうんとは、主に博麗神社や守矢神社、命蓮寺等、信仰の集まりそうな場所に出向いては勝手に守護をする神獣である。一人で狛犬と獅子の性質を持つためか、二人に分身することもできる。
     また、作中では書かれていないが、夢殿大祀廟も勝手に守護している可能性がある。
     東方天空璋三面ボスとして初登場し、桜が咲く春の博麗神社にて登場するが、服装はかりゆしウェアのような格好であり、狛犬、獅子というよりかはシーサーのようなイメージが強い。
     いつもは影に隠れて守っていたためか、今回の異変のせいで暴走してしまい、表に出てきてしまった。その際、博麗神社に咲き乱れる桜を見て花見でもしようかと考えていたときに、霊夢たちと出くわし、対戦することとなる。
     その後も博麗神社を守り続けているようである。
     ちなみに、彼女自身は狛犬であり獅子でもあるが、沖縄の人たちからみると、完全にシーサーに見えるとのこと。そのため、もしかしたら寺や神社だけではなく、家を守ることもでき、彼女自身が信仰される対象である可能性もある。

    成美

     イラスト:やなせ ゆう

    名前矢田寺成美
    種族魔法使い地蔵
    二つ名森に垂迹した魔法地蔵
    能力魔法を使う程度の能力(生命操作)
    テーマ曲魔法の笠地蔵
    出没場所魔法の森
    登場作品東方天空璋(4面BOSS・エンディング)
     矢田寺成美とは、魔法の森に住む魔法使いであり、地蔵でもある。魂が宿って付喪神化したものではなく、ゴーレムのような動く地蔵である。
     東方天空璋四面ボスとして初登場し、吹雪で視界がほぼゼロの中、霊夢たちに力試しにと対戦を行う。
     笠そのものはアリス・マーガトロイドが作って被せてくれたらしい。元ネタである笠地蔵は笠をかぶせてくれたおじいさんとおばあさんの家に恩返しに行く話なので、成美もきっとアリスの家に恩返しに行ったに違いない。
     更に、アリス意外にも霧雨魔理沙とも仲が良いようである。会話からするに大親友と思われる。お互いに「魔法地蔵の成子」「魔法人間の魔理沙」と呼び合っている。
     いつもは魔法の森の中でひっそりと暮らしており、引っ込み思案で一人が好きなようである。しかし、森で一人で暮らしていることを話していると、涙を流し始めることもある。
     しかし、今回の異変で力が溢れ出し、有り余るほどの魔力を手に入れてしまったため、思いっきり暴走してしまったようである。三つ編みで雪が積もった笠をかぶっている。服は地蔵のような灰色のコートを着ている。


    発祥の国と伝わった時代

    発祥の国
    そもそも仏教はインドから生まれた宗教・学問。仏教の教えを広めたと言われているのは、ゴータマ・シッダールタ。釈迦やブッダという名前でも知られており何千人という弟子に教えを説いていた。その後、生まれ故郷に帰る途中に振舞われた料理の中の一つ、キノコスープを食べ、激しい腹痛と下痢に襲われ、80歳で亡くなられた。その時に弟子に言った最後の言葉が「すべてのものごとは無常だ。あたながたよ、おこたらずに努力をしなさい。」だったそうだ。ちなみに、この時のゴーダマ・シッダールタの姿勢は、頭を北に向け、右脇を下にし、足を重ねて、シーラの樹の下で横になっていたそうだ。ここから北枕という言葉が生まれたらしい。北枕は縁起の悪い言葉として嫌う人も多いが、実はとても縁起の良い言葉でもある。
     その後、ゴーダマ・シッダールタが亡くなったあと、弥勒菩薩が如来となりこの世に現れるまでの間、衆生を救済する存在として地蔵が置かれるようになった。
     話を戻すが、仏教発祥の地であるインドでは、地蔵や狛犬も生まれている。その両者は偶然にも、インドから中国、中国から日本へと同じ経路で伝わった。更に、日本に伝わって来た際に、両者とも元とは違う形に変わっているのだ。

    狛犬の場合
     元々ライオンの姿をしていた狛犬だが、中国から教えが伝わった際に、中国の唐獅子と、朝鮮の高麗犬の形にした。説は色々あるが、中国の朝鮮を狛犬にして、日本を守らせる形にしたのは、日本がアジア(主に東アジア)を制服して優越感を得ようとしたのではないかと言われている。そして、現在では狛犬だけではなく、獅子も一緒に置かれるようになっている。

    地蔵の場合
     地蔵菩薩は大体一人しか絵に書かれなかったり、仏像も一体しか置かれなかったりと、一人で立っている様子が非常に多い。
     しかし、中国からその教えが入ってくる頃には、日本には浄土信仰と共に六道輪廻という考え方が広まった。こrへあ、人々が前世の行いによって生まれ変わる世界のことを表しており、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道に分けられるこのうち地獄道、餓鬼道、畜生道は三悪道と呼ばれ、生前に悪い行いをした者が行く場所(地獄)と言われている。
     そこで、地蔵菩薩は六道に住む人々を救済するために現れた存在だとされ、六道の場所にそれぞれ現れては救済を行うということになり、6人1組で置かれることが多くなった。
     ちなみに、笠地蔵に出てくる地蔵の数は、1人、2人、3人、6人、7人、11人、12人とバラバラであり、特に決まった数は決まっていないが、一番多いとされているのは6人である。

    このように、日本に伝わった時点で、両者とも形が変わってしまっている。これは、当時の日本の信仰や文化、人々の流行なども関係していると言われている。

    伝わった時代
     両者とも同じ国を通して日本に伝わったが、伝わった時代は惜しくも違う。しかし、時代的には近い。
     狛犬が伝わったのは、飛鳥時代(592年~710年)
     地蔵が伝わったのは、奈良時代(710年~794年)
    だとされている。
     百年から二百年くらいは違うが、いつ伝わったという正確な記録は残されていない。そのため、もしかすると、狛犬は飛鳥時代の後半、地蔵は奈良時代の前半に伝わったということも考えられる。しかし、そうだとしても、同時に伝わってこなかったことには少し疑問が残る。
     だが、両者とも近い関係があり、伝わった国や時代も近いので、成美やあうんもこうした近い関係があるのかもしれない。
     それに、両者とも、守る・救済するという自分の役目をしっかり理解し、行動しているため、幻想郷は多少なりとも平和を保たれるのかもしれない。
     また、仏教を一番最初に取り入れたのは聖徳太子とされている。その為、この二人との関係がより深まることも考えられる。そうなると、ゴーダマ・シッダールタも幻想入りしないだろういかと考えてしまう。そうなれば、この二人との関係も更に深くなり、絆が生まれるかもしれない。
     また、これも偶然かもしれないが、高麗野あうんは狛犬(獅子)でありながら、かりゆしウェアを来ており、まるでシーサーのような姿になっていたり、矢田寺成美も地蔵ではあるが、笠を被り笠地蔵として登場したりと、日本にて変わった姿となって登場している。これも日本に入ってきて姿を変えた地蔵・狛犬を、ZUN氏が表現したものなのだろうか。(シーサーは日本から伝わった狛犬が伝わったものではなく、朝鮮半島や中国から伝わった獅子が変化したものと言われているが、諸説ある。)


    石質

     地蔵や狛犬は勿論、灯篭墓石などは夏山石という石を使っている。他にも石英安山岩質溶結凝灰岩砂岩でも作られ、そのほかの様々な石で作られるが、現在一般的に使われるのは、凝灰岩か夏山石である。
     あうんや成美はなんの石でできているかなどはわからないが、昔から石工職人から愛され使われている夏山石が近いと思われる。実際のところはわからないが、ZUN氏がオリジナルで作ったものなのか、何かのモデルとなる狛犬と地蔵があるのかで話は変わってくる。もし、ZUN氏の頭の中の狛犬のイメージ、地蔵のイメージだったとしても、昔何気なく見ていた記憶を頼りに書いていたとすれば、博麗神社か守矢神社のモデルとなった八坂神社城峰神社の狛犬と思われる。他にも、青鬼神社があるが、どの神社を見ても狛犬は置いてあるが、何の石を使っているかなどは書かれていない。そのため、詳細は不明である。
     もし、凝灰岩だった場合、幻想郷には火山があるのだろうか。考えられるとしたら、まだ幻想郷という隔離がなかった頃、火山の噴火で火山灰などが飛んできて、周りに散らばった。その後、幻想郷という隔離ができた。その後も凝縮は続き、幻想郷で凝灰岩ができた。というものである。
     もし、幻想郷の場所が鹿児島県であれば桜島熊本県であれば阿蘇山長崎県であれば雲仙静岡県山梨県神奈川県であれば富士山、または、そのほかの火山と考えられるが、幻想郷のモデルとなった場所は本州地方、中部地方あたりと言われているため、八坂神奈子と名前が似ている神奈川県に位置する富士山がある場所の可能性も高い。ちなみに、ZUN氏は神奈川県海老名市在住である。
     夏山石であれば、元仏像、元墓石を壊して新しい石像を作ると、より妖怪化する可能性は高い。しかし、それは完全罰当たりなので、絶対誰もしないことだろう。今現時点で考えられるのは凝灰岩の可能性が高い。


    付喪神?

     そもそも二人共付喪神であるという明確な表記は作中ではなされていない。
     矢田寺成美は魔力によって魔法を使えるようになった地蔵とあるように、付喪神化した妖怪ではなく、魔法使いの地蔵そのものであることが分かる。
     それに対し、高麗野あうんは神仏に心酔する守護神獣という二つ名があるように、石像の狛犬、獅子という表記がない。そのため、石像が付喪神化したものではなく、元々生きている狛犬である可能性もある。
     しかし、魔理沙とあうんが初めてあった時の会話で
    「狛犬っつーのはアレか、よく待ち合わせに使われる石像の」
    「まーそれですねー、こう見えても神社の守護神なんです」
    と話している。あうんは自分が石像であると認めてはいないが否定もしていない。そのため明確なことはまだわからないが、石像の狛犬、獅子が幻想郷にも存在していることから、付喪神化したものであるという可能性も否定はできない。
     昔から狛犬や獅子を待ち合わせの道具としても使われているのならば、あうんはその中の狛犬と獅子が付喪神化したもので、今まで色々な場所を守ってきたという可能性もなくはない。
     更には、耳や角が石のような色合いであることから、石像であった時の名残であるようにも見える。もしかすると、成美のように魔力や霊力によって石像がそのまま動いている存在なのかもしれない。が、今のところは詳細不明である。


    種族的関連性

     二人の種族であるが、高麗野あうんは狛犬でありながら獅子の性質を持つ神獣、矢田寺成美は地蔵でありながら魔法使いとある。
     高麗野あうんは狛犬でありながらなぜ獅子の性質を持っているのだろうか。元々狛犬は獅子の性質を持っており、神社や寺を守る時は分身しているとも考えられるが、そのような話は今まで聞いたことがない。だとすると、生まれながらにして両者の性質を持つということは、あうんは狛犬と獅子のハーフなのかもしれない。細かいことは書かれていないが、あうん自身は会話の中ではその部分には触れていない。
     しかし、自身が狛犬であることを主張していることから、元々狛犬と獅子は別の存在であることが分かる。となれば、両者の性質を持って生まれることなどないと思われる。
     だとすれば、魂魄妖夢魂魄妖忌森近霖之助(二次創作ではあるが河城みとりという半人半河童も存在する)のような半人半妖半人半霊)とも考えられる。更に、上白沢慧音のように白沢の血をかぶって半人半獣ワーハクタク)になってしまったケースも存在する。さらには人魚であるわかさぎ姫や、人狼ワーウルフ)のような今泉影狼も存在する。
     だが、もし狛犬と獅子のハーフだとすれば、石像同士のカップリングという印象は薄くなってしまう、もしくはなくなってしまうということも考えられる。元石像同士のハーフと考えると良いかもしれないし、付喪神同士のハーフとなれば石像の印象も少し残されることだろう。
     しかし、元々人間が狛犬と獅子の性質を両方持つ石像を作り、それが魔力として動けるようになり意志を持ったものがあうんだとすれば、石像同士カップリングと同時に、成美との種族的カップリングが成り立つ。
    全く違うかもしれないが、その可能性にかけておきたい。
     続いて矢田寺成美であるが、彼女は魔力によって動く地蔵であり、魔法使いでもある。これは非常に珍しいケースで、先天性の魔法使いと後天性の魔法使い、職業の魔法使いのどれに当てはまるかである。後天性とも考えられるが職業とも考えられるし、また新しい別の魔法使いかもしれない。
     地蔵は子供の守り神であり仏教の菩薩の一種として考えられているため、菩薩であり魔法使いと考えられる。また、付喪神化した地蔵の多くは閻魔になると考えられるが、付喪神化する前の地蔵は閻魔のスパイともされている。そのため、四季映姫・ヤマザナドゥとの関係も深そうである。
     ここから考えると、ハーフ系の種族ではないことが明らかであるが、白沢の血をかぶった慧音のように、魔力によって意思を持ち、動けるようになった地蔵自身が魔力を持ち、魔法使いになったと考えられる。実際にそうなのかもしれないが・・・。特に慧音のように体の色が変わったり角が生えてきたりなどはないが、そこに少し近い存在に感じる。
     そんな半妖怪と慧音との絡みがあるように、あうんと成美の絡みが出てきてもおかしくはない。とはいってもまだはっきりとしたことは書かれておらず、公式が発表され、全く違う設定になること可能性が非常に高い。しかし、もし上記のような設定が公式だった場合は、二人の絡みはもちろん、半人たちの仲間が増えると同時に、二人の絡みも少しずつ出てくるだろう。今は予想・こじつけにしかすぎないが。


    宗教的関連性

     高麗野あうん狛犬であり、元々は仏教発祥とも言われている。しかし、インドから始まった狛犬は中国などに渡り、日本に来てその後神社などを守るメジャーな存在となった。仏教の他に神道や陰陽道などでも見られる。
     高麗野あうんは博麗神社の他に命蓮寺や夢殿大祀廟、守矢神社など信仰の集まる場所を守る存在だが、今回の天空璋に関しては博麗神社にて初登場となり、その後も博麗神社に居候していることから、今のイメージとしては神道のようにも見える。しかし、博麗神社には陰陽玉が存在しているため、陰陽道という考えもある。(ファンからは博麗神社は神道+陰陽道=博麗道という意見を出した人もいる。)つまり、博麗神社は陰陽道である可能性が高い。しかし、博麗神社だけを守っているわけではなく、実際元ネタの狛犬は中国の仏教からであり、基本的に仏教の存在なのかもしれない。
     ちなみに、陰陽道とは神道の他に様々な宗教(仏教密教修験道儒教道教等)の影響を受けた宗教であり、中国が発祥とも言われている。しかし、神道と仏教の影響が一番大きいと言われており、「陰陽道=神道+仏教」という謎の説明が目立つ。しかし、あながち間違ってない。
     矢田寺成海は、地蔵菩薩であり、仏教の存在にも見える。勿論、それが一般的であり、仏教ではメジャーな存在である。
     しかし、成美の元ネタである笠地蔵といえば、良心的なおじいさんが雪が降る中、地蔵に笠と被せ、足りなくなった最後の地蔵には自分の布掛けをかぶせてあげた。その後、六人の地蔵はおじいさんとおばあさんの家に恩返しをするという話であった。ちなみにこれは正月の出来事である。
     これは正月の神、歳神の一種とも言われており、一般的には鹿児島県トシドン秋田県なまはげの一種とも言われている。だとすれば、あの地蔵は仏教の存在ではなく神道の歳神という可能性もある。
     だが、なまはげやトシドンとは違い、仏教の存在である地蔵が神道の歳神のように動いているということにある。上記で説明下通り、陰陽道は主に仏教と神道が合わさった宗教というイメージが強く、笠地蔵も仏教の地蔵と神道の歳神が合わさったような存在であり、陰陽道のような存在にも見える。勿論、陰陽玉のようなものは見受けられないが、あくまでも印象的なものである。
     もしそれが本当なら、成美は仏教でも神道でもなく、陰陽道である可能性も少しだけある。
     しかし、成美は地黄であり、基本的に仏教の存在であるという認識のほうが大きいとも言える。しかし、上記にもある通り、高麗野あうんが仏教の存在である可能性もあるということから、成美と同じ宗教の存在であるという可能性もある。実際には詳しい宗教までは明確に書かれていないものの、もしかしたら博麗神社と同じ宗教という可能性も少しながら存在する。
     となれば、この二人の大きな共通点は、もしかしたら同じ宗教ではないかということであり、そこから二人の絡みが期待される。
     実際博麗霊夢と霧雨魔理沙の絡みが非常に多い中、高麗野あうんが住む博麗神社に霧雨魔理沙が矢田寺成美を連れてくる可能性もあり、そこから会話が弾んでいくことも考えられる。
     しかし、印象的に見て全く違う宗教というイメージも強く、蓬莱山輝夜藤原妹紅まではいかないまでも、射命丸文犬走椛のように、顔を見ただけで喧嘩をしてしまうという仲になる可能性もある。しかし、それもまた一つの立派なカップリングであり、新たなコンビと言える。
     今後上海アリス幻樂団黄昏フロンティアとの共同作品格闘ゲームで登場するとすれば、あうんは博麗神社、成美は魔法の森とステージの構造上、同じステージの背景には登場しないものの、同じ宗教、違う宗教で二人の方向性、応援者は変わると思う。
     少々説明が難しくなったが、原作も元ネタもはっきりとしたことは書かれておらず、そこからいろいろいな考えが生まれるため、今後の二人の絡みがユーザーによってどのようにアレンジされて展開、進展していくかというのも見所であり、大きく期待できる部分でもあると思う。


    スフィクスとの関連性

     今では狛犬といえば、犬の姿をしたものを想像するかもしれないが、元々インドではライオンのような姿をしていた。主に獅子とも呼ばれるが、それがインドからほかの国々の神獣たちの影響により、姿・形を変えていった。つまり、国によって姿、形も十人十色である。
     それに対し、地蔵は人間のような姿をしている。険しい顔つきのものから、とても穏やかのもの、無表情のものなど、様々なものが存在する。狛犬よりも人間の姿をしている地蔵に命が宿りやすく、付喪神になりやすいとも言われている。
     さて、人間とライオン。このキーワードを聞いて、何かを思い浮かべる人も多いだろう。そう、主にエジプトで有名なスフィンクスである。この神獣はピラミッドの守り神とされており、別の地域では、子供をさらう存在としても知られているようだ。守り神に子供というと、この二人、あうんと成美に連想する。しかし、成美は子供をさらうような地蔵ではないため、安心していただきたい。
     ちなみに、エジプトのスフィンクスは雌だとされているが、地域によっては、雄だったりするので、まだ詳しいことは分かっていない。
     ここで余談だが、エジプトのスフィンクスの見つめる先には、エジプトのケンタッキーがある。
     さらには、江戸時代にスフィンクスの前で日本の侍が大勢で記念撮影をしている写真まで残されている。
     余談はここまでにするが、基本的にはエジプトとあうなるの関係性ということに注目するべきかもしれない。しかし、スフィンクスというのはエジプトだけではなく、シリアなどのたくさんの国にも伝えられている。その為、エジプトだけに絞らず、アフリカやヨーロッパに広げると大変なので、スフィンクスとのつながりを見ていく。
     スフィンクスが守り神であること、顔が人間で体が獅子ということは、日本の狛犬に近い存在であり、地蔵のように崇められるような存在だったのかもしれない。ピラミッドは神社や寺に相当するものかもしれないが、主にピラミッドは当時の王様の墓「ツタンカーメン等」の墓とも言われているが、詳細は分かっていない。しかし、もしあれが本当に王の墓とするならば、王様やピラミッドに降りてくる神様を守っているということになる。
     しかし、あれは墓ではなく財宝が隠されているという話もあるので、その財宝を守っているとするならば、あうんや成美はあまり興味なさそうである。
     しかし、もしこの二人が手を組み、スフィンクスのように王者の復活を待っているとするならば、既に復活した豊聡耳神子か、復活するかわからない先代の巫女、その他の復活者なのかもしれない。また、その復活者は、霊夢や魔理沙と関わりのある人物であり、その二人と関わりのある成美とあうんだからこそ、大いなる復活者を影で守っているのかもしれない。もしそうなると、さらに幻想郷の世界観が変わってくるので、個人的には楽しみである。
     もし子供を本当にさらうのであれば、成美のように隠岐奈によって付けられた背中の扉のようなものに吸い込まれるのかもしれない。さらに、守り神とするならば、あうんのように門前払いするようなことも考えられる。
     両者の特徴を持っている神獣なので、個人的には胸が熱くなり、今後の進展が期待できる。


    共通点・相違点

     あうんは狛犬、獅子(守護神獣)であり、寺や神社の守り神である。と同時に姿からしてシーサーのようにも見える。そのシーサーも沖縄に伝わる家の守り神として知られている。
     その一方成美は地蔵であり、主に子供の守り神として広く伝えられている。そのことから、二人の共通点は両方とも守り神であることと言えるだろう。
     相違点としては、あうんは信仰の集まりそうな寺や神社を廻っては勝手に守護しているのに対し、成美は引っ込み思案で一人でいるのが好きらしく、主に魔法の森から出ることはない。そのため、性格上は正反対であると思われる。
     また、考えすぎかもしれないが、あうんの髪の色は緑色で、雪が溶け春になり、新しい命が芽生えて緑が広がっている景色に見える。(服装は夏なので夏の若葉が広がっているようにも見える。)
     それに対し成美は茶色の笠の上に雪が積もっており、草木が枯れ雪が積もっている冬を連想する。このことから二人の相違点としても見れる。
     しかし、人間に隠れて神社やお寺を守護するあうんと、魔法の森にひっそりと隠れながらも救済を目的として働く成美は、目的は違えど少し似ている気もする。隠れて活動する点については、共通点でもあり、相違点でもあると考えられる。
     また、無理やりに感じられるかもしれないが、あうんは胸の前で拳を作っており、成美は胸の前で合掌している。これを見ると、二人共手を胸の前に持ってきているというのが見て取れる。
     このようにして姿から様々な共通点や相違点が見られるので、今後はZUN氏のイラストだけではなく、黄昏フロンティアやalphes氏や、妖精大戦争の比良坂真琴氏、深秘録や憑依華の春河もえ氏、東方儚月抄秋★枝氏、東方茨歌仙あずまあや氏などのイラストなども見てみたい。


    あうんと成美の制作者

     そもそも、あうんと成美の制作者は一体誰なのだろうか。当然だが、作ったのは石工職人である。だが、今のところ石工職人は東方には出てきていない。唯一の職人といえば、鍛冶屋の多々良小傘くらいである。しかし、鍛冶屋の多々良小傘が狛犬や地蔵を作るということは考え難く、専門外である。他にも、旧作には朝倉理香子岡崎夢美北白河ちゆり里香、新作には河城にとりといった科学者がいるが、彼女たちも地蔵や狛犬を作るとは考えられない。
     となれば、可能性としては四つ考えられる。

    一つ目の可能性 既存キャラクターで、実は石工職人だったキャラクター説
     多々良小傘のように、実は唐傘お化けであり鍛冶屋でもあったという設定のように、実は「実は石工職人でした」と現れるキャラクターがいるかもしれない。考えられるとすれば、妖怪の山の妖怪か、地底の妖怪、命蓮寺の住人か、道教徒の豪族メンバーの誰かである。他にもいるかもしれないが、有力なのはこのメンバーくらいである。妖怪の山では岩肌などがむき出しになっているところがあると思われる。実際に書籍などで度々岩などが目撃されている。それを細工して作ることも考えられる。
     とすれば、力のある伊吹萃香や科学知識のある河城にとり、または、守矢神社の東風谷早苗くらいである。しかし、伊吹萃香や河城にとりが石工職人だったとしても、石像を作るメリットはない。更に、早苗に至っては、既に信仰する神が二人おり、更に本人も神であるため、他の仏像をつくるというのは天罰が下るほど危険なことである。
     道教徒にも、豊聡耳神子が道教のリーダーであり、仏像を作ることは考えられない。命蓮寺と同一視されそうである。
     地底は、ほぼ周りが岩であり、いくらでも石は取れる。ここでは、力のある星熊勇儀か、蚤や釘を持つ水橋パルスィが考えられるが、まず勇儀は石像を作るメリットがない。そして、パルスィは蚤と釘なので、石像を作るどころか、石を取ることさえできない。キスメも考えられるが、元々ある井戸にいるだけなので、作るということはないし、石像とも関係ない。
     唯一可能性があるのは、命蓮寺のメンバーの誰かである。しかし、命蓮寺には毘沙門天である寅丸星がおり、聖白蓮の弟子であり信仰対象でもある。そのため、仏像は必要ないと思われる。
     結果、現在の幻想郷には石工職人は確認されていない。

    二つ目の可能性 今後登場する石工職人が新キャラ説
     狛犬や地蔵が新キャラとして登場したように、今後石工職人が新キャラとして登場する可能性は十分ありえる。それは、人間なのか妖怪なのか神なのかはわからないが、登場するとすれば、妖怪の可能性がある。というのは、自分の作った石像が妖怪かするということは、相当な年月が経つということになる。あうんは勿論、成美のように魔力で動くゴーレム地蔵でも、かなりの年月が必要となる。そうなれば、元から妖怪か、元々人間で、その後亡くなり、幽霊・妖怪として幻想郷で登場するのではないか。
     もし登場するとすれば、あの二人の石像を作るとなれば、かなりの腕の持ち主だと考えられる。そうなれば、幻想郷には石像だらけになるのではないか。だが、そんな新キャラが幻想郷を大きく動かす存在になるとは考えられず、途中で出会っては何か理由があって戦うくらいはあるかもしれない。が、今はまだ予想でしかない。

    三つ目の可能性 都市伝説の具現化・フリーメイソン説
     東方紺珠伝東方深秘録東方憑依華東方茨歌仙東方天空璋など、都市伝説異変は今でも続いている。幻想郷で噂される都市伝説は常に具現化され、現れては消えるというのを繰り返している。そんな中、外の世界を騒がせた都市伝説の一つ、フリーメイソンである。フリーメイソンとは石工職人という意味であり、今では会員数が300万人という巨大な組織になっているが、細かい活動内容などは不明とされている。一部では世界の支配をしようとしているのではないか、宇宙人と関係しているのではないか、謎の秘密結社であり、何か重大な秘密があるのではないかなど、いろいろな噂をされている。最近では世間に顔を出すようになり、日本国東京都にも、その本社が存在する。
     実際は、掃除やゴミ拾いや、その他のいろいろいなイベントを行う慈愛団体であり、秘密結社でもなんでもないとされている。実際のことはわからないが、やりすぎ都市伝説関暁夫がフリーメイソンを題材に都市伝説を話していたことにより有名となった。
     しかし、実際の活動内容と都市伝説は別物なので、本当に慈愛団体だったとしても、都市伝説のほうは幻想郷で具現化する可能性もある。
     実際に人面犬ターボババア学校七不思議など、外の世界でも残っている都市伝説は幻想入りして具現化しているため、フリーメイソンも忘れ去られることなく幻想郷で具現化する可能性がある。もし、本当にこのようなことがあったら驚きだが、仮に本当に登場したとしても、そのキャラクターが、あうんや成美を作ったとはわからないので、今後の進展を待つのみである。

    四つ目の可能性 外の世界の住人説
     唯一可能性が高いのは、外の世界の住人である。別の記事でも書いたが、あうんや成美はかなり古くからある存在という可能性が高く、外の世界で作られたという可能性がある。
     あうんの存在はわからないが、別記事で「永遠の巫女」と「一対の神獣」が似ているということから、靈異伝以前からあうんは存在していたということも考えられる。
     そして、魔理沙が永夜抄の時に言ったアリスが地蔵に笠を被せたという話も、成美の伏線だとすれば、それ以前にそこに地蔵があったということになる。となると、二人共相当古い存在であり、幻想郷ができるもっとも昔から作られているという可能性もある。
     だとすれば、今後出てくるキャラクターとして登場する可能性はあるのだろうか。元々つくったのが妖怪だとすれば、今でも生存しており、出てくる可能性はあるが、人間であれば妖怪や幽霊となって出てくる可能性もあるが、それは冥界に行ったときか、幻想郷を彷徨っているかのどちらかである。詳細はわからないが、もし人間だとすれば、相当昔に亡くなった人だと考えられる。
     また、あうんも成美も、はたまた四季映姫も作ったかどうかはわからない。誰か一人だけという可能性があるが、詳細は謎のままである。
     もし、幽霊や妖怪化したとしても、自分を作ってくれた人に会えたなら、あうんや成美はどのような気持ちになるのだろうか。きっと懐かしい感じか、嬉しい気持ち、苦い思い出があって顔さえ見たくないという気持ちになるのか、それはわからない。
     だが、今の段階では、この説が一番有力だと考える。幻想郷で幻想入りするかはわからないが、もし幻想入りしたあと、本当に作成者だったとしたら、その後の会話や触れないなどを見てみたいという気持ちになる。


    人間との好友度

     比較的には人間と一番近い存在にあるため、とても友好度が高いとされるが、このふたりに関しては、少し違うものを感じる。というのは、神社に入ってくる侵入者を追っ払うあうんと、人間が入らない魔法の森に住む成美は、主にあまり人が近づかない場所にいる。
     二人共人間の味方のはずなのだが、すこし知らない人間に対しても、同じ敵とみなしてしまい、親しげに接するような存在とはすこし違う。狛犬、地蔵である以上、人間の味方だが、それ以前に神を守る存在であるため、例え人間であろうと不正を行うものであれば容赦しないだろう。

    高麗野あうん
     あうんの場合は、魔理沙や霊夢の場合はすこ親しげに接していたが、やはり知らない人間相手だとすこし警戒しているような描写もある。特に、妖怪は勿論、簡単な敵と言っていることは、妖怪や妖精よりもはるかに弱い人間のことをさしているのではないか。もしかすると、博麗神社に参拝客が来ないのは、これが原因なのかもしない。
     今まで博麗神社は途中でヒダル神が出たり、茨木華扇が人里に博麗神社には妖怪が住んでいることをバラしてしまった結果、参拝客は愚か、霊夢の信頼もすこし下がってしまったことがあった。しかし、抗うつ剤を使用している男性が博麗神社にお参りに来たということは、守矢神社よりも近いということ以前に、信頼性があるということを意味している。
     ということは、他にも参拝客が増えても良いのだが、やはりここまで来ないということは、今まであうんが追い払ってしまったか、未だにひっそりと住んでいる魅魔たちの存在が原因なのかもしれない。

    矢田寺成美
     成美に関しては、人間があまり入ってはいけない魔法の森に住んでいるため、人間との接触もあまりないのだろう。もし、外の世界で拝まれていたとしても、幻想郷ではほとんど人間が入ってこないため、拝まれた回数は数える程もないのだろう。そのため、霊夢が魔法の森に入ってきたときに、生身で入ってきたことを嘲笑っては弾幕を発射してきた。これは、隠岐奈の力以前に、成美自身が、魔法の森は人間の体には適さないということを把握していたからこそ出たセリフだろう。となれば、人間から拝まれるどころか、誰からも拝まれず、可能性としては友達の魔理沙か、笠を被せてくれたアリス、香霖堂の森近霖之助くらいだろう。
     一応本人も自分の役割は把握しているようだが、映姫とは違いまだ地蔵経験がないのか、すこし幼い感じを見せる。そのため、自分の魔法を高めることに精一杯になってしまっていることもあるようだ。このことから、たまに救済する目的を一瞬忘れることもあるのかもしれない。

    二人の進展
     二人はまだまだ幼い感じが残っており、あまり人間に対する興味や役割を完全には把握しきれていない様子がうかがえるので、今回の異変を機に二人の心の成長や人間との接触が増えて言ってくれればと思う。例え、あまりうまくいかないこともあるかもしれないが、そのときはお互い助け合い、またどんな困難も乗り越えてゆき、立派な狛犬、地蔵となって欲しいものである。


    桜と紫陽花の花言葉と、二人の関係性



     作中に登場するであるが、これは博麗神社にいきなり咲き始めた、四季異変の影響によるものである。異変の力のせいで、あうんは精神的にも暴走していたが、何より博麗神社の桜があまりにも美しすぎて、ついうっかり表に出てきてしまったという形で登場した。あうん曰く、あとで花見でもしようかと思っていたらしい。
     桜といえば、バラ科サクラ属の花で、外の世界では入学式卒業式などを思い浮かべる人が多いだろう。
     ちなみに、桜の花言葉であるが、一般的には

    精神の美
    優美な女性

    と言われている。しかし、これは桜全体の花言葉であり、それぞれの種類では全く違う花言葉を持つ。

    ソメイヨシノ
     純潔
     優れた美人

    シダレザクラ
     優美
     ごまかし

    里桜八重桜
     豊かな教養
     善良な教育
     しとやか

    ヤマザクラ
     あなたに微笑む
     純潔

    フユザクラ
     冷静

    カンザクラ
     気まぐれ

    などがある。
     これだけ見るとやはりたくさんの花言葉があるが、あうんが一番あっているものといえば、ヤマザクラが近いようにも感じる。純潔というと、今回のあうんを見るとあまりそういったイメージはないが、普段は隠れて行動しているため、褒められたり、周りからの賞賛を浴びようという描写などはみられない。むしろ、隠れて行動し、貢献するのが良いと本人は言っている。
     そして、あなたに微笑むという花言葉であるが、仮にあなたを霊夢とすれば、あうんが霊夢に微笑んでいる様が分かる。
     ここから、名欲を捨て、影で博麗神社を守り続けながら霊夢を守っている様子を想像することができる。もしかすると、博麗神社に咲いている桜は、ヤマザクラなのかもしれない。

    紫陽花
     次に、紫陽花であるが、紫陽花は残念ながら作中には出てこない。しかし、紫陽花とお寺といえば、紫陽花寺で有名な矢田寺が存在する。ここでは、地蔵がたくさん並べられており、紫陽花の他に地蔵のお寺ということでも知られている。
     さて、紫陽花の花言葉というと、

    元気な女性
    辛抱強い愛情
    一家団欒家族の結びつき

    などがあげられる。
    逆にマイナスイメージの花言葉もあり、

    移り気浮気変節
    あなたは美しいから冷淡だ
    高慢無情

    などが挙げられる。
     あまり浮気とかは聞きたくないが、そのような花言葉が存在している。
     さて、ここで注目するべき点は、プラスイメージの花言葉とマイナスイメージの花言葉がすごく矛盾しているということだ。
     プラスイメージでは「一家団欒」や、「辛抱強い愛情」と言っておきながら、マイナスイメージでは「移り気」や「浮気」など、全く信用ならない花言葉がある。
     では、成美はどのような性格なのだろうか。エタニティラルバや坂田ネムノ、高麗野あうんと比べ、対戦前と対戦後ですごく性格が逆転しているのだ。
     確かに、他の三人も少し性格が変わったりはするが、そこまで大きな変化はなく、ほぼ同じテンションで主人公たちと会話をしている。
     しかし、成美の場合、対戦後は泣きそうになったり、馬鹿にしている妖精であるチルノに対して少し怖気づいたりしている。そこから考えるに、異変で強気になり、傲慢さや気の強さなどが溢れ出てきてしまい、主人公たちに喧嘩を売ったが、倒されて自分よりも強いとわかると泣きながら引き下がってしまう。
     また、マイナスイメージの花言葉はとても冷たい態度や冷めた感覚の中強気に出てしまうような場面があることから、四季異変で冬の場面で強くなる成美を連想してしまうのは気のせいだろうか。
     さらに、プラスイメージである花言葉の「辛抱強い愛情」や「家族団欒」、「家族の結びつき」ということから、大切なものを守るという印象が強い気がする。
     これは、成美だけではなくあうんにも当てはまる。あうんの信仰の集まる場所を守りたいという信念だけは、だれにも負けていないだろう。それと同じように、成美は人間を救済しようという前向きな姿勢も見せてくれたことから、花言葉を見て何かお互いに守るべきものが存在しているということが考えられる。
     となると、この二人の存在は花言葉に多少ながらもマッチしていると考えられないだろうか。もしそうだとすると、とてもすごい偶然か、はたまた神主がわざと狙ってそういうストーリーにしたのかはわからない。しかし、とても美しい描写である。もし、本当にそうだとすると、二人の花の関係と、二人自身のお互いの関係にも、更に深い関係が築けると思う。
     特に、幻想郷では花見を見ながらお酒を飲むのが主流なので、そういった点では両方とも花見などをしながらお酒が進むのではないか。また、桜は3月~5月までが見られる月となり紫陽花は種類によっても違うが、大体6月いっぱいと言われている。順番的には、あうんの次に成美がくる、とても良い立ち位置である。季節が少々違うのが残念な気もするが・・・。
     また、別記事では天空璋のキャラクターは冥界との繋がりがあるといわれるが、花自体も冥界の繋がりがあるものが多い。特に彼岸花や菊の花、桜等、そして、顕界でも墓場や人が亡くなった場所に花を供えるなど、あの世との関連は深い。そこから、あうんと成美のあの世との関連を見ていきたい。


    月との繋がり

     東方で三度語り継がれているものといえば、である。東方永夜抄から始まり、東方儚月抄東方紺珠伝と、月と関わる場面が増えてきている。それ以前に、東方靈異伝には、キクリという地獄の月がいた。この頃から月の関係はあったのだろうか。幻想郷が隔離されてから、月を侵略しにいった八雲紫の話や、その後の綿月姉妹綿月豊姫綿月依姫)との地球との関わりなど、いろいろな描写が出てくる。
     そして、今回注目するべきところは、月と地球ではなく、月と二人の繋がり、関係である。全く関係のないようにも感じるが、月には月の都が存在し、そこで日本の八百万の神を操る依姫がいるため、霊夢との関係はもちろん、あうんたちともあるのではないかと推測する。

    【1】豊姫や依姫を守る?月の民を救う?
     八百万の神を体に憑依させ、その力を使うことができる依姫を、あうんが守るという可能性である。これは、0ではないが、ほぼないと考えられる。
     まず、あうんが依姫を守るメリットである。依姫を守れば月からは大いなる信頼を得て、さらに守ることによりさらに神々の力を強くする手伝いなどもできると考えられる。そうすれば、あうん自身も不思議な力を得ることができ、最強の神獣になれると考えられる。
     しかし、デメリットを言えば、あまりにも強くなりすぎて、次は地球を攻撃する立場になることが考えられる。地球はあうんを含め、成美やほかの者たちの故郷でもある。そんな故郷を自らの手で壊すことなど到底できないことである。
     さらに、あうんは地球の存在なので、穢れの妖怪として見られ、依姫どころか、月の民たちからも受け入れられる可能性は非常に低いと考えられる。そのため、綿月姉妹を守るということは、あうんにとってもデメリットが大きい。
     成美も同じような理由であるが、まず寿命がない月の民を本当に救う必要があるのだろうか。あの世での救済やこの世にいる地獄に落ちる危険性のある者たちを救済するのが地蔵の役目。しかし、月の民はほとんどが寿命がなく、特に綿月姉妹は蓬莱人ではないのに、永遠に生きている(不老ではあるが、不死ではない。)。また、成美も同様、あうんと同じように、地球から来たものを月の民が受け入れてくれるとは考えられない。その為、ゴーレムである彼女は退治されてしまう危険性がある。あうんよりもデメリットは大きくなると考えられる。

    【2】八百万の神の守護、成美も操られる?
     依姫は霊夢のように八百万の神を憑依させられるので、依姫ではなく神を守護するという立場である。これは、ありえないことはなく、むしろありえるだろう。しかし、もしこれが実現したら、あうんにとってとてもデメリットが大きい。
     というのは、霊夢たちを敵に回してしまう危険性が高い。あうんは信仰の集まりそうな場所に行っては守護をする。つまり、佛や神を守護するという立ち位置にいる。このあうんがもし依姫の召喚した神を守護するならば、その矛先が霊夢であった場合、あうんは自らの手で霊夢を退治しなければならない。当然、霊夢の方が強いため、あうんから倒されるという危険性はないだろう。だが、依姫の能力であれば、多少なりとも力を借り、強くなる可能性もなくはない。そのため、負けても勝っても、霊夢を敵に回してしまうので、あうんもショックで立ち直れなくなるだろう。
     さらに、成美が依姫に操られる可能性だが、これは可能性的には低いだろう。あくまでも八百万の神を召喚させるだけであり、佛は操らない。逆に、使い物にはならないと追い返されるだろう。

    【3】敵対関係、依姫たちも警戒する能力
     西行寺幽々子は、死を操る程度の能力が、蓬莱人には効かないことに恐れていた。しかし、月の民はどうだろうか。寿命はないが決して不死というわけではないようである。あくまでも蓬莱の薬を飲んだ時のみである。
     依姫たちは、今まで数え切れないほどの時間を過ごしてきたと思うが、年を取らないという存在ではあるが、刺激を与えれば死ぬのではないか。月の民が死ぬ描写は書かれていないものの、この言葉はそういった意味が込められているのかもしれない。
     さらに、深秘録では古明地こいし藤原妹紅に対して、「蓬莱人もいつか死ぬんでしょ?」と言っている。これは、生き物の体には必ず「死」の遺伝子があるから、ということと、あくまでも薬の作用で不老不死になっているだけであり、薬の効果が切れれば不老不死ではなくなるという意味なのだろうか。いつ、薬の効果が切れるのか、それはわからない。作った本人が死んだ時か、月が滅んだ時か、想像は広がるものの、あまり想像はしたくない。
     だが、蓬莱人ではない月の民も、幽々子のことを少し警戒していた。彼女の能力で消される可能性があったからである。
     それと同じように、成美の生命操作の能力で、命を奪われる可能性はないのだろうか。今のところでは、成美の能力はどこまでのものかははっきりしていないが、命が操れるということは、幽々子のようなものではなく、命を奪ったりさずけたりすることができるのではないか。だとすると、月の民からしてみれば点滴である。
     さらに、あうんは神などを守護する神獣である。例え弱くても多少の守護はできるだろう。そうなれば、霊夢としても少しは有利である。
     そして、もしあうんが地獄の門番、ケルベロスと同じ素質があったなら、妖精でなくても地獄の救済をする成美が地獄の存在を救済し、部下にすることができるとしたら・・・へカーティラ・ラピスラズリ純狐の部下となり、クラウンピスとの協力もできる。となれば、月の民も怖気づき、手も足も出ない状態になるのではないか。
     しかし、月には口に出すと事態を逆転させる程度の能力を持つ稀神サグメがいる。彼女の言葉であうんたちが負けてしまということも考えられる。
     だが、もし本当にそれで勝てるなら、純狐たちにもその能力で勝てたはずである。ではなぜ勝てなかったのか。それは、全てが良い方向に逆転するというわけではないからだ。サグメ自身も自分の発言んいより、どのように逆転するのかは予測できないらしく、それが良い方向に行けばラッキー、悪い方向に行けばアンラッキーという感じである(言葉は軽いがかなり重要である。)。
     となれば、へカーティアたちと手を組んだ霊夢やあうんたちを必ず倒せるというわけではなく、それが返って月ごと滅ぼしてしまう危険性だってあるのだ。その為、サグメ自身も用意には口にできず、できたとしても、最悪な結果を生む可能性がある。まるで猿の手である(違うと思うが)。
     だが、霊夢たちもへカーティアと手を組んでまで月を侵略しようとするだろうか。あうんたちは勿論、魔理沙たちも協力しない可能性が高い。霊夢たちとは主に敵対関係にあるため、へカーティアや純狐たちは自分たちがまた勝手に作戦を練って襲撃することだろう。
     しかし、もしこれが実現してしまえば大変なことである。月どころか次は幻想郷が狙われる危険性もあるため、リスクは大きい。あくまでも可能性的な話である。

     ここまで見てきたが、やはり月との関連はあまり見られない気がする。しかし、依姫が八百万の神を操れることから、霊夢でも知らなかった神まで召喚する依姫をあうんが守るということ、さらには成美が月の民を救済するということには、薄くも可能性はある。へカーティアたちと手を組むというよりも、へカーティアたちから月を守るということに関しては、少しではあるが有利になる可能性も否定できない。しかし、この話は、きっと実現しないだろう。しかし、今後の進展で、霊夢や魔理沙がここまで月と関わりを持ってきているので、それくらい、いや、それ以上の付き合いがあるあうんや成美にも関係が見えてくるかもしれない。


    ドレミー・スイートとの関係

     めでたく憑依華の自機となったドレミー・スイートだが、彼女と二人には関係や共通点があるのだろうか。
     まずあうんである。あうんは狛犬や獅子といった神獣という種族であるが、外の世界では一般的に空想の生物とされている。これは、であるドレミー・スイートも同じである。そして、彼女は夢の中の住人なので、基本的には隠れて活動をする。夢の中を守るわけではないが、彼女は自由に操れる。これは、あうんと似ている要素がありながら、あうんよりも格は上のような感じがする。
     次に成美である。成美はいろいろな場所で人々を救済する。現実や冥界、地獄、どこにでも現れることができるろだろう。しかし、救済だけではなく、天罰を与えられる。悪いことをするとそれだけ報いを受けさせられることだろう。これと同じように、ドレミーも悪夢を見ている人を助けるため、夢を食べてあげたり、悪い人に悪夢を見せてあげるということも可能である。さらに、夢と夢は全て繋がっているため、自由に行き来でき、交換したり作り出したりすることができる。
     成美は、地獄と顕界を入れ替えるといった高度な技はできないし、誰もできないかもしれないが、次元を超えてはほかの世界に行き、助けるといったことはできるだろう。
     少し共通点があるように見えたが、ドレミー・スイートの方が格は上のようである。そして、夢の中なので、自由に話を作ることができる。そのため、救済や守護以上の働きをすることができるだろう。
     となれば、ライバル精神が燃えて戦うか、弟子入りするかである。たぶん弟子入りだけはないと思うが、ライバル精神を燃やしてもあうんたちに叶う相手ではない。それに、ドレミー本人も博麗神社を狙ってるわけではないので、安心はして良いだろう。
     ここからかなりこじつけであるが、ドレミー・スイートの帽子はまるでサンタクロースのようなデザインである。その為、素敵な夢をプレゼントしてくれるような印象を持つ。だが、それはクリスマスの行事であり、霊夢たちから見れば的になる。となれば、あうんとは敵対関係になるのか。さらに、特定はされていないが、ドレミーが持っている本が、もし聖書ならば、それも敵対関係にあたる。
     そして、あれをナイトキャップと見るならば、安眠できるという見方ができる一方、永眠することもできるのではないか。となれば、成美の畢竟成仏の「成仏」という言葉に当てはまり、死に至らせることもできるのではないか。そこまでは書かれていないものの、二人にとってみれば天敵のようなものかも知れない。
     ちなみに、羊を数えるのはイギリスグレートブリテン及び北部アイルランド連合王国)が始まりらしく、昔は眠れなかった時は「sleep,sleep」と数えていたそうだ。しかし、眠くなり口が回らなくなり、「sheep,sheep」に聞こえたことから、羊を数えるようになったとされている。そのほか人も、羊飼いが羊を数えながら眠ったという説も存在している。
     しかし、羊は神道や仏教というよりも、キリスト教で、神の象徴(山羊は悪の象徴)とされているので、やはり宗教的にも存在的にも敵対関係にありそうである。
     さらに、桃太郎に出てくるは、干支でいうという説がある。これに対し、反対側はであり、である。蛇といえば蟒蛇は勿論、八坂神奈子のイメージや封獣ぬえがいる。その為、同じ宗教でありながらライバル、別の宗教などいろいろな意味で敵が多い。(あうんは守護をしているが)馬に関しては未だに出てきていないが、豊聡耳神子はキリスト教のイエス・キリストからアイディアをもらい、馬小屋の神子という名前にしたという噂がある(本人は否定している)だが、ここでも宗教の違いがあり、敵対関係にある(初めに受け入れた人でもあり、守護をしている可能性あり)そして、ドレミー・スイートの羊である。
     成美からみて、命蓮寺は同じ友好の関係に見えるが、それ以外は敵対に見える。さらに、命蓮寺の聖白蓮も魔法使いのため、尊敬して弟子入りするか、隠岐奈の能力とは言え強気になっていたことから、ライバル精神が芽生えて敵対することも考えられる。
     つまり、桃太郎の守護の反対に羊がいるということは、桃太郎と敵対する可能性もあるのではないか。そうなれば、もし霊夢が桃太郎だとすると、ドレミーは霊夢の敵となり、必然的にあうんの敵にもある。そして、永眠という点で考えれば、成美の的にもなるのではないか、という推測である。
     これはあくまでもこじ付けで、これが全てというわけではない。逆に友好的な存在かもしれないが、月の民であるサグメといやいやながらも協力しているあたり、霊夢とはあまり友好的ではなさそうである。そのため、もしかしたら、あうんと成美の的にもありうる可能性があるが、これもいつものように、今後の進展を待つのみである。


    稀神サグメとの関係

     どレミー・スイートに続いて、次は稀神サグメである。彼女は相手の言ったことを反対にしたり物質を反対にしたりする単純な天邪鬼ではなく、彼女が放った言葉で世界がひっくり返るという恐ろしい能力である。ちなみに彼女は天邪鬼のようなものだが、一応神霊である。
     彼女の特徴としては、片方にしか生えていない翼である。基本的には片翼人と言われ、彼女のような種族は今回が初めてである。
     ここで関連してくるのは「左右非対称ということである。「左右対称」でなくても、あまり目立たないものは多いが、彼女のように明らかにもう片方の翼がないとはっきりわかるのは初めてである。(朱鷺子などは例外である。)
     このような左右非対称というのは、仏教にも関係している。浄土宗の伽藍では、左右対称の造りではなく、左右非対称のモノが多いという。これは、極楽浄土を模した造りになっているからだと言われている。もしかしたら、聖白蓮もここからそのような髪型になったのかもしれない。
     と考えれば、宗教的に左右非対称ということになり、仏教的なイメージがサグメには湧く。さらに、そこからあうんや成美のような宗教的存在との結びつきも生まれることだろう。
     基本的には石は喋らない、喋ればそれは石ではなく妖怪である。このように、無機物から命あるものになることが、逆転にも繋がるのではないか。しかし、これをサグメがやった可能性は非常に低い。
     だが、石像の妖怪で救済目的、守護目的の妖怪だとすれば、月には目をつけられ、サグメにも目をつけられることだろう。そこから段々と結びつきが生まれるかも知れない。


    ドレサグとあうなる

     ドレサグとは、ドレミー・スイートと稀神サグメのカップリングである。あうなるとは、高麗野あうんと矢田寺成美のカップリングである。このあうなるの二人は石像である。二人はベラベラといろいろ喋るが、実際は石像なので、喋るわけがない。それに対し、稀神サグメは喋れるのに能力のせいで喋ろうともしない。ドレミー・スイートの場合は、夢の世界の住人なので、睡眠との関わりが強い気がする。そのため、寝言や独り言の印象が強い。
     高麗野あうんと矢田寺成美は元々石像なんで、どっしりとしたイメージが強く、どっしりとしたイメージが強い。
     それに対し、稀神サグメは神霊、ドレミー・スイートは夢の中の獏、そのため、霊体のイメージが強く、実態がないといった印象が強い。さらに、あうんと成美は幻想郷(地上)に住んでいるのに対し、サグメは月、ドレミーは夢の世界と、幻想郷ではない場所で暮らしている。ここも完全な相違点だと考えられる。
     共通点というよりも相違点が多くそこから敵対心が生まれることもあるが、それ以上に得られる信頼なども生まれるかもしれない。


    蓮メリとあうなる(ドレサグも含む)

     月の民の稀神サグメのテーマ曲(逆転するホイールオブフォーチュン)の冒頭と、秘封倶楽部宇佐見蓮子マエリベリー・ハーンのテーマ曲、(月の妖鳥、化猫の幻)のサビの部分が似ていると言われている。その為、月の妖鳥は稀神サグメであり、サグメ役の宇佐見蓮子の可能性が高い。さらに、反対のマエリベリー・ハーンはメリーとも呼ばれているので、メリーさんの羊を連想し、羊といえば数え歌、そこからドレミー・スイートを連想することも考えられる。さらに、夢を見ている時に幻想郷に行けるということから、宇佐見菫子のような能力を持っていると考えられる。さらに、八雲紫のような能力も持っている。
     さらに、宇佐見蓮子は星を見ただけで今自分がいる場所が判るという能力を持っているが、曇っていると役に立たない。しかし、この能力はほかのキャラクターを見ても特殊であり、戦闘性はない。
     それに対しあうんは、神仏を見つけ出す能力を持っている。これは、どこにどんな神仏がいるのか、それを探していくことにより幻想郷全体の地形などが把握でき、ある程度の自分のいる場所はわかるのではないかと考えられる。
     マエリベリー・ハーンは八雲紫のように時空を越えられれば、寝ている間に幻想郷に行けるという宇佐見菫子と類似した能力も持つ。
     そして、成美は魔法使いであり生命操作である。これは、寝るということから永眠に繋がることも考えられる。つまり、永眠した場合、幻想郷に来れそうなのは菫子とメリーである。それを操れるのも成美なのかもしれない。
     さらに、星を見て場所が判るという蓮子も、人が死んだ時に「お星様になった」という表現があるように、どれが誰の星かなども判る可能性がある。
     少し無理やりであるが、ドレサグよりも蓮メリの方が共通点と相違点が多い。しかし、彼女たちも地続きかどうかはわからないが、外の世界幻想郷という境界という壁に隔てられた世界で暮らしている。そのため、その部分はドレサグとあうなるの似ているところでもあると考えられる。
     今現在の段階では、ドレミーとサグメは公式接点あり、蓮子とマエリベリーは同じ大学の同じサークルで親友同士という関係であるが、あうんと成美は接点は見つけられない。そのため、ドレサグと蓮メリ以下か、それ以上の接点があるかどうかは、今後の進展次第である。


    旧作との繋がり

     旧作において、東方靈異伝東方封魔録東方夢時空東方幻想郷東方怪綺談の中で、二人と結びつきがある人物、または、関係や類似しているキャラクターはいるだろうか。
     現在において、関わりのありそうなキャラクターは、博麗靈夢霧雨魔理沙アリスロリス)の他にはいない。
     しかし、関わりのありそうな人物、類似している人物、今後関わりがありそうな人物は存在している。

    関わりのありそうな人物
    玄爺
     人物ではないが、昔霊夢が空が飛べなかったとき、この玄爺の背中に乗って飛んで移動していた。今は博麗神社の裏にある池でのんびりとくらしているという噂があるが、実際目撃者がない。
     同じ博麗神社にあうんと玄爺は、その存在はお互い確認できているのだろうか。現段階ではわからないが、もしその存在を知ったとき、お互いにこう思うだろう。「侵入者!!!!」

    る~こと
     岡崎夢美による作られたメイドロボット。最初はま○ちを渡そうとしていた。半永久に動くメイドロボットに対して、あうんはどのように思うのだろうか。そして、今でも博麗神社で働いているのだろうか。疑問だけが残る。ちなみに、魔理沙はミミちゃんというロケット型ロボットに乗っていた。このロボットを通して成美とる~ことの面識などは・・・低いだろう。

    魅魔
     靈異伝、封魔録、夢時空、怪綺談に登場し、その後博麗神社でうろうろしていた悪霊。現在はわからないが、もし今でもいたとしても、あうんには敵わない敵なので、見て見ぬふりをしているのだろうか。また、成美も魅魔も、魔理沙とは面識のあるキャラクターなので、お互い顔を合わせることもあるのだろうか。

    カナ・アナベラル
     博麗神社に住み着いた騒霊。彼女は館に住み着いては脅かしたりして楽しむらしいが、飽きたらどこかへ行ってしまうらしい。今は話は聞かないため、飽きてどっかへ行ってしまったのかもしれないが、もし今でもいるとなれば、あうんは驚かされているのだろうか。成美とは特に接点になりそうな部分はない。


    今後関わりがありそうな人物
    風見幽香
     西方稀翁玉西方Project)にて初登場、その後東方幻想郷で登場し、東方怪綺談自機、そして、東方花映塚で再登場した東方の中でも霊夢・魔理沙と並んで古い人物。彼女は西方から旧作、新作と登場しており、いろいろな場所を巡っているようだ。
     たまに人間の里に来ては、花や花の種を買っていく様子が目撃されており、人間の里に近い命蓮寺などを守りに行く際に、お互いすれ違いなどで出会うかもしれない。
    (あうん:命蓮寺の守護をしに行く時等   成美:命蓮寺に呼ばれた時等)
     たかがすれ違いと思う人もいるかもしれないが、例えすれちがいでも、あのような変わった服装をしていれば、一発見ただけで強く印象に残る可能性もある。更に、お互い妖怪なので、その気配は感じ取れると考えられる。


    類似している人物
    シンギョク
     博麗霊夢の持っている陰陽玉のような形をしており、陰陽師の男性の姿になったり、角が生えた女性の姿になったりす。
     この角が生えており、変わった柄の洋服を着ているところは、少しながらもあうんに似てないでもない。また、あうんは博麗神社の門番?のような存在(自称)であるが、シンギョクは魔界と地獄の門番である。(旧作は特に門番が多い)
    更に、変身しているのかわからないが、二人が一対の存在のようになって戦っていることから、シンギョクとあうんの関わりも増えるのではなかろうか。
     そして、矢田寺成美は立ち絵では手を合わせているが、陰陽師の格好をした男性は、手を合わせているため、これにも共通点らしきものが見える。性別や姿勢、宗教が違うので、少し残念である。


    重複する種族

     高麗野あうんは、狛犬でありながら獅子。矢田寺成美は、地蔵でありながら魔法使い。このように二つの種族を持っているキャラクターは、あまりいない。
     いるとすれば、旧作東方怪綺談のユキマイ。この二人は魔界人でありながら魔法使いという種族である。(アリス・マーガトロイドは元人間であり、人間と魔法使い両方の種族というわけではない。)
     このように半人ではなく、両方の種族を持つ人物はとても少なく、他にもいるとすれば、妖精でもあり神でもあるエタニティラルバであろうか。(摩多羅隠岐奈は多すぎて省く。)
     重複する種族ということは、一体どのようなことなのだろうか。本当にそのようなことがありえるのだろうか。どんなに頑張っても人間が元人間になったり、人間と妖怪が結婚して半人半妖が生まれたりと、二つを種族を完璧に持つことはできない。これができるとすれば、生まれつきもったものか、なにかの力によるものなのか、わからない。
     だが、このような種族が存在していることは事実である。と考えれば、他にもそのような種族は存在するのかもしれない。
     成美の場合は、種族というよりかは地蔵であるが、東風谷早苗のように、神でありながら人間の体を持つというエタニティラルバのような存在なのだろうか。そうだとすると、あうんも、狛犬の体を持っていながら、獅子の体になるということもできるのではないか。
     だとすれば、エタニティラルバの他に、東風谷早苗との関係も出てくるのではないか。今後の進展とともに、早苗との絡みも見ていきたい。


    二人と冥界との繋がり

     上記の記事で、二人と花の関係から冥界への繋がりを見ていく。二人といえば狛犬と地蔵であり、お互い神様同士である。地蔵は子供の守り神であり、狛犬は神社や寺の守り神(守護神獣)である。
     この二人は、宗教・花・石像・童話など、様々な観点から共通点を見出すことができる。しかし、次は冥界という観点である。別の記事では、天空璋のキャラクターたちは、全てあの世との繋がりがあるのではないかとの考察がされた。これは、ニコニコ動画で考察されたものであり、博麗霊夢もこの話を知っていると思われる。
    実際に考察された動画がこちらである。
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm31719145 引用先:NRT氏
    このことから、あうんや成美だけではなく、すべてのキャラクターがあの世との関連を持った人物だということが推測できる。
     では、二人はどのような関連があるのだろうか。それは、一人一人の繋がりの可能性から見えてくる。
     幻想郷で桜といえば、博麗神社の他に白玉楼がある。主に西行妖が有名だが、そこの当主、西行寺幽々子との関連、更に、地蔵である成美と、同じ元地蔵の四季映姫・ヤマザナドゥとの関連も見ていきたいと同時に、二人共冥界の住人であり、上下関係がある。
     もちろん、天空璋の三面中ボスとして出てきたのは、リリーホワイトであり、三月精を見ると、リリーホワイトが通った木には桜が咲く描写が描かれている。彼女も桜と関係するが、あまり深い関連は見られない。しかし、彼女が初登場した作品は、幽々子が登場する妖々夢や、映姫が登場する花映塚などがある。このことから、リリーホワイトを含め、桜自体に冥界との繋がりが見えてくるだろう。
     更に、花映塚では映姫の格好を真似した黒いリリーホワイト、通称リリーブラックというものが存在する。神主曰くリリーホワイトとは同一人物らしいが、東方儚月抄では、リリーホワイトとリリーブラックがそれぞれ二人出てくる。
     ここからリリーホワイトが裁判官である四季映姫のコスプレのような格好をしているということは、映姫の影響を受けているということにも捉えられる。三月精にも登場しているが、やはり調子に乗っているチルノを裁こうとでも思ったのだろうか。
     あまり共通はしないが、映姫は悪い霊を裁き地獄に落とし、極楽浄土である白玉楼などには行かせないようにしていることが分かる。これは、これは、主に妖怪退治をしている霊夢が、悪い妖怪などに裁きを与えるようなものだろうか。そうなると、あうんは小町のような立ち位置になるのかもしれない。つまり、「働く小町」という感じである。
     しかし、小町は霊を迎えに行くことはしないが、三途の川を船で進み裁判所まで送り届ける仕事をしている。一方あうんは神社に入る者を拒み、追い返すことが多いようだ。二人はある意味正反対であり、お互いにあまり分かり合えない可能性もある。だが、もしかすると花映塚で霊夢と映姫、小町が博麗神社で花見をしていたように、あうんと小町が一緒に花見をしながらお酒を交わす描写も生まれるかも知れない。
     そして、白玉楼の当主、西行寺幽々子と同じ立ち位置になるのは博麗神社の巫女である博麗霊夢である。この霊夢や神社を守る存在となれば、あうんと同じ立ち位置になるのは、魂魄妖夢だろうか。彼女は二刀流の剣士で、半人半霊という珍しい種族である。あうん自身も二人に分身できるので、二人で刀を持ち出すか、分身側が半霊のような役割のなるのかはわからないが、そこにも共通点が見えてくるだろう。
     次に、成美であるが、彼女は地蔵の付喪神ではなく、地蔵そのものである。しかし、魔法使いでもあり、生命操作という恐ろしい能力を持つ。これは、西行寺幽々子の死を操る程度の能力に少し近いものがある。幽々子は、死を操ることができない蓬莱人のことを心から恐れている描写があり、きっと成美も、生命操作がきかない蓬莱人を恐れるかもしれない。
     更に、映姫自身はきっと彼女のことを知っており、近いものを感じるとともに、将来閻魔になり、一緒に仕事ができることを心待ちにしていることも考えられる。
     本当に成美が閻魔になってしまうと、二交代制から三交代制になり、より小町を含む説教時間が短くなるかもしれない。
     だが、今現在の成美は魔法使いであり、きっと閻魔になるという気持ちはあまりないのかもしれない。むしろ、自分の魔法を更に向上させていくのに努めるかもしれない。本当に閻魔になると、きっと魔理沙やアリスとの仲にも溝ができ、更に、死んだ後の魔理沙を裁かなくてはならなくなるということも考えられる。
     映姫によれば、魔理沙は地獄に行くのが決定しそうなくらい悪事を働いている。本当に地獄に落ちるとなれば、もしその時に裁判を担当するのが成美だった場合、成美は自分の手で魔理沙を地獄に落とさなければならないことになる。そうなれば、成美は大きなショックを受け、悲惨な結果を見てしまうかもしれない。そうならないためには、成美は閻魔になってはならない存在だとも言える。
     お互いに人間への友好はあるものの、逆に人間を拒んでしまう部分もある。しかし、それは妖怪も同じであり、二人は他の妖怪と比べたらとても良い存在だと思う。
     そして、吹雪の中成美はポツンと一人で立っていたわけだが、春雪異変のように幻想郷から春が奪われた際にも、成美は吹雪の中、童話のような出来事に遭遇したり、本人の力がみなぎったり強くなったりして、逆にあばわ回る可能性もある。今回は摩多羅隠岐奈や二童子の力だったが、本人にもそれなりの力はあるので、映姫や幽々子、そして、あうんを含め、すべてのキャラクターとの関連を今後も注目していきたい。


    お互いの知名度・認識

     高麗野あうんは神社やお寺などで守護をしてきた狛犬であるが、あくまで勝手に守っていただけであり、そこの住人たちは知らないと思われる。博麗霊夢でさえ知らなかったくらいである。
     それに対し矢田寺成美は、霊夢たちとは初対面ではあったが、同じ魔法の森の住人、霧雨魔理沙とは面識があった。更に、矢田寺成美の笠はアリスが作ったものらしく、ほかの地蔵にも笠をかけているらしい。そのためアリスも成美のことは知っていると思われる。
     また、あうんは寺や神社などあらゆる場所に出向いているのに対し、成美は魔法の森から出ずに一人で暮らしていることから、お互いの存在は認識していないと考えられる。
     しかし、エンディングでは霊夢があうんと会話をする際に、
    「森で会った地蔵の扉に飛び込んだら、敵に遭えたんだけど」
    「だったら、もう一度遭うのは簡単じゃ無いですか。だって、ほら霊夢さんの背中に……」
    という風に会話をしている通り、霊夢から森に地蔵がいるということを聞かされているので、少なくとも森の中に地蔵がいることは知っていると思われる。また、幻想郷はあまり広くないらしく、森というと魔法の森という意味で通じるという。つまり、あうんは魔法の森に地蔵がいるということは知ったようである。
     しかし、今回の天空璋にて自機に昇格した射命丸文は、高い確率で今回の異変を記事にする可能性がある。当然このような面白い異変を記事にしないはずはなく、同業者でもありライバルでもある姫海棠はたてにもいろいろと相談していたくらいである。そのため、異変についてはラスボスである摩多羅隠岐奈以外の丁礼田舞爾子田里乃坂田ネムノの話を記事にするほか、一番異変に関わっている妖精であり常世の神でもあるエタニティラルバの話も記事にすると考えられる。そうなると、自然に高麗野あうんや矢田寺成美も記事にされると考えられる。だとすれば、新聞を通してお互いの存在を認識することも考えられるだろう。


    3面ボスと4面ボスの関連性

     本記事では、あうんと成美の二人のカップリングの話だったが、他の作品でもカップリングは存在する。更に、3面と4面のカップリングは公式、二次造作ともにとても有名なものが多かったりする。今回はあうなる以外の3面と4面(中ボス含む)のカップリングを見ていく。ちなみに、現在既に存在するカップリングと、今後出てくると予想されるカップリングを同時に紹介していく。

    同作品の3面&4面のカップリング

    ゲーム名3面4面カップリング例
    東方怪綺談アリスロリスユキマイとともにカップリングが多い
    東方怪綺談アリスロリスマイユキとともにカップリングが多い
    東方紅魔郷紅美鈴パチュリー・ノーレッジ東方M-1グランプリ ぱちゅみりん
    東方風神録河城にとり射命丸文アールグレイラジオ
    東方風神録河城にとり犬走椛にともみ等(公式より接点あり)
    東方星蓮船雲居一輪村紗水蜜ムラいち
    東方神霊廟宮古芳香霍青娥せいよし等(公式より上下関係あり)
    東方紺珠伝ドレミー・スイート稀神サグメドレサグ等(公式より接点あり)
    東方天空璋高麗野あうん矢田寺成美あうなる等

    他作品の3面&4面のカップリング
    ゲーム名3面4面カップリング例
    東方妖々夢・東方紅魔郷アリス・マーガトロイドパチュリー・ノーレッジ魔法使い同士
    東方妖々夢・東方永夜抄アリス・マーガトロイド霧雨魔理沙永夜抄公式より
    東方妖々夢・東方天空璋アリス・マーガトロイド矢田寺成美天空璋では設定のみ登場
    東方天空璋・東方永夜抄高麗野あうん博麗霊夢天空璋ではボスというよりも自機とボス
    東方天空璋・東方妖々夢高麗野あうんリリー・ホワイト天空璋では同じステージに登場する


    髪型の意味

     今回の天空璋の中で、特徴的な髪型をしているのは、高麗野あうんのカールしている髪型、矢田寺成美の三つ編みである。丁礼田舞や爾子田里乃も特徴的といえば特徴的だが、二人ほどではない。
     特に、あうんはどのようにしたらあの髪型が作れるのか疑問になるくらいのテクニックである。(狛犬の名残だと思われるが、実際にやろうとしても難しい。)
     まず、二人には共通点がある。それは、三つ編みである。これを聴いて疑問になる人も多いだろう。そう、成美はともかく、あうんのあの髪型は三つ編みなのか、ということである。確かに、あの髪型は三つ編みとは言い難い。むしろ、アイロンなどで形をつけたかのようなものである。
     しかし、狛犬の多くはあのような髪型であるが、最近では三つ編みのように描かれたり作られたりする狛犬も増えてきているのだ。実際に見てみると、少し三つ編みがかった鬣の狛犬がたくさんいるのだ。狛犬のあの特徴的な髪型を再現するのが面倒だったのか、何か意図があるのかのどちらかである。
     この三つ編みというのは、古代オリエント世界や地中海世界など、古代世界から存在するものであり、当時は長髪を整える手段として用いられた髪型であり、リボンもそうだが、男女の区別はなかった。また、この三つ編みから辮髪コーンロウなどの髪型も生まれた。
     さて、この三つ編みだが、実はこの三つ編みというものにも歴史的な意味が有る。おしゃれをしたり、髪の毛を整えたりするというものにも使われるが、それ以前に上下関係、宗教関係も存在していたと言われている。
     元々髪の毛には神が宿ると信じられており、願いが叶うまで髪の毛を切らない、失恋をしたり失敗をしたりすると、髪の毛を切っては新しい自分に生まれ変わるというジンクスも存在している。
     また、髪の毛には穢れなども宿ると言われており、髪を剃ることにより、汚れを落とすという意味もあったそうだ。
     仏教では、髪の毛は煩悩の象徴ともされており、髪を剃ることにより、煩悩を落とし常に清らかな自分を保つという考えがある。しかし、浄土真宗などの宗派では、髪を剃らなくても良いというものが存在し、(真宗大谷派等は9歳から死ぬまでの間に一度だけ剃れば良い、これは、ブッダが出家したのが9歳だったからとされている。)非僧非俗という僧侶欲人を超える存在であり、見た目よりも心という考えを持つため、剃らなければならないというものはない。その為、長髪やおしゃれをする僧侶もいる。
     さて、この三つ編みだが、これはお金持ちという権威を表すとも言われていたが、一番の意味は服従である。モンゴルなどの辮髪などは髪の毛を三つ編みにして服従するという意味を持ち、ヨーロッパでも髪を切ることにより、服従するという意味があったそうだ。
     この三つ編みは仏教の数珠でも取り入れられることがある。仏に服従するという意味をもつのだろうか、髪の毛よりもきれいに三つ編みにしてある。ここから考えるのに、もしあうんのあの髪型が三つ編みの一種とするならば、霊夢や命蓮寺はもちろん、成美にも服従をするという意味があるのではないか。また、成美はあうんの服従される対象となるという意味も考えられるが、ゴーレムとなっている以上、何かの使命を果たすためにいると思われるので、必ず動かしている主人がいると考えられる。もし、本当に動かした主人がいるとするならば、魔力をさずけたのは魔法の森のアリスか、元地蔵の四季映姫のどちらかとなる。この二人のどちらかにゴーレムとして動かされ、服従するという意味を持つのではないか。だとすれば、彼女の使命とはなんなのか、使命を果たすとどうなるのかなど、気になる部分が浮かんでくる。
     特に、信仰対象となる地蔵が服従の意味での三つ編みとなれば、それも違和感が出てくる。だとすれば、単なるゴーレムでもよかったのかもしれない。わざわざ地蔵となり、隠岐奈たちからも一目置かれるくらいの実力があるとすれば、相当大きな存在となるだろう。また、もし本当に隠岐奈の部下になっていたら、本当の意味での服従となっていたかもしれない。しかし、そうはならなかったということは、それが使命ではないということである。となれば、幻想郷に大きく関係する使命となれば、今後あうんを守護として付け、大きな物事をしなければならないとなるので、活躍が期待される。いずれ、彼女が主人公のゲームモデルのではないか、あうんも関連しているのではないかと想像が広がる。


    高麗野あうんの手/矢田寺成美はあうんを呼び寄せやすい存在


    高麗野あうん
     高麗野あうんは狛犬であり、pixivのイラストやニコニコ静画ニコニコ動画YouTubeなどでも、あうんは犬走椛今泉影狼幽谷響子、さらには、二ッ岩マミゾウ八雲藍といった、イヌ科とのグループのに入ることが多い。
     だが、あうんの手を見てもらうとわかるように、招き猫のように猫の手をしている。猫の手を借りたいくらい敵がいて偶然してしまったのか、ただただかわいいからそうしたのかはわからない。だが、考えられるとしたら、インドで狛犬のモデルとなった獅子、この獅子はライオンの姿をしており、獅子もライオンのことを指す。このライオンは、ネコ科の動物であり、の仲間である。そのため、あうんは狛犬でありながら、猫の手の形をしたのだろうか。ちなみに、料理などでも包丁を使う時は猫の手の形で切れと習う。彼女は料理ができるのだろうか。

    矢田寺成美
     矢田寺成美は地蔵なので当然手の形も合掌である。あうんのように猫の形はしていないが、EDを見る限り、雪だるまを作ったり、驚いて口に手を置いたりすることから、あの状態で固まっているわけではないと思われる。
     彼女からは特に動物らしいものは何もなく、あるとしたらスペルカードにペットが出てくるくらいである。また、笠地蔵のように縁起の良いものといえば、招き猫がいる。希に石像で作られる招き猫がいるため、茨歌仙にも出てきた福の神仙台四郎)のような立ち位置になるのだろうか。
     だが、猫というのは冥界への入口を出入りすることができると噂される。特に、黒猫は異世界との行き来ができ、火焔猫燐などもそのうちの一人と言えるだろう。
     また、猫は神聖な場所や例の集まりやすい場所などに集まりやすく、神社や寺などにもよく集まる。彼女自身は地蔵や紫陽花で有名な矢田寺が元になっているため、猫に懐かれやすい存在なのかもしれない。

    二人の関係
     ここから推測するに、あうんは実は犬のような姿をしつつも、本来は猫の存在であり、のんびりと神社を守る。それに対し成美は、地蔵でありながら神社や寺と匹敵するほどの力を持っていることになる。そのため、猫なども集めやすく、特にあうんが成美に呼び寄せられ、同時に狛犬としての役割を果たすことになるだろう。また、別の記事でも書いたとおり、彼女がゴーレムなので、彼女が破壊されぬように守る最大の使命を果たすためであろう。
     お互いに果たすべき使命があり、お互い守り、守られながら前へ進んでいく存在なのだろう。人間との交流もこれから深くなり、同時に信仰も集めつつ宗教戦争などにも参加してくるかもしれない。その際は、あうんが霊夢と成美のどちらにつくか、また、成美があうんと対決することになるのか、同じ仏教である命蓮寺とも対決をするのか、そこは少しずつ進展を見守っていきたいところである。


    二人の強さ

     それぞれ二人の強さはどのくらいのものなのだろうか。ゲームを見る限り、なかなかのスペルカードを使ってくるため、人間よりも強い(霊夢・魔理沙などは省く)ことは確実である。

    高麗野あうんの強さ
     高麗野あうんは、主に博麗神社を守護していたらしく、敵を倒していたらしい。だが、茨歌仙や三月精、鈴奈庵を見る限り、数多の妖怪が出入りしている様子がうかがえる。「あうんが守っているんじゃないの?」と思われるがそのような描写が見当たらない。あうんは命蓮寺か守矢神社に行っていたのだろうか。(まだあうんが登場していなかったなどの設定はなしとする。)
     博麗神社で霊夢と遭遇し、戦ったあとに「簡単な敵から神社を守ってきた」と話している。つまり、あうんより強い妖怪には手を出さず、ただ見守っていただけなのかもしれない。しかし、妖精を馬鹿にするあたり、普通の妖精には強いという印象がうかがえる。チルノには負けたが、普段のチルノには勝つ可能性もある。そう考えると、三月精が神社に出入りするのも防げたのではないかと疑問が残る。
     勿論、霊夢は妖怪や妖精がいれば、勘ですぐに察知することができる。しかし、三月精の場合、ルナチャイルドの能力と、サニーミルクの能力により、姿も見えず音も聞こえないという状況で、霊夢でさえ察知することができなかった。更に、何かあった時のために、スターサファイアの能力で気配を察知することもできるので、見えないところであうんがいたとしても、バレないように回避することが可能である。となれば、能力次第で妖精の出入りも防げなかったのでないだろうか。
     更に、緋想天の際には、比那名居天子の起こした地震により、博麗神社が二度も倒壊した。これに関しては、例え能力だったとしても自然現象の一つなので、震災などからは守れないだろう。これに関しては、八雲紫でさえもお手上げというか、ブチギレ状態だった。

    矢田寺成美の強さ
     成美はペットという名前の弾幕を遣う異例の実力者であり、地蔵でありながら魔法使いであり付喪神でもないという、色々と異例づくしの存在である。彼女の能力は魔法の中でも「生命操作」という幽々子や純狐のような能力を持っており、例え新しい魔法使いだったとしても、かなりの実力派持っていると思われる。また、チルノは隠岐奈の力によって強くなっていただけであり、普通のチルノであれば成美の前では手も足もでないだろう。
     生命の塊であり成美の前では無力化されてしまえば、もともとの物質の姿に戻るか、存在そのものが消えてしまうかのどちらかであろう。ただ、クラウンピースと戦えばどうなるのだろうか。妖精なので無力化されて姿が消えるか、へカーティアの力によってその存在が保たれるか・・・
     しかし、チルノが隠岐奈の力によって能力が通じなかったように、地獄の女神によって姿を整えられたクラウンピースは、後ろに主人の力がある限り、その能力は効かないのかもしれない。そう考えれば、チルノと成美の対戦は、クラウンピースの強さを表す伏線だったのかもしれない。
     また、妖精でありながら実は神であるエタニティラルバも、異例の妖精?なので、どちらが強いのかが気になる。ただ、姿が妖精であり、その正体は神ということは、殆ど成美とは同じ立ち位置である。しかし、神と仏なので仲良く過ごすことは難しいと思われる。もしエタニティラルバやクラウンピースと矢田寺成美が一対一の戦いをすれば、チルノよりも激しい戦いになったのかもしれない。

    どちらが強いのか
     もし二人が戦えば、勝つのはどっちなのだろうか。ステージ的に見て、三面よりも四面の方が強いという固定観念があるので、自動的に成美が強いと見てしまうのが一般的である。
     そして、ステージの季節だが、あうんは春、成美は冬である。成美の場合、あの吹雪の中コートのようなものを着ていても、多少の寒さはあるかもしれないが、なんとか凌げそうである。更に、地蔵という種族から業火という弾幕を使ってくることもあり、さらには弾幕のペットもいるのでそれで暖まれる可能性もある。
     一方あうんは、かりゆしウェアのような少しブカブカの半袖半ズボンを着ている。季節は春で、夏にも対応できそうだ。しかし、秋前半は良くても、秋後半からは寒くなり、冬は完全に寒くなる。更に、あの吹雪の中、あの格好で入るというのは自殺行為である。分身をして二人で温まるにしても、お互い半袖なので全く効果はないと思われる。寒さ対策に関してはあうんは無防備である。
     お互いの環境が整った状態で戦った場合でも、あうんは神や仏を守護する立場であり、成美とは上下関係が生まれることになる。更に、成美には生命力を操る能力があるため、あうんがもし元々石像だった場合、能力で石像に変えられてしまう可能性もある。
     更に、あうんは今まで簡単な敵としか戦ったことがないため、成美のような相手では対戦できないかもしれない。そうなれば、強さ的には成美の方が上ということになる。
     しかし、あうんはこの前の四季異変で霊夢と戦うほど気が強くなっていた。負けてはしまったが、そのおかげで少しは自信がついたのではないだろうか。しかし、それは成美も同じである。成美も引っ込み思案だった性格から異変により強気になっていたため、少し生活が変わったかもしれない。
     そう考えると今回の異変は、成美やあうんにとっても強くなるための大切な異変だったのかもしれない。そこから、強くなっていき、成美もあうんも更に強い存在となってもらいたい。


    霊夢たちとのやり取り・関連性

     これは霊夢や魔理沙、文やチルノとのやり取りや態度など、様々な観点から見てみる。

    霊夢に謝られる二人
     天空璋の霊夢ストーリーでは、今までの作品とは違い、霊夢が少し妖怪に対して優しくなっているのが感じられる。山姥である坂田ネムノに対しても度々敬語を使ったりしている。その中では、高麗野あうんと矢田寺成美に対しての会話や態度などを見てみる。

    高麗野あうん
    あうん「ひどーい」
    あうん「私はただ、神社を守っていただけなのに」
    霊夢 「どうやら、嘘は吐いていないようね」
    あうん「今までも簡単な敵から神社やお寺を守ってきたんですよ」
    あうん「ボランティアって奴」
    霊夢 「そう、全然気が付かなかったわ、ごめんね
    あうん「いーえ、気付かれないように貢献するのが楽しいのよ」
    あうん「でも、今回は何故か居ても立っても居られなくて表に出てきちゃった……」
    あうん「桜に浮かれてたのかなぁ?自分でも判らないや」
    霊夢 「……しかしコマ犬かぁ
        アンタも四季異変とは関係なさそうねぇ」
    霊夢 「後、残った季節は一つしか無いんだけど
        そこも期待できない気がする……」
    霊夢 「勘が鈍ったのかなぁ
        ここまで全く異変の手掛かりがないなんて」
    霊夢 「それとも、今まで戦った奴らの何処かに何か重大な見落としが……?」
    あうん「これからまた出かけるんですね」
    あうん「神社の留守はお任せ下さいなー」
    霊夢 (妖精に山姥、コマ犬……)
    霊夢 「うーむ……まさかねぇ……いや、しかし……」

    矢田寺成美
    成美「あらら、負けちゃった」
    霊夢「邪魔しないでよ、さっきの奴、見失っちゃうじゃない」
    霊夢「唯でさえ視界が悪いというのに」
    成美「さっきの奴……?何の話をしているの?」
    霊夢「さっき貴方の後ろにいた奴よ
       気が付かなかったの?」
    成美「私はずっと一人だけど……」
    成美「森でずっと一人……う……」
    霊夢「あ、いやそのごめん
    霊夢「しかし、どういうことなのかしら
       さっきの奴は一体?
    霊夢「……春夏秋冬全ての場所に」
    霊夢「普段隠れている奴らが有り得ない力を持って現れた」
    霊夢「これが偶然の訳が無い!
       糸を引いている奴は近くにいる!」
    成美「あー、なんだか背中が熱いわー」
    成美「こんなに吹雪いているのに不思議ねぇ」
    霊夢「背中……あっ!」
    霊夢「あんたの背中に何か扉があるわよ!?」
    成美「え?何それ怖い」
    霊夢「尻尾を捕まえたわ!飛び込むよ!」

     この会話の中でいろいろな共通点が見つけられるかもしれないが、一番注目したいのは、霊夢がこの二人に対して謝っているところである。他の会話をみても謝っている描写などはない。ずっと神社を守ってきてくれたあうんを傷つけたことを謝り、森で一人で生きてきたことに泣き出したことに対して謝るという、とても優しい一面を見せている。
     他のキャラにも優しさは少し見せているものの、ここまでの描写はない。そのため、二人は霊夢に謝られた存在であり、ある意味愛されキャラになると考えられる。それと同時に霊夢も少し二人に対して会話などの言葉に気を遣う描写が出てくると考えられる。
     しかし、あの博麗霊夢に頭を下げさせるというのは今までなく、この二人が初めてかもしれない。そうなると、この二人はすごい存在なのかもしれない。
     ちなみに、魔理沙もあうんに対して「すまん」と謝る描写を見せたり、成美が背中が熱いと言うと、「吹雪に当たって凍傷してるかもな、ちょっと見せてみろよ」と優しい一面を見えることがある。

    霊夢と魔理沙の存在を知っていた二人
     作中の会話を見てみると、エタニティラルバや坂田ネムノ、丁礼田舞、爾子田里乃や摩多羅隠岐奈は、霊夢や魔理沙に対しては、殆ど「はじめまして」感のある会話をしている。しかし、あうんと成美だけは、霊夢と魔理沙をいきなり名前で呼んでおり、魔理沙に関してはお互い知っている関係にあった。
     もちろん、あうんは文のことを「天狗のブン屋」と呼んでおり、文の存在を知っていたようである。しかし、丁礼田舞や爾子田舞、摩多羅隠岐奈は勿論、成美等も「天狗」や「天狗野郎」と呼んでいる。そのため、知っているというよりかは種族的なもので判断していると思われる。
     チルノに対してはエタニティラルバは馴れ馴れしく話しかけているが、同じ妖精ということで話しかけたに違いない。そのほかのキャラもチルノのことを馬鹿にしていたが、妖精だからという理由で馬鹿にしていたのに過ぎないのかもしれない。それにしても、成美とあうんのチルノに対しての態度が少しかわいそうな気がする。

    疑われるあうんと疑う成美
     作中では霊夢とあうんや魔理沙と成美の会話、さらにはチルノや文との会話も注目されているが、今回の会話の中であうんと成美の対象的な描写がある。それは、あうんはみんなから疑われ、成美は相手を疑うというものである。確かし今回の作中では他にも、摩多羅隠岐奈がチルノの発言に対して「嘘は言っていないようだな」とは言っている。しかし、そう言いながらも最初から何かチルノに不思議な力があることを薄々勘付いていたような発言が度々見つかる。そうなると、本気で疑い、疑われているのはこの二人ということになる。
     もちろんネムノからも「人間なのか」と言われるシーンはあるが、それよりももっと強い描写が二人の会話には存在する。
     今回はその一部始終の会話のみを抜粋する。

    高麗野あうん (霊夢との戦闘前・戦闘後の会話の一部)
    あうん「侵入者の心配はありませんから安心して出かけてきてくださいな」
    霊夢 「っていうか、どう考えてもアンタが侵入者じゃない!」
    霊夢 「アンタが何者なのかじっくり調べてやるわ!」
    あうん「ひどーい」
    あうん「私はただ、神社を守っていただけなのに」
    霊夢 「どうやら、嘘は吐いていないようね」

    矢田寺成美 (文との戦闘後の会話の一部)
    文 「……さっきいた竹を持っていた奴は誰?知っている人?」
    成美「え?竹を持っていた奴?誰のこと?」
    文 「戦う前に貴方の後ろで踊っていた奴です」
    成美「嘘だぁ、いくら吹雪が酷くても踊っていたら判りますよー」

    ※ちなみにあうんは魔理沙からも存在を疑われていた。

    チルノを馬鹿にする二人
     交流シリーズにて書いてある通り、この二人は今までのキャラの中でも特にチルノを馬鹿にしている。当然摩多羅隠岐奈もチルノを「妖精(バカ)」と読んであり「面白妖精」と読んだりしている。しかし、あうんと成美はチルノを面白がったり、妖精だからバカと言ったりするのではなく、チルノ本人のことをバカと呼んでいる。いろいろな妖精がいる中、ダントツでバカと思われている可能性がある。初対面でここまで馬鹿にするのも珍しいのだが、作中ではチルノにだけ見せる表情などがあるため、よほど下に見られているに違いない。
     勝負で負けたとしても多少見る目は変わるだろうが、やはりチルノはチルノとしか思われていないようにも感じる。
     元々ZUN氏が花映塚の説明書にてチルノのことを「⑨:バカ」と書いていることから二次創作でとんでもないバカキャラであることになり、それが採用されてとんでもないバカキャラとなったというのもありえるが、元々チルノは周りから馬鹿にされた目で見られる描写もあり、妖精そのものがバカという設定も存在する。しかし、この二人のバカにする態度はかなりのものである。もしかしたら、季節開放の力を失ったチルノは、その後二人にボコボコにされる可能性もある。そうなると、以前以上に馬鹿にされることであろう。


    豊聡耳神子と二人の関係性

     二人は仏教の存在である可能性が強いため、普通は聖白蓮との関係が強くなると考えられる。しかし、今回見ていくのは白蓮ではなく、道教の豊聡耳神子である。
     理由としては、豊聡耳神子の正体は聖徳太子であり、聖徳太子は日本で一番最初に仏教を取り入れた人物だからである。だが、その後の豊聡耳神子によれば、本当は表向きは仏教であり、本当は道教だったと言っている。
     だが、仏教の考えを政治に取り入れ、冠位十二階憲法十七条も作ったとされている。さらにはその後法隆寺の建設もしている。
     しかし、いきなり仏教から道教に変わるのはいきなりすぎる。そこで、ZUN氏は聖徳太子と蘇我屠自古は同一人物だったとされている。
     実際の人物の関係図を見ると、豊聡耳神子(聖徳太子)と蘇我屠自古(刀自古郎女)は夫婦関係であり、物部布都(布都姫)は聖徳太子の祖母にあたる。神子と屠自古が出るのはまだしも、なぜ布都がそこに登場しているのかということである。これは日本史を見ると同時に、聖徳太子と蘇我入鹿が同一人物ではないかというZUN氏の説も見ていく。
     当時の日本は、土着人との戦争だけではなく、中国からの華僑が侵入してきては、戦争をしていたとある。専門家の研究によると、「蘇我氏と物部氏は両者とも華僑であり、当時「華僑VS反華橋」の戦争があった」との結論が出てきている。
     また、倭人中大兄皇子中臣鎌足が華僑である蘇我入鹿を天皇の儀式中に殺害し、大化の改新を起こしたとされている。その後、日本建国の原動力にもなったとされている。
     さらに、当時は五斗米道という中国から入ってきた、仏教と道教が混じった宗教であり、それが陰陽道や易学となり、最終的には神道になったとされている。つまり、道教と陰陽道と神道はとても深い関係にあるということが分かる。
     少し難しいが、ZUN氏は聖徳太子と蘇我入鹿を同一人物にし、登場するキャラクターの全員を道教徒として描かれているようにも感じる。
     さらに、中国も関わってきていることから、中国の妖怪であるキョンシー(宮古芳香)から中国人のような名前をした道教徒である霍青娥(邪仙)、道教の仙人でもある蘇我屠自古、日本の陰陽師の格好をした物部布都、そして、道教の聖人である豊聡耳神子とくる。
     そして、布都ののスペルカードの中には、聖童女「太陽神の贄」というものが出てきて、これは聖徳太子(蘇我入鹿)の生贄を表すと言われている。更に、蘇我屠自古のスペルカードにも、怨霊「入鹿の雷」というのが出てきている。これは、蘇我入鹿(聖徳太子)の雷という風にも捉えられる。
     ここから疑問が出るのは、物部布都が生贄、蘇我屠自古が怨霊として登場している。
     屠自古は太子の妻であり、布都は太子の祖母(蘇我馬子の妻であり、物部守屋の妹)である。
    ということは
    5面中ボス:聖徳太子の嫁 5面ボス:聖徳太子の父の嫁 六面ボス:聖徳太子
    これを、入鹿の家系図と合わせてみると
    5面中ボス:蘇我入鹿の嫁(蘇我馬子の娘) 5面ボス:蘇我馬子の嫁 六面ボス:蘇我入鹿
    となる。
     これを見るに、ZUN氏は豊聡耳神子の立ち位置は聖徳太子であり、聖徳太子は蘇我入鹿と同一人物であることを訴えているのではないかと言われている。ちなみに、この考察をした方のサイトはこちらである。
    http://netkudoku.seesaa.net/article/226462255.html 引用先:時ニール氏

     話が長くなったが、ここから考えられるにあうんと成美と神子たちの関係性だが、宗教も含まれるが、やはり人物的に関係してくると考える。
     確かに表向きは仏教であり、本当は道教ということだが、あうんや成美にも完全に道教が関係していないということではない。
     別の記事では、成美は地蔵であり、閻魔になる可能性もあると書いていた。ここで出てくる閻魔とは、仏教やヒンドゥー教での地獄の冥王とも呼ばれている。
     中国では、道教における冥界・泰山地獄の主である泰山府君とともに、冥界の王とされている。仏教でも共通であるかもしれないが、地獄といえば燃え盛る炎の中をイメージする。
     勿論、針山地獄血の池地獄灼熱地獄など存在するが、やはり、燃え盛る炎の中で苦しむ地獄が一般的であろう。それを見ると、成美のスペルカードの中に、業火という言葉が出てくる。これは、閻魔と地蔵が同一視されていることから来ていると思われる。
     これ自体は仏教の考えも混じっているが、仏教以上に中国では、泰山府君とともに、「人が死ぬと裁く」役割を担う冥界の王となり、信仰される対象となった。となれば、映姫はもちろん、成美も閻魔となり人を裁くことにより、今よりも更に信仰される対象となることも考えられる。ここから死後の魔理沙や霊夢を裁くストーリーが出てくるが、あまり考えたくはない。
     その後は、仏教のイメージよりも、道教のイメージの閻魔が一般的となり、現在我々が知っている閻魔とは、仏教の教えも混じっているが、大体が道教の閻魔である可能性は高い。となると、道教である神子から見ると、成美はとても偉い存在か、それ以上の恐れる存在なのかもしれない。だが、今のところは地蔵なので、特に何もなければ恐れることはないだろう。
     更に、霧雨魔理沙の使っている八卦炉の表面は、道教のマークにそっくりである。その魔理沙と友達ということも何か関連があるのだろうか。
     次に狛犬である高麗野あうんであるが、元々は仏教の存在であり、その後陰陽道・神道の神社に置かれることも多くなった。しかし残念ながら狛犬と道教との深い関わりはあまり存在しない。
     だが、間接的にあうんは関係しているのではないかと考える。あうんはいつも、博麗神社や守矢神社、命蓮寺などを守護していると言っている。ここで出てくる三ヶ所だが、博麗神社や守矢神社は神道と言いながら、陰陽玉が登場する。確かに陰陽道の信仰を持つ神道もあるそうだが、やはり神社に陰陽玉があるということは、陰陽道の考えがある可能性が強い。更に、命蓮寺は他の宗教が交わった宗教ではなく、シンプルに仏教である。
     ここで、豊聡耳神子の記事を見てみると、そこに五斗米道という宗教が出てくる。これは、仏教と道教の交わった宗教であり、陰陽道の元でもあり、神道の大元でもある。となれば、元々一つであった三つの宗教があれば、当然名前は出てきていなくても、神子の本拠地を守るはずである。
     そして、あうんは沖縄県の人たちが来ているかりゆしウェアを着ているが、当時は沖縄(琉球王国)と中国の関係はすごく深かったと言われている。その為、獅子が中国から伝わり、シーサーができた。
     この中国という点だが、あうんは博麗神社の門番のようなものである。門番といえば紅魔館の中国の紅美鈴夢幻館東方幻想郷)の門番であるオレンジくるみエリーは西洋の格好をしている。)も中国人っぽい格好をしている。更に、東方靈異伝地獄魔界の門番であるシンギョクは、陰陽師のような姿をしている。
     そして、神霊廟の門番でもある宮古芳香や、その主人である霍青娥も中国を連想させる。ここから、中国と関連が強い琉球があったように、中国を連想する芳香や青娥とともに、あうんも博麗神社を守護していながら、道教とは深い関係があるのかもしれない。そうなれば、あうんは霊夢とは敵対関係となる可能性もあり、今後の進展を待つのみである。
     ここから考えられるのは、直接的ではないが、間接的に両者とも道教との関連がある可能性があり、豊聡耳神子との関連も間接的にあるということである。時代的にも古墳時代である聖徳太子(豊聡耳神子)に太子、狛犬が入ってきたのは飛鳥時代、地蔵が入ってきたのは奈良時代であり、いつ作られたのかはわからないが、時代的には連携しているようにも感じる。そうなれば、もし当時に既に生まれていた場合、神子の考えや教えは二人の耳にも入っていたのかもしれない。だが、二人の生まれた日まではあくまで推測であり、詳細まではわからない。
     だが、道教を通して間接的に神子と二人の関係が出てきて欲しいというのもあるし、それと同時に、あうんと成美の関係も間接的に生まれてきて欲しいというのもあるので、これからの東方が楽しみである。少し難しく、複雑で無理矢理な部分もあったかもしれないが、ここからたくさんの二次創作が生まれてくれれば幸いである。


    外の世界から来た可能性・幻想郷にいつからいたのか

     二人は元々幻想郷で生まれた存在なのか、それとも外の世界の存在なのか、ここにも疑問が生まれる。この二人の存在は天空璋にて初登場したことにより確認されたが、それ以前に伏線はあったのだろうか。

    高麗野あうん
     高麗野あうんは、特に何の情報もなく、書籍はマンガ・ゲームを見ても、博麗神社に狛犬が置かれている描写は存在しない。だが、ニコニコ動画のあるひとつの動画では、「東方靈異伝の「永遠の巫女」と、高麗野あうんのテーマ曲、「一対の神獣」が非常に似ていると言っており、再生回数を上げている。その動画がこちらである。
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm31175388  (引用先:期待値0氏)
     この動画から、「高麗野あうんはこの時からいたのではないか」や「ただ似ているだけではなく、狙って作られたのではないか」とも言われている。八雲紫摩多羅隠岐奈のテーマ曲が似ていたように、これも狙って作られたのかもしれない。
     だとすれば、あうんは玄爺の存在やカナ・アナベラル魅魔の存在なども知っていたのだろうか。霊夢たちとの会話やエンディングの会話を見ても、それらしきセリフは見当たらない。知っていても名前を知らないだけか、本当にしらないのか。
     しかし、もしこの曲のように当時からあうんが見守っていたとすれば、石像のときからか、既に動ける体だったのかはわからないが、知っていると考えるのが妥当だろう。しかし、詳しいことは一切かかれていないため、情報が今のところ皆無である。そのため、今は新情報を待つのみである。
     ただ、あうんがエンディングで言った「霊夢さんが負けるはずないですからねー」というセリフも、昔からあうんが霊夢を見ていたからこそ言えたセリフなのかもしれない。

    矢田寺成美
     矢田寺成美の存在が確認できるのも、天空璋からである。しかし、魔理沙に関しては、この四季異変の前から知っていたようなので、それ以前にその存在は限られた人物の中で確認されていたということになる。
     それらしき発言が確認できるのは、東方永夜抄の時である。霊夢が魔理沙についた嘘?の中に、
    魔理沙「ああ、もういいぜ。諦めたよ。そうだ。この終わらない夜も、欠けて歪な月も、
        消えた人間の里も、お地蔵さんに傘被らせて廻ったのも、全てはアリスがやった。」
    と話している。確かに永夜異変はアリスが原因というのは嘘かもしれないが、地蔵に傘(笠)をかぶらせたのは本当だろう。実際成美がかぶっている笠はフリル付きの可愛らしいものである。文字に関しては、誰が書いたかはわからないが、アリスは魔法の専門であり、神道や仏教などの難しい言葉を知っているとは考えにくい。それに、可愛らしいデザインの多い人形を作っているアリスが、そんな堅苦しい言葉を笠や前掛けに書くのだろうか。そこから疑問が浮かぶ。
     まず、成美にはどのような文字が書かれているのだろうか。あるイラストでは、成美の笠に書かれているかを推測されているものがある。それがこちら。

    天空璋4ボス描く人向け設定メモ

     イラスト:蛍光流動
     ここで分かることは、仏教用語が書かれていることだが、その中で、「本来無東西」が、「本来東西無」になっていることである。これはあくまでも推測だが、立ち絵からするに、「無」の字がきているということは、確実にこの文字が並んでいるということになる。
     こちらの作品では、日本語読みにしたのではないかと推測されているが、他にもアリスの書き間違えや、うろ覚えで書いたというのも推測できる。だが、本当にこれはアリスが書いたものなのだろうか。この文章をアリスが書く事は想像しにくく、うろ覚えにしては完成度が高すぎる。
     もしかすると、地蔵である成美はそのような言葉を知っていると思われるので、自分で書いたのではないかと推測する。多少文字の順番が違うので、成美がわざとわかりやすいように順番を変えて、日本語読みにした可能性もある。

     また、幻想郷では、洋服のデザインに文字が入っている人物が多少ながら存在する。


    鍵山雛:スカートに「」の字が入っている。
    多々良小傘:胸元に「一✖」と書かれている。これは「一メ(一つ目)」のことらしい。
    へカーティア・ラピスラズリ:洋服に「Welcome Hell」と書かれている。「to」が入っていないため、省略形と思われる。
    宇佐見菫子:マントの裏に文字が浮かんでいる。超能力の影響か、LEDのようになっている。
    霧雨魔理沙:星蓮船の時は、「M」の字が入っている。
    四季映姫・ヤマザナドゥ:肩に文字が書かれている。
    本居小鈴:エプロンに「KOSUZU」と鈴奈庵の文字が入っている。

    文字以外・記号など
    クラウンピースアメリカ国旗
    鬼人正邪:スカートに矢印マーク
    稀神サグメ:正邪とは異なるが、矢印マークのようなデザイン
    高麗野あうん:胸元にハートマーク

    二ッ岩マミゾウの酒瓶や、宮古芳香霍青娥の御札は服装の一部には入らないため、名前は出していない。

     この他にもいるかもしれないが、自分で裁縫しているようなデザインから、元からデザインされてあるもの、能力によるものなど、様々である。成美はきっと、自分で書いて更に強くなることを望んだのか、地蔵らしくお経などの一部を書いたのかはわからない。しかし、印象的にある意味地蔵らしい。

     話が随分脱線したが、成美が魔法の森に住んでいることには一つ疑問が出る。それは、なぜ成美は魔法の森にいるかということである。誰かが意図的に地蔵を置いたのか、それとも成美本人が移動したのかである。しかし、もし永夜抄の魔理沙の発言が本当で、その地蔵が成美だった場合、それ以前に誰かが地蔵を魔法の森に置いたということにもなる。森で一人というのは、大体は地蔵は六体で置かれることが多いので、それ以外の五体はまだ地蔵のままということになる。
     魔理沙やアリス・三月精サニーミルクスターサファイアルナチャイルド)、森近霖之助が置いたという可能性はまず低い。魔理沙やアリスが地蔵を持ち運ぶメリットは見当たらない。三妖精が遊びに使うにしても、地蔵で遊ぶ描写はなく、霖之助も動かすメリットはなく、逆に動かしてはいけないという思考が働くはず。
     だとすれば、ひとつだけ考えられるのは、まだ幻想郷という隔離・境界がなく、外の世界に存在していたときに、誰かが地蔵を置いたのではないあと考えられる。
     昔外の世界の誰かが、その森に地蔵を運び、道中拝んでいたことも考えられる。その後八雲紫や摩多羅隠岐奈たちの力によって幻想郷が隔離され、その森を魔法の森と呼ばれるようになり、地蔵もそのままそこに放置されてしまったのではないだろうか。だとすれば、魔法使いが住むようになり、あたりに魔法の力が満ち溢れ、その影響で成美が動けるようになったのだとすれば、多少は辻褄があるのではないだろうか。
     勿論、辻褄が合わない部分もあるだろうが、今の情報では推測でしかなく、このような見解が精一杯である。誰が何のためにそこに地蔵を置いたのか、なぜ成美は動けるようになったのかは、今後の進展で明らかになる可能性が高いため、情報を待つのみである。


    二人の勘の強さ・背中の違和感と異変の繋がりを見抜いていた!

     今回の四季異変の正体は、暴走した妖精たちの仕業であった。しかし、妖精が暴走した理由は爾子田里乃と丁礼田舞の能力の影響であり、更にその原因は、命令をした師匠こと摩多羅隠岐奈であった。
     摩多羅隠岐奈もまた、背中に扉を開かせることにより、扉を付けられた人物の能力を上げることができる。この異変には誰も気がつかなかったようである。
     だが、この異変に霊夢達以外で気づいていた者たちがいた。それが、高麗野あうんと矢田寺成美である。
    妖精の暴走
     まず、妖精が暴走していたことについて、チルノを省いて霊夢と魔理沙、文の三人は四季異変とともに、妖精たちが暴走していたことに気づいていた。しかし、妖精は異変になるといつも暴走しているということで、あまり気に求めていなかった。しかし、妖精が暴走していたことに疑問を持っていたのは、あうんと成美だけであった。
     というのは、魔理沙が神社に訪れた際、あうんは、「変わったことといえば、妖精が暴走していることくらい」と話している。これに対し魔理沙は、「あいつらは異変になるといつも暴走している」と返していた。しかし、もし今までの霊夢たちの戦いを見ていたあうんであれば、妖精が異変になれば暴走することくらい分かっていたはず。ではなぜ、今回の異変に限ってそのようなことを話したのか。
     それは、各地で季節がバラバラになっていたこと。これが妖精のせいであるところまではわからなかったようだが、季節がバラバラに現れたことにより、より強く妖精たちが暴走していたことに違和感を感じたのだろう。
     また、成美はチルノのことを最初小馬鹿にしていたのに対し、やられたあとは「あなたは妖精以外の力で動いている。」と話している。確かに、チルノは摩多羅隠岐奈の力によって自分が強くなったと勘違いしていたようだが、成美はそんなチルノの裏に誰かがいることを一瞬で察知したであろう。人間どころか妖怪でさえ気付けなかったところに二人を目を付け、いつもの異変とは違う何かをそれぞれに感じていたのだろう。それに共通していたのが妖精の暴走、そこから二人は恐ろしいものを想像しており、妖精たちを少し恐れていたのかもしれない。
    背中に感じるもの
     エタニティラルバたちは勿論、霊夢たちも自分の背中に違和感を覚えず、ただ力が暴走しており、そのまま四季異変の解決に乗り出したという形になっていたが、ここでも背中に違和感を覚えているのが、あうんと成美である。あうんは霊夢達と対戦する前からした後まで、背中に何か冷たいものを感じていた様子。この冷たいものというのは、きっと成美が住む魔法の森の吹雪のことであろう。あうんの背中と魔法の森はつながっていたことになる。
     だが、基本的に背中の扉は、後戸の国へと繋がっている。だが、摩多羅隠岐奈の力さえ使えば、あうんの背中と成美の背中はつなげられるのではないだろうか。そう考えれば、あうんはただの妖精の暴走ではなく、何か強い何かが蠢いているのを感じ取っていたのかもしれない。
     また、成美も対戦後、色々と会話をしたあと、背中が熱いということを訴えていた。原因は後戸の国へ入る扉が空きっぱなしだったこと。それが原因で能力的なもの、または、魔力的なもので熱く感じていたのかもしれない。
     射命丸文によると、矢田寺成海は、後ろで踊っている矢田寺里のと丁礼田舞の二人の存在に築けなかったようである。それは、背中に感じる熱いものに気を取られていたと同時に、自分の力がありあまりすぎて困っているということにもつながりそうだ。
     また、あうんは背中に冷たいものを感じていたのに対し、成美は背中に熱いものを感じていた。お互い正反対ではあるが、背中に異変があることは両方とも一致した考えだったのであろう。
    二人の勘と霊夢の勘
     そもそも、博麗霊夢の名前というのは、宗教に由来する。博麗魄霊とも書き、肉体の魂)・精神の魂)の陰陽を表す道教思想であり、陰陽玉は道教の思想から生まれたもの。その後、陰陽道、易学へと変わり、霊夢の信仰する神道へと変わった。
     霊夢というのは、夢の中から告げられる神様や仏がお告げをくれることであり、仏教用語としても使われている。
     神主ことZUN氏は、「勘の強い子になってほしい」という理由から、博麗霊夢という名前にし、巫女として登場させた。
     この霊夢の勘はゲームだけではなく、書籍などでも知られており、魔理沙も霊夢の勘には信頼している。また、魔理沙も霊夢ほどではないが、何か変な違和感を覚えると、それがたまに当たったりもする。
     だが、あうんと成美の勘を見てみると、霊夢ほどではないにしても、霊夢が気がつかなかったところにも気づいている。これは、人間だからこそ見落としている部分を、妖怪、神である存在が見抜いたということだろうか。そうだとすると、妖怪である射命丸文も気がつかないとなると、現人神である東風谷早苗などが出向いてもよかったかもしれない。しかし、今回の異変は幻想郷の妖怪退治を長くやってきた霊夢や魔理沙のそばにいた二人だからこそ気づいたことなのかもしれない。
     二人なら、魔理沙や霊夢と一緒にいたのだから、勘が当たることも知っているだろうし、同じような感覚に誘われたのかもしれない。そして、そこから段々と勘が強くなっていき、些細なことでも気づくようになったことで、今回の異変の鍵を握ることができたのかもしれない。
     そうだとすると、この二人を摩多羅隠岐奈が選んだのは、ただ力が強そうだからという単なる偶然ではなく、霊夢や魔理沙などと大戦をし、自分の存在をアピールするために、必然的にこの二人を選んだということになる。もし本当にそうならば、摩多羅隠岐奈は勿論、それを狙ったZUN氏が恐ろしく感じる。今後の進展を待つとともに、これからの二次創作や原作の繋がりを見ていきたい。


    今後考えられる交流(主に二次創作(原作含む))

    スペルカードから考えられる交流
     矢田寺成美のスペルカードの中にある「魔符「ペットの巨大弾生命体」」という謎のペットが存在する。あうんは弾幕ではないものの、勝手に成美があうんをペットとして扱い、お互いに上下関係ができてしまうということも考えられる。
     また、高麗野あうんのスペルカードの中には犬符「野良犬の散歩」というものがあり、こちらは誰にも飼われていない野良という言葉が出てくる。そのため、野良犬であるあうんを成美が広い、ペットにするというストーリーもできそうである。

    例:成美「あなた面白いわね、ペットになりなさい」あうん「ワンワン!ってなるか!」

    種族的なものから考えられる交流
     何度も言っているようだが、二人は狛犬(獅子)と地蔵である。両者とも石像のイメージが強く、石像だったころの名残と思われる部分が多数存在する。そのため、石像同士の絡みが出てくることが考えられる。

    例:あうん「あなた地蔵なんですね、石像同士仲良くしましょう」
       成美「は・・・はい、よろしくおねがいします(誰だろう・・・)」

    能力から考えられる交流(高麗野あうん編)
     高麗野あうんの能力は「神仏を見つけ出す程度の能力」とあるように、もしかしたら魔法の森に矢田寺成美を見つけ、そこで勝手に守護をするということも考えられる。

    例:あうん「神仏発見!お守りします!」 成美「いや・・・守らなくても大丈夫です・・・」

    能力から考えられる交流(矢田寺成美編)
     矢田寺成美の能力は「魔法を使い程度の能力(生命操作)」とあるように生命の塊である妖精を無力化したり、石像に生命を宿しゴーレムのようにすることもできる。実際成美本人がそれである。
     この能力のように何らかの理由で狛犬に生命を宿し、ゴーレムのようにして動かすこともできる。それがあうんだとすれば、後々絡みが出てくる可能性もある。

    例:成美「あなたは一体?」
     あうん「やだなー、成美さんに生命を宿してもらった狛犬の高麗野ですよ~」
      成美「あーそういえば力試しにそんなことしたっけ?」
     あうん「えー!私試作品で生まれたんですか!?折角笠地蔵のように恩返しをしようと思ったのに」
      成美「あはは、ごめんね。でも本来恩返しするはずの私が恩返しされるなんて新しいわね」
     あうん「そうですね!」
     

    生活から考えられる交流
     成美はあまり魔法の森から出ずに引きこもっていることが多く、魔法の森自体入る人がいないことから、魔法使いしか住んでいないイメージしかない。しかし、衆生を救済するということを役割として持っており、妖精にはあてはまらなくても人間などには救済してくれることから、信仰を集める対象と認識される。そうなると、いずれあうんがそこで守護をすることも考えられる。しかし、地蔵の周りに狛犬がいるというケースは非常に希であり、それが実現するかどうかは未だわからない。

    例:成美「あのー、地蔵の周りに狛犬っておかしい気がするんですが」
     あうん「ん?私は神仏を守るのが役目なんで、信仰の集まる場所では必ずお守りしますよ!」

    元ネタから考えられる交流
     矢田寺成美の矢田寺とは、奈良県大和郡山市にある、高野山真言宗の寺院のことであり、あじさい寺とも謂われている。地蔵がとても有名で、「日本におけるお地蔵さま発祥の地」とも謂われている。
     この矢田寺のホームページを見ると、寺の入口の前に狛犬と獅子がいる。当然のように見えるかもしれないが、写真を見ると中央に矢田寺成美が立っており、その両側に高麗野あうんが分身して守っているように考えると面白い。ホームページは下記から見られる。
    http://small-life.com/archives/14/03/1720.php 
                  引用先:夫婦ユニット・奈良ローカル通信(naka氏 にっしゃん氏)
    また、こじつけかもしれないが、この高野山の「高野」の間に「麗」の文字を入れると高麗野になる。本当にこじつけである。
     また、成美というのは新宿区の成子子育地蔵尊のことと言われており、魔理沙は成美のことを成子と呼んでいる。更に、ゲーム中も左上のローマ字は「naruko」となっていることから、元々は矢田寺成子だった可能性もある。
     もし、成美が祀られ大きな神社が建てられれば、必ずそこにあうんもやってきて勝手に守護するはずである。

    例:成美「なんか知らないけど勝手に祀られた」
      あうん「おや?こんなところにお寺が!守らなければ!」

    宗教上から考えられる交流
     高麗野あうんも矢田寺成美も、両方宗教と関係している存在である。どちらがどの宗教かというのは別の記事で考察していくが、ここでは細かな宗教などは明確に触れず、大まかに見ていく。
     もちろん秘神である摩多羅隠岐奈も宗教と関係しており、基本的に東方は宗教と関係したキャラクターはストーリーが目立つ。
     しかし、今回は狛犬と地蔵という神社や寺ではメジャーな存在であるため、ここで大きく触れていれう。
     ちなみに、宗教戦争に絡まなくても、関係くらいはしてくると思う。それが仲良く触れ合うか、喧嘩をして触れ合うかは今後の進展に期待していくが、どちらにしても立派なカップリングと言える。

    例:成美「あなたがあの博麗神社の狛犬ですか?私の力お見せしましょう!」
     あうん「ふふっ、私も伊達に守護していませんからね、霊夢さんのためにも負けられません!」

    二つ名から考えられる交流
     高麗野あうんの二つ名は「神仏に心酔する守護神獣」とあるように、神や仏などを守り、それをやりとげている。仏も神仏の一つとして考えられることから、成美に対して心酔し、守護をすることが考えられる。
     矢田寺成美の二つ名は「森で垂迹した魔法地蔵」とあるように、仏や菩薩が救済を目的に仮の姿として現れているのが成美ということになる。もしあうんも仮の姿として現れ、神仏を守っていると考えるのなら、目的は違えど仮の姿として現れていることは共通している。そのため、上下関係があると同時に親近感を感じるのかもしれない。

    例:あうん「お守りします!」成美(なんか変なのが来た)

    二つ名の誤字、読み間違い等から考えられる交流(矢田寺成美編)
     矢田寺成美の二つ名である「森で垂迹した魔法地蔵」の垂迹は、すいじゃくと読む。この垂迹を衰弱と理解したり、読み間違えたりする人も少なからずいると考えられる。
     そうすると、森で衰弱している魔法地蔵である成美を、あうんが助けたり守護したりするというストーリーも考えられる。ちなみにこのネタは既に使われている。

    例:あうん「どうしたんですか!?こんなに衰弱してしまって・・・今すぐお守りします!」
      成美「いや・・・こんな吹雪の中でそんな格好をしているあなたが衰弱してるわよ・・・」

    守り神という共通点から考えられる交流
     あうんは神社やお寺(シーサーは家)の守り神、地蔵は子供の守り神として知られるが、二人共守り神という点では共通している。お互いの強いところなどを発揮し、弱いところはお互いにカバーをして、守るべきものを守るという試練を果たし、そこから交流の場が増えていくことが考えられる。

    例:成美「僕!大丈夫!?お姉ちゃんたちが来たらもう大丈夫だから、守ってあげるからね!」
     あうん「守るべき者を守る守護神獣!僕を含め、成美さんもお守りします!」

    二つ名の誤字、読み間違い等から考えられる交流(高麗野あうん編)
     高麗野あうんの二つ名である「神仏に心酔する守護神獣」の心酔の部分。少ないかもしれないが、この文字を見てお酒に酔っ払っているイメージを持った人はいるだろうか。少なからずいてくれる可能性もあるが、もしこれをそういう風に勘違いして理解したならば、成美に酒を勧める酔っ払ったあうんのストーリーが出来上がるような気がする。幻想郷では酒の宴会が主流であるため、このストーリーなどはすごく使われやすいものだと考える。

    例:あうん「もしもしそこの地蔵さん!ちょっとお付き合いしましょうよ」
      成美「魔理沙ー!酔っ払いに絡まれている助けてー!」

    ステージ構成から考えられる交流
     高麗野あうんは三面ボス、矢田寺成美は四面ボスと、ステージが隣同士である。このことから隣同士である二人の絡みも考えられる。
     また、摩多羅隠岐奈との対戦中、背景が別のステージの背景へと変化するが、その際「一面(夏→二面(秋)→四面(冬)→三面(春)」と、ここでも隣同士になっている。

    例:高麗野「三面終わった、次よろしくね」矢田寺「了解」 パチン(ハイタッチ音)

    原曲から考えられる交流
     天空璋四面道中テーマの「幻想のホワイトトラベラー」という曲がある。後にスタッフロールで白い旅人という名前で出てくるが、これは成美のことを表していると思われる。しかし、白ではないものの、あうんは神仏を探しては勝手に守護するという旅を行っている。そのため、旅をしている二人がお互いに出会うということも考えられる。

    例:成美「今日はどこに行こうかな」あうん「今日はどこを守護しに行こうかな」
      成美「あ」あうん「あ」

    季節・服装から考えられる交流
     あうんの登場したステージは春であり、成美の登場した季節は冬である。これを見れば二つの季節は正反対であるが、冬の次は春なので、隣同士という風にも見れる。
     服装については、成美はレインコートのような暖かそうな格好をしている。それに対しあうんはまるで夏をイメージした少し涼しそうな格好をしている。そのため、対照的な印象が強く、それが逆にカップリングへと繋がると考えられる。
     また、細かい細かいことを言うと、あうんは下駄を履いており、成美は草履を履いている。根本的に違うが、紐の付いた靴を履いているのはこの二人だけであり、そこも共通している。(結構強引)
     さらに、高麗野あうんの衣装と矢田寺成美の衣装には、それぞれボタンがついており、ほかのキャラにはボタンらしきものは見当たらない。(丁礼田舞にもボタンらしきものは確認できるが、飾りと思われるフリルにも同様のものが見られる。また、爾子田里乃も同じような服を着ているが、こちらにはボタンらしきものがないため、飾りの可能性もある。こちらもかなり強引。)
     
    例:成美「あなた雪が降っているっていうのにバカな格好しているのね」
     あうん「ああああ神社では春だったんですよ・・・まさかこんなことが起きてるなんて・・・」

    妖精に対する姿勢・態度から考えられる交流
     天空璋ではチルノは自機として登場したが、妖精は基本的に知能が低く、基本的にバカと呼ばれている。特に、チルノはそのバカキャラが一番根強く残っており、公式から二次創作へバカキャラが広がり、それがまた公式に繋がっている状態である。当然ほかの作品でもチルノはバカ扱いされている。
     今回の作品でもエタニティラルバやリリーホワイトを除いてみんなチルノのことを馬鹿にする態度をとる。(坂田ネムノはあまり馬鹿にしていないが、馬鹿にした目で会話していた。)しかし、そんな中、高麗野あうんと矢田寺成美の二人だけは、ほかのキャラ以上にチルノのことを馬鹿にしている。
    ●高麗野あうんの場合
    ・チルノに向かってバカとはっきり言っている。
    ・霊夢や魔理沙、文には見せない馬鹿にしている顔をチルノだけにしている。
    ・あまりのバカさに呆れている。
    ・交戦後、あまりの馬鹿さに逆に心配している。
    ●矢田寺成美の場合
    ・自分の溢れ出す力を躊躇なく妖精に試し打ちしようとしていた。
    ・あまりのチルノの自信過剰な発言に呆れている。
    ・本人の能力によって妖精であるチルノが勝てるわけがないと馬鹿にしながらはっきりと言っている。
    ・交戦前、交戦後と妖精は救済の対象ではないことを何度も言っている。
     このようなところを見ると、ほかのキャラと比べてもかなり馬鹿にしていることが分かる。もちろん、摩多羅隠岐奈やそのほかのキャラもチルノのことを馬鹿にしていたが、あうんと成美ほど馬鹿にする表情が用意されているのは珍しい。
     そこから、あうんと成美がチルノのことを馬鹿にする描写が増えると考えられる。そこからチルノが怒り出し、二人共仲良く倒されるという展開も予想される。そこから、色々と二人の関係が生まれるかもしれない。

    例:あうん「こんなバカな妖精に負けたのが信じられないわ。」
       成美「救済の対象ではないから別に良いけど、痛い目みても知らないわよ」
      チルノ「コノヤロー、馬鹿にしやがってー!」
                      交戦後
      チルノ「勝ったー!これで支配者になれるぞ!」
      あうん「またやられてしまった・・・」
       成美「なんだか恥ずかしいわ・・・」
      あうん「・・・・・・」
       成美「・・・・・・」
      あうん「まあ、お互いやられましたね・・・やられた同士よろしくお願いします」
       成美「・・・・そうですね・・・・よろしくお願いします」

    容姿的、体の特徴などから考えられる交流
     今回のキャラクターたちも様々な特徴がある。しかし、頭と耳の二箇所に特に特徴があるのはこの二人だけである。
     高麗野あうんは頭に角があり、耳が特徴のある形と色をしている。
     それに対し。矢田寺成美は雪の積もった笠を被っており、耳は福耳である。
     このように同じ場所に特徴があると、お互いにいじりやすくもあり、色々と話が合ったりするかもしれない。
     また、ZUN氏によると、高麗野あうんはゆるキャラのような感じだと語っている。それに対し矢田寺成美は子供のような姿をしている(子供の守り神からの連想?)。そのため、子供がゆるキャラを見て喜ぶように、成美があうんを見て喜ぶ仕草なども見られるかもしれない。

    例:霊夢「この子がうちのゆるキャラ?のあうんよ」
     あうん「?あーうん、そうだよ、ゆるキャラのあうんだよ!」
     魔理沙「お前がゆるキャラとか笑えるなwww」
      成美「か・・・かわいい!」
     魔理沙「!!」

    性格から考えられる交流
     二人は基本的におとなしく、成美は森から出ずにひっそりと暮らし、あうんは色々な場所に出向いて守護するも隠れて行うといった場面がある。
     また、そこから成美は森で一人、あうんは分身して二人いるように見せる、といったところから、お互いひとりぼっち的な感じで気持ちを共感し合うものがあるのかもしれない。(あくまでも二次創作的な考え)
     また、あうんは一人で隠れて行動するといっても、守るべきものがちゃんと存在している。しかし、成美にはそういったものはあまりないような印象を受ける。周りの人間たちを救済する目的といえども、ひとりぼっちで寂しがるところから、誰かとの触れ合いを求めているようにも感じられる。確かに魔理沙は「一人でいたがる」とは言っていたものの、本当に一人でいたがるのならば泣くことはないはず。そう考えるとそれを見てあうんが「守らなければ」と思い行動に移ることも考えられる。

    例:成美「ずっと森で一人で・・・うぅ・・・」
     あうん「大丈夫ですよ、私がいますから、ずっと守ってみせますから・・・」

    別キャラの既存ネタ(原作含む)から生まれる二次創作での交流
     別キャラのネタとして、今泉影狼わかさぎ姫の「草の根妖怪ネットワーク」というものが存在する。これは幻想郷の妖怪同士のコミュニティネットワークの一つで、現在確認できるメンバーはこの二人のみである。
     これにちなんで、「石像神仏ネットワーク」というものもできる可能性がある。もし、そのようなネットワークができれば、草の根妖怪ネットワークとのライバル的な存在になることもあれば、その他のネットワークも生まれる可能性もある。

    例:あうん「成美ー、やっほー」
      成美「あうんちゃんやっほー、今日どこ行くの?」
      あうん「今日は命蓮寺に行こうと思ってね、成美ちゃんみたいに笠かぶった僧侶がいるってよ」
      成美「なにそれ面白そう、私もついていって良い?」
      あうん「いいよー、お昼は一緒にごはんでも食べよっかー」
      成美「賛成!」

    書籍などから考えられる交流
     今までの東方書籍作品などでは、新規キャラクターが博麗神社で行われる祭りや宴会では顔を出している者が多い。また、中には博麗神社で屋台を出す者もいる。
     今後新しい書籍作品や既存の書籍作品の新シリーズなどでそのような描写があった場合、あうんはもちろん、成美も顔を出す可能性が高い。そう考えると、絡みまではいかないものの、同じシーンで二人が登場し、二次創作で絡みが増えることも考えられる。
     更に、あうんは霊夢と絡みが多く、成美は魔理沙と絡みが多い。そんな中、霊夢と魔理沙が会話を会話をする際に、二人は面識する可能性も否定できない。会話をするかどうかまではわからないが、目を合わせることくらいはするかもしれない。

    例:魔理沙や霊夢達の背後を成美が通る。
      魔理沙や霊夢達の背後であうんが屋台で何かを注文している。 ・・・等

    上下関係から生まれる交流
     二人には上下関係は存在せず、今現在では直接的な関係はない。しかし、成美が守り神であうんが守護神獣となると、必然的に上下関係が生まれることとなる。
     それは、上下関係がありながらも二人で仲良く過ごすものではなく、本当の上下関係である。成美が神になりあうんが守護神獣、または成美が主人であうんがペットというようなもの。別の項目にも書いてあるが、それがエスカレートしたものである。過激ではないにもしても、そのような描写が生まれる可能性は高いだろう。

    例:成美「あうん、餌の時間よ」あうん「あう~ん♥」
      成美「あうん!行きなさい!」あうん「あうん!」
    ※これに関しては完全に「キャラ崩壊注意」である。

    なんとなく・特に理由無しから生まれる交流
     共通の意識、またはそれ以上でもそれ以下でもなくただなんとなく絡んでいる描写。希に投稿される、「特に理由はない」系でも絡みがあると考えられる。実際現在の投稿されているイラストは、あうなるのタグはないものの、二人が絡む作品が存在する。とはいっても、仲良く話すというよりかはバトルしたり喧嘩?したりとあまり良いものはない。

    例:成美「・・・」 あうん「・・・」 ※二人はただ並んでいるだけ。特に理由はない。

    他の人物を通しての交流
     あうんといえば博麗神社以外にも守矢神社や夢殿大祀廟なども守護していると言われている。当然守矢神社の分社やそれ以外のなども存在するが、やはり最も信仰が集まりやすい命蓮寺などを優先的に守護していると思われる。
     地蔵である成美も信仰を集める対象となるが、命蓮寺の住人(主に聖白蓮)などから正体を受けることがあるかもしれない。成美が命蓮寺の存在を知っているかどうかはわからないが、魔理沙は知っているため、もしかしたらそこまで連れて行ってくれる可能性もある。
     そして、成美が命蓮寺に招待されたとき、偶然そこにあうんが守護をしており、出会うという可能性もある。当然あうんは侵入者と思い込み、攻撃する可能性もあるが、成美も中々の力を持っており交戦する可能性もなくはない。が、やはり相手が地蔵となると神様・仏様相手に勝負を挑んでいることになるので、あうんはすぐに攻撃をやめるか、手のひらを返して守護に入るか、威勢良くすぐに謝るかのどれかになる。
     そこから良いか悪いかわからないが、二人の交流は少しずつ増えていくと思う。

    例:白蓮「あまり広くないけどゆっくりしてってね」
      成美「はい、ありがとうございます」
     あうん「侵入者!!!」
      白蓮「!?」
      成美「!?」

    その他の設定などから考えられる交流
     高麗野あうんは博麗神社に現れた狛犬であり、博麗霊夢との絡みが非常に多い。また、矢田寺成美は魔法の森に住んでいる魔法使いであり、霧雨魔理沙との絡みが非常に多い印象がある。霊夢と魔理沙が二人で会うときに、あうんや成美も一緒についてきた場合、そこで初対面になる可能性がある。

    例:魔理沙「あーあうんとか言ったな、こいつは私の友達の地蔵、成子だ。
          成子、こいつは博麗神社を勝手に守護している狛犬のあうんだ」
      あうん「どうも・・・」 成美「はじめまして・・・」
                          ↓
      あうん「守らせていただきます!」成美「魔理沙助けて!!!」
      魔理沙「こりゃー予想外だったわ」
       霊夢「最近神社が静かだと思ったらこういうことだったのね」

    摩多羅隠岐奈に目をつけられたことによる交流
     摩多羅隠岐奈から背中に扉をつけられ力を発揮させられている人物は二童子として目をつけられていることになる。もちろんこれはあうんと成美だけに限らず、エタニティラルバやネムノ、霊夢、魔理沙、文、チルノも例外ではない。確かに例外もいたが・・・。
     しかし、やはりいろいろなカップリングが生まれる中、この二人が二童子になる可能性もある。確かに、誰か新しい人物が二童子になると、舞や里乃が解雇され元の人間に戻るという、嬉しくもあり、悲しくもある展開になるが、やはり後継者となるそういったストーリーも作れると思う。そうなると、この二人が二童子となって出てくるのも面白いかもしれない。

    例:あうん「あれ?なんでここに妖精が?まさかさっきの扉開けっぱにしてしまったかな?
       成美「もーあうんったらおっちょこちょいなんだから……」


    石と関連しそうな人物と交流を持つ可能性

     高麗野あうんと矢田寺成美の他にも、石と関連している人物はいる。種族や名前、性格など、すべての方向から見ていきたい。

    四季映姫・ヤマザナドゥ
     元々地蔵だった閻魔の四季映姫・ヤマザナドゥ。彼女と成美のカップリングイラストは既に投稿されており、なるザナなるえーき等、様々なカップリング用語ができている。更に、あうんと映姫と成美の三人が出てきているイラストも投稿されている。同じ地蔵として先輩、後輩の立ち位置になると考えられる。

    小野塚小町
     今回の天空璋のテーマとしては、あの世が関係していると言われている。すべてのキャラクターにはあの世に関係する存在がモデルとなり、それが体験版の時から予想されており、見事に的中するということが起きた。そこから考えるに、冥界の存在の中で、四季映姫の次に関わりが増えるであろう人物は、小野塚小町が高いと思われる。
     というのは、三途の川の河原で、親よりも早く亡くなった子供が、親のために仏塔を作ろうとする。緋想天でも、小野塚小町のEDストーリーでは、その描写が出てくる。
     子供は「一つ積んでは父のため・・・二つ積んでは母のため・・・」と言いながら仏塔を作る。しかし、やがては鬼が現れ、その積み上げた石を子供が見ている前で散らばしてしまう。そして、また同じようなことを繰り返す。
     そのため、子供は鬼が来ると地蔵菩薩に隠れ、匿ってもらいながら鬼が去っていくのを待つ。鬼が去ると再び仏塔を作るという行動の繰り返し。
     これから考えるに、冥界で成美のような地蔵菩薩が石を積む子供を匿う、または、現実世界でも子供を匿う描写が増え、さらにはそこで小町との関わりも出てくる可能性がある。

    寅丸星
     命蓮寺毘沙門天弟子であり、毘沙門天の代理を務める妖怪。彼女自身は虎の妖怪であるが、毘沙門天を祀る神社や寺には、虎の像や石像が置かれることが多い。命蓮寺に虎の置物がある描写はないが、彼女がいることにより石像を置かなくても良いのかもしれない。
     しかし、置物ではなくても動物的には一致しているので、そこからの関連性も出てくるかも知れない。しかし、深く関係する可能性があるのはあうんくらいで、成美は白蓮と深い関係を築きそうである。

    八雲藍
     九尾の狐であり、狐の妖怪では最強クラスの力を持つ。また、数学が得意で暇つぶしに三途の川の幅を計算して答えを出したこともあるらしい。
     九尾の狐はインドから伝わる古い妖怪で、昔から化けたり化かしたりしては人々に迷惑をかけていた。そして、日本に来て悪さをしようとして美女に化けるが、ある一人の僧侶に見破られ、石に変えられてしまったという記述がある。
     八雲藍本人のことではなく、別の九尾の狐のことかもしれないが、関連性はあるので、そこからあうんたちとの関わりが見えてくるかもしれない。
     また、稲荷神社などでは狐の置物が見られるが、あくまで藍は八雲紫に仕える式神であり、稲荷神に仕えている狐というわけではない。
     しかし、同じ狐同士なので、一部の人から見れば同一視されることもあるだろう。

    伊吹萃香
     上記の小野塚小町の理由と同じであり、仏塔を作る子供を襲う側にあると考えられる。そこで、子供を匿う地蔵が成美ならば、そこで成美と萃香との関わりが増えるであろう。
     例え、あの世でなくても、このような元ネタや伝承がある以上、関わりを持つ可能性は高い。

    星熊勇儀
     伊吹萃香と同じような理由である。鬼である以上地蔵菩薩に助けを求める子供と鬼の存在、成美と子供と萃香、そして、勇儀。ここからの描写から交流が出てくることが考えられる。しかし、萃香を含め、この二人との交流はあまり望ましくないものであり、とても良い交流ができるとは考えられない。しかし、萃香や勇儀が親しげにおを進めてくるのであれば、快く思わなくても、最悪な交流はないと思われる。

    二ッ岩マミゾウ
     心綺楼・深秘録では地蔵に化けることから、石像だけでなく地蔵との関わりが生まれると考えられる。ちなみに地蔵姿のマミゾウはかなり人気がある。
     また、日本の妖怪には、「石妖(せきよう)」という妖怪が現れる。
     ある二人の石工職人が山の中で休憩していると、一人の美女が現れた。その美女は二人に近づき、「按摩させていただきます。」という。怪しみながらもお願いし、一人が按摩してもらうと、その石工職員は段々と体が硬くなり、最終的には石になってしまった。もう一人の石工職人は恐れ逃げ出した。すると、その途中で猟師と出会う。石工職人は猟師に理由を話、石妖の退治を依頼する。
     元に居た場所に戻ると、そこには石になった石工職人と石妖がいた。石妖は猟師に気付き、逃げようとするが、猟師に撃たれてしまう。すると、石妖は粉々にあってしまい、小さな石となってしまった。
     この話に出てくる石妖の正体はわからないが、一説によれば狸ではないかと言われている。もしそれが本当なら、マミゾウもこの妖怪に化けられるのではないか。そう考えれば、少しでも関係性が生まれるかもしれない。

    豊聡耳神子
     東方神霊廟のラスボスであり、その正体は聖徳太子。日本で一番最初に仏教を取り入れた人物として知られているが、神霊廟では道教の聖人として登場している。これは、ZUN氏が、聖徳太子と蘇我入鹿が同一人物ではないかという説から来ていると言われている。
     だが、どちらといえども、正体が聖徳太子となれば、仏教の僧侶である聖白蓮よりも関係を持っていく流れが強くなると考えられる。

    物部布都
     神霊廟の5面ボス。布都姫、太媛が正体だと言われている。物部尾輿の娘であり、物部守屋の妹とも言われている。彼女もまた、豊聡耳神子の部下の一人であるため、関係は持っていくと思われる。

    蘇我屠自古
     神霊廟の5面中ボス。その正体は、刀自古郎女と言われている。亡霊でもあり、仙人でもある。彼女も布都と同じく、神子に仕える豪族の一人なので、関係が出てくると考えられる。

    霍青娥
     神子に仕える邪仙。彼女が神子に仕えるということは、彼女もまた、道教徒の一人である。しかし、かなり性格が悪いらしく、自分がトクをするためなら、他人がどうなっても良いという考えを持つ。しかし、芳香を甘やかすイラストが急上昇しているため、芳香には甘いという設定がつけられている。実際にそうなのかもしれないが。

    宮古芳香
     彼女自身もあまり石とは関係していないが、現れた場所が命蓮寺の墓地だったということもあり、宮古芳香=墓場のような謎の方程式も出来上がっている。ちなみに、実際に墓の下に埋められており、それを掘り返されたので、墓の下から這い上がってくるイラストも投稿されている。
     また、神子に仕える霍青娥の部下として登場するため、関係はもっていくと思われる。

    レティ・ホワイトロック
     名前の由来はアガサ・クリスティ予告殺人に登場する、レティシア・ブラックロック。レティの種族は雪女であまり石とは関係なさそうだが、ロックという名前が入っており、石関連に繋がることもしばしばある。また、その名前から、白岩と呼ばれることもある。

    比那名居天子
     彼女自身は天人天人崩れ)であるが、彼女は技の中でよく要石を使ってくる。また、彼女が要石に座っているイラストも多く存在しており、要石で移動する描写なども描かれている。更に、彼女は地震を起こし、地下から地上に大きな石柱を出す技なども使ってくるため、非常に厄介者である。
     幻想郷で唯一八雲紫をブチギレさせた人物である。

    パチュリー・ノーレッジ
     スペルカードにて火水木金土符「賢者の石」を使ってくる。非常に厄介な技で、トラウマを持っている人も少なくないと思われる。ちなみに、これをみてハリーポッターの賢者の石を連想した人もいるかもしれないが、あまり関係していないようである。

    洩矢諏訪子
     東方風神録にて、土着神「七つの石と七つの木」というスペルカードを使ってくる。七つの石からみて、七つの地蔵である矢田寺成美がネタになる可能性がある。勿論、このスペルカードは成美のことを言っているのではないというのは一目瞭然であるが、やはり石や七というところからネタが浮かぶ人もいるであろう。
     また、東方非想天則では、蛙石神という蛙の石像に乗って体当たりする技がある。石像という点では共通している。
     また、洩矢諏訪子はミシャクジであり、蛙というよりかは蛇である。同じ神社に住む八坂神奈子には蛇が当てられているが、実際は風の神であるため動物ではない。
     洩矢諏訪子自身が蛇の存在であるということは、弁財天を祀る神社にいる蛇と一致する。しかし、彼女は弁財天に仕える蛇ではなく、彼女自身がミシャクジという神様であり、誰かに仕えるということは有り得ない。むしろ敵同士になってしまう可能性がある。

    カナ・アナベラル
     東方夢時空に登場する騒霊。標識を持っていることが多い。無理やりな感じもするが、標識の中には、(落石注意)の看板もある。これを持って石像であるあうんたちが落下してくるので注意という(落石像注意)というネタが生まれる可能性もある。

    河城みとり
     二次創作ではあるが、非公式ながらも最も公式キャラとカップリングしている唯一のキャラである。地霊殿動画では、一方通行の標識を持っており、カナ・アナベラルと同じ理由でカップリングしそうである。また、あうんとは少し違うが、神社から追い払う仕草と、自分の領域から追い払う仕草には少し近いものを感じる。そこから、坂田ネムノさんとの交流も生まれるかもしれない。

    河城にとり
     東方風神録にて初登場のエンジニア河童東方心綺楼では標識を遣う攻撃を使ってくる。その為、カナ・アナベラル、河城みとりと同じ理由でカップリングされる可能性もある。

    古明地さとり
     彼女自身は石という関連性は全くなく、妹にこいしがいるか、スペルカードにて想起「賢者の石」を使ってくるくらいである。

    古明地こいし
     名前にこいしが入っており、恋しいなどの意味があると思われる。しかし、無意識を操る程度の能力を持っており、その辺に落ちていても気がつかない小石のような存在と言われたり、アニメドラえもんに出てくる秘密道具、石ころ帽子がモデルとも言われている。(石ころ帽子を被ると誰も見えなくなるというよりかは、無意識が働き見えなくなる。ちなみにこいしも帽子をかぶっている。)

    わかさぎ姫
     わかさぎ姫はとてもおとなしく、石を拾ったりして暮らしている、という記述から石と関連していると思われる。ちなみに、成美やあうんと捕まえてコレクションにするということも考えられる。更に、わかさぎ姫が骨を集めているという謎の噂もあり、そのあとはあまり考えたくない。

    今泉影狼
     彼女自身はあまり石とは関係していないが、わかさぎ姫と一緒にいる描写が多いため、石を自慢したり見せたりすることが多いと考えられる。その際に、あうんと成美を捕まえ、影狼に見せつけて自慢するということも考えられる。

    鬼人正邪
     弾幕アマノジャクにて、身代わり地蔵という反則アイテムを使ってくる。地蔵繋がりで、映姫か成美、化けたマミゾウを遣うイラスト等が投稿される可能性もある。
     その他にも呪いのデコイ人形等、たくさんのアイテムを遣う。

    多々良小傘
     宮古芳香と同じ墓場に現れた付喪神。最初夜の墓場で人を驚かすと面白いほど驚いてくれるとのことで住み着いていたが、宮古芳香によって追い出されてしまい、霊夢たちに助けを求めた。しかし、同時に退治されてしまった。ちなみに、神霊廟3面道中テーマである素敵な墓場で暮らしましょは、多々良小傘のテーマ曲として使用される場合もある。しかし、本当のテーマ曲は万年置き傘にご注意をである。 

    キスメ
     東方地霊殿の一面中ボス。中ボスにしてZUN絵がある貴重なキャラクターである。彼女の二つ名は、恐るべき井戸の怪。井戸は基本的に井戸でできているのが一般的である。(希に木製がある。)東方求聞口授でも、石の井戸からキスメが出てきている様子があったため、その関係から絡みがある可能性がある。

    上白沢慧音
     彼女は白沢の血をかぶったワーハクタクであり、満月の夜になるハクタクに変身し、一ヶ月分の仕事を一気に終わらせようとする。その際にかなり気が立っており、あまり関わらない方が良いと言われる。
     彼女は人間の里で普段歴史の教師として働いており、宿題を忘れた子供にはお仕置きとして頭突きをすると言われている。この、頭突きという描写から、上白沢慧音が石頭である可能性が高く、そこから関連性が出てくる可能性もある。

    綿月依姫
     彼女は八百万の神を体に宿らせることができる特殊能力を持っているが、その中の一人、石凝姥命を登場させたことから繋がる。実際に名前に石が入っているだけだが、日本の神には石と関連した神が多く、彼女も例外ではないため、完全に関係していなくても、間接的に結ばれる。
     また、彼女を宿らせた依姫も関係者として名前を上げている。

    石凝姥命
     天岩戸という岩でできた洞窟に太陽の神である天照大神が隠れた際に、八咫鏡を使ったことで有名な日本の神である。この話を一般的に岩戸隠れと言われている。この話は、皆既日食のことなのではないかと言われて言えるが、実際には皆既日食は全く関係ないとされている。
     実際には長い梅雨を払うために祭りを起こし、天照大神を呼ぶという儀式であり、長い梅雨から病気をしないように、食物を守ろうというのが目的だったとされている。皆既日食自体には実害はなく、100年に12回ほどしか日本では観測されておらず、日本全体に皆既日食が起きるわけでもないので、「岩戸隠れ=皆既日食」という考えは完全に否定されている。
     ちなみに、東方儚月抄では、霧雨魔理沙から放たれた二つのマスタースパークを依姫と一緒に八咫鏡を使って地球方面に跳ね返していた。

    蓬莱山輝夜
     月の姫であり竹取物語に出てくるかぐや姫本人。月に住んでいることもあるが、スペルカードでは、東方永夜抄難題「仏の御石の鉢-砕けぬ意思-」と、東方文花帖新難題「エイジャの赤石」が使われる。石と関連しているスペルカード名から交流が考えられる。しかも、仏の御石の鉢とあるように、仏像である成美との関係も深まっていきそうである。

    クラウンピース
     地獄の妖精であり、月を使った攻撃が目立つ。月は石の塊というわけではないが、月の石が有名である。そのため、月の石から連想して繋がりができる可能性がある。

    へカーティア・ラピスラズリ
     地球の女神でもあり、地獄の女神でもあり、月の女神でもある。月と関連していることから、クラウンピース同様の繋がりができる可能性がある。

    純狐
     彼女は純化する程度の能力を持っている。そのため、成美やあうんを純化させることも可能。石像に戻すか、原料となる石に戻すかもしれない。しかし、成美やあうんも特別な能力によって動いていると考えられるので、すぐに再生できると考えられる。

    キクリ
     東方靈異伝地獄ルートの15ステージボスであり、二つ名が地獄の月。この二つ名からクラウンピースとの関わりも生まれている。月そのものかはわからないが、二つ名からして月の石を連想し、そこから繋がりや交流が生まれる可能性は少しある。

    坂田ネムノ
     昔の伝承の繋がり。
     ある山の山姥のお話。その山姥は山に登ってくる人間を襲っては殺して食べていた。そのため、周りの村々では山に住む山姥を恐れ登る者も少なかった。
     ある日のこと。山姥が山で獲物を探していると、一人の若い女性が歩いてきた。これは丁度良いと思い、その娘を殺した。すると、その娘の顔はどこかで見たことがある。よくよく見てみると、その山姥は自分の娘であった。山姥は悲しみ泣き崩れ、石となり今でもその岩は山姥の泣き石と語り繋がれている。
     という話がある。ちなみにこの話は妊娠した自分の娘を殺し、発狂し、人を襲うようになった鬼婆の話が異なって伝わったもの。インターネットで調べてもほとんど出てこず、執筆者本人が聞いた話。
     誤解しないでほしいのは、坂田ネムノはこのような人を襲う性格ではないということ。本当はとても優しいお姉さんです(ここ大事)。

    霧雨魔理沙
     東方深秘録にて、学校の七不思議という都市伝説とともに出演した。その際に二宮金次郎が走ってくる攻撃もあるため、関連していると考えられる。

    本居小鈴
     東方鈴奈庵にて、天候を当てる石像龍神の話にて、石像の龍神を実際に見に行って話を進めていくことから、関連していくと考えられる。

    稗田阿求
     東方求聞史紀の主人公であり、本居小鈴と友達。小鈴と同じ理由で、石像とは何か関連を持つ可能性がある。


    不仲説

     上記は全て、あうんと成美が仲睦まじく接している描写しか書いていなかったが、逆に不仲のカップリングというのも存在する。
     東方においては、霧雨魔理沙アリス・マーガトロイドマリアリ。この二人はとても仲良く、愛し合うような描写が目立つが、公式では犬猿の仲と書かれている。実際永夜抄や地霊殿では一緒になっているものの、そこまで仲良く接している描写はない。
     また、射命丸文犬走椛あやもみ。こちらは愛し合わないまでもとても仲の良い上司と部下という描写が目立つが、実際には顔を合わせるだけで喧嘩をするほど仲が悪い。
     更に、蓬莱山輝夜藤原妹紅もこてる。こちらは仲の良い描写は存在するものの、公式では殺し合いをしているほど仲が悪く、二次創作でもその描写が用いられることが多い。
     このように、仲の悪いカップリングというものは存在するが、あうなるも不仲のカップリングというのはありえるのだろうか。ただなんとなく不仲説も面白いのではないかという理由で想像する人もいるかもしれない。
     しかし、二人の不仲説にも理由がある。その理由とは、宗教上の問題である。あうんは博麗神社の狛犬であり、神道の存在。それに対し成美は地蔵であり、一般的に見れば仏教の存在である。笠地蔵の記事では神道の可能性があり、あうんと成美は同じ宗教同士という描写が書かれたが、あくまでも可能性であり、実際は違うということも考えられる。
     では、なぜ仏教と神道では不仲説が生まれるのだろうか。それは、仏と神の関係にある。元々神を信仰する神道は仏の存在を否定しているわけではないが、あまり信仰されていない。それに対し、仏教は完全に神や霊などの「我(が)」という存在を否定し、無我を信仰している。そのため、両者はあまり良い関係を築けていないという捉え方もできる。
     さらに、心霊番組や怪奇現象を体験した人の中では、宗教に関係する怖い体験も語られている。

    ・神棚に仏像を置いたら、その日から怪奇現象が勃発した。その後大きな音が突然したかとおもうと、神棚に置いてあった仏像の頭だけがきれいに切れて床に落ちていた。

    ・神棚に般若心経を唱えていた母親が急死した。

    ・神棚に仏像を置いたら怪奇現象が勃発し、仏像を別の場所に移動したら止んだ。

    等・・・

     これはテレビやインターネットで語られた実際の体験談である。これを体験したのは一般人だけではなく、芸能人にもいるらしい。その中のあるお笑い芸人の一人が霊能者の元に訳を話してみると、こんなことを言ったという。
    「神様と仏様を一緒にしてはいけない。喧嘩してしまうから。」と・・・
     このようなことから考えられるのは、仏である存在と神に仕える存在であれば、仲良くするどころか、敵対心を持って争ってしまう危険性もある。
     しかし、現在はそのような描写などは一切存在せず、基本的に二人はお互いフリーのような存在なので、あまりそのへんはこだわらない感じもする。
     それに、本当に宗教争いになったとしても、心綺楼や深秘録のような戦争というよりもお祭りのような存在になる可能性もあるので、それもそれで楽しみの一つだと言えるだろう。
     しかし、ニコニコ動画では、東方靈異伝永遠の巫女という曲と、高麗野あうんの一対の神獣という曲がとても似ているというコメントが殺到している。そのため、昔から高麗野あうんは博麗神社にいたのではないかという指摘も存在する。そう考えれば、あうんはフリーではなく博麗神社専属の狛犬かもしれない。
     しかし、それだと守矢神社や命蓮寺などを守護しているのはいけないのではないかと考えてしまう。だが、それもあうんの気分次第かもしれないので、今後の進展を待つのみである。


    「畢竟成佛」に秘められた思い、あうんは成美を守る為にいる

     本作で出てくるゴーレムとはご存知だろうか。なにかの使命の為に動き、使命を果たせば文字を取られ、有機物から無機物に変えられ死ぬ、とても悲しい妖怪である。ゴーレムの体には呪文を唱えながら書かれた「אמת」という文字がある。この文字は「真理」という意味だが、ここから「א」の文字を取ると、「מת」という言葉になる。これは「死んだ」という言葉になり、単純にゴーレムが死ぬ言葉になり、そのまま体が崩れてしまうという。
     そう考えれば、成美の体に書かれた文字とは、それに関係するのではないか。一番注目するべき言葉は、成美の赤い前掛けに書かれている「畢竟成佛」という言葉である。これは、「究極においては仏に成ること」、「必ず仏になること」という意味である。ある意味佛になるということは、とてもありがたいことなのだが、やはり仏になるということは、死を意味するのではないか。
     本題はここからである。この畢竟成仏という言葉から、「畢竟」という言葉を取る。これは、究極、結局つまること、という意味だが、この言葉を取れば、「成仏」という言葉になる。これは、死んで佛になることとも言われているが、基本的には「単純に死ぬこと」とされている。つまり、成美からこの「畢竟」という言葉をとってしまうと、佛になるどころか、存在すらきえてしまうのではないか。もしかすると、アリスはこの思いを秘めて書いた言葉なのかもしれない。何かを守る使命を果たすために現れ、使命を果たせば成美のこの文字は消され、存在を消されてしまうのではないか、そのような悲しい未来を想像してしまう。
     しかし、この成美を守るために出てきたのが、神仏を探し、守護するあうんなのではないだろうか。あうんはいろいろな信仰の集まりそうな場所を探しては、守護しているというが、本当は「本当に守るべき存在を探している」のではないだろうか。今では博麗神社専属の狛犬のようになっているが、それだと昔からずっと博麗神社から離れていないはずである。ということは、守矢神社や命蓮寺などを訪れては、本当に守るべき神仏を探して旅をしているのではないのだろうか。成美のステージに出てくる「ホワイトトラベラー」というのは、成美本人のことではなく、雪に打たれながらも神仏を探して旅をするあうんの姿なのではなのだろうか。その旅の目的地に成美がいて、彼女を守ることが使命なのでは、と推測する。実際に成美はホワイトトラベラーと言いながら、あまり旅をしている様子がない。となれば、この天空璋というのはあうんと成美が出会うための話のきっかけなのではないだろうか。
     実際に霊夢があうんの前で魔法の森の地蔵の話を少ししていることから、少しは興味をもつはずである。となれば、あうんはその後魔法の森に向かい、寒い思いをしながらでも成美を探し続けるかもしれない。
     彼女が持つこの神仏を見つけ出す程度の能力というのは、成美を探すのに偶然適応する能力ではなく、必然的に授かった特別な能力なのかもしれない。成美の生命操作というのも、自分の畢竟という文字をとり、自分から命を抜き取り、無機物にすることができるという一つの伏線の可能性もある。
     例え、あうんよりも成美のほうが強いとしても、あうんはボロボロになりながらでも成美を守ることであろう。それは、敵から守るということもあるかもしれないが、それ以前に、成美が自分で文字を抜き取り、自分自身を無機物に変えてしまうことを防ぐことでもある。となれば、この二人が本当に「一対」になるべき存在であり、「二人阿吽の呼吸」と呼ばれるべき存在なのかもしれない。「森で一人ぼっち」や、「一人阿吽の呼吸」というのは、そういった伏線なのかもしれない。


    成美に書かれた文字とあうんとの関連性(花映塚と天空璋の関係)

     さらに、前掛けの畢竟成仏の文字だけではなく、笠の文字も見ていただきたい・・・とは言っても、よくわからないので、このイラストを見ていただきたい。

    天空璋4ボス描く人向け設定メモ

      
     ここに書かれている文字は、「迷故三界城」「悟故十方空」 「本来無東西(本来東西無)」「何処有南北」と、梵字の(yu)、さらには、「同行二人である。
     この意味は、次のようである。
    「我々人間は、普段迷いという名前の城の中で生きている。だが、佛の心で生きるようになれば、本当の意味での「自由」というものが見えてくる。本来、「今」そして「此処」には、東も西も無く、南も北もない。果てしない自由が広がっているだけなのである」
    引用先:http://temple-web.net/column/91/(小出遥子様)
     つまり、人間には見えてない自由とはなんなのか、それは仏になってからでしかわからないという意味だが、自由とは一体なんなのか、本当に成美は自由なのか、それが疑問にのこる。もし、本当に佛になったのならば、成美はもう既に自由を見つけ出していることだろう。しかし、今の彼女はあくまでもゴーレムのような存在。もしかすると、石像ということだけで自由を縛られており、今の未熟さから自由が見えてないのではないだろうか。そこから彼女へ危険が迫り、命が狙われるということもありえるかもしれない。
     そこでこの梵字の(yu)と同行二人という言葉が生きてくる。この(yu)という文字は、弥勒菩薩のことを表し、弥勒菩薩はサンスクリット語では「マイトレーヤ」という。この言葉の意味は、慈しみを表す。
     さらに、同行二人とは、弥勒菩薩とともにいることを表すと言われている。弥勒菩薩は空海という名前でも知られており、一度は聞いたことがあるだろう。
     ここで、この空海(弥勒菩薩)には、狛犬とのふしぎな関係がある。空海は高野山に入り、修行をすることを決めた。そして山に入ると、二匹の白と黒の犬に導かれ、導かれた先で修行をし、今も生きているという伝説が残る。この導いた犬こそが、狛犬だとされる説がある。もしこの二匹の犬が本当に狛犬だった場合、これはあうんのことを指しており、その言葉を背負う成美と結びつくとすれば、この言葉そのものがあうんと成美を結びつける言葉だったのではないか。
     また、この犬は白と黒の色であり、他に伝承として残らされる文献としては、今昔物語が存在する。これだけを見れば、花映塚に結びつく人もいるかもしれない。花映塚でこの二人ということは、風見幽香と四季映姫である。
     風見幽香は今では花を見て楽しむ妖怪だが、旧作にいたころは二人に分身して攻撃してきた。これは、あうんと結びつく可能性が高い。
     さらに、映姫に至っては、元地蔵なので、これから結びつくのは成美である。この二人の登場もそうだが、他にも付喪神化したメディスン・メランコリーがおり、もしあうんが付喪神化したなら、共通点ができる。そして、小野塚小町であるが、彼女は死神であり死とも結びつく存在である。つまり、彼女自身は命を奪うことはできないが、死んだ魂と触れ合うことのできる存在であれば、成美との共通点も見えてくる。
     そして、射命丸文であるが、今回の異変同様、花映塚の異変の時も出向いている。このように率先して出てくることも共通している。
     となれば、花映塚の四季と天空璋の四季異変は関係があるのではないか。また、天空璋の本当の主人公は、あうんと成美だったのではないだろうか。
     この関係が明らかになり、空海を導いた犬と地蔵菩薩が関係しているならば、今回のあうんと成美の同時登場も必然なのかもしれない。
     となれば、いろいろと書いてあるが、自由は何かをまだ知らない成美が無理をして危険な行動をしてしまうかもしれないという、あうんへのメッセージだとすれば、あうんにはこのことばの意味を知ってもらいたい。この文字の言葉と成美の未熟さから伝わってくる。
     また、花映塚と天空璋にて同じような四季異変を出すことにより、妖精に対しての映姫と成美の対応を比べさせ、成美の未熟さを見せるための一つだったのかもしれない。だとすれば、あうんの未熟さも際立つ。となれば、二人が成長するとともに二人を巡り合わせるための異変の一つだったのかもしれない。
     上記には、「不仲説」という記事を作成した。この話は、否定できるものではなく、むしろ事実に近いことであり、あうんと成美も例外ではない。あうんと成美が出逢えば、そこで弾幕勝負が始まる可能性だってあるのだ。
     しかし、だからといって、この二人はめぐり合ってはならない存在とは否定できない。例え、本当に不仲だったとしても、その喧嘩相手が守護主という可能性もあるのだ。実際に成美とあうんが登場しているのは、ZUN氏の単なる思いつきには思えない。例えそうだったとしても、二人にとってみれば運命だったのかもしれない。だとすれば、この二人の登場は偶然ではなく、必然である。
     今後あうんと成美が、ただ一緒にいるのではなく、本当に守るべきものとは何か、本当の使命とはなんなのか、それがあうんが成美を守ることであり、成美があうんにとって必要な存在であるということが明らかになることがあれば、そうなってもらいたい。例え二次創作であっても嬉しいが、公式であれば嬉しいが、悲しいことも考えられる。なので、あうんには本気で成美を守ってもらいたいということと、あうんと成美が一緒にいられるように、お互いの存在に気づいてくれることを願うしかない。ZUN氏がどこまで考えているかはわからないが、その後のストーリーとして、これからも進展を待つのみである。間違っても、バッドエンドだけは避けてもらいたいものである。どんな結果であれ、ハッピーエンドを願いたい。
     本記事はちょっと強引な部分もあったものの、もしこのような繋がりがあるとすれば、とても嬉しく思うし、ずっとあうんが成美を守るという方向に行ってもらいたい。記事について少し疑問に思う部分もあるが、その疑問も別の捉え方では話に繋がったり、繋がる話も別の捉え方では疑問になるかもしれない。だが、それも一人一人の捉え方なので、今はまだ想像するだけしかできない。


    あうんと成美の覚醒

     「覚醒」という言葉は少しおかしいが、この二人が本当の力を手に入れたとき、どのようになるのだろうか。エタニティラルバや坂田ネムノでも考察されていたことでもあるが、今回の記事はそれを少しもじったものである。
     まず、高麗野あうんは博麗神社やその他神社の狛犬として登場しており、獅子の性質を持ちながらもシーサーのような姿をしている。なにか複雑なものがあり、いろいろと混じっているが、これにも大切な意味があると考えられる。
     注目してもらいたいのは、狛犬と獅子、そして、シーサーである。三つの力が合わさったとき、何かを連想しないだろうか。そう、冥界の犬の怪物、「ケルベロス」である。このケルベロスは、地獄の門番や冥界の門番とも言われており、三つの頭を持つ犬の化物として知られている。他のアニメやマンガにも出てきているが、東方には直接的なケルベロスは出てきていない。
     しかし、あうんはこのケルベロスを連想する箇所が多数存在する。
     一つ目は、この天空璋そのものが冥界を表すものであるということ。他の記事でも書いているが、この天空璋は冥界を表し、死を連想させる作品である。死を連想させるということは、冥界が間接的な舞台となる。
     二つ目は、三つの力を持っていること。あうんは、「狛犬」と「獅子」、外見が「シーサー」である。この三つの頭を持つことにより、ケルベロスとなり、冥界の門を守っているのではないか、と推測する。
     また、ケルベロスには三つの頭と三つの心臓があるとされている。高麗野あうんの服の胸元にあるハートマークは、心臓を表しているのではないか。
     三つ目は、博麗神社などを守っていること。主にあうんは神社や寺の入口を守っており、いわゆる門番のようなものである。ということは、ここからケルベロスを連想する人もいるのではないだろうか。
     そして、対する成美は地蔵でありゴーレムのような存在であるが、彼女のスペルカードがヒントとなる。それは、「業火」という名前が入っているスペルカードがあることである。業火ということは、地獄を司る地蔵のことなのではないだろうか。つまり、他の記事でも書いているように、成美が映姫のように閻魔になる可能性がある。それと同時に、あうんが一緒に冥界に行き、彼女や冥界を守る存在となるのではないか。
     となれば、成美だけではなく、あうんでさえも、冥界では霊夢の敵になるのではないだろうか。とすれば、悲しい未来を想像してしまう。
     だが、もしあうんがケルベロスであれば石像という部分が弱くなる。しかし、ただの犬を使うより、狛犬や獅子、シーサーという石像の石を出すことにより、石像という存在は保たれるのではないか、また、成美が石像ではなく閻魔になるのだとすれば、あうん自身も、もう石像になる必要はないのではないだろうか。とすれば、完全にこの二人はコンビで動く可能性があり、それは、シンギョクのような存在にも近づくのかもしれない。そして、冥界といえば、妖々夢や神霊廟、花映塚のことを表す説が有力なため、そこから来ているのかもしれない。彼女があうんと仲良くするためには、上下関係から入るのが一番なのかもしれない。そこから守護を重ね、彼女たち同士の心が打ち解けられれば、それが一番だと思う。これが、あうんと成美の「覚醒」である。
     今後の進展が楽しみであると同時に、どのような二次創作が出てくるかもすごく期待できるところがある。


    霊夢と魔理沙の亡き後の二人

     東方ファンとしては、最も訪れて欲しくない現実、それが、キャラクターの死亡である。主に人間組(博麗霊夢、霧雨魔理沙、十六夜咲夜、稗田阿求、本居小鈴、東風谷早苗・・・等)の死後として、いつか訪れる結末や、泣ける東方などのタグが付けられることが多い。(人間組ではない場合もある。)
     考えたくはないが、時が進むということはいずれ死も訪れる。特に、今回の天空璋は死をテーマにしていると考えられるので、霊夢や魔理沙の死も重視されると思われる。
     特に、今回の霊夢と魔理沙の対比として、チルノや射命丸文が登場している。チルノは妖精であり、生命体の塊、射命丸文は天狗であり、1000年以上生きている、幻想郷の過去を知る存在として見れる。さらに、今回のボスとして摩多羅隠岐奈が出てくるが、幻想郷の賢者として登場しており、八雲紫との関連も深いため、何年生きているかわからないが人間の想像をはるかに超える時間を過ごしている。そう考えると、命の短さ、死という来て欲しくない現実を際立てているのかもしれない。
     そう考えた上で、今回の霊夢と魔理沙の死後の幻想郷で、あうんと成美はどのような関わりを持つのだろうか。また、霊夢と魔理沙は死後の世界で、成美やあうんとどのような関わりを持つのだろうか。

    二人の死後も幻想郷にいる
     霊夢と魔理沙の死後、二人はまだ幻想郷で暮らし続けるのかもしれない。元々あうんは霊夢、成美は魔理沙との関わりを持つ。そして、霊夢と魔理沙との関わりも長い。しかし、あうんと成美の関わりは今のところない。ということは、霊夢と魔理沙の死後は、この二人の関わりが増えるのではないだろうか。
     やはり、お互い昔からあの二人の姿を見続けているので、死後は二人はなんらかのきっかけを持って、その後お互いに二人の話をするのではないのだろうか。それが、良い方向に行くか、悪い方向に行くのかはわからない。もしかすると、仲が悪くなるのかもしれない。だが、仲が良くなれば、二人の会話の時間も増えるかもしれない。

    妖怪となった二人を退治する
     人間は必ず冥界で輪廻転生を待つ、地獄に落ちるというだけではない。中には妖怪になってしまう者もいる。その妖怪も、冥界に行き地獄に落とされることもあるが、もし、霊夢と魔理沙が妖怪になれば、二人との関わりもあるのだろうか。
     魔理沙は阿求からも、魔法使いになってしまうということが考えられると言われており、霊夢は周りから妖怪神社の妖怪巫女とからわれたりしている。確かに、博麗神社には妖怪が溢れており、妖怪神社としては有名である。しかし、妖怪巫女という言葉が出てくる。妖怪のように恐ろしい巫女という意味なのか、妖怪神社の巫女だから妖怪巫女と呼ばれているのか、そのどちらかと思われる。だが、一番最悪なのは、霊夢が妖怪になるという伏線である。
     霊夢がもし死んだり妖怪の血をかぶった際に、妖怪になってしまった場合、完全に人間の敵となってしまう。
     魔理沙も同じで、長い年月アリスのように魔法の研究を続け、最終的に人間から本当の魔法使いになってしまった場合、これも人間の敵となってしまう。
     このような最悪な結果になった場合、あうんと成美の二人は霊夢たちとどのような関わりを持つのだろうか。妖怪になっても霊夢たちと一緒に楽しく過ごすか、次世代の巫女、魔法使いの人間とともに、霊夢と魔理沙を退治する手伝いをするのか、それのどちらかである。後者はあまり来て欲しくない結果だが、望むなら前者である。

    神霊となった二人をさらに守護する
     博麗霊夢は、この先死後に復活し、神霊となる可能性があるのではないか。今までは純狐や豊聡耳神子など、様々な神霊が現れたが、豊聡耳神子のように死から復活し、神霊・聖人となって信仰を集めるという可能性もなくはない。(だとすれば先代の巫女の神霊は出てきていないが、この先出てきてくれることを待つしかない。)そうなれば、あうんは今までよりも神聖な神獣となり、あうん自身も拝まれることにないるかもしれない。
     また、魔理沙が神霊、聖人になる可能性は低いが、今まで霊夢と一緒に妖怪退治をやってきているので、なんらかの力が芽生えていたとしたら、可能性はなくはない。そうなれば、その魔理沙と友達の一人として、成美も今まで以上に崇められるかもしれない。
     そして、二人の存在の影響力によって崇められた同士、何らかのつながりを持って関係を持っていくかもしれない。

    冥界で裁かれる
     別の記事でも何度も書いているが、成美は地蔵であり、元々は映姫と一緒だった。そのため、成美も閻魔になり、霊夢たちを裁くのではないだろうか。それは、本人たちも嫌なことだが、それでもやらなければならない現実である。また、あうんは閻魔となった成美の護衛のようなものなので、小町以上に魂たちの管理などをさせられるかもしれない。
     また、あうんはケルベロスのような存在としても捉えられるので、もし霊夢や魔理沙が地獄行きだった場合、二人が地獄に落とされるのをただ見送ることしかできないのかもしれない。そうなれば、二人とも立ち直ることのできないショックを受けるかもしれない。

    輪廻転生を待つ二人と対面
     霊夢や魔理沙がその後改心するかはわからないが、もし地獄ではなく極楽浄土白玉楼に行き、輪廻転生を待つ際に、または、冥界であまりの美しさにとどまってしまった際に、冥界で過ごすあうんや成美と対面し、涙を流しながら会話をするのかもしれない。
     だが、冥界に行けば、記憶が残っているのかどうかも怪しい。現に、幽々子は生前の記憶がない。しかし、例え記憶がなかったとしても、成美やあうんからしてみれば、とても嬉しいことだろう。そして、霊夢や魔理沙がより良い未来を過ごせるように、素敵な道へ導いてくれるかもしれない。

    輪廻転生した霊夢と魔理沙と再び過ごす
     霊夢や魔理沙が地獄に行かず、そのまま白玉楼に行ったあと、輪廻転生して地上に生まれた際に、あうんや成美と出会うかもしれない。それは、お互いに喜び、二人で喜び合うかもしれない。
     当然のことながら、霊夢たちには前世の記憶はない。しかし、記憶がなくても、また新しい時間を作っていけば良い。その為、二人はお互いに喜びながら、霊夢たちと楽しい時間を過ごすことだろう。

     あまり想像はしたくないが、やはり人間として生まれた以上、妖怪たちから見れば短い命、いつか訪れる結末なのである。今があるから過去があり未来がある。今のままを保って欲しいというのもあるが、やはりあうんや成美もそれを恐れているのかもしれない。だが、それを乗り越えていくために、二人が協力して大きな壁を乗り越えていくのかもしれない。二人が天空璋に出たのは、今後何かあっても二人で協力していけるように、思いを共感できるように、霊夢と魔理沙の元に現れ、同じ時期に姿を見せたのかもしれない。誰と一緒にいるか、今までどこにいたのか、いつ顔を見せたのか、これは、全て必然的なものであり、本当にあうんと成美の二人だけのストーリーとしても捉えられる。そう考えれば、今後も二人には、霊夢と魔理沙との時間を大切にしてもらいたいものである。


    あうん地蔵とあうなるの二人

     あうん地蔵というのをご存知だろうか。これはとても穏やかな顔をした地蔵であるが、実は小さな骨壺とも言われており、この中になくなった方の遺骨を分骨し、中にいれて供養するというものである。あうん地蔵は小さな遺骨を供養するためにある。現在は楽天市場などで売られている。
    https://item.rakuten.co.jp/memoria-areca/aun_2/
     さて、このあうなるの二人とあうん地蔵の関係性だが、残念ながら今のところは分かっていない。あうんや成美が亡くなった方の遺体や遺骨を埋葬したり供養したりする描写はなく、あうんは霊夢と会話をしたり、成美は雪だるまの地蔵をを作ったりと、フリーダムに生きている描写が目立つ。勿論、ゲーム中はちゃんと自分の役割を理解しているが、気を抜くときは大胆に抜いている。
     このあうん地蔵というものを見る限り、共通点は見つかっておらず、あるとしたら名前だけという感じである。成美が作った雪だるまの顔と似ているというのもあるが、それはいくらなんでも無理やりすぎるとともに、このような顔をした地蔵など数え切れないほど存在する。
     ただ、供養するのではなく、キスメのように骨を持って歩いてくるあうんや成美などが登場してもおかしくない。これは、公式で「本当は怖い東方」というタグが付けられたキスメの回に匹敵するかも知れない。しかし、二人のイメージもあるため、このような描写があるかは分からないが、一応彼女たちも人間ではないので、裏で何をしているかは予想もつかない。今のところは平和な描写を予想するか、予想しない方向でいきたい。

    あうん&成美と石の諺

     このふたりたとても仲が良悪、楽しそうにしているという描写が二次創作でちらほらと言い始めているが、もし二人が石像だった場合、そこで二人の関係を見ていくことができる。とても楽しみである。

    雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
     どんなに小さな力でも、根気よく続けていればいつか成果が得られるということのたとえ。
    あうんと成美の場合
     弱くても神社を守ったり、人間を救済し続けることにより、その成果はいつか得られるかもしれないが、今回の異変でその成果が現れているのか、それともまだまだずっと先の話なのか・・・。

    石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
     物事が通常の道理とは逆になっていることのたとえ。
    あうんと成美の場合
     この二人に限らないが、いつもと様子の違う二人は、このことわざが似合うかもしれない。

    石に灸(いしにきゅう)
     何の効き目も、反応もないことのたとえ
    あうんと成美の場合
     成美の場合はチルノとの対戦時にこのことわざと似ている感じがするが、あうんに関してはあまり想像つかない。あるとすればあうんがいても博麗神社は妖怪だらけになることくらいだろうか・・・。

    石に漱ぎ流れに枕す(いしにくちすすぎながれにまくらす)
     負け惜しみが強いこと。無理にこじつけて、自分の説を通そうとすること。
    あうんと成美の場合
     チルノに対してのあうんはまさにこのような感じである。成美は負け惜しみというより完全に怖気づいてしまっている。

    石に立つ矢(いしにたつや)
     どんなことでも、必死になって行えば必ずできるということのたとえ。
    あうんと成美の場合
     これに関しては必死にやっているというよりも少しラフにやっている感じがするので、あまり当てはまらないであろう。

    石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
     つらくても辛抱して続ければ、いつかは成し遂げられるということ。
    あうんと成美の場合
     最も有名な石のことわざであるが、これに関してはあまり関連性は見えない。本人たちがどのようにして今のような姿になったのかというのもあるが、それ以前に今現在見える範囲での行動はそこまで苦労しているようには見えないので、今のところはこのことわざは当てはまらないであろう。

    石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
     用心の上にさらに用心を重ねて物事を行うこと。
    あうんと成美の場合
     二人は用心するどころは同等の目の前に出てきているので、怖いもの知らずである。しかし、いくら能力のせいとはいっても、今回の件があったあとは、少しは警戒心が強くなることだろう。
     ちなみに、あうんはこのことわざに少し違うが、用心に用心を重ねているようには見えない。

    一石二鳥(いっせきにちょう)
     一つのことをして、二つ以上の利益を得ることのたとえ。
    あうんと成美の場合
     この二人の場合は、大きな一つの石で二人を作り上げたとしても、このことわざが当てはまるのだろうか。当てはまるという人もいれば当てはまらないという人もいるだろう。それ以前に、一石二鳥という言葉が似合う描写があまりないので、今現在はわからない。

    木仏金仏石仏(きぶつかなぶついしぼとけ)
     融通の利かない堅い人。また、人情の薄い人のたとえ。
    あうんと成美の場合
     融通が効くかどうかはわからないが、二人共自分の思い込みや考えたことに突っ走って相手を攻撃しようとした描写があったため、興奮すると周りが見えなくなるのかもしれない。

    人木石に非ず
     人は木や石とちがい、ものに感ずる心や喜怒哀楽の情をもっている。身は木石にあらずということ。
    あうんと成美の場合
     あいんと成美が石の存在だとしたら、このことわざが一番当てはまらないだろう。あうんや成美も石像なのに動いているということは、非常に恐怖を感じるだろう。

    玉石混淆(ぎょくせきこんこう)
     良いものとそうでないもの、あるいは優れたものと劣ったものが、区別なく入り混じっていることのたとえ。
    あうんと成美の場合
     あうんと成美であればどちらが仕事ができるかわからないが、成海の方ができそうである。もしこの二人が公式でいっしょになれば、このことわざが少しだけ生きるかもしれない。

    金石の交わり(きんせきのまじわり)
     友情のきわめて堅く結ばれていることのたとえ。また、いつまでも変わらない交際のたとえ。
    あうんと成美の場合
     あうなるの二人がこのくらい仲良くなってくれれば嬉しい。


    転がる石には苔が生えぬ(ころがるいしにはこけがはえぬ)
     よく動き、働く人が生き生きしていることのたとえ。また、仕事や住居を転々としている人は、成功せず、金もたまらないことのたとえ。
    あうんと成美の場合
     二人共ある意味生き生きとしていた。さらに、もしあうんがとても有名になれば、博麗神社は大儲かりであり、あうんがせっせと働くことになる。

    他山の石(たざんのいし)
     他人のどんな言動でも、たとえそれが誤っていたり劣っていたりした場合でも、自分の知徳を磨いたり反省の材料とすることができるというたとえ。
    あうんと成美の場合
     今回のあうんと成美に限らないが、二人にとってとても異変が自分を磨いてくれているのかもしれない。

    他山の石以て玉を攻むべし(たざんのいしもってたまをおさむべし)
     他人のつまらない言動も、自分の才能や人格を磨く材料とすることができるというたとえ。
    あうんと成美の場合
    主にチルノにやってやっていたような気もするが、やはりそれは大変なことなのだろうか。

    点滴石を穿つ(てんてきいしをうがつ)
     小さな努力でも、根気良く続けていれば成果が得られることのたとえ。石の上にも三年のようにも感じられる。
    あうんと成美の場合
     これは、あうんはまだまだの狛犬ということを表しているのだろうか。

    焼け石に水(やけいしにみず)
     わずかばかりの努力や援助では、効果がほとんど期待できないことのたとえ。
    あうんと成美の場合
     このふたりに関しては、わずかな光というよりも希望の大きなセリフになるであろう。

     このように、以外にも石のことわざは多く、その中で二人と合うことわざは意外といる。そのため、あうんと成美の二人は今後の接点としては少なからずの可能性がある。また、可能性が大きくあるものも多く、たくさん集まっていただきありがとうございました(^^)


    公式での進展

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